劇場公開日 2025年2月21日

  • 予告編を見る

ブルータリストのレビュー・感想・評価

全208件中、21~40件目を表示

4.5満足感

2025年9月16日
iPhoneアプリから投稿

才能にあふれるハンガリー系ユダヤ⼈建築家のラースロー・トートがホロコーストから⽣き延び、アメリカに到達するところから始まる。

あっという間の3時間半でした。エイドリアンの演技に魅了されると同時に、彼の建築した図書室は見事で美しい。

ホロコーストがら逃げ出し正気でいられる方が、難しい。ヤクに走るのも無理はない。天才建築家の心は徐々に蝕まれて行く姿はノンフィクションを見ている様。妻と共に母国へ帰国を決心する苦悩はエイドリアンルーツも考えてしまう。

エイドリアン、ガイピアースいい味出してだなぁ、歳とっても映画にでて欲しい俳優、フェリシテはいつも確実な演技で三人が揃えば豪華な映画となり、充分堪能しました。

ハリソンの最後はきっと自決なんだろね。

コメントする (0件)
共感した! 8件)
ken

3.0質高い映画とは感じながら、描かれていない内容の是非について‥

2025年6月19日
PCから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 4件)
komagire23

2.0最近のアカデミー賞作品はとてもつまらない

2025年6月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

知的

人種の多様性をうたう最近のハリウッド作品にしては、ニッチなユダヤ人を全面に出した作品だと感じた。主人公の建築作品はとても素晴らしいのだが、映画作品としては平板で深みに欠ける。人生に翻弄されつつも、一角の人物となる主人公。最後には晴れの舞台で栄誉に属してエンディングとは、チープなシナリオに拍子抜けがした。人生のハプニングも映画的には、有りがちな内容。「この主人公の一生を作品として、作り上げる意味があるのか?」と疑問に思った。エイドリアン・ブロディの演技は確かに賞に値するが、他は特に良いとは思わなかった。ただひたすらに長尺の作品だっただけに感じた。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
shanti

2.5カタチから入った空疎な映画

2025年6月2日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

ビスタビジョンによるフィルム撮影、
インターミッションを挟んだ100分×2の伝記風、
というカタチを先に決めたんじゃないか。

いずれも「ふるきよき時代」の映画を意識したんだろう。

エピソードは、
どこかで見たような話の
よく言えばコラージュ、
気を遣わずに言えばツギハギ。

ユダヤ人に対するホロコーストは特に描かれないが、
薬物中毒、
手の裏を返す親類、
アメリカでの偏見、
成金のコンプレックス、
事故による頓挫、
イスラエルへの移住、
等々が散りばめられていて。

それなりに飽きずに観られるんだが、
ブツ切れで心に残らない。
必然性が感じられない。

ただ、妙に執拗に描いていたのは、性への衝動。

主人公ラースローがアメリカに上陸して最初にしたのは
娼婦を買うこと。

妻のエルジェーベトがアメリカに上陸して最初にしたのは
夫と致すこと。

最後の方で、成金を非難する言葉が、
「**魔」

この辺、監督・脚本家の性質(あるいは主張?)が表れている気がする。

総じて、
一見、重厚さを漂わせた大作のように見えるが、
内容の空疎さを感じざるを得ず。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
島田庵

4.0長編小説を読み終えたような重厚な満足感

2025年5月21日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

個人評価:4.0
ポールトーマスアンダーソンの名作『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』を観たあとの感覚と同じで、
長編小説を読み終えたような、重厚な満足感に浸る事ができる。
一人の建築家の半生を通し、アメリカを描く。まるで実在した人物かのような演出には圧巻である。
ガイ・ピアースとの会話のやり取りがとても心地よく、劇中でもあったが知的な空間に包まれている。
助演男優賞に値する存在感と演技だった。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
映画BARシネマーナ

4.5才能ある建築家の生きる様

2025年5月16日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

知的

…エイドリアン.プロディ
の巧みな演技に引き込まれていく
先日、戦場のピアニストを観ても感じた
悲哀を帯びた演技が最高に惹かれる
筋としてはどちらも戦争下と戦後の話
ピアニスト今作は設計建築家の違いが
あるがユダヤ人の役柄は同じです
この二つの作品どこか被ってみえた
ブダペスト生まれのラースロー
自由を求め
戦後1947年のアメリカ
ペンシルベニア高度発展に沸く街
に移り住む
配給を貰いながら暮らす生活
ほどなく従兄弟の元で働くことになったが…

時間にして三時間以上の大作
時代背景のおもしろさと音楽も
おしゃれで映像を引き立てている
そして主人公ラースローを演じた
エイドリアンが総べての作品だと思った
ハリソンに振り回されながら
屈辱を浴びながらも完成を目指す
内面の苦しさ辛さ哀しさの表情
を見事に演じている
建築家として決して曲げない意思と
(こだわり)…ユダヤ人としての苦悩
気持ちの弱さも露に描いて
人間味を感じる
最後は妻によって救われる
一人の才能ある建築家の半生
完成された建物はシンプルで美しい
配信で観ましたが映画館でみたかった作品

コメントする (0件)
共感した! 15件)
しろくろぱんだ

4.0215分もある映画とは思えない体感時間の短かさ

2025年5月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

映像、音楽、演技はとにかく圧巻
ただインターミッション後からの展開が、個人的にはしっくりこない部分が多々あった

コメントする (0件)
共感した! 1件)
虎

3.5良かったけど、 実在の人物でもないのにここまで長くする必要あり? ...

