ロングレッグスのレビュー・感想・評価
全52件中、21~40件目を表示
監督はアンソニー・パーキンスの息子です。
あの名作サイコで、ヒッチコックに壊されてしまって、あのサイコのモーテルに実際に住んでいたという噂のある、あの俳優の息子だから、さぞかし壊れた映画であろうと思っていた。
今回のニコラス・ケイジの見どころは、気に入った少女の誕生日を祝いに来る、もうそれだけでOUTな変態で、おまけにカーニバルの仮面のように、彫りの深いアゴ割れ野郎。
ニコラスだったら、演技力だけでキモい男になれるのになぁ?所詮、ニコラス・ケイジ二級はここまでだな。
過去にニコラス・ケイジにロックオンされたFBI捜査官が、何十年にも渡って、一般人一家連続殺人犯を追うも、同僚がプッツンして人殺しをしたりして逃げ場がなくなってくる。
本丸は悪魔崇拝者なんだけど、日本人には悪魔って存在の怖さがイマイチ分からないんだよなぁ。
親から、受け継いだホラー愛を如何なく発揮しているから、恐怖描写に無理が無いし、面白い!
見る映画に迷った時には選択肢の一つに入れて欲しい映画、お勧めです!
余談ですが、この映画のパンフレットは手がこんでいて、殺害現場の証拠品を入れるジップロックに、報告書のような作りのミニパンフレットがあり、殺害現場のポラロイド写真が挿入されているのだ。希少価値があるので、買う事をお勧めします。
中身なし、最後の10分程だけ見れば良い。
賞戦シーズンも無事終わり・・・
今年の仕事も(去年の総括か)終わってホッと安堵してる今日この頃です。
コレからの春以降の新作達に期待しております。
最近気になってる作品が”国宝”かな。6月頃?公開
なんか イイ感じで早く観たいわぁ (*^。^*)
と言う事で、今日は「ロングレッグス」という 怖そうな洋画みましたよ。
この殺人鬼 誰やぬん???と思ったら
ロングレッグス / ダル・コブル 役:ニコラス・ケイジさんだってさ。
全く分からねぇ。特殊メイクね。
白豚のキモイだけでしたが。
セブン、羊たちの沈黙、とか 最近のA24作品的風に見せては
いますが 遠く及ばずですね。
バカバカしい。ハッハッハ~
最初から伏線あるっぽいカット編集を入れて来てますが
誰やネン、どうなった?、どこにどう繋がった?
とか 観ていてさ 楽しいどころかメンドクサイ感だけが残ります。
もっと、スぅっとスタイリッシュに見せて欲しいわ。
そして ゾクって感じさせて欲しいのよ。
殺人鬼:不細工すぎるw
何がロングレッグスなんだよぉ~
ミスタ-ファットマンじゃん。 (´-ω-`)
人形頭に鉄の玉。なんか分からん 邪気? 呪い?
毒気が仕込んであったり?
ショットガンで ズドォ----ン 。。。
ナイフで ドスっ、ドスッ。。。
斧で 頭、背中、 パッカ-----ン。。。
アフォか、今時 そんなので驚かねぇわ。
最初FBIの相方の男が 一発で撃たれたのも読めてたし。
あの家の中にいた奴、 アイツか。もうちょっと見せて欲しかった。
誰か分かりにくいやん。
FBIの特殊能力訓練(テスト)風景も微妙w
さよか~の言葉しか 出てけえへん。
彼女のおかんは 既に手落ちしてて
結局 殺人鬼のお仲間プレ-だった訳で。
つまり FBIのおかんは、ロングレからの一種の催眠状態で操られてて
犯罪に加担。恐怖支配してた的な感じもするが。
FBIの姉ちゃんも 結局意識下で繋がってて。
なんじゃソリャ。
良くある しょうもない展開延長で。
そしてこの映画宣伝文句だけで 我々の頭をロングレの
興味の虜にするという 或る意味恐るべし戦略w
一応 ★3としとくね。
営業努力は認めたいかな。
疲れて寝てても、ラストの15分程を
起きて観りゃ それで十分理解できる作品でしたね。
春だしね、こんなネタが嬉しい方は
劇場へどうぞ!
