劇場公開日 2025年2月21日

ブルータリストのレビュー・感想・評価

全190件中、121~140件目を表示

3.5光を当てる角度/悪魔のいけにえ的な

2025年2月24日
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ouosou

3.5重厚で壮大

2025年2月24日
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知的

芸術作品としての要素が強い映画

気軽にジャンル分けできるような作品ではないけど、強いて似た作品を挙げるならゼア・ウィル・ビー・ブラッドが適切な気がする。

バス視点で道路を映し、その後バスを映しながらアーティスティックな横長のキャプションとともにタイトルが映る序盤のシーンが素晴らしすぎる。
オープニングでの逆さになった自由の女神のショットはすごく印象深いし、壮大な音楽が相まってカタルシスが半端ない。

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Alejandro Gillick

3.5作り込みはすごいが...

2025年2月24日
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悲しい

怖い

難しい

「我々は"無"だ。無ですらない」

ホロコーストを生き延び、アメリカで活動した「ブルータリズム」(1950年代に見られた建築様式で、文化的要素が低く無骨な意匠を建物の外観に多用する)の建築家ラースロー・トート(演:エイドリアン・ブロディ)の活動と、ユダヤ系としての苦悩を描く。製作は「ライトハウス」「関心領域」などのA24。
総上映時間3時間25分。現代作品には珍しく「序曲」と「インターミッション」があり、15分の休憩が挟まれる。総論からすると第一部「到達の謎」は素晴らしかったが、第二部「美の核芯」は冗長で、エピローグは及第点という感じ。
まず良かった点。主人公ラースロー・トートは1911年にハンガリーで生まれたユダヤ系の建築家で、若き日はワイマールのバウハウスで学び建築界の期待の星のひとりだった。しかしナチスの台頭によって迫害され、第二次大戦中はドイツ・ブーヘンヴァルト強制収容所で過ごした。1951年に渡米し実業家ハリソン・ヴァン・ビューレンの書斎を改築したことで脚光を浴びる。劇場に入る前にラースロー・トート本人や彼の代表作である「マーガレット・ヴァン・ビューレン・コミュニティセンター」について説明した小冊子が渡された。自分も建築学史には興味があり、著名な建築物の写真集を集めるくらいにはライトファンだったのだが、ラースローのことは全く知らなかった。我ながら自分の無学を恥じた...と思いきや、ここまで記載したことは全てフィクションで、ラースロー・トート自体が架空の人物とのこと。もちろんコミュニティセンターなるものも実在しない。すっかり騙されたし、ここまでの作り込みは大いに評価したい。IMAXで鑑賞したこともあり、時代を飾る名曲が沢山流れたのも心地良かった。
問題はインターミッションを挟んだ後半にある。第二次大戦で生き別れていた妻、そして姪とアメリカで再会したラースローだが、このあたりからやたらHなシーンが多くなり、まるで「エマニエル夫人」でも見せられているかのようだった。そして終盤になって妻エルジェーベト(演:フェリシティ・ジョーンズ)が突拍子もない告発を始め、それについて具体的な説明もないまま一気にエピローグに進んでしまう。あまりにも訳が分からず先に鑑賞した諸氏のレビューをいくつか漁り、どうやら「現代アメリカ社会におけるアングロサクソンとユダヤのメタファー」なるものらしいことがぼんやりと理解できてきたが、それにしてもあの描写は不親切極まりない。Hなシーンの連発で萎え気味だったところに浮いた展開を持ってこられて気持ちが醒めてしまった。アメリカ人(やアメリカナイズされた人)なら「ははぁ〜ん」となるのかもしれないが、側から観る限りあれでは説明不足とミスリードのリスクの方が高い。だからA24って苦手なんだよ!
あんなにHなシーンをダラダラ流して3時間半近い上映時間なら、他に描写するべき要素があったと思う。まあ重厚感は買いますが。

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ストレンジラヴ

3.0結局、ユダヤ教映画なのか?