2025年4月3日
iPhoneアプリから投稿

良かったけど、

実在の人物でもないのにここまで長くする必要あり?

中弛みがあったのと、

最後が私にはいまひとつだった

もっとどうにか上手くできたはず

奥さん、良かった

コメントする (0件)
共感した! 2件)
jung

3.5「何をしたのか」と「何をしようとしたのか」

2025年3月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

何の予備知識もなく観たが、前半は、ざわざわした感じ。カメラが対象に近いためだろう。主人公のユダヤ系ハンガリー人、ラースロー・トートを演じたエイドリアン・ブロディには「戦場のピアニスト」のイメージが染み付いている。ナチの収容所を逃れたラースローがやっとのことで米国に辿り着き、従兄弟の店でチェアをデザインした時、バウハウスゆかりの人間と知れた。彼は、縁あってペンシルベニアの資産家、ハリソン・ヴァン・ビューレンの邸宅の図書室をデザインすることになるが、優れていることはすぐにわかった。案の定、一旦は事情を知らないハリソンに罵倒されるが、その後のストーリーは読めた。多分、映画で使われた空間処理の仕方は、バウハウス出身で米国に渡ったマルセル・ブロイヤーの影響だろう。しかし、彼が設計した図書室の本棚には、パリの「ギュスターヴ・モロー美術館」の窓際の陳列棚の影響が感じられた(これは贔屓の引き倒しか)。

映画の後半では、ハリソンの勧めに従い、彼の邸宅があるドイルスタウンの丘の上に、公的な予算が投入されて、マーガレット・ヴァン・ビューレン・コミュニティセンターと言う名の地域の集会場が建設されることになる。さまざまな制約が課されるが、プロテスタントの礼拝堂を、建物の中心におくことが難関だったと思う。映画に出てきた礼拝堂の天井には十字が刻まれ、我が安藤忠雄の「光の教会」を思わせる(エンドロールで、触発されたことを感謝すべきレベル)。ただ、礼拝堂の室内は、極めて天井が高く、ブダペストやプラハで見たドーム式のシナゴーク(ユダヤ教の教会)を思わせた。実際に、ユダヤ教の信者による集会風景も出てくる。この姿が、設計や建築の段階で想像されたら、地域のプロテスタントの人たちから、どのような非難が寄せられるかは自明である。

映画の最後で、ラースローの姪、ジョーフィアが「旅路より到達地が重要」と訴えて、これまでの経緯ではなく、残った建造物こそが重要とするが、本当にそうなのか。日本の著名な建築家たちは、必ずしもそうは考えていなかったような気がする。中には、自分の設計した建物なんて、100年後には一つも残らないと言う建築家だっていた。世界遺産に指定された建築は、並外れて優れているに違いない。私たちのような一般人には、それが全てだが、おそらく建築家の世界では、「何をしようとしたのか」も負けないくらい大事なのだろう。第一、優れているのに、いつかの競技場みたいに実現しないことだってある。模型や設計図も大事にして欲しい。その精神こそが、次の世代に引き継がれるのだから。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
詠み人知らず

3.0え?フィクションなの?これ。

2025年3月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

上映時間3時間35分(途中インターバル15分)

ホロコーストを生き延びたユダヤ人建築家の物語。

まとまりのない物語とはいえ
実話だから…え?フィクション?
いないの?この人?
えー。であれば何を伝えたかったのだろう。

建築家としての凄さも
他の物語とそこまで紐付いてないし。
伏線の少なさはノンフィクションなら許されるが
フィクションなら、後出しジャンケンではないか?

部分部分は映画的で楽しいのだが。
エピローグからエンドロールまで
物語がどーのじゃなく
演出が個人的に“好みじゃな過ぎて”
なぜ?が多い時間でありました。

インターバル中のカウントダウンが
一番楽しかったかも(^_^;)