あの煽り文句は(追記加筆)
ニコラス・ケイジという俳優を「映画はつまらなくてもニコラス・ケイジを見ている分には飽きない」と評された方がおられまして。
ごもっとも、全くその通り!
で、本作はそのニコラス・ケイジがなかなか出て来ないです。
ということは……
はいっ、お察しのとうりです。
『ここ10年で一番怖い映画』という煽り文句。
あれは多分、10才の子供が言ったんですよ!そう思えば嘘ではないし、子供の言ったことに目くじらを立てるのも大人げないと納得は出来る(出来るかー)
(ここから追記)
と、酷評したが一晩寝て思い返したら、なんだか面白かったような気もしてきて不思議。
冷静な頭でもう一度考え直してみよう。
不穏で不気味な雰囲気のなかニコラス・ケイジをチラ見せしたオープニングは確かに良かった。FBI捜査官リーが直感を発動させ相棒に警告するも、それを無視した相棒が即射殺されるシーンで期待値も爆上がり。
が、暗号解読の辺りから冗長になり作品中盤でやっとニコラス・ケイジ登場。
「今回のニコケイはそう来ましたか!」と再度期待値が上がったが、思い返せばここら辺から作品のテイストがサイコサスペンスからオカルトホラーにハンドルを切っていたんだよなぁ。
ただ「おいおい、そっち方向へ行くんかい!」という急カーブではなく緩やかにオカルトホラーへとハンドルを切っていたので、ラストまでサイコサスペンスだと思い込んでいた自分は「殺人の仕掛けは悪魔の超常能力でしたって、そりゃねぇだろ!」と理不尽さを感じた。
他のレビューで黒沢清監督の影響を言及されている方が数人おられ、確かに不穏な雰囲気作りや今まで提示した物を急にうっちゃって物語がカーブしていく様子は黒沢清みを感じ納得した。だったらいっそ、謎に有能な助手とか出してくれたら良かったのに。
思い返しても酷評気味だったが、ニコラス・ケイジを見ていて飽きないのは実際にその通りだったし、黒沢清フォロワー監督の作品だったと考えると多少親しみも覚える。
『ニコラス・ケイジが出ている黒沢清フォロワー監督のオカルトホラー』と言われれば面白そうだし、そういった点を踏まえて鑑賞し直せば評価も上がるかもしれない。けど、その為にもう一度二千円払うのはちょっと……。
配信かレンタルでまた会いましょう!
鮮やかな種明かしが欠けている
羊たちの沈黙、セブンを引き合いにした日本の宣伝会社は恥を知れ。
殺人鬼映画でなく、悪魔崇拝のパニック映画とすればまだ見れた物だった。
4行で映画の感想を述べるとこれで終わりなのだが、
それではニコラス・ケイジの快演が報われないので加筆していく。
本作の不気味さ、居心地の悪さは評価したい。不安を煽る音響や絵作りも、一級品であると思う。
テンポの悪さや、種明かしの雑さはわざとやってるように思える。鮮やかな種明かしが欠けている、とタイトルにしてるが、それは配給会社のキャッチコピーに踊らされた自分にも非がある。本国の宣伝手段が知りたい。
日本の宣伝会社に限れば、引き合いに出した2作が悪すぎる。
悪魔崇拝の映画を引き合いにしたら、それは物語の根底に触れるから出せない、それも理解できる、理解できるからこそ歯痒い。
この作品が、歴史に名を残すような作品になるとは思えないのは、単純に話しが面白くないに尽きる。こればかりは田舎育ちの日本生まれ、悪魔崇拝にピンと来ないこちら側にも問題がある。
人形によって悪魔憑きが起こり、父親は家族を殺したい衝動にかられる、ということで理解したのだが、、
超常現象モノ、というジャンルだったんだよね?
