青春ゲシュタルト崩壊のレビュー・感想・評価
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40代高校生母の心にも響きました
高校生のキラキラした青春の悩み的な物語かな、と思っていましたが、とっくに大人の自分にもこんなに胸に迫る内容とは。
「いい人」であるがゆえに息の詰まる日々を送る主人公が、職場での自分にも重なりました。
役に立ちたいと思って行動した良い行動が、誰かには悪に見える。ねたみ、ひがみ、嫉妬。
生きづらい…でも…って思いが、渡邉美穂ちゃん、すごく伝わる演技だったよ。
2.5次元かから飛び出たようなIMP.の佐藤新くん。
「春の香り」に続き、素晴らしい演技してました。
繊細な美しい顔が、時に子犬のように不安げになったり、熱くなったり、脱力したり。その表情に釘付け。今後成長してすごい俳優さんになる予感。
恋愛要素はないけど、最後に2人の呼び方が変わってたりして、その後のストーリーを色々自分で想像する楽しみもありました。
梅雨明けして青空が広がるタイミングにピッタリの心に残る映画でした!
いろいろ思い出した。
ゲシュタルト
含め、映画タイトルはちょっとわからなかったけど、観ていくうちになんとなくは理解笑笑
部活のシーン(パワハラ気味の先生や平気で陰口言う部員)は私の精神が崩壊しそうで観るのがつらいなあなんて思った。まあどの時代もある笑笑
あんな先生もいたなあと昔の自分と重ねたりしながら。
水槽の話もなんか納得出来た。そこでしか生きれないと思うわな。実際にはある程度年齢行くと狭い世界で生きてる人のが多いやろけど、若いうちはね、なんとでもなるかな〜。
朝葉さんの母親に病気を打ち明けるシーン、親が子どもにがっかりなんてしないという言葉が印象に残った😀
悩みある3人の学生が保健室の先生、朝葉の弟など周りの人に助けられながら悩みが多少でもなくなっていったので良かった😎
つらい時には逃げたり、距離をとらないと精神崩壊しちゃうからなあ。
ハッピーエンドで良かった😎自転車のシーンも良かったね。青春って感じで。
自分には刺さった映画かな。
全世代の人が共感できるところのある作品
かつて自分も通ってきた道を思い出しました。と同時に、聖や朝葉と同世代の子をもつ親としても考えさせられました。
あのころ生きていた狭い世界での、決断、選択はとても勇気のいること。
感情の揺れ動きや、表情がすごく繊細に描かれていて、共感出来ることが多かったです。
朝葉がお母さんと本当の意味でわかりあえた瞬間はとくに涙がとまりませんでした。
悩む朝葉に寄り添う聖の、そっけないようで芯の強い優しいところに見ているこちらも癒されました。
どの世代の人もすっと心に入って来る、素晴らしい作品。
青春期
この頃の学生にも親世代にも観て欲しい
2025年劇場鑑賞183本目。
エンドロール後映像有り。おまけかと思ったらかなり大事な情報入ってます。
青年期失顔症という周囲を気にしだすと鏡や写真で自分の顔がぼやけて見えなくなってしまうという思春期特有の病気にかかった女の子の話。そんな病気あるのか〜と調べたらないんかい!
