野生の島のロズのレビュー・感想・評価
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ほぼ完ぺきな寓話
物語、映像、画面構成、ロケ地(笑)、アニメの演技、吹替の声優、音楽。すべてが高レベルで出来上がっていてとても満足感が高い作品でした。とにかく絵がきれいだし動物たちの動きもカメラワークも素晴らしい。熟成したCG技術とシンプルながら客を飽きさせないストーリーの融合。吹替も綾瀬はるかはもちろん、鈴木福がとてもうまい。さらになぜか起用のいとうまい子教授も良かった。後半の大規模戦闘とそれに起因する山火事、工場での戦闘がロズの行動から巻き起こされている点が気になったのと、戦闘後の時間経過が年単位かとおもったら月単位だったところかな。ただそれらは些細なことで、アクロス・ザ・スパイダーバース同様、どこをとっても絵になる映像と音楽を堪能できました。
良くも悪くもひたすら子ども向け
いい点は画面が綺麗で子ども連れでも安心して見れる内容であること。
しかし、本作は今まで数多の映画が描いて来た種族が違っても友情は成り立つや家族になれるというのが物語のテーマのようだが、見せ方にワクワク感がなくずっと薄っペらいままの展開。メインキャラ達は様々な場面に遭遇しているようでいて危機が迫っているようなスリリングさがなく絶対みんな助かるだろうの雰囲気しかなかった。
1つにはロズがすぐ動物語を習得して動物とコミュニケーションが取れるようになり一体だけ残されたロボットの孤独感や疎外感はなく(一応モンスターとは呼ばれていたが能力が桁違いなのでそこは仕方ない)誰とも特段の行き違いは起こらない。ガン(鳥)の自立の為の葛藤も日常生活の範囲内なのでハラハラせずすぐ仲直り。
そのままでは起伏がないので最後はお定まりの人間を悪者にした勧善懲悪展開のアクションシーンを付け足している。人間側のロボットは悪そうな雰囲気で出て来るが、行方不明だったロボットの回収やそこで影響を受けたらしい鳥の捕獲は普通に行われる事で特段非難される事でもない。
全てが擦られ過ぎた題材を捻りもなく並べただけで感動を呼ぶ売れ線を過不足なく入れたと思っているようにしか見えなかった。
この手の物語を初めて見る小学生くらいなら物語の入門用としてはいいかもしれない。
映像美はさすが
原作を読んでいた時には泣かなかったのに、映像がつくと、飛ぶ練習で泣き、お別れで泣き、協力しあう動物たちに泣き、再会で泣き…始終号泣する羽目に…ちいちゃいきらりかわいかった…
ロズを回収しにくるシーンが原作よりも過酷になっていましたが、映像化にあたってよりエンタメ化しおもしろくなっていたと思います。続編もやってくれないかなぁ~!
みんなにも原作読んでほしいなぁ~~~!続編があるんだよぉ~~~!
