野生の島のロズのレビュー・感想・評価
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ディズニーはこう言うのを作れよ!
と言いたくなるような良い映画だった。
映像は綺麗で、見ていて飽きがこない良いテンポだった。
基本は子供向けだと思うが、そこに留まらない見応えがあり、そこから生まれる感動も良い余韻として映画を盛り上げる。
ロボット物はどうしてもストーリーが似通ったものになるが、それでもこれは面白い。
映画館で見る事をお勧めします。
大スクリーンで見ると、この映画はより輝きます。
綺麗な映像と怒涛のストーリー展開!!
マザー
子が成長し、それ以上に大人が成長し、母と成り、世界が1つと成り、時に敵対もする個人がその世界と個々を互いに認め合い尊重し、世界を得てビッグマザーが産まれる素晴らしい物語。
俺にも母ちゃん居てさ、俺も年齢重ねる程に母大好き人生なんだけど、俺の母ちゃんもボケが始まっちゃってて俺の名前も間違えちゃうレベルなんだわ。
でもそんなのフル無視に俺は母ちゃんが世界で一番大好きな大人の女性なんだわ、最近毎日自覚してる。
笑ってくれ、ゴリゴリのマザコンと罵ってもらって構わない。
やっぱ俺に取っちゃ母は世界で一番の存在なんだよ。
だからさ、ロズがコケと汚れまみれになって、機能も徐々に壊れて行くも、人生で学習したプログラムと、そのプログラムを超越した愛なんか見せられてもう色々声殺して泣いちゃったよ。
うん、知ってるよ、俺クソヲタだからまあまあ色んな物語見てんだ。
そのプログラムを超えた愛って、心って言うんだぜ。
そもそも道具、便利ガジェット、工業製品として生産されたロズが心を得る。
母と成り、世界が母と認め世界そのものが母を求め愛を知る物語だ。
生きて行くため時に狩ったり狩られたり世界は残酷だけど、僕達は母から産まれ愛を教わるから生きて行けるんだな。
はあ、良い映画を見た。
大好きだよ。
感情移入が
子供の情操教育にはいいかな。
ロボットと人間の共生というのは色々な映画でテーマになってきたが今回はロボットと動物と視点を変えてきた。
とは言っても動物の言葉も翻訳して理解してしまうので結局はロボットと人間の関係と変わらなくなってしまってるけど。
それにしても最新鋭のお手伝いロボットとはいえ有能過ぎるかな。
とにかく何でも出来ちゃうんだもんな。
こういう事が苦手とか弱みがあったりすると人間味?が出て感情移入しやすいと思うんだけどね。
ストーリーは申し分なく、ロボットが感情を持つようになるのだがそれが行き過ぎた表現になってないところがいい。
動物たちがイイヤツ過ぎるのが気になるけどね。
食物連鎖は大丈夫なんだろか。
アニメでしか描けない
2016年に出版されたばかりのベストセラー児童文学「The Wild Robot」をドリームワークスが映画化したディズニーには作れないであろう傑作アニメである。冒頭ロズが危機を乗り越えるために崖の這い上り方をお手本にしたカニがあっという間に鳥にさらわれ餌となる。人間がいない動物だけの島で食う食われるの生態系が端的に描かれ、擬人化とは逆に鳥や狐やビーバーに「擬動物化」された人間が「自然本能」を乗り越え人種や格差を克服して協力し「愛と平和」を勝ち取るというあまりにもベタなテーマに臆せず真正面から取り組んでいて純粋に泣ける。予告編でわかる通りロボットと鳥に親子愛が芽生え、動物たちが食べちゃいたい本能を抑えて一致団結する童話なのだけれど打ち込まれたプログラムが役に立たないロズと同じく動物たちもDNAプログラムに反逆してみせるという展開に戦闘のやまぬ現代人の理性が問われている。飛行練習で凧揚げのように鳥を腕に乗せて走り、渡りへの出発で一緒に駆け出し断崖で雁の群れを見上げる「半泣き顔の」ロズ、この素晴らしい描写はアニメにしかできないし繊細な画に支えられたカメラワークがこれぞ映画の醍醐味を味合わせてくれてやはりアニメは最強。吹き替えの綾瀬はるかもグッジョブ。
愛とは
期待は超えてこなかった
...かな。
ビジュアルデザインは好きな感じで映像もすこぶる綺麗でスゴイの一言なんですが。
生まれて初めて見たものを親と認識するひな鳥を"仕事"として育てることになって"感情"を持つに至ったお助けロボットの話。
見る前に「どうするのかな」と思っていたのは、まず人間が一人もいない世界で動物相手にロボットがどうやって会話を成立させるのかな?という点でした。これは動物が共通語らしきものをもって会話をしている、という設定でクリアです
この時点で、動物が完全に擬人化されてしまうので、"野生の島"前提が崩壊です。動物が人間社会的な世界に生きている設定は、この手のファンタジーでは常套手段なので驚きはしませんが、物語が進むうちにそれがちょっと行き過ぎてしまうために(ネタバレなのでココまで!)、全体的になんともつまらない話に落ち着いてしまいます。
確かに舞台は大自然なんだけど、実際は"野生"を描かないので、せっかく人間が出てこないのに、"野生のロボット"というコンセプト(決めゼリフ!!)がぜんぜん"入ってこない"ことに。この辺が今ひとつ期待を超えてこなかった理由だと思います