青春ブタ野郎シリーズで思春期症候という架空の病気がありますが、それのリアルっぽい感じですね。
この時期友達に嫌われたくなくて言いたいことが言えない経験をしている子には絶対観て欲しいし、自分がそうでないならそれで悩んでいる友達がいないか観て欲しいし、もうそんな歳でもない大人でも自分の子がそういった事で悩んでいないか気づくきっかけになればいいなと思います。終盤は結構泣いてしまいました。最初なんか厨二病っぽいモノローグで不安になりましたが杞憂でした。良作。
あと主演の女の子が浜辺美波に顔も声も演技も似ていたので、浜辺美波使いたいけどギャラが・・・という時にこの子を使えばいいと思いました。
青春映画の名篇‼️
ポスタービジュアルを見て若者向けのアイドル映画かと思ってたら、素晴らしい青春映画の名篇だった‼️バスケット部での人間関係から失顔症になってしまったヒロインの朝葉、失顔症の友人との関係に悩む聖、失顔症のため水泳を諦め妹とギクシャクしてる月加‼️そんな三人を軸にした成長物語が思春期特有のみずみずしさの中に描かれていてホントに微笑ましい‼️主役の三人の存在感も素晴らしく、月加の「私、水泳に未練はない」というセリフや、朝葉の「バスケが好きだから部活を辞めます」というセリフのカタルシスも痛快ですね‼️
青空
キラキラ青春ものかな?というくらいの認識であらすじを見たら思春期の葛藤が一種の症状になって現れるといった感じのもので気になったので鑑賞。
特典はミニカードでした。
しっかりと重みのあるストーリーで、学生生活ならではのもどかしさがリアルに近い感じで"青春期失顔症"という症状になっており、学校での大事な居場所や大切な人だったりが事細かに描かれており、今作の登場人物のような経験はありませんが、どこか心に抱えているであろう葛藤には強く共感できました。
抱えるものが多すぎて自分の顔が見えなくなってしまった朝葉が、様々な登場人物と心を通わせていくのと同時に自分の殻を破っていくといった王道な成長ストーリーになっていたのもとても良かったです。
聖がとっても良い子で、無愛想ながらも影ながら朝葉を助けてくれますし、色んな相談を受けてくれたり、幼馴染が同じ症状になった時の対応を反省して、それを活かした対応をしたりと、見た目だけで不良扱いするのは本当にもったいないくらい良い子で素敵でした。
同じ保健室に通ってる中条さんも青春期失顔症を抱えており、自分に正直になれないコンプレックスが強く出ている子ですが、とっても明るく振る舞っており、朝葉の良き理解者になってくれたのもとても良かったです。
保健室の先生も優しく包み込んでくれるような方で、この人たちが朝葉の近くにいて本当に良かったなと思わせるくらいには空気が柔らかかったです。
今作はバスケ部の顧問がどこの時代の人ですか?ってくらい悪い方の熱血漢で、すぐ怒鳴るわ、すぐ集めたがるわ、即刻判断して次に移行するわで、なんで教師になれたの?ってくらいの頭の回転力の無さに首を傾げながらイライラが募りました。
同じ部員たちも妙に責任をなすりつけだったりで上辺だけの関係性ってのが気持ち悪さを感じましたし、親友ポジの子もあっさり輪の中に入るために裏切ったりと、こんな部活早めに抜け出すのが正解なのでは?ってくらいのマジキチの大集合でした。
怒りに任せて全員突き刺しても良いんじゃない?ってくらいにはフラストレーションが溜まりました笑
フラストレーションが溜まったからこそ最後の展開は中々良いなと思いました。
このバスケ部に不満がある、自分が自分らしくあるためにこの部活を辞めるという自身の選択をしっかり言葉にして叩きつけているのは朝葉の成長が感じられて嬉しかったです。
終盤の展開もそれぞれの悩みに対してのアンサーを出すといった感じで、どの選択も一歩踏み出すものになっていて、それでいてみんな爽やかな表情をしているのもこれまた美しかったです。
恋愛ものでも友情ものでも感じられない、独特な青春を感じられる作品になっていました。
ちょっとしたその後も含めて思わずニヤけちゃう、そんな青春映画でした。
鑑賞日 6/18
鑑賞時間 17:55〜19:40
「軌道修正」は「逃げ」ではない、人生をよりよく生きるための「選択」!
「人間関係に悩む高校生が自分を見つめ直し、徐々に立ち直っていく」
端的に要約すると、こんな陳腐な粗筋になってしまうけど、実際には様々な魅力や美しさ、共感があり、素直に観てよかったと思った。
この映画の主人公の一人は、人間関係に思い悩んだ末に軌道修正を決断し、これを「逃げ」とする非難に対して「これは選択だ」と言い切る。
その清々しさ、潔さ、力強さにはっとさせられた。
様々な場面で軌道修正を迫られる場面に遭遇するのは高校生だけではない、というか、大人の方がずっと多いだろう。
そんな時、後ろめたさや自責の念に苛まれることも少なくないと思うが、それは、自分の人生をよりよく生きるための「選択」。
この映画は、この一言をいうために作られたといっても過言でないと思ったし、年代に関係なく心に刺さる言葉だろう。
この映画のもう一つの魅力は映像の美しさで、特に様々な形で映し出される「水」(海、プール、水槽)の透明感のある美しさには目を奪われた。
相模湾を背景にした湯河原の風景も、青春期の煌めきを象徴するかのように美しかった。
主演の二人は、現役のアイドルと元アイドルということで、どのくらい演技できるのかと若干不安を持って見始めたが、なかなかどうして、感情の微妙な動きを自然に表現しており、好感を持てた。
最初はそれほど期待してなかったけど観てよかったし、人にもお勧めしたい映画だった。
全世代が共感できる映画 青春ゲシュタルト崩壊
架空の病名「青年期失顔症」自分を見失ったことで自分の顔だけが見えなくなる病気
今の時代は学生や大人も社会に呑まれ必死で毎日を過ごしてる人が多い中 本当にこの病気があるなら自分もこの病気にかかっただろうなと思いました。
それほど身近で誰もが経験してきた悩みや葛藤を高校生 朝比奈聖 役の佐藤新くんと間宮朝葉 役の渡邉美穂さんがW主演をされ 2人の言葉も心に響く表情一つ一つが素敵で癒されました!
