「傲慢」ブルータリスト Mさんの映画レビュー(感想・評価)
傲慢
日本で生まれ日本で育った日本人である私にとっての"祖国"と、彼らにとっての"祖国"ではその持つ意味はだいぶ違うのかもしれない。
映像、音響とも、映画館で見なくては伝わらない映画。
感動する、とかいう話ではないのかもしれないが、とても映画的な映画(表現が意味不明ですが)だと感じた。
追記
アカデミー賞でのエイドリアン・ブロディの時間制限を無視した傍若無人なスピーチを見た後に、2回目の鑑賞。
それでもやはり、最初の(何が何やらわからないままの)シーンには胸が高鳴り心が踊った。
実はこの作品、私にとっては今現在(3/13)での今年一番の作品。
自分でも何故この作品が好きなのかはわからないのだが、ストーリー等ではない、映画という技術そのものに感動しているような気がする。映像と音で表現する映画の持つ力に圧倒される。
というわけで、あんなスピーチを聞かされた後でも、やっぱり今年一番好きな作品。
エイドリアン・ブロディの傲慢さはこの主人公に通じるものがある。
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