そんなジャンルを羊たちと並べるのはどうなんよ。
Mナイトシャマランの「〇〇〇〇」とか邦画ホラーの「〇〇〇」で良かったじゃん。
まあ、そんな映画はヒットしないだろうけど。
映画をヒットさせるのが仕事の宣伝会社の策に、見事に引っかかった。
逃げるは恥だが役に立つ、
ニコラスケイジは役に立つ。
「逃げるは恥だが役に立つ」、ハンガリーのことわざで「自分の戦う場所を選べ」ということ。
いま自分がいる場所、置かれている状況にしがみつく必要は無い、自分の得意なことが活かせる場所へ行こう、逃げることも選択肢に入れよう、という意味。
ニコラスケイジが活かせる場所で、
快演している姿に拍手を送りたい。
自分の戦う場所を選べ。ニコラスケイジはきっとそんなメッセージを伝えようとしていた。
そんな間違った感想をレビューして、さらに混乱を招いてみよう。
他人のレビューもまた信用しすぎてはいけない。
ささやかに、宣伝会社への報復を。
論理的ではない
サスペンス映画好きの私は論理的な話が好きなので、最後に「これはこういうことでした」みたいな伏線回収映画が好きなんですけど、かなり前半でこの映画は超常現象を扱ってるんだなと理解しました。
なので、論理的な落ちは期待できないと思って観ていましたので、終わりはこんなものかなという感じでした。超常現象の映画として観れば、まあまあ怖いホラー映画だとは思います。とりあえずリー・ハーカーが悪魔側に落ちなくてホッとしました。
タイトルなし(ネタバレ)
黒沢清「Cure」の影響をあからさまに感じるホラー。(開幕、例のビニールカーテンまで出てきて笑ってしまった)何気ない風景や室内を不穏に見せる撮影は、本家に負けず劣らずなのだが、他は白塗りニコラス・ケイジの怪演に頼りすぎ。暗号解読や主人公の直観能力が途中で意味を失ったり、パンチの弱い結末といい、シナリオが雑なところも黒沢清的でよろしくない。
イカしたセンス、イカれたオカルト、ロックンロール
洗練とは程遠いけどスタイルのある映画。時代感と劇中曲が織り成す雰囲気を知ってるかどうかでも評価が変わる。全く趣きは違うけどエンゼルハート的なんじゃないかと。
【ネタバレ追記】
最後に弾切れで人形の頭部を破壊し損ねました。あれってルビーを「生きることを許された子」にしちゃったってことでいいんですよね。そこへGet It Onエンドロールなわけですかそうですか。
音で怖がらせるなら、ここ10年で1番恐かったか?
ん〜もうこう…度重なる惨劇は、悪魔のせいに!とか二重人格のせい!とか夢のせい!だとかの設定はもうお腹一杯(汗)
でも、一風変わった悪魔の仕業は斬新だったけど、別に途中ハラハラとドキドキもしないし、眠くなりましたが、強烈な効果音で起こされる感じ(笑)
「ロングレッグス」こちはのサイトで検索掛けてみたら、2つ目に「足長おじさん」。なるほど、何かを得る為に何かを捧げる。そう言うタイトルの意味か?
まさかのニコケイ映画!いい雰囲気だったのに生かし切れずに本当に残念
サイコ・サスペンスとして超期待して観たのに、ホラーだった。
がっかり。
序盤からの雰囲気が良くて、謎解きに期待していたら、その部分は、ヒロインが一人でプロファイリングしていて結構早く解析できてしまうが、暗号がなぜ彼女には解けたのか不明。
解き方も不明。
終盤にいきなりある人物が説明してしまう。
しかも、超常現象…ホラーだった。
普通に謎解きが出来たら、その過程が楽しめたらよかったのに残念。
そして、アイツがニコケイだったなんて全くわからなかった!
びっくり。
ただただ、彼が生前に命じたままに話が進んでしまうのが悔しい。
反撃出来たら、ひっくりかえせたら面白かったのに。
良い雰囲気で、良いところが一杯あったのに、上手く料理できずに色々と残念で、とってももったいなかった。
Lone Gregs
冒頭、勿体つけるようになかなか映像が出てこない。
ポラロイド写真が現像されるように、ようやっと画が現れたと思ったら、ここから不思議な現象が起こる。
オープニング曲までの数分で、睡魔に襲われたのだ。(!)