2025年2月24日
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休憩をいれ、3時間半の上映時間を飽きさせない力は凄い。波乱万丈の人生を体験させるかのような展開に、特に前半はあっとう間に時間が過ぎて行く。
それを支える役者たちの演技も素晴らしく、映画を観る喜びが味わえる。
途中の休憩はいいから、早く続きが観たい!
そして後半が開幕。
ブルータリズムの建築美とドラマの壮絶な交差を期待していたが、それは裏切られてしまった。
列車事故、突然のレイプ、死にそうなったと思ったら歩けたりと、伏線もなく、ゴシップ記事の様な展開にドラマから心が離れてしまった。
ヤク漬けの日々を送ってたのに長生きしてと、エピローグでは完全に気持ちは白けた。
結局、ユダヤ教イスラエル万歳の宗教映画なのか?反ブルータリズムで反移民を掲げるトランプ大統領批判を諷喩した骨太映画を期待したが(それはあるかもしれないが)、何を言いたいのか分からなかった。
ユダヤ人が多いハリウッドで特に評論家受けも納得だけど、映画を純粋に楽しみたかったので、いい所もたくさんあるだけに、鑑賞後は「えーっ!?」という気分です。

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じゅんぢ

4.0クソクライアント二モマケズ

2025年2月24日
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上映時間にビビってる人もいるかもですがインターミッション効果もあり、「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」や「ボーはおそれている」よりも全然ラクに観れました。
ただ正直、面白い映画ではありません。
ホロコーストを生き延びた主人公が新天地でも苦労の連続です。クライアントは親子でゲスいし、プロジェクトは度々頓挫します。当然、酒やドラッグに溺れます。
でもどんなに弱ってもプロジェクトに関しては絶対に信念を曲げないんですよね。彼はそこまでして何をつくろうとしているのか?というのがこの映画のキモだと思います。

自宅で食事中にちょっと険悪な雰囲気になるシーンがあるんですが、そこで「ごめん言い過ぎた」「いや私の方が悪かった」「僕もすまん」みたいなやりとりがあって、みんなちゃんとあやまっててえらい!という気持ちになりました。

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michimomichi

3.0前半は良かったんだけどなぁ

2025年2月24日
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ホロコーストを生き延びた移民として、アメリカに渡り、ハングリー精神で才能を武器に成功していく様は良かったんだけど・・・

後半が残念すぎて・・・

なんだか、不完全燃焼です。

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Mariko

3.0腐った国

2025年2月24日
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悲しい

幸せ

ダッハウ強制収容所で生き延びたハンガリー出身の建築家ラースロー・トートの渡米後の話。

ニューヨークに上陸し、フィラデルフィアでカスタムメイドの家具屋を営む従兄弟の世話になっていたラースローが、実業家ハリソン・ヴァン・ビューレンの息子に、父親の書斎の改装を頼まれて…まさかのそんな展開!?からの従兄弟とその嫁からのキツイ仕打ち。
そしてそこからまたもやまさかの流れでハリソンと再会となり展開して行く。

インターミッションを含んで計215分という長〜い作品だけれど、もったいつけたり無駄に引っ張ったりという感じがないから見応えありまくりで、冗長さは感じず。
エピローグ前のラストは結構衝撃的だし、寧ろ駆け足でそこからどうなったか端折られていて物足りなく感じるし。

その世界では有名なのかも知れないけれど、全然知らない人の伝記で、ホロコーストがなんちゃらをみせる訳でもないのになかなか面白かった。

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Bacchus

3.5建築家と差別する資本家

2025年2月24日
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実話だと思ってみてきたのですが、皆さんのレビューを読んでびっくり。騙された感が膨らんだワタシです。想像か!!

トートさんの建築デザインは斬新でインパクト大。
凡人はつい経費を計算するし、デザインをイメージできない。建築家は施主を満足させる話術だったり、共に働く人と協調性がないと完成にこぎ着けない。

収容所から解放されてようやくアメリカに来たのに、ユダヤ人だからと差別されるのは、本当に苦労の日々だっただろうと思う。
トートが金融マンだったら、ここまで苦労することはないかったのではないか?
結局、アーティストである建築家は、人のお金で建物を建てるので、今も昔も変わらず雄弁でないと生き残れないのではないか?

