劇場公開日 2024年10月4日

花嫁はどこへ?のレビュー・感想・評価

全140件中、1~20件目を表示

4.0誰もが自分の人生を自分の意思で歩める世界になりますように

2024年12月1日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

幸せ

2024年の朝ドラ前期「虎に翼」でも感じた、女性が自らの意思で自分の思い描く人生を描けない悔しさ、理不尽さ…それを今作でも感じた。

花嫁が取り違えられたことにより、運命が変わった2人。インドの女性への社会的地位の低さは知識としてあったものの、いまだにこんな環境なのかと、胸が苦しくなった。

ただそこはインド映画。どんなに苦しい展開になったとしても、どこか希望が見えて、最後は人の優しさを感じられるところが素敵。他のインド映画よりも時間も短めなのも見やすいポイントだった。

自分の見ている世界や、教えられた世界が全てで、常識で、違う世界へと続く道があることすら気づかない人はたくさんいる。
少し見方を変えるだけで、自分の常識は世界のほんの一部でしかなくて、世界はもっと広くて深いものだと知った時の、ふたりの花嫁の姿が印象的だった。

いつもこうだから
これが当たり前だから
どうせ無理だから

そうやって諦めてしまいそうになるときに、この映画を思い出したいと思う。

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AZU

5.0スッキリした! 最高だ!

2024年11月7日
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猿田猿太郎

4.0大切なものは自分の中にすべてある、という物語

2024年10月31日
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村山章

4.5クセ強キャラの警部補と屋台女主人が物語のスパイスとなりより豊かな味わいに

2024年10月4日
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鑑賞方法:試写会

楽しい

幸せ

本作については当サイトの新作映画評論の枠に寄稿したので、ここでは補足的な事柄を記しておきたい。

評で紹介したように、名優アーミル・カーンが審査員を務めた脚本コンペで本作の原案を見出し、自ら映画化権を獲得して製作に名を連ねた。キラン・ラオ監督のインタビューによると、この原案を女性脚本家スネーハー・デサイに託し、デサイのアイデアからジャヤをめぐるミステリーの要素と、屋台の女主人マンジュおばさんやマノハル警部補といった印象的な脇のキャラクターが生まれたという。花嫁のプールとジャヤ、自分の嫁を取り違えてしまった花婿ディーパクというメインのキャラクターを演じた若手俳優3人のフレッシュな魅力はもちろん素晴らしいが、プールに屋台の手伝いをさせるマンジュおばさん(チャヤ・カダム)、ジャヤの秘密を探るマノハル警部補(ラヴィ・キシャン)というクセの強いキャラクターたちが関わってくることで、まるで香辛料が食材のうまみを引き出すかのように、物語に豊かで奥深い味わいが生まれているのだ。

アーミル・カーンのインタビューによると、マノハル警部補は開発段階で自ら演じることも検討したが、考え直して別の俳優を探し、ラヴィ・キシャンを起用したという。インド国内では実力派の中堅スターとして活躍しているそうだが、国外ではカーンに比べ相対的に知名度が低く、それゆえに物語における警部補の役割が予見しづらい効果が生まれている。先述のようにカーンは製作者として出資もしているので、“客寄せ”のため自ら出演していれば興行的には有利だったはずだが、興行より作品のクオリティーを優先するところに彼の映画人としての誠実さが表れている気がする。

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高森 郁哉

4.5泣き跡を見られても恥ずかしくない、と思える映画でした。

2024年12月10日
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鉄猫

4.5名セリフのてんこ盛り

2024年12月6日
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泣ける

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知的

シネコン封切り後、見逃して
シルバー御用達ミニシアターにて鑑賞。

インドの文化・風俗・慣習に疎く
当初は???の連続ですが
物語が進んでいくうちに
次第に慣れる

時代設定が20年以上前と言え
賄賂横行、児童婚、
3歳幼女もレイプ被害、
児童労働、持参金殺人…
あたりまえにちりばめられている。

フェミニズムの視点でも
日本の農村地域ににも通ずる
家父長制 男尊女卑に対する
問題提起も。

脇を固める役者がホントに良い!

屋台の女将さん、
女性警官、印刷屋の友人、
芝居のきめ細かさが、
終盤の都合のよすぎる展開を
封じ込める。

フェミニズムの視点もあり
バッサバッサとなぎ倒し
ハッピーエンドに
寄り切る展開は お見事!