それからも、画面は見てるハズなのに、字幕は読んでるハズなのに、情報が一向に入ってこない。
気付くと別(他の作品、仕事、帰宅後の予定など)のことを考えている。
時折ジャンプスケアに覚醒させられるも、一時的。
退勤後のレイトショーだし、BGMが抑えられてるし、説明も少ないし…と色々あるが、ここまでくると異常だ。
なのでちゃんと観られてるとは言えないが、話としても面白くはなかったと思う。
というか、悪魔だとか呪いだとかで済まされると意義を感じない。
コブルが何故そんなことをやってたかは不明。
リーが、コブルの自害やカーターの奥さん殺害を見てるだけで止めようともしないのも謎。
唯一描かれていたと思えるのは、母が子を守るために他の全てを犠牲にする姿くらいか。
グロもほとんど見せないし、妙にお洒落な演出いれるし、オープニングとエンディング曲はポップだし…
何がなんだか分からなかったというのが正直な感想。
ロングレッグスの名前とか、14日生まれとか、9歳とか、「下にいる男」とか、意味あったのかな。
運転しながらのニコラス・ケイジの叫びは、ガチで耳が痛くなるほどうるさかった。
恐怖の幕の内弁当盛り
全体的に暴走気味ですが、いい映画でした。
陰鬱だった90年代の映画から、色々と入ってます。
サスペンスなら「羊たちの沈黙」や「セブン」、ホラーなら「IT」辺りでしょうか。
やはり、ハーカー捜査官を演じたマイカモンローは素晴らしいです。サイキック版クラリススターリングといった雰囲気で、「神は銃弾」の眉毛なしアウトローとは別人でした。
今回は、めちゃくちゃ無口な陰キャです。
冒頭の、やたら襟のでかい赤シャツをスーツに組み合わせるセンスも独特。
ニコケイは言うまでもなく、全ての殻をぶち破って好き勝手していました。T.Rexが好きで、作業場にポスターも貼ってあります。シリアルキラー界最恐の男が、地元のコンビニでは最弱の変態扱い。このコントラストが面白いです。
オズパーキンスのホラーは2015年の「フェブラリィ 悪霊館」もそうでしたが、ただ悪魔の「悪意」だけでなく、その根本に、人間がふとした隙に悪魔に呑まれてしまう弱さ、あるいは守るために対峙する強さみたいなものがちゃんと描かれているので、本作も後に色々と残りました。
例えば、ニコケイが地元のコンビニで塩対応を食らった後に(当たり前ですが)車で叫びまくる場面は、だから家族がターゲットになるのかと納得がいくものでした。
その叫びは、怖くてなんか面白いのに、どこか泣けてきます。
元々泣き笑いが上手いニコケイの塩梅は見事でした。ヒトカラでの熱唱も、安定の上手さです。
映画自体の展開も、若干のオカルト感を混ぜながら始まる「羊たちの沈黙」っぽい第一幕から、急にオカルトへ舵を切る第二幕、真相が上手くまとまりつつ絶望的な余韻を残す第三幕と、よくできていました。
ただ、最初の赤ジャンパーの少女がハーカー捜査官だなというのはすぐに読めてしまうので、『その出来事自体の記憶がない』という設定が薄れてしまっている=ポラロイドに白塗りニコケイが登場したときにこちらがさほどびっくりしない感じになってしまい(観客である私は、冒頭をはっきり覚えているので)、勿体ないなと思いました。
この辺は、文章で叙述トリックが組める小説向きの描写な気がします。
ただ、悪魔の影響下にある全員がどこかぼんやりしているという設定は面白く「それの影響下にある間は、重要なことを忘れる」というのは、小説版のITで主人公たちが幼少期のことを忘れている辺りと、通じるものがあります。
しかし、ロングレッグズの第三幕は、はるかに容赦がないものでした。
人形が作られていたのは、まさかの実家の地下室。ニコケイはずっと「真下にいる」と言っていましたが、言葉通りずっと真下にいたわけです。
※元々「The man downstairs」という言い回しには「悪魔」という意味があるようです。
そして何とも最悪なことに、協力者はハーカー自身の母親。それが取引となって、今のハーカー捜査官は生きていることを『許されている』。