また親目線での親子 兄弟の絆と言葉に涙が出ました!!
保健室の先生 瀬戸朝香さんの言葉もすごく心に刺さります!
ぜひ 学生や年代問わず誰もが共感できる素敵な作品になっているので映画館で観てみて下さい!!
優しい人こそ絶対に見るべき。
内容は少し重たく感じる人もいるかもしれないけど、優しい人ならきっと誰もが一度は経験したことのある苦味や苦しみが上手く表現されている。
ずっと暗いシーンばかりではなく、
夏らしく爽やかな風景、蝉の音や水の音もあり、
見ていて、気分が良かったです。
どの出演者の演技も申し分なくて、作品に集中することが出来たし、終わった後の余韻もありました。
印象に残った好きなシーンは駄菓子屋のシーンと中条姉妹のシーンです。
すごく大切なシーンではないのかもしれないけど、欠かせないシーンだと思いました。
赤ジャージの妹役の子が可愛すぎてそれにも衝撃を受けました。
そして、終わり方が何よりも好きです。
終わったあと、まわりの人も言ってました。
幅広い年齢層の方が泣いていたし、感動していました。
もう一度見たいと思う素晴らしい作品でした。
”共感性MAXなところ”
とってもニヤニヤできました
冒頭で朝葉がシュートを外す前に、パスでシュートアシストしてるカットあるのがイイ
そこを認めずに課題だけを指摘する顧問のトンチンカン感が増す。顧問は分かりやすく嫌な奴のキャラ造形だから普通に敵役に見えるし
自室で鏡を見る努力した後のカットで、鏡が机に立てかけてあるのが少し映るようにしてあって、日常の中に回復の兆しを感じられて安堵した。
部員に詰められてる時と、バスケを嫌いになるのは悔しいと吐露する時の表情イイネ
中条さんと妹さんが2人で抱き合って、「何で濡れてるの?」って言われちゃうの良かった
普通に気になるだろうし、ホッコリもする
「バスケを嫌いになりたくないから、この部活を辞めます」は、なかなかエグいセリフだと思う😅
この部活の環境に不満があります! ってのを部員全員に叩きつけてる
聖が祈に「ウザっ」って言う時の声の作り方が、嬉しそうで良かったなあ☺️
お悩み相談部はサラッと映すだけで、本編には影響がないけど原作勢にも配慮した感じで良き。
最後にほっぺたにクリームが付いていないって事を認識できた朝葉は、症状がほとんど快復しているって解釈でいいのかな☺️
失顔症の表現は安っぽ過ぎるかなあ
無料アプリでも出来るようなボカシ加工みたい……輪郭部分だけを処理してるから浮いちゃって見えるのかな?
