野生の島のロズのレビュー・感想・評価
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野生×最新鋭ロボットという物語の設定に斬新さがあり、それを表現した作画のテンポや動きも良い秀作
本作はベースとなる、大自然に覆われた無人島と最新鋭のロボットという組合せが斬新で面白く、児童文学書の映像化は正しい判断でしょう。
そして、それを表現した作画は「ロズ」と「動物たち」のテンポや動きが絶妙で、特に前半の満足度は非常に高かったです。
ただ、中盤から後半にかけて「ロズ」と「キラリ」などのテーマに移ると、前半の斬新さを踏まえると普通になっていき、前半の面白さを維持できず、やや失速した感もあります。
とは言え、それだけ作品のつかみがしっかりしている妙とも言え、アカデミー賞の長編アニメーション部門ノミネートは納得の「質の高い、見るべきアニメーション映画」の1作であるのは間違いないと思います。
完成したCGアニメの作品とAIが進化した未来の話
先日鑑賞した「ライオンキングムファサ」とは同じCGアニメ。しかし、見せるべき方向性は違うかなと感じました。
「ライオンキング」は、実写により近づけるという方向。CGで表現するのが難しい描写も、問題なくこなし、実写の撮影では不可能な物語を、CGで作成できるというのを示したのだと思います。
一方こちらの「野生の島のロズ」は、実写ではなく、アニメらしさを残したCG、すなわちデフォルメするところはデフォルメして、かわいらしい動物や、ロボットに感情移入できるようにした作品です。
どちらが好きかは、個人の感じ方によるかと思いますが、私は、こちらの作品のCGの描き方
とにかくスムーズに動いているように見える方が、好きでした。
CGアニメは、だいぶ進化しましたが、両作品を見比べることによって、進化の方向も違うことがわかりますので、ぜひ両作品を観てください。
さて、肝心のストーリーですが、なんかもったいないというのが正直な感想です。
日本のアニメ作品であれば、こういうシーンなどは絶対に出てこないという、いわゆる、「アメリカ人大好き」的なシーンが後半にたくさんでてきます。
派手さではなく、ストーリー自体で魅せるという選択肢は、なかったのかな、と残念に思います。
とは言え、AIを搭載したアンドロイドの未来、それはきっとこの物語のような世界なのだろうなと思いました。
ストーリの先が読めても泣ける 圧倒的な色彩美
予告動画が気になったので視聴決定。
字幕版を見たかったのですが上映館が少なかったため吹き替え版で視聴しました。
ストーリーは王道、ロボットが感情を持つ系の感動ものです。
予告動画を見て想像した通りの展開が続くのですが映像の鮮やかさと音楽の良さで作品に引き込まれます。
特に予告版にもある蝶が飛び立つシーンやキラリの旅立ちシーンでは大量の3Dキャラクターが生き生きと動いていて映像美に圧倒されました。
声優は吹き替え版で見てよかったと思えるくらいメインの3人のキャスティングが完璧でした。
チャッカリ役の柄本佑さんが本業声優のように上手だったのが印象的で、綾瀬はるかさんは淡々としつつも優しい声でロズ役にピッタリでした。鈴木福さんは子役時代を知っているとキラリの成長と重なり中盤の旅立ちシーンがより感動的に感じました。(福くんも大人になったんだな)
ありきたりなストーリー展開ですが、映像・音楽・声優が最高でキャラクターに感情移入できるので先が分かっていても泣いてしまいました。
話の展開が早くアクションも楽しいので子供でも飽きずに楽しめると思います。
ただ子供向けというわけではなく、育児や自然の厳しさ、生死の概念、人類の衰退などさりげなく大人向けのテーマも含まれているので全年齢が楽しめる作品です。
王道展開を高い次元でまとめた傑作です。
映像・音響が素晴らしいので是非映画館で見てほしい作品です。
残念な点は、日本ではあまり話題になっていなく上映数が少ないこと。
