言い訳
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2024年8月9日[作品を知ったきっかけ]
映画「虹のかけら」の主演の一人=波佐本麻里さんと知合い、舞台挨拶ありの上映を見に行った際に
もう一人の主演の篠崎雅美さんの役中の暗さと舞台での明るさのギャップが気になって、当日宣伝されてた本作を観たいと思った
[感想]
「人は自分の進みたい方に向かってるだけなのに、気づかずに誰かを勇気づけたり変わるきっかけになることがある」
そんな経験をしているので、主人公=早苗が天人に息子のふりをさせた日の後に早心の何かが変わり、天人へ書いた手紙を読むシーンで
早苗に見事に感情移入させられた。
そこからがスタートで色々なアクシデントが始まり早苗・莉奈・たまに周防の掛け合い・言い合いが何ヵ所か起こる。
自分も良く思ってる人が失踪したら探すと思う。相手が見つけられたらマズいと思って失踪していたとしても。
誰のセリフに共感するかは観る人それぞれ違うのかもしれない。自分が何者で自分以外の存在をどう捉えてるかを問われているように思えた。
また、セリフの掛け合いがアメリカンフレーズを思わせる言葉遊びを大いに感じた事は個人的には親近感覚えた。
「後半どこからがが早苗の夢の中の話だったのか分からない」
「所々映像の一部がぼやけてたり台詞と画が合ってない所があった」(この辺りは修正しながら上映続けられると思う)
「視聴者が安堵する終わり方じゃなかった」
など気になる所はあったが、長編映画にも関わらず最後「もう終わりなんだ」と感じた。
どこまで練られた脚本なのか読めなく楽しい映画ではないけど、しっかりした芯のある心動かされる作品だった。
色々うまくいってない人のひとり相撲に対して関係者各位が大海の如き寛容を示す、という寓話。 言いたい事は何となくわかるし、これはもう趣味の問題だけど、制作者がイケてると思っているであろう台詞やキャラ設定がことごとくすべっているようにしか見えなくて残念。