途中からあまり鏡に写った失顔症(ボカシ)を映さないようにしてたのは良かった。
あんまりあのボカシが映ってるとギャグみたいになっちゃうだろうってのは原作読んだ時から気になってたし
保健の先生が顧問に言い放った「ここはアナタの水槽じゃない」「一人ひとりに顔がある」のセリフは、あの人には伝わらないと思う。
顧問に対してじゃなく、観客に向けた言葉だよなあって感じちゃって、少しメタな気分になりました
映画化に際して脚本で少し変えてる部分もあったけど違和感なく観られた。
原作でお気に入りだった常磐先輩が出てこなかったのは残念だけど、中途半端に出すよりは良いと思う。複雑な役回りだし
杏里が部室で朝葉に対して「八方美人〜」って発言するときに葛藤を滲ませた表情をするのは、映画内での彼女の立ち位置をハッキリさせるのに効果的だったなぁ
原作では割と本心として朝葉を嘲ってる感じがしたし
後味がとてもいい作品
キラキラの恋愛学園モノではありません
実際中学生と関わることがありますが、他者と違うことを頑なに嫌がる傾向があります
自分を押し殺して周りに合わせる子どもたちを見ているので、この作品を見て本当に考えさせられました
保険の先生がバスケ部顧問に強く言い放つシーン、原作ではもっと的確なセリフがあったと記憶していますがなぜ採用されなかったのか、ちょっと残念でした
最後、明確な表現ではなく日常の会話から朝葉の病状が回復していることが可愛らしく伝えられるのも良かったです そこが解決しないままではスッキリしないので…
とても後味よく優しいほっこりした気持ちで終わる作品でした
ちょっとキツい場面が多かった…
特に部活動の人間関係で悩むシーンがキツかったなぁ。
些細な感情の行き違いやタイミングのズレ、そして青春時代特有の同調圧力。まあ、ありがちな悩みと言ってしまうと申し訳ないんだけど、本人たちには深刻な、それこそ人生を左右する問題になりかねない。
結局「青年期失顔症」と言うのは架空の病気なんだけど、自分の気持ちと行動がずれていくと自分自身がわからなくなっていくことのひとつの分かりやすい例えとして設定しているのかと。
少し気になったのは、その症状が現れるのは劇中に於いては部活動の絡みがほとんどで、他の対人関係による発症はどうなんだろうと思った。
PS あのバスケット部の顧問の先生が酷い悪人のように書かれているが、高校の運動部なんて結構ああいう間違った熱血タイプが多いんだよね。そうでなければ、やり手がいなくて無理矢理押しつけられた名前だけの無気力な顧問(笑)
母親目線から観てもとても心打たれました
同じ年頃の娘が居ます。
朝葉ちゃんがお母さんに病気を告げるシーンでは自分が母親の立場で観る事が出来自然と涙が止まりませんでした。
私も娘に気付かないうちプレッシャーを与えてるんじゃないかと反省させられるところもありましたし、自分も学生時代朝葉ちゃんに似てる部分があり、人の為に何かをしてあげたいって思いが強かったので八方美人と思われてる時代もありました。
今でも人の為に何かをしてあげたいって気持ちは変わらず介護という職業に繋がっております。
誰にたいしても変わらず接する事が出来る。
自分では決して悪いことじゃないし自分の強みでもあると思ってます。
とても考えさせられる作品ですので幅広い年代に観て頂きたいです!
主演の佐藤新さんと渡邉美穂さんの演技がとても自然体で作品に入り込みやすいのも見どころです。
「頼まれると断れない」問題は、社会人になっても起こる。仕事でもプライベートでも起きる。まあしょうがないな (^^)。渡辺美穂バスケうめえー、ナィッシュ~。
冒頭、渡辺美穂さんのドリブルが上手くて、バスケ部っぽいと思ったらバスケ経験者だった。
「もうこのまま青春バスケ映画でいいじゃん」と思ったが、モチロンそーはいかない。
まあ、そういうわけで、朝葉(渡辺美穂さん)は断りたくても断れないし、その他もろもろ言いたくても言えなくて、スゲーカワイソーである。
かといって誰かに頼ることもしない、というか頼ることが苦手である。頼った相手の負担になったり、心配をかけるのではないかと思って言えないのだと思われる。
バスケ部メンバーに味方がいない感じが誇張して描かれているので、見てる方はイライラがつのる。
バスケ部の中に1人だけ朝葉と親しい子がいるのだが、この子に「朝葉って八方美人だから」なんてセリフを脚本が言わせる(又は原作が言わせる)ものだから、バスケ部に朝葉の居場所がなくなる。
ますますもって追い詰められる朝葉。ヒエー何てこったい。
もう、こうなりゃ誰かが気がついて助け船を出すのを待つっきゃないというパターンである。
ここで、金髪の同級生男子と、保健のセンセと、同じ症状の後輩女子が登場 \(^^)/
これで朝葉の問題も解決に向かい、映画のエンディングへ向かって一直線にゴー ♪ヽ(´▽`)/
と思いきや、金髪クンは水泳部の友達と過去にトラブルがあり、後輩女子も妹とギスギスしてて、物語は一筋縄にはいかない。
で、このあと細かくはよく覚えてないんだが、とにかく朝葉、金髪クン、後輩女子の3人とも、一応問題が解決して、とりあえずハッピーエンドじゃなかったかな。
えっと、マジよく覚えてない。どんな風に解決したんだっけな? (^^)。
朝葉はバスケ部に復帰したんだっけ?まあよい。
社会人になっても起きる全世代に共通した「頼まれると断れない」 問題を扱った映画なのであった。
ちなみに僕フツーに断るので、朝葉には同情するが共感はない (  ̄▽ ̄)
誰もが経験する葛藤に共感
全58件中、1~20件目を表示
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