予告編を見て気になっている人は早めに映画館で見た方が良いです。
「みにくいアヒルの子」を雁に置き換え、迷子ロボットの心(プロセッサ)の葛藤を重ねた冒険ファンタジー
素直に、面白い。
まず、アシストロボットのデザインが良い。
関節がない蛇腹式の長い腕は『天空の城ラピュタ』のロボットみたいだし、球体のボディは『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のBB-8みたいではあるが、それらを組み合わせたとしても、あの動き方は実に機能性に富んでいて面白い。
お腹の中が空っぽなのには驚くが。
次に、背景が良い。
3DCGアニメなのだが、不透明水彩の絵のような味わいがあって、それがキャラクターと親和的かつ滑らかに動くのがなんとも心地よい。
どうやら、全面CGではなく手描きが加えられているという…驚きの技術。
孤島に墜落したアシストロボットのロズと雁の子キラリに狐のチャッカリが加わった疑似家族の絆の物語に、島の動物たちとの共生の物語が伴う。
ロズはミッションを見失っている。キラリは自分の出生の秘密を知らされて戸惑っている。チャッカリは自分が島の嫌われ者だと自覚している。
孤独を抱えた三人が寄り添いながら、キラリの巣立ちを目指す様子に心打たれる。
キラリの旅立ちまでの大特訓、雁たちが遭遇する危機と島を襲う大寒波、さらに、ロボットたちと動物たちとの大決戦と、アクションもふんだに盛り込まれている。
人情と家族愛に溢れた物語に、ハラハラ・ドキドキの見どころも満載だ。
『ショート・サーキット』や『アイアン・ジャイアント』などとも共通する、ロボットと人(本作の場合は動物)との交流の物語には、「鉄腕アトム」で描かれた人間の創造物が〝心〟を持つことは可能かというテーマが隠れていて、『ターミネーター2』などにもその影響は見られた。
それは「ピノキオ」や「フランケンシュタイン」の時代から様々な切り口で連綿と追求されているテーマだ。
本作ではとりわけ〝母性〟という分かりやすい心理作用にスポットが当てられているから、雁のヒナが成長していくと同時にロボットに母性が芽生えていく様子に違和感なく共感できる。
私が鑑賞した劇場では数名の老人会的なグループが横一列に座っておられて目を引いた。上映が終了し、口々に満足の言葉を発しながら席を立つその人たちを見て、どんな世代にも楽しめる健全なのファミリー向け映画なのだと確信した。
私も老人に近いのだけれど…😁
みんなで暖まろう。
わかってても泣く
プログラミングに従って動く間無視され続けるロズが可哀想で、初めから掴まれてしまう。
心のないはずのロボットが、いつのまにか愛を知る、というパターンのものは昔から好きなストーリーであり、それゆえにおおよその流れは想像がついてしまう。
しかしそれでも、広い世界へ飛び立っていくキラリの成長を喜びながらも別れを受け入れるくだりには、ハンカチを濡らすこと必定。
意外にもその後の島の様子も描かれる。ディズニーでもそうだが、皆で本能を抑えて団結ガうまれる。それは私がもう薄汚れた大人だから、きれいごとよねえと少し引いてしまう。
とはいえ見終わっても優しい気持ちで劇場を出られる作品。何みるか彷徨ったなら、とりあえずこれを選んでおけばOKな安心感もある。
最後まで見て良かった!
久々の映画館!
何を観るか迷って決めた個人的映画鑑賞復帰作笑
映像良し!!!音楽良し!!!
普通のスクリーンで観たけどこの映像は絶対デカいスクリーンの方がそれらが活きる映画なのでドルビーシネマかIMAXで観れば良かった…!
そしてストーリーなんだけど…正直途中までつまらない。
というか没入感を感じられずイマイチ映画に入り込めなかった。脚本が好みじゃなかったのかも。
そのイマイチ時間がまたそこそこ長くて…途中で退出するカップルもいたり。
私もこれはハズレかな…と思いながらキラリくんの可愛さだけを頼りに見てました笑
でも飛ぶ練習する辺りからかな…!