逆三角形の最後を飾るのは、上司のカーター一家。
いやー、なんとも残酷です。中々の後味でした。
映画としては、そこで終わるわけですが。
悪魔目線で見ると、1966年から始まった「逆三角形チャレンジ」は、どうなったのでしょうか。
ハーカー家は7番目でした。母親が人形を突き返し、母子家庭だからなのかもしれませんが、ニコケイが直々に殺しに来ます。ここで娘を守るための取引があり、ニコケイが人形を作ってハーカーの母親が届けるというツーオペになるわけですが、どんなルートを辿ったとしても、悪魔には確固たる目的意識があります。
だとしたら悪魔は、逆三角形チャレンジの間、誰に何を与えたのでしょう。
・ルビーが部屋に飾っているのは、ハーカー捜査官の人形が最後にそうなったように、頭が取れているトロフィー。
・その少し手前、出てきたルビーに対してカーター捜査官が言う「There she is.」
・手紙を解読するよりも前に、逆三角形から「父親」を連想するハーカー捜査官。
※ニコケイが実は父親なのかとも想像しましたが、さすがにそれは違ったようです。
・最初のサイキック家当てクイズでも、キャリーアンの人形を解体したときに出てきた金属の共鳴音と同じ音を聞いて、ハーカー捜査官は「あの家だ」と言い当てます。
色々と考察要素はありますが、『ハーカーが超能力的な勘の鋭さを持っている』のと、『唯一生還したキャリーアンが糸口として生かされていた』のは、悪魔がそれぞれに設定した役割で間違いなさそうです。
※キャリーアン役はフェブラリィで主演だったキーナンシプカで、切れ長のでかい目を向けながら、淡々と怖い台詞を繰り出す辺りは、相変わらずでした。
つまり、カーター家に全員が揃うあのラストは、悪魔が望んだ結末だったということになります。
しかし、ハーカー捜査官が自身の母親からルビーを守ったことで、悪魔の望んだ結末からは逸れたように見えました。
さらに、ハーカー捜査官が人形に向かって引き金を引いたとき、弾は出ませんでした。6連のシリンダーなら、それまでに3発撃っているので、もう3発残っているはずです。
90年代のサービスリボルバーで6発中3発が不発というのは、ありえない確率です。
この辺の描写が次々と繰り出されて、観た直後は上手くまとまらなかったので、家に帰ってから元の事件についておさらいをしました。
30年間で、10件の殺人。父が一家を殺し、最後に自殺。
ハーカー捜査官が事件の全容を見渡すために資料を並べるとき、バックに通報時の電話が流れます。「娘が変だ」と言う父親。
それは、「It’s my daughter」から始まり、「It's not my daughter」と続きます。
その次は、「When she’s sleeping, it’s the best time to do it.」
娘がおかしいんだ→いや、あれは娘じゃない。
眠っている間に、何とかしないと。
父親が殺したかったのは、娘なのでしょうか? 娘じゃないと言っているのだから、それはプレゼントの人形では? そして、邪悪な人形を破壊したつもりが、よくよく見ると、死んでいるのは娘の方だった。
それだと妻まで殺す説明がつきませんが、仮にそうだとすると。
3発連続で不発というあり得ないことが起きたとき、その弾は、本当に不発だったのでしょうか。仮に不発じゃなかったとしたら、銃口の先にいた相手は3発食らっていることになります。
それは、本当に人形の方?
もしかして、外に出て振り返ったら、ずっと手を引いていたのはルビー本人ではなく、実は人形だったとか?
だとしたら、ハーカー捜査官が自ら、ロングレッグズの「最後の仕事」を継いでしまったことになります。
観たときは、直後のニコケイの投げキッスで色々と忘れてしまったのですが、ずっと頭に残り続ける映画でした。
セブンじゃなくてエクソシスト
この映画の宣伝に、“セブン”や“羊たちの沈黙”の名前を使った奴、出てこい。
この二つの名前を出されて、誰があのオチだと思う?