ドリームワークスのアニメはいつも日本では字幕の上映がされないような印象なのですが、本国版のキャスティングがすばらしかったので字幕で観たかったなぁという気持ち…
あと、原作を手に取ったのが「野生のロボットってなんだろう!」というワクワク感からだったので、原作、原題から味気なく変わった邦題のことは好きじゃないですね…ロズを入れたいなら野生のロボット ロズとかでよかったやん…
ロズだからこその愛情が尊い
予告を見たときの印象があまりにもジブリのそうとしか思えず突っ込んでしまったが中身は疑似家族の愛のお話。
カモ科の雁は渡り鳥であるために冬には温かい場所へ移動しなければ生きていけない。そしてロズは“仕事”がなければ存在意義を無せない、雛鳥との出会いが救いになった。
ロズに心がないため見ているこちらが代わりに喜怒哀楽を担うストーリー展開でシビアな部分もありつつテンポがよく飽きない作りでした。
声優の綾瀬さん柄本さんを初めキャストの皆さん演技に違和感がなくキャラクターの個性を引き出していたのも良かったです。
そして何より映像美や音楽が躍動的で他の洋画アニメとは違った素晴らしさがありました。空の映え方も印象的でスクリーン映えしていたと思います。
堂々たる王道ロボット映画ぶり
野生のしまで生きる未来型ロボット
動物と人間のために作られた未来型、補助ロボットが、事故で野生動物の島で、目覚めます
未来型ロボットは、都市型ロボットだけど、素晴らしい適応能力で、野生の島でも動物たちと苦労しながら、関係を築きます
雁の巣を壊してしまい、1つ残った卵を大切に、育てます、その雛は孵化し、ロボットを親だと思いますが、雁の赤ちゃんを自立させるために、ロボットの奮闘が始まります、自分で餌を取る、泳げる、飛べるようになる
越冬しないと行けないので、しっかり飛べるようなるまで、ロボットも雁の赤ちゃんも頑張ります。
ロボットは、雁を1人前にして、ロボットの製造会社に戻るはずでしたが、色々あって、自然界の動物VS未来型ロボットとの戦いになりますが、ロボットは自然界に残って動物たちのために立ち上がります
今や、ロボットは、私たちの生活に欠かせない物となっていますが、この先、未来はどうなるのか、少し考えさせられる映画でした
でも、感動的なお話なので、少しウルウルしてしまいました。
Dream Worksは、良い映画を創りますね
異種を超えた家族愛と友愛の物語
誰にも受け入れてもらえない最初のロズが切なかったけど、狐のチャッカリや雁鳥のキラリとの関わりで、その島での生活がかけがえのないものになっていき、互いに絆が芽生えていく。野生の動物が住む島に1体のロボットという違和感が、過酷な島で生きていくことで次第に馴染んでいく姿が印象的で、食物連鎖のマトリョーシカにはちょっと笑えた。というかユーモアな動物たちのやりとりもたくさんあって、笑いながら(声を出さずに)見てることも多かったです。
異種間の家族愛に加え、友情を超えた友愛ってこういう事をいうんだなぁと思った。
余計な考察を考えずにただ観たまま感動が味わえる。予告のヒナが可愛すぎて楽しみにしていました。キラリがずっと可愛くて最高だった。
またなんといっても、色彩豊かな森と躍動感ある動物と無限に広がる大空、そして、その中を優美な旋廻で渡る鳥たちが本当に美しくて素晴らしかった。物語はシンプルで少し物足りないかもしれないけれど、極彩色の海を大きな画面でこそ体感して欲しいですね。
何でもできる有能なロボットのロズだけど、唯一出来ないことは空を飛ぶことだったことに今更ながら気づく。もっとたくさんの人に届いてほしいです。
ロボット✕動物=ラストで号泣、のつもりが。わたしこそロボット(笑)
無人島に漂着した都市型アシストロボのロズは、島を彷徨う中、動物たちの言動を学習し順応していきますが、ある日、雁の卵を見つけて孵化させたら「ママ」と呼ばれたことでロボットなのに人間並みのココロを持ちます。
そして、育てる雁が越冬のために島から旅立つ迄に、エサを取ること、泳ぐこと、飛ぶことを学ばせるなど、正にママになったロボットが、越冬やロズを作った組織から島の仲間を守る為に奮闘することになります。
結果、バッテリーが切れるのですが、育てた雁の呼び掛けに呼応する、、。
ここで、お涙頂戴になるはずが、、。
問答無用の名作の誕生!