コメントする (0件)
共感した! 6件)
梶野竜太郎

3.5よく分からない所だらけなのに結構たのしく観れた

2025年3月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 5件)
リコピン大王

3.5自分らしく生きるには

2025年3月22日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

収容所を経験し、家族と引き裂かれ生きるためにアメリカに渡った、ハンガリー生まれのユダヤ人、バウハウスで学んだ建築家。船でニューヨークに到着するところから始まるストーリーの導入から、既にこの映画はいろいろと分厚い。自分らしく生きるためにもがき続ける主人公の苦悩を表現し、また彼と関わる多くの人についても丁寧に描かれている。新転地での彼の芸術の象徴のような建築物は、自身の人生のように完成まで困難を極める。この脚本、監督のセンスと力量の凄さは、ヨーロッパの人かと思いきや、なんと子役出身のアメリカ人。ヨーロッパ人監督の作品に複数出演した経験があるそうで独特の感性は経験から磨かれてきたのか、凄い作品を撮ったものだ。飽きさせず、疲れさせず、観客にとにかくスクリーン上の濃いドラマを見守りたいと思わせる、そこには自分らしく生きるためにもがく人々の姿が、しっかりと描かれている。ユダヤ人が設計したカトリックのための教会、だがその建物のデザイン思想は収容所での経験から来ているとは、なんとも強烈、そしてそれが真の芸術家なのだろう。

性的シーンが多く、ダイレクトに映し出されているシーンがいくつもあってちょっと驚き。芸術作品だから?そこだけ謎、必然性がわからないから。そして日本の映倫基準はいつも謎。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
まっちゃまる

1.5ホロコーストが後の人生の全てに直接の影響を及ぼしている

2025年3月21日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

難しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 3件)
ねこたま

3.5また無音エンドロール

2025年3月20日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

長丁場なので面白くなかったら地獄だなと不安に思いながら鑑賞笑

結果は作品に飲まれてました笑
休憩時間を除けば200分あっという間に感じました。

内容に関しては最初はサクセスストーリーなのかなと思いきや後半からそう言うわけでもなく、、、
最初と最後の結びがしっかりしてるので、受け手が誰の視点で見るかで内容が変わってくる感じが面白かったです。

ただ、テンポ感が一定のリズムな感じがしたのでハマらない人は最後までハマらない気がします笑

建築家の話なので知識ないと難しいかなとは思っていたがそんなことはなく、富裕層のエゴイズムをすごく感じられる映画でした。

言葉だけで偏見の元にこういうものだと作り上げてしまっている部分は自分にもあるため、それを受け入れられる人間力を身に付けようと感じさせてくれる映画でした。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
アマテラス

4.5天才と対峙する凡人の葛藤

2025年3月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

アメリカンドリーム、移民、宗教、人種差別、音楽、麻薬、芸術家の業、
など様々な要素が200分超で描かれるが、
趣向を凝らした美しい映像表現も多く、
退屈さを感じることは全くなく、最後まで楽しく観ることができた。

一方で、これだけの密度、ボリューム感ある大作にも関わらず、
ガツンという重量感、鋭く突きつけられる感じ、
呆然とさせられるような圧倒的な余韻の少ないのが不思議。

それは、主人公トートの建築家という独りでは完結しない職業柄と、
そこに付きまとう現実のあれこれの描写によって、
天才的な芸術家にありがちな超人的な存在感や傲慢さが少ないこと、
一方で、トートに羨望の眼差しを向けつつ、
大富豪でありながらも人間としての器が卑小で、
破滅的に複雑な自己矛盾を抱え込んだ対峙するハンソンが、
あまりにキャラクターとして魅力的で際立っているのが要因かと思った。

とはいえ、当時のアメリカの主に影の部分の歴史の一端を垣間見られる貴重な機会でした。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
HK

3.5難しいが、巧みな映画だ。

2025年3月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 3件)
kthyk

2.5打ち放しコンクリートの建築様式

2025年3月16日
iPhoneアプリから投稿

アカデミー賞の正統派作品かと思いきや、いささか期待外れか。
長い上映時間のどこに重きを置いたのか、今ひとつ希薄だった。
悲しみも感動も表現が弱い気がする。
アイデンティティを一番大切にするヨーロッパ人の個性に疲れる。
終着点が重要であり、旅路は問題ではないと。
どうも、共感出来なかった。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
ジャイケル・マクソン

4.5Contrast

2025年3月16日
iPhoneアプリから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 7件)
ブレミンガー

4.5久しぶりに大人の映画を観たって感じかな。ちょっと変わった

2025年3月16日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

久しぶりに大人の映画を観たって感じかな。ちょっと変わったカメラワークも面白かった。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
NAO

1.03時間半も付き合った後に…

2025年3月15日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

いやー、早い話観ないほうが良かった…
特にそれまでの伏線の回収でも何でもない唐突なエピローグの大団円?と急なポップな音楽とスタイリッシュ?な斜めのエンディングロールにグッタリやられました。
2時間ぐらいの尺なら星2つでもいいのですが、休憩まで挟んだ3時間半の長丁場の後がコレかよっ!という気分です。
きっと配給会社から『多少はハッピーエンド的な要素を』とねじ込まれたとしか思えない。
ハリウッドの悪いとこ出ちゃった感がハンパない。
何かしら感動するところがあった作品だけレビュー書いて、そうでなければ何も書いたことないけど、期待値も高かっただけにあえて書かせてもらいました。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
かわよし
PR U-NEXTで本編を観る