「黒沢清イズムを感じる佳作」ロングレッグス kneewarさんの映画レビュー(感想・評価)
黒沢清イズムを感じる佳作
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「羊たちの沈黙」以来最恐のシリアルキラーもの…かなあ? 殺人鬼ニコラス・ケイジも主演のマイカ・モンローも、そのお母さん役もとても良い(ケイジはしかし特殊メイクのケイジだと思うと「すごいな」という感心が先に来てしまい怖さが半減する)けど、やや雰囲気に力を入れすぎな気が。「羊」や「セブン」よりも類似を感じたのは黒沢清監督「CURE」で、犯人が自ら手をくださずいろんな人を操って殺人を下すし、彼を追う主人公がいつのまにか殺人を「継承」する流れも似てる。黒沢監督のトレードマークであるビニール製カーテンがはためいたりも。監督(アンソニー・パーキンスの息子だという!)はきっと黒沢清ファンなんだろうなあと思ったら、ちゃんと黒沢監督が映画にコメントを寄せていた。
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