ラストに収容所をイメージして建てた教会と説明してたけれど、脈々と負の連鎖を残しているのではないかと不安になった。反面教師と言う教えなのかなぁ?

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jiemom

3.0何かありそうで何もない

2025年2月24日
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ヘルスポーン

2.5名作なのか???

2025年2月23日
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知的

まず、観る前に驚いたのは上映時間の長さ。
「え、4時間近い!?」
最近は映画観ながらウトウトしてしまうことが珍しくなくなったので、それがまず心配に。半分ビビりながら、いざ観始めるとなんと最初に「INTERMISSIONが有ります」の案内画面。INTERMISSIONは俺的には「午前十時の映画祭」で観た“風と共に去りぬ”以来。最近ではほとんどないので驚いた。

結局100分+休憩15分+100分ということが分り、ちょっとホッとした。映画2本続けて観る感じ。これなら俺には珍しくない(笑)

【物語】
ハンガリー系ユダヤ人建築家ラースロー・トート(エイドリアン・ブロディ)と妻のエルジェーベト(フェリシティ・ジョーンズ)、姪のジョーフィア(ラフィー・キャシディ)は第2次世界大戦下にナチにより引き離され、別々の強制収容所に収容される。3人ともなんとか生き延び、ラースローは別れ際に妻に言われたとおり、アメリカに渡り、従妹を頼りにフィラデルフィアで生活を始める。

アメリカでも建築家としての才能を生かそうと、最初の仕事を独断で仕事を進めるが、オーナーである大実業家・ハリソン(ガイ・ピアース)に罵倒されクビになる。しかし、オースローの建築家としての実績、世間的評価に後になって気付いたハリソンはオースローを呼び戻し、彼の野心的プロジェクトである町の象徴となる巨大建造物の設計・建築をオースローに依頼する。

またとないチャンスとして全身全霊でその仕事に取り組むオースロー、またハリソンの人脈により難航していた妻と姪の渡米も実現する。オースローは人生が好転して来たと喜ぶが、価値観の異なるアメリカ人たちとの仕事や異国での生活は苦難が待ち受けていた。

【感想】
観賞後に知ったことだが、本作はヴェネチア映画祭やゴールデングローブ賞の受賞作品とのことで、映画のプロの間では高く評価されているらしい。が、残念ながら素人の俺には全然響かなかった。俺にはまだまだ映画観賞眼が無いことを突き付けられたようなものだが、良く思えなかったのだから仕方ない。

まず、とにかく重苦しい。特に音響効果が、重々しい曲が多い。また、作品展開的にも、ホロコーストの苦難から始まり、新天地アメリカでの苦労までは重くて仕方ないのだが、ハリソンに見出されて明るい未来が見えて来来たところでINTERMISSION。 なんか気が晴れた感じで休憩を過ごし、後半が楽しみになった。 なのに、後半またまた重苦しい展開に。
作品の長さも有り、最後はすっかり疲れてしまった。

作品の作りから(特にエンディング)、ラースローはてっきり実在の人物だと思ていたが、観賞後に調べたらフィクション。それにもビックリ。実在の人物と思って観ていたので、「最後にもっと作品紹介や偉業の紹介を入れればいいのに」と思ったが、その謎は解消。

しかしフィクションだとすると、終盤に展開されるラースローの妻がハリソン邸に乗り込むシーンも「実際に何かいざこざが有ったのか」と思って観ていたが、フィクションだとすると「あの展開必要だったのか?」と思うし、真相がどうだったのかハッキリさせないボンヤリした描写にも不満。

いずれにしても、万人が楽しめる作品ではないと思うし、3時間以上の長丁場なので、これから観る方は覚悟の上、ご鑑賞下さい!