★後で知ったのだが、Netflixでも見れる
名ゼリフを復習&反芻するも良し★

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虎吉

4.5伝統とこれからの生き方両肯定 花嫁の振る舞いからインドの文化、学び...

2024年12月6日
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幸せ

萌える

伝統とこれからの生き方両肯定
花嫁の振る舞いからインドの文化、学びの大切さ辺りから社会背景を盛り込みつつ、まさかの伏線回収でカタルシスが最高過ぎる
ディーパクのセリフもいい
物語が終わるってちゃんと気付きがあるって素晴らしい
警部補とマンジュおばさんがとても良い味出している

インド映画に出てくる食べ物エンドロールの続きもそうだったがマジ美味しそう
ジャヤの家族、チョトゥの友人の足あたりがちょっと疑問残ったけどどうでもいい感じ

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4.5インド映画、こういうの、もっと見たいです

2024年11月30日
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幸せ

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本まぐろトロ子

5.0#23 今年見た中ではNo.1

2024年11月30日
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鑑賞方法:映画館

もう数ヶ月も前に知り合いが東京の試写会で観たのを知ったときは、どうせ富山じゃ観れないんだろうなあと諦めていたら、ようやく今週公開になりましたよ。
(JMAXシアター様、ありがとう)

携帯の形状から推測するに、多分20年以上前のインドが舞台?(それともまさかインドの田舎はいまだにガラケーじゃないよね?)

自分の家の住所もわからないけど家事だけできる女の子と、頭が良くて悪知恵も働く現代風な女の子が入れかわっっちゃうお話。
実家の住所も嫁ぎ先がどこかもわからない女性がこの世に存在することにびっくり。インドの田舎の女性はどれだけInnocentなの?

そして他人の家にズーズーしくも住み着いちゃう頭の良い子の私的事情もインドっぽい。

ちょっとサスペンスっぽくコメディ仕立てで、インド人の人情もきっちり描かれていて、今年観た映画の中では1番面白かった。

こんなに良い作品なのに、富山では観客がたったの6人ほど。

ホントに良い映画なので、偏見を持たずに沢山の人に観てほしい。

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chicarica

4.0見やすい

2024年11月27日
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鑑賞方法:映画館

時間も短い(インド映画にしては)し、
歌と踊りもないし、
ストーリーも大団円で良し。
ホントに悪い人以外は悪そうな人も皆いい人でストレス無く観れました
でも、歌と踊りが無いのはちょっと寂しい気もする
インド映画初心者向けに良い作品なのかも

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みのまる

5.0最高でーす!

2024年11月25日
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鑑賞方法:映画館

もう言う事無し!
最後にパズルのピースが全てハマる!
気持ち良すぎるカタルシス!
コレが映画だ!
インドからまたまた名作が増えましたね
私的な本年度No.1シネマは今年もインド映画!
近くの映画館の公開が終了してた時期なので
皆様のレビューを信じ、車で2時間かけてまだ公開中の劇場まで観に行った甲斐がありました。
本当によかったです。
観るべきレビューしていただいた皆様
ありがとうございました♪

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映爺

4.5おすすめ!

2024年11月23日
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楽しい

幸せ

良い話だった
インド映画っぽさもありつつ、踊りとかないので観やすかった
終わった後すっきりした優しい気持ちになれた

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なこ

4.5観終わって、さわやかな余韻が残る良作

2024年11月23日
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鑑賞方法:映画館

プロデューサーのアーミル・カーンって、シークレットスーパースターに出てきた人(プロデューサーでもある)だよなぁと思ったら、内容も出来の良さも納得だった。

最初に「これはフィクションで、特定の誰かを傷つける意図はない」とわざわざ断りを入れることで、鮮やかに各方面を滅多斬りしつつ、自国の様々な課題をエンタメとして昇華させる手腕が、とにかくお見事。
途中に登場する駅の屋台のおばちゃんが名言連発で沁みたし、2人のヒロインも、それぞれにとても魅力的。

観終わって、さわやかな余韻が残る良作。

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sow_miya

5.0女性蔑視とは「女性には自分の住所すら教えられない」という恐ろしいことだった。 ​​​​問題をわかりやすく、面白く広く世界に訴えられる。 これぞ映画の大きな存在意義のひとつだ。

2024年11月23日
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ITOYA

2.5まあまあかな。

2024年11月22日
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単純

幸せ

結末は良かったが、途中の伏線のようなものが撒かれていながら回収されていない印象。展開が読めてしまい、中だるみ感があった。インド社会をわかりやすく表現している点は良いと思った。