私もロボ泣きしてきましたよー!ここまで泣かされるなんて…正直侮ってました。
まずストーリーが素晴らしい!無人島に漂着したお手伝いロボットが、ひょんなことから雁のひな鳥を育てていくことになったというお話ですが、試行錯誤しながら泳ぎ方や飛び方を教える姿が本当に健気で胸を打たれました。その姿はまさに理想の親子愛。中盤の「渡り」の為飛び立つキラリを見守る姿、クライマックス(後半クライマックスばっかりだったがw)で自身を犠牲にしてキラリを守る姿に涙が溢れます。
キャッチコピーに「プログラムを超えて…」とありましたが、これは大人にこそ刺さるテーマだったのではないかと思いました。日常で繰り返される、固定観念から生まれる行動の数々を見直すきっかけになるかもしれませんね。私も「私はこの仕事を任されている。あの仕事は私には関係ない。」と思ってしまっていることがあります。それでうまくいっていれば良いのですが、うまくいかなくなった時、プログラムを超えて行動する大切さってあるよなぁとしみじみ感じました。…って書いてて気づいた。私もしかしてロボっぽい生き方してないか?やばい、気をつけよう…😓
そして映像の素晴らしさよ。季節ごとに変わる色彩、躍動感溢れるアングル、ロボットと動物の描き分け、大自然の美しさ…どのシーンも本当に美しく、絵になる。ロボットは感情表現が難しそうですが、色の変化や目の開け閉めなどで表現したのは分かりやすかったし、あくまでロボットですよっていう見せ方は良かったですね。
さらに、音楽も素晴らしい!「Kiss the sky」が流れるタイミングが絶妙!このシーンで泣いた人も多いのではないでしょうか。キラリが困難に立ち向かい、ロズが全力でサポートする、勇気と愛に溢れた最高のシーンでした。後半の怒涛の展開を盛り上げる壮大なBGMは涙腺崩壊の後押しとなりました。
脚本、演出、音楽、映像…全てが最高でした!「素晴らしい」ばっかり言ってるレビューになってしまいましたが…(笑)だって本当にそうなんですもん!文句のつけようがない!これは子供から大人まで、老若男女問わずぶっ刺さるはず!最高の映画でした!
何度でも立ち上がるロボットってステキ
キャラクターが人間とロボットではなく、ロボットと動物という関係は、我々が否応なく意識させられる属性、例えば性差、年齢、人種などに囚われることなく、存分に縦横無尽のアニメーションで本当に楽しませてくれました。
ロズの自由闊達で超便利ロボアクションが心地よく、しかしサポート用ロボットなので、何かの役に立たなければならないプログラムを全うしようとする姿勢が健気、ただ自己決定の意思は持てない。
ここらがフリになって終盤の展開は熱量が増していくのは見事。動物たちを助ける、他動的意識はある事を伝えるため故郷を守ると考えると泣けてくる。あとこの部分は推測にすぎないけど、アベンジャーズアッセンブル的なカメラワークからの、左から失礼、のセリフは意図的だと思います。吹き替え版で鑑賞なので元はわかりませんが。ここも好き。
宮崎駿が大好きだ、という監督なのでどこかラピュタのロボット兵を彷彿させるデザインと動物たちの親和性も合間ってずっと楽しく観れました。物語が進むと機体にキズや汚れが着いてくるのも、もうすぐで終わるのだ、とわかる演出も見事。原作にはロズにクチがある様ですが、それを取っ払うことにより、眼で演技させることに成功しています。カメラの半開きで佇む姿が何とも言えない。全年齢対応の素晴らしいアニメでした
お決まりのハッピーエンドではないが、親子で安心して観れる
いつもは字幕版だけど、小学校の娘ということもあり、アニメーション(CG)なのでまぁいいかと思い吹替で鑑賞。
すぐにロズが綾瀬はるかと分かるくらい分かりやすかったですが、その他の俳優は分かりませんでした。
ロボット役、ハマってたと思います。
ロボットと野生動物という組み合わせ、エンディングが予想できず、ユニバーサルなので、アンハッピーはないよね、とは思いながら、最後まで楽しんで鑑賞できました。
無理の無いハッピーエンドで良かったです。
子供はロボットが野生動物に受け入れてもらえない序盤から泣いていましたが、楽しかったと言っていました。
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