これだと泣けないんだよな〜的な。
オマケ:
ホントは字幕版を観たかったんですが、レア過ぎて殆ど観られません。綾瀬はるかさんもまぁ、合ってましたけど。ちょっと綾瀬はるか感が出すぎてしまったかもしれませんが。このへんは意見が分かれるでしょうね。(吹替キャスティングに話題性があり過ぎると字幕版を観られるチャンスが減りすぎて困りもんですね。)ニョンゴ姉さんでどんな感じになるか、すごく興味があります
綾瀬はるかさん良かったです
吹き替え版で見ました。
ロズが単なるサービスロボットから、だんだんと愛情を持った優しい母親に成長していく姿は、声が綾瀬はるかさんということもあり「義母と娘のブルース」みたいでとても良かったです
柄本佑さん、鈴木福さん、いとうまい子さんもみなうまくて楽しめました
ただ、最後の戦闘、よくよく考えると戦わなくてもよかったのではないかと(まぁ結果論ですね
愛が生まれた日
楽しく美しい”教科書”
映画のお手本のような作品でストーリーは楽しくスペクタクル。映像も美しく申し分ない。
メインのキャラクターから脇役までしっかり描き込まれてる。
ただし、何か心に深く刺さる要素もなく、教科書を読まされてるような気分でした。
あと綾瀬はるかさん、『リボルバー・リリー』の後は『ルート29』やって、大河の狐と本作のロボットの吹き替えですか。何かに目覚めたのか、迷走が続いてるのかはわかりませんが、綾瀬さんの声だとはっきりわかってしまうのも少し問題ですね。
⭐︎4.0 / 5.0
驚くほどの完成度と精度の、美しい映像美。
本当に映像は最高に美しい。
色彩が鮮やかでアートのよう。
音楽もボリューム感があって心地良い。
(普通の吹き替えで観ました)
ドルビーシネマやドルビーアトムズで観たら、
きっともっと良かったと思います。
無人島に漂着した人間のサポート・ロボットのロズ(声=綾瀬はるか)が
自我を持ち始める話し。
親からはぐれた雁の雛のキラリ(大人になった声=鈴木福)の
孵化を手伝うロズ。
鳥は最初に見た物体を親だと思い込む習性通りに、
赤ちゃんのキラリ(声=濱崎司・・・めちゃ可愛い)が
ロズに額をピターッとくっつけるシーンは、ホントにキューンとなった。
癒されました。
成長したキラリの福ちゃんの声は太くてやや違和感でしたね(笑)
ロズが母性に目覚めるのもそりぁ無理ないなぁ、と実感します。
捻くれ者のキツネのチャッカリ(柄本佑)。
柄本佑はもうひと暴れを期待したけれど、案外あっさりと
素直になるのでやや拍子抜けしました。
私は雁のリーダーのクビナガ(千葉繁)の一言、
《渡り、がいかに大変なことか》を語りキラリを訓練するシーンは
正直言って興味津々でした。
例えば、体の大きくて重い鳥は、2000キロ~3000キロ。
(白鳥や鶴)も渡る。
例えば小さな鳥は軽いから1万キロ(例=アジサシ)を渡り
飛ぶ期間は最長で9日間、
水も飲まず、何も食べずに飛び続けて、熟睡しながら飛ぶそうです。
その謎を知りたかったけれど、雁たちはあっさりトウモロコシ畑に
降りて台風を避けようとする。
そして見た目がロズそっくりのロボットを見かけて、
キラリがロズのように人間に害を与えないからと、声をかけて
・・・ところが怖いロボで大騒動になる。
本来サポート・ロボットは、お客さまに絶対服従するように
プログラミングされている・・・だよね。
カスタマーの依頼は絶対に断らないロズ。
最初の頃のシーンは笑いました。
ロズの口調が、“のんびりキャラ“の綾瀬はるかと
とてもマッチングするので、楽しい。
ストーリーには動物界の習性とそぐわないシーンが多い。
渡りをあっさりやめたり、
寒さで冬眠の穴から抜け出した熊や海の生き物アザラシまでいて、
ロズの炊いた薪の炎にみんなして温まるシーン、
自然科学ではなくて、ファンタジーなのですねー。
そのあたり(熊がネズミやキツネやウサギを食べない理由)
美しいけれど、ストーリー的には 深みは足りてない
気がするのでした。
ラストだって廃棄処分になって当然のロズが、抵抗して
動物たちも団結して《野生の島と生息する動物たち》を守るのだけど
ラストであっさりと修理された元の姿で、
しかもロズはキラリの記憶を失っていない。
(ややご都合主義的・・・なんだと、感じちゃうのです)
較べるのは変かもしれないけれど「トイストーリー」にある、
子供に振り向かれなくなる《不用品のオモチャ》の切なさが
込み上げてこないのも、正直なところなのです。
結局のところ、ロボット(AI)は何度も再生して、動物界との
共存が可能である。
そう言いたかったのかな。
それにしてもロズを迎えにきた宇宙船には、とても不気味な
怖さがある。
絵がメチャ美しくロズもめちゃめちゃ愛しいし、音楽も綺麗。
ストーリーに深みがないなどとと言うのは、
感受性の欠けた自分が、子供の心を失ったから・・・
そう思います。
"愛"は芽吹く
心とは何かどこに宿るのか 自然の生態系、食物連鎖に手を入れるのもど...
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