「面白くはない」野生の島のロズ イバカペキさんの映画レビュー(感想・評価)
面白くはない
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DQ7のからくり兵エピソードを、ラピュタのロボットが演じてる感じのような。野生動物のはずなのに、俗っぽくて人間みたいな考え方をする動物たち・・人間の文明とは相いれない野生動物がそれを受け入れる過程の描写があっさり過ぎた。燃え上がる火を見ても怖がらない野生動物??
あと細かい点で気になったのは、キツネや熊など最低でも雄雌で2匹いないと絶滅するのに各1匹しかいない動物が多い事。ストーリー的には本当に細かい事だろうがもうすぐ絶滅する感じがして、あの島の未来が見えない。
あと鳥類の事は守る対象にするのに、貝やハチや蟹を捕食してもそこはいいのか!という、監督の個人的な価値観を感じた。哺乳類と鳥類にだけ優しいロボットだからw
弱肉強食で生きてかないといけない野生動物に、文明の便利さの味を教え、争いをやめなさいというのは、かえってあの島を滅亡に近づける危険思想のようにも感じ・・貝や蟹なども限りがあるんだし、結局そこでまた弱肉強食の奪い合いが起きるのでは?
本来は動物から大事なことを教えられる物語のはずが、逆にロボットが人間側の価値観を動物に植え付けてる感じでね。
最初から子供向