まずサンダーボルト先生とクビナガおじさんが好みだったこともあるんだけど、お…!?と。
そしてキラリが渡りで飛び立つシーンで一気にグッと惹き込まれて号泣笑
そこからは無事に映画の世界にどっぷり浸かれて二転三転する展開に心揺さぶられながら最後まで楽しめました!
なんならもうちょっとラストのロズとキラリのその後を描いてくれても良かったのにな…というか結局ラストのロズはどういう状態なのかとか察してレベルで終わるからそこの詳細プリーズ!!
吹替の演者も良かったですね!違和感なく適度な吹替感。良いですね〜!!
序盤〜中盤差し掛かりで諦めて寝なくて良かったです!
映画館で観て良かった!!
多分この映画を楽しめるか否かは観る人の相性とコンディションにかなり左右されるんじゃないかなと思います…!
イマイチ時間も映像美は確かなのでもしつまらないなと思っても諦めずに一度は最後まで見て欲しいなと思う作品でした!!
鮮やかな色彩と見事な躍動感
本作の予告編を見てイメージしたのは「ウォーリー」。感情を持たないロボットが、感情があるかのように見える動きをするという、ピクサーの名作アニメだ。でも実際は「ベイマックス」と「ズートピア」を合わせたような話だった。
観ていて一番驚いたのが映像の美しさだ。鮮やかな色彩と見事な躍動感で描かれた野生の島にただただ圧倒された。回想シーンでのぼかし効果も綺麗でとてもよかった。話が心に刺さらなくてもあの映像だけでそれなりに満足できるんじゃないか。
でも脚本もよくできたものだったと思う。親子の愛情だけでなく、師弟関係や、チームものといった要素が入っているとは思わなかった。もうそれだけで心が揺さぶられる。雁のキラリとロズの話だけに終わらせないところがいい。チームものが好きなだけに後半はなかなか熱い展開だった。
個人的には肉食獣と草食獣の共存が描かれることもかなり興味深い。このテーマを描くのは本当に難しい。現実にはあり得ないが故に、どうしても非現実的なものに見えてしまうから。もちろんアニメなんだからファンタジーとして描かれていることを理解すればいいだけなのだが、不思議なもので「ズートピア」くらいに現実から離れるとすんなり受け入れられるのだが、3Dの「ライオンキング」になると違和感を覚えてしまう(その感覚でさえももう少数派なのかもしれないけど)。微妙なさじ加減が必要だ。
勝手に「ウォーリー」のような人が住んでいない地球をイメージしていたが、そうではないようだ。でもあくまで人間はほとんど登場しない。もしかしたら続編が作られたならばそのあたりの世界観を活かしたものになるのかもしれない。それはそれでありだ。ないかもしれないけど、かすかに期待しながら待ちたい。
ロボットCG映画でしょー、なんか評判いいよねー からのー ハイ大傑...
もふもふをありがとうありがとう
チート並の高性能ロボットなので、動物→翻訳が学習モードで可能(すげぇ)。ロズ→動物ってどうやってんだ、ってのは多分触れたらダメなやつ。
排除されたり冒頭でめちゃくちゃ損傷するんだけど、感情を持たないので人間みたいに「もぅむりしのう…」とはならないの良かった。
自然の摂理(?)で無くなるはずだった、渡り鳥の雛を育てて、すげぇ良いヤツなキツネと親友になって、みにくいアヒルの子状態な「息子」の成長と旅立ちが綺麗でグッとくる。感情しかないよこのロボット…。平坦な道をロズ一体で作るとかマジチート…。お母さんの何たるかをネズミのカーチャンが伝授するとことか心がしんどい!カーチャン😭
しれっと人類が滅亡してそうな世界が映って動揺。気候変動の未来?
連れ戻しに来たロボットの中身がマッドサイエンティストみたいで良かったです。宙に浮かぶクラゲ?どんな動力だい。「あなたのそのデータが欲しい」?!君も野生の島で生きると良いよ!