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泣き虫オヤジ

3.0ケガされた到達点

2025年2月23日
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泣ける

ブルータリスト

バウハウスと言えば、
カンディンスキー
パウル クレーなどの絵画を浮かべる。

絵画は大した費用を要しないし、
彼等の作品は室内絵画なので安価な費用で済む。

でも建築になるととんでもない費用が必要なので、どんな高名な建築家でも、施主やパトロンが必要となり、彼等から何度も設計変更、意匠変更や素材変更など幾らでもやり直しされ、更に枕営業もあるだろうな。

これは、人種や民族、宗教などの差別ではなく、費用が高額で、施工期間が長いための惨劇が生じるのは当然のこと。

映画程度でも同じような悲劇が常態として生じてそんな裏話をよく耳にする。

そんなことを今更、3時間半も、あることを元ネタにして見せるような話ではないように思う。
知らんけど…

何が言いたいのかわかるけど、
まあ、中東のリビエラ建設だけはやめて欲しい。

でも、ハリウッドはそんな所らしい。
この映画がアカデミー10部門ノミネートなんだから、それこそ怪しいわ。謎です。

(^ω^)

ブルータリスト

「戦場のピアニスト」のエイドリアン・ブロディが主演を務め、ホロコーストを生き延びてアメリカへ渡ったハンガリー系ユダヤ人建築家の数奇な半生を描いたヒューマンドラマ。
2024年・第81回ベネチア国際映画祭で銀獅子賞(最優秀監督賞)を受賞し、
第97回アカデミー賞でも作品賞ほか計10部門にノミネートされた。

ハンガリー系ユダヤ人の建築家ラースロー・トートは第2次世界大戦下のホロコーストを生き延びるが、妻エルジェーベトや姪ジョーフィアと強制的に引き離されてしまう。

家族と新しい生活を始めるためアメリカのペンシルベニアに移住した彼は、著名な実業家ハリソンと出会う。

建築家ラースローのハンガリーでの輝かしい実績を知ったハリソンは、彼の家族の早期アメリカ移住と引き換えに、あらゆる設備を備えた礼拝堂の設計と建築を依頼。
しかし母国とは文化もルールも異なるアメリカでの設計作業には、多くの困難が立ちはだかる。

「博士と彼女のセオリー」のフェリシティ・ジョーンズが妻エルジェーベト、
「メメント」のガイ・ピアースが実業家ハリソンを演じた。
「ポップスター」のブラディ・コーベット監督がメガホンをとった。

ブルータリスト
劇場公開日:2025年2月21日 215分

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カール@山口三

4.0タイトルなし(ネタバレ)

2025年2月23日
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teraox

4.0新美の巨人たち?

2025年2月23日
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建築とホロコーストの組合せはとても斬新
戦後なのにあの書斎はえっ、とてもオシャレですよ?と思ったけど当初は通じなかったようで
ペンシルバニア州の繁栄やその後のユダヤ人の生活なんかも意外だった 信心深いからやっぱり馴染めない人達もいたわけで
夫婦間のことは助長に感じたけど、長い割にはその後のあの人はあらら?
とはいえ丘の上のコミュニティセンターが無機質な理由は成る程と思ったし、建築関係のストーリーは結構好みなのでもうちょっといろいろ建物出てきて欲しかったけど結構興味を引かれて見ることが出来た
追記:かなり濃い、緻密なお話で実在のモデルはいるらしいですが壮大なフィクションですって!

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ゆう

5.0美の核芯

2025年2月23日
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あの戦争からの光と影。圧倒的な体験は、観る側を打ちのめす。215分の情熱は、凄まじい。途中休憩は、「七人の侍」以来か。

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DnaH

3.5凝ったデザイン

2025年2月23日
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koji

4.5とても長い映画でしたが、面白い構図のシーンが連続し、曲のセンスも良...

2025年2月23日
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とても長い映画でしたが、面白い構図のシーンが連続し、曲のセンスも良いため"モダンな"映画を観ているような感じで面白かったです。

ちょうど作品内で描かれてる内容がイスラエル建国であったり、鉄鋼業が最盛期だった頃のペンシルバニアであったりと昨今のニュースとリンクしてる所があり、"過程"の途中なんだなぁと再認識させられますね

芸術性の高い類の面白さであるのと、あの時代への理解がないと楽しみきれないかも知れません

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ばた

4.0途中、15分の休憩が有り助かりました。 「シンドラーリフト」も長い...

