劇場公開日 2025年2月21日

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「才能ある建築家の生きる様」ブルータリスト しろくろぱんださんの映画レビュー(感想・評価)

4.5才能ある建築家の生きる様

2025年5月16日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

…エイドリアン.プロディ
の巧みな演技に引き込まれていく
先日、戦場のピアニストを観ても感じた
悲哀を帯びた演技が最高に惹かれる
筋としてはどちらも戦争下と戦後の話
ピアニスト今作は設計建築家の違いが
あるがユダヤ人の役柄は同じです
この二つの作品どこか被ってみえた
ブダペスト生まれのラースロー
戦後1947年のアメリカ
ペンシルベニア高度発展に沸く街
に移り住む
配給を貰いながら暮らす生活
ほどなく従兄弟の元で働くことになったが…

時間にして三時間以上の大作
時代背景のおもしろさと音楽の使い方も
おしゃれで映像に合って長さを感じない
そして主人公ラースローを演じた
エイドリアンが総べての作品だと思った
内面の苦しさ辛さ哀しみを
表情にだして見事に演じている
建築家としての曲げない意思
そしてユダヤ人としての苦悩と
気持ちの弱さも露に描いて
人間味を感じる
直線、円、直角で形成される設計
天井高く光が入る構成を考えた建築
シンプルなデザインが美しい
配信で観ましたが映画館でみたかった作品

しろくろぱんだ
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