「ユダヤ人被害者問題」ブルータリスト 水原秀策さんの映画レビュー(感想・評価)
ユダヤ人被害者問題
とにかく映像が洒落ててそこだけでも楽しい。スタッフロールすらかっこいいからね。
また例のあのシーンにもびっくりさせられた。が、ユダヤ人たちがアメリカやその他の国々にどういう扱いを受けてきたかというのを暗喩として示す最高のシーンだったと思う。あれが映画的表現だ。しかしカマを掘ってくるとはね(^^) 十年経ってもあのシーンだけは忘れないと思う。
ただなあ、今この時にこの手のユダヤ人が被害者サイドの映画は素直に楽しめない。ガザ地区の惨状がどうしてもチラついてしまう。そういうのなしに映画を楽しめばいいんだろうが。
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