肉食草食関係なく皆でロズと暮らそうとするのがね、シナリオはありがちなんだけど良いですね。
相容れない食物連鎖の自然界をモチーフにした作品は、人間が馴染んでいく系とか人間界に馴染み過ぎた動物が自然界に戻る系が多かった印象ですが、感情を学ぶロボットっていう作品も素敵だと感じました。
吹き替え版で見ましたが素晴らしい。字幕も見なきゃいけなくなるやつー!
動物の観察が徹底されていて、タッチは絵画っぽいのに、羽毛のもふもふ感が良かったです。ロズの右肩(ヒトで言う鎖骨ら辺)が剥げてて「ああ〜😭」ってなる。
美しいものが観たい方!必見です。
ある日突然、野生の動物しかいない小さな島に
最新鋭の「お世話ロボット」が落下してきた。
ロボットはプログラムにしたがって、何かのお世話をすることが任務。
ところが野生の動物たちは見た事も無いロボットに警戒して近寄ろうともしない。
最新鋭のAIを搭載したロボットは、野生動物の言語さえ学習して
自らの任務である「お世話を必要とするクライアント」を探し島を動き回る。
偶然のアクシデントにより、ロボットはとある鳥の巣を壊してしまい
その巣の親鳥と数匹の雛が事故とはいえ天国に行ってしまった。
たった一つ残った卵、他の動物達からその卵をお世話するように
言われたロボットは、本来のお世話の仕事を思い出し
卵を孵し、雛鳥を育て始めるがやがて〜〜
このお世話ロボットがものすごく高性能でね、
いや〜私、こんなロボットにお世話されたいわ〜〜。
これまでのドリームワークス的な
アメリカンジョークを散りばめた作品ではなく
もっと普遍的な内容をテーマにした、
長く愛される感動作に仕上がってます。
絶対絶対、映画館でご覧ください!!
で、月に8回ほど映画館で映画を観る中途半端な映画好きとしては
何だか早めに切り上げちゃう映画館がある様で、
親子で楽しく観られるこんな良い映画なのに、
早々に切り上げる映画館は観る目ないな〜〜!
ロボットにプログラム以外の「感情」が芽生えるのか?と言う
比較的日本ではよくあるテーマではあるけど、
それをデジタルのツルンとした映像ではなく、
水彩画や手書きアニメに近いタッチで映像化していることで
とても感情移入のし易いルックになっていて、
私はアニメの映像テクニック等には疎い方だけど、
観ていて最後は本当に泣けてしまった。
この映画がすごいのは単に良い話では終わらない、
野生の摂理では排除されていたかもしれない存在が
ロボットのプログラムによって生かされるという流れ。
自然の摂理も一種のプログラムの様なもの。
ただ、生物の進化はそれまでと違う局面を生き抜いた生物が
新しい環境に順応していった結果なので
無条件の自然賛美だけでなく、変化を受け入れる、
肯定する事も大事というお話が中々に深いと感じました。
吹き替え版の綾瀬はるかはこの手の役をさせればまあ〜〜ピッタリ!!
綾瀬はるかの出世作「僕の彼女はサイボーグ」や
「義母と娘のブルース」等を観れば超納得!
最初はいかにも機械然とした話し方だったものが
どんどん人としての暖かな情緒を獲得して行く。
流石です!!
本当に親子で楽しく観られる超良作です。!!
ロボットに母性は目覚めるのか?