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んどららら

3.0ああ、叫びたい。怪しい娘だと。

2024年11月20日
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楽しい

幸せ

大安吉日のインドにて、ベールを被っているため電車内で嫁を別の嫁と取り違えてしまいさぁ大変!!と思いきや…といった物語。

コメディ色が強いようで、インド社会の闇を垣間見せるドラマ作品。

インド結婚の文化''持参財"がキーとなっており印象的。…成る程、悲しきかなこれは犯罪に利用することもできてしまいますね。お金持ちと結婚するにはそれなりの持参財が必要となり、足りなかったケースでは…。。恐ろしすぎる。

そんなこんなありながらも、お国柄周りの世界を知らずに生きてきたプールと、大秀才でありながらこれまたお国柄夢を叶えられないジャヤ。

対照的な二人の花嫁が、自分の力で生きる希望を見いだしていく様は素敵ですね♪

登場人物も良キャラ揃い。

お気に入りは駅売店のおばちゃん。
男性上位の世界もおかまいなしにと力強く振る舞う姿はカッコ良い。さらに孤独となったプールを導き…。そのカラカンドはきっと娘の味がしたことでしょう(涙)

そして絶対にキーマンとなると思ったご用心〜…は、別に何もなかったかな(笑)?

クライマックスは見ていて痛快でありながら、なんやかんや潔白じゃない人がチラホラいるよね…なんて思ってしまったが、ダンスがなくとも幸せムードなインド映画だった。

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MAR

4.5DVDが出る可能性が薄いので、是非映画館で見て欲しい

2024年11月19日
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Jax

4.5学ぶにも描くにも好物を作るにも、野心が必要なインド

2024年11月19日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

萌える

 花嫁の取り違え、当事者にとっては一大事。レイプのニュースが絶えないインドでは、花嫁の安全がとにかく心配。それでもコメディタッチで、悪意より善意を多めに感じる展開で非常に観易い。序盤の伏線も終盤で分かりやすく回収され、どんでんも返さえるので、読後感が爽快。個人的には、取り残さえる花嫁(Nitanshi Goel)があまりに可愛すぎて、終盤彼女の笑顔だけで泣いてしまった。
🌻
1. 20年前のインドってまだこんな感じ?
 インドは1990年代からIT大国のイメージ。英語圏でメーカーに問い合わせると、インドに転送されインド人が応えてるとの報道もあり、英語もペラペラなイメージ。しかし本作で描かれた2000年代のインドは、女性のが戦前の日本どころか、江戸時代くらいの立ち位置。女性は家庭に入ったら男に従うもの。料理するのは家族の好物。自分の好物を自分の為に作るだなんて発想が皆無。描いた絵も家族には隠し、好きな事を学んで手に職つけるだなんて女に許されない。丁度2000年代、ベトナムで女性の大学教員やスタッフと交流があったので、インドが遅れ具合が際立って感じられた。
 嫁ぎ先の住所も最寄り駅も知らないが、家事は得意と胸を張る花嫁P。身を隠すためにSIMカードを入れ替える知恵もある花嫁J。対比が見事。女性も色々。誰しもがそれぞれにあった幸せを選択できる社会こそ健全。
🌻
2. 終盤の大立ち回りは若干ズルい
 終盤、思わぬ人物が意外な振る舞いをする事で大団円。スッキリしたとか、胸がすくとの感想も散見する。たださぁ、結局悪い人が儲かって、次の日からも悪徳ぶりが続きそうなには閉口。劇場版のジャイアンかっ!?いいとこ取りし過ぎな事に納得はし難かった。
🌻
3. Nitanshi Goelに要注目
 本作が映画デビューのNitanshiさん。2023年のトロント映画祭が初出なので、撮影時は15,6歳。TVで活躍してた子役さんのようですが、本作のヒットで映画女優として起用が相次ぎそう。本作では垢抜けないあどけなさもあるが、ネットで検索したバッチリメイクだと超美人。個人的には、ハーマイオニーのEmma Watsonのようにあまりに早く成長し過ぎないで、折角のあどけないさをフィルムに沢山残して欲しい。

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LittleTitan

4.0人は人 自分は自分

2024年11月18日
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szk1109

3.0鑑賞動機:あらすじ8割、アミール・カーン2割

2024年11月17日
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なお