どうしても名作の名前を出して耳目を引きたいのなら、“エクソシスト”や“ヘレディタリー/継承”辺りにすれば良かったのに。
ちなみに“ニコラスケイジがキャリア初の凶悪なシリアルキラー”という触れ込み、これもいかがなものかと。
彼、誰も殺してなくない…??
途中までは結構面白かった。
どうやって殺したのか。どうやって捕まえるのか。
ストーリー展開をワクワクして待っていたのに…
サタン万歳ってなんだよ…。
人と人とのぶつかり合いを期待していったら、サタン出て来ちゃったよ…。
そりゃなんでもできるよ。サタンだもの。
サタン万歳。
ホラー≠ミステリー×オカルトスリラー
ホラー的な驚かせ方はするものの、
私はホラーではないと思った。
以下、ネタバレ全開で書きます。
レビューというより、自分の振り返り含め。
冒頭から映像も音響も不気味さ満点で
ロングレッグス(ニコラス・ケイジ)もすぐに出てきて、
超気持ち悪くて期待度が上昇した。
ロングレッグスがリー(マイカ・モンロー)の家に侵入
しているところから、あれ!?なんで!?と思い、
そこからはミステリーで謎を解明する方向性へ。
ロングレッグスが残した暗号が解けてくると、
俄然、オカルト色が濃くなり、悪魔崇拝かよっ!!と。
それをすぐ解けてしまうリーにも何者!?と思うし。
家庭環境からその素養があったのかもなと後に気づく。
殺しているのは、14日の誕生日の娘がいる家族。
そして父親が全員殺して自分は自殺するというのが
共通項。そして鍵になるのが不気味な人形。
ロングレッグスは人形技師で、
謎の呪いの人形をつくって、
それで父親をマインドコントロールして事件を起こす。
というまあ、これがオカルト過ぎてちょっと説得力には
欠いた気がした。
そしてリーの母親(アリシア・ウィット)が共犯だった
というのは、途中から何となく気づいた。
しかもカーター捜査官(ブレア・アンダーウッド)家族が
狙われるのも前半でその示唆はあったので、やはり…と。
それにしてもラストにカーターも母親も撃ち殺さざるを
得ないリーはせつない。
幼少時に出会った全部ロングレッグスのせい。
その悪夢にこれからも苦しむだろうリーを思うと
全然ハッピーなエンディングじゃなかったな。
私は『セブン』的な作品を期待したいたけれど全く違う。
ニコラス・ケイジ出演作は2週前に観たばかりだが、
全く趣が異なり、しかもこっちはニコラス・ケイジとは
パッと見わからなかったので、飽きはしなかった。
パンフは外見が実に凝ったつくりで面白い。
本作を気に入った方には是非オススメしたい。
鑑賞動機:予告8割、最近のケイジ2割
この曲のタイトルと歌詞の意味初めて知ったわ、ほえー。
予告ができすぎていて逆に損してる感じがするけど嫌いじゃない。固定したカメラで正面から左右対称に撮るのは強い意図を感じるけど、ウェス・アンダーソン?(全然違います)
マイカ・モンローが出てくると、いっときのポール・ダノみたいに、絶対酷い目にあうんだろうなって思っちゃう。『神は銃弾』は肉体的にボコボコになってたけど、こっちは精神的にボコボコに。ご愁傷様です。
ケイジよりもむしろ母ちゃんが…怖いんですけど。
スタンダードからシネスコになるとこ好き。
何なのかをはっきり言っちゃうとこは好きじゃない。
90年代なら、新聞をマイクロで調べてても仕方ないか。
黒沢清イズムを感じる佳作
「羊たちの沈黙」以来最恐のシリアルキラーもの…かなあ? 殺人鬼ニコラス・ケイジも主演のマイカ・モンローも、そのお母さん役もとても良い(ケイジはしかし特殊メイクのケイジだと思うと「すごいな」という感心が先に来てしまい怖さが半減する)けど、やや雰囲気に力を入れすぎな気が。「羊」や「セブン」よりも類似を感じたのは黒沢清監督「CURE」で、犯人が自ら手をくださずいろんな人を操って殺人を下すし、彼を追う主人公がいつのまにか殺人を「継承」する流れも似てる。黒沢監督のトレードマークであるビニール製カーテンがはためいたりも。監督(アンソニー・パーキンスの息子だという!)はきっと黒沢清ファンなんだろうなあと思ったら、ちゃんと黒沢監督が映画にコメントを寄せていた。
「傑作ミステリーでは?」という期待が、見事に裏切られる
連続する一家惨殺事件に関する謎の深まり具合や、映像と音楽による雰囲気の盛り上げ方が秀逸で、もしかしたら、「羊たちの沈黙」や「セブン」のような傑作ミステリーになるのではないかという期待が高まる。
ところが、犯人からのメッセージが届いたのに、警察の上司に報告するでもなく、母親が危険にさらされるかもしれないのに、何も手を打たないなど、主人公の行動に「?」印が付き始める。
もしも、主人公が、この時点で事件の真相に気付いていたのだとしたら、その後の惨劇を防ぐことは十分可能だったのではないだろうか?