映像と音響はアカデミー賞級‼️❓
野生のロボット
久しぶりのドリームワークス作品劇場鑑賞‼️。
前に「マダガスカル3」を見て以来かな多分(笑)の劇場鑑賞でした。
予告から面白そうではあったけど、確かに良かった👍。
お手伝いロボット(ロズ)を積んだ飛行機が事故で荷物のロボットが落下、何体かの一体が起動しお手伝いロボットだから依頼人を探し島を歩き回るが人間がいないため会話できない。動物(ロズは思ってないが)の言語を学ぶため勉強モード的なものになってしばらく休眠する。学習を終えて動物達に改めて仕事を探しまわる〜っで序盤のスタートかな〜😊。
動物の言語学習して会話をできるようにするとか今のAIにもできないのかな❓(笑)、すごいよね😳でもなんか笑えた。
色んな動物達から怪物扱いされるが最終的には仲良くなれるしその理由も感動だよね🥺。
声優さんはロズの綾瀬はるかさんは予告編の段階でも気づきました😊特徴ある声ですからね。
ロズの声ハマりました。
他の方は全然気づかなくてエンドロールで「あっそうなんだ」と驚きました(笑)。
キツネのフィンク、セリフではチィンクって聞こえてたけど調べたらフィンクなんだね(笑)。
「マリオ」をAmazon primeで見た時からかな❓ドリームワークスのロゴにシュレックやアレックス達がいたから新しくなったね〜、釣り人くんがイタズラや痛い目にあうのはもうないのかな❓(笑)
期待値より高いものがきた
子供をトランプ信者にさせたくなければこの映画を観せるべき
予告を観た時は子供向きと思って敬遠していたが、評判の高さで鑑賞。
子供も大人も楽しめる、凄い映画だった。
まず、映像が凄い。
うまく言葉で説明できないが、明らかにアニメなのに、リアルな世界のように感じた。
とにかく映像を観ているだけで楽しく、ワクワクした。
出てくる動物の挙動はリアルなのに、思考はとても人間的。
ロボットのロズと動物たちの会話で笑える場面が多く、何度も吹き出してしまった。
笑いのセンスが自分好みだった。
オポッサムの子供たちの言動が常に予想の斜め上で、心掴まれまくり。
食物連鎖の中で生きる野生動物たちにとって「死」は日常の出来事で、誰かが亡くなっても基本的に深く思い悩むことはなく、そこは人間社会と違うところに感じた。
ロズが雁(渡り鳥)の卵を見つけたことで、孵化したひな鳥を「キラリ」と名付けて育成をしていくことになるが、ロズはプログラム通りに動くだけのロボットのはずなのに、親が亡くなった真相をキラリにいつ伝えるかで悩んだり、成長して反抗期を迎えたキラリに四苦八苦するロズの姿が、人間の子育てと同じように見えるのは面白い作りに感じた。
ロズが家を建築中、まだまだ幼いキラリが仕事を手伝おうとするも、力不足で大したことができず、ロズにとっては明らかに足手まといなのに、ウンザリした顔をしながらも付き合ってあげるのが素晴らしいと思った。
なかなかこういうことができる親は少ない気がする。
子供の「人の力になりたい」という気持ちを、まずは肯定してあげるって大事なことだと思う。
キラリが渡り鳥として旅立つ場面が壮観。
「今まで島のどこにいたんだ?」と思うぐらいの大量の雁が一斉に飛び立つ映像がものすごい迫力で、映画のクライマックスとしてふさわしい場面と思っていたら、後から考えるとこの場面はまだ映画の真ん中だったという衝撃。
この後、大量の雁が人間世界に迷い込むが、人間視点からすると大量の鳥が集団で動いているのを見ると恐怖を覚えたり迷惑に感じたりするが、それを鳥側の視点で見せていくのは興味深かった。
野生の島の動物たちが冬眠をする場面。
異常気象が起こるというのも今時を反映しているが、ロズの家で起こることが、今の社会にぶっ刺さる素晴らしすぎるメッセージに感じた。
みんなが弱肉強食の本能のまま生きていたら世界は混沌し、容易に滅亡する未来が見えるが、それを防ぐために本能というプログラムを超えてみんなで手を取り合った方が良くない?というメッセージ。
さらに、キツネのチャッカリが言う「みんなが死ねば島を独り占めできる」という考え方をロズが否定し、ロズの利他的行動があったからこそみんなが助かる展開。
トランプ的思考のまま世界が突き進んだら世の中どうなるか、それを防ぐためにはどうすべきか、野生動物たちの取る行動を鑑賞しているとそれが伝わる作りになっていて、圧巻の内容だった。
この場面だけでも観た価値十分だが、この後も動物軍団VSロボット軍団による2019年公開『アベンジャーズ エンドゲーム 』のクライマックスみたいな盛り上がりが待っていて、最後まで徹底的に作り込まれた素晴らしい映画だった。
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