2025年2月23日
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途中、15分の休憩が有り助かりました。
「シンドラーリフト」も長い映画でしたがこれも長尺の映画でしたが前後編に分かれていたの時間は気になりませんでした

アメリカに移住してからの話で直接の迫害のシーンが無かったのですが移住してからも少なからず差別を感じさせられました。有能な人々が迫害や差別によりこの世を去った事は残念でなりません。アメリカンドリームを掴み安堵した生活をおくれるかと思ったけど挫折との繰り返しそう簡単には行かない現実を感じた。
又、ユダヤ人は器用で有能な方が多いし、祖国を脱しても生まれ故郷は忘れられない思いが伝わりました。

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倭

1.0エロシーン多し、カップルで見に行ったら気まずくなる

2025年2月23日
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難しい

ユダヤ人のホロコーストを題材にした映画やドキュメンタリーはよく見ていて、この作品もその系列かと思ったら全く違っていた
(ホロコーストを生き延びた家族の再会までの、感動と涙のストーリーを期待していた)

冒頭、ニューヨークに向かう移民船の中の混乱から、船外に出て港の自由の女神像がアーティスティックに画面に映り込むシーンまでは、カメラアングルや、混乱の映像と台詞に主人公のバックグラウンドが盛り込まれていて斬新な映像でしたが、下船後?となった

新大陸での最初の夜、主人公はあどけない面差しの娼婦を買う。エイドリアン・ブロディの下半身がチラッと映り込む上、仕草もモロで際どいし、初めに身を寄せた従兄弟の家具店の妻も思わせぶり

インターミッション(15分)の映像がいいというレビューもあったし、別にトイレに行きたくもなかったので、そのまま座っていたが、主人公夫妻の結婚式の写真の真ん中に15分のタイマー表示があるだけ
【補足】満席に近いIMAXシアターで鑑賞、八割くらい席を外されたけど、皆さん再開までには戻って来てました。トイレタイム、是非取りましょう☆

後半主人公の妻を呼び寄せることに成功しますが、この二人の夜のシーンが生々しい。カップルで観に行っていたら、気まずいこと請け合い。他にも地上波放送するなら当然カットされそうなシーンがチラホラ、映倫はここはスルーなの…?ラスト間近にも夫婦でそういうシーンがまたあって、ホロコーストの経験者は性に障害が出るんだというテーマの映画なのかと、悶々とする

家族離合の話でもないし、現代建築を構築するアーティストの困難さを描く話でもないし、施主一家の話といってもバリューが割かれてないし、シオニズムがベースにあるけどあくまでもベースで、ストーリーにさほど影響は無し。画面の端をぬたぬた歩くエイドリアン・ブロディが立派な変態にしか見えない映画

ストーリー展開というほどのものも有るような無いようなで、前半ちょいちょい眠くなったことも付加します

「戦場のピアニスト」がとても好きな映画なだけに残念。戦火を生き延びたシュピルマンはボロボロの身なりで、飢えて痩せこけても、深夜ピアノの前でバラードを奏でる姿が誰も寄せつけないほど神々しかったのに…(泣)

補足:IMAXで鑑賞しましたが、「インターステラー」のような音や映像に特別のインパクトがある作品ではないので、追加料金払ってまでIMAXにこだわらなくても良いと思いました

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オパーリンブルー

4.0【”大切なのは到達地。旅路ではない。”今作は架空のハンガリー系ユダヤ人の建築家、ラースロー・トートの激動の半生を彼が作ったコミュニティセンター建設過程を軸に、アーティスティックに描いた作品である。】

2025年2月23日
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悲しい

知的

幸せ

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NOBU

1.5羊頭狗肉じゃね?

2025年2月23日
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期待しすぎたかな。肩透かしもいいとこ。
序曲に始まり、第1部、インターミッション、第2部、エピローグだって。大時代的というかこけ脅しというか、そんな大層な形式で語るほどの話か? ユダヤ移民のWASPへの恨み節を基調にしながら、EDやら倒錯やらヤク中やら不協和音をはさみつつ、主題が見えないまま結局なに? 芸術家として称揚されてめでたしなのか。
ドイツ構造主義っぽく前衛を気取っているが、映画の文法を無視(イマジナリーラインを越えてたぜ?)しておつに澄ました鼻持ちならない似非アートフィルムだ。

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