犯人の居場所を直感的に突き止めたり、難解な暗号を容易く解読したりする能力を持ちながら、どこか神経を病んでいるような主人公のキャラクター造形も、掘り下げ不足の感が否めない。
結局、「犯人は、悪魔の人形でした」というオチには唖然とするばかりで、まともに話に付き合ってきた自分がバカらしく思えてしまった。
「娘の誕生日が14日」という設定も置き去りにされたままだし、「主人公の母親が共犯者でした」というドンデン返しも、取って付けたようで説得力がない。
ミステリーを装ったオカルトというプロット自体を否定するつもりはないが、ミステリーとしても、オカルトとしても、中途半端で消化不良としか言いようがなく、序盤の期待度が高かっただけに、観終わった後には「肩透かし」感だけが残った。
これ観るくらいならドラえもん見ろ。
結局は悪魔崇拝。面白くもなんともない。
雰囲気だけのクソ映画と言って差し支えない。
伏線かと思ったら回収されなかったので、おそらく伏線ではなかったのだろう。
評価するとしたらキャストの演技、サウンドもまあまあではあると思う。
展開が雑というか、なんか意味不明すぎてどういう評価をすればいいのかわからない。
キャストの演技は良いと言ったが、キャラの動機がよくわからない、ベタな言い回しだが、所謂脚本に動かされるタイプのキャラクターなので人間性に欠ける。
主人公の特殊能力として"並外れた直感"というのがあるが、説明なし。
ビジュアルは好みだった。
劇中"天使ちゃん"と呼ばれるのも頷ける。金髪美女を見たいならうってつけだと思う。
ホラー要素はびっくり要素だけなので、ビビるのは俺くらいだと思う。
この映画にびびった事実がムカつく。
翻訳もけっこうクソだ。
こんな映画にT.REXを使わないで欲しい。序盤とエンディング計2回、ご丁寧に歌詞まで載っけてくれたが、なんの伏線でもなかった。まじでなんなん。
効果音だけは一丁前。
1990年代のオレゴン州、未解決連続殺人事件の捜査を任される新人FBI捜査官リー・ハーカーの話。
10の事件に共通する、父親が家族を殺害後の自殺、暗号化され残される手紙、…それを元に捜査し始めると…。
あぁ~なんだろう、頭の中書きたいことで溢れてるのに何も書けない、…なぜだろう。
本作の感想はいつもの常連組の皆さんの感想に任せよう!ホントこんなに書きたいことが頭にあるのに何も書けない。(←これいつもの文字数稼ぎ)
とりあえず印象的に残ってるのはハーカーの白シャツから浮き出るアレと、ニコラス・ケイジさんって癖ありキャラばかり演じがちなイメージ。
一体何の話をしているの?
猟奇事件の話かと思ったら、悪魔崇拝の話だった。
善し悪しの問題ではなく、自分の信じたモノが“神”になる。
結局、母親も娘の為に悪魔に染まったのだから、救われない話だ。
全52件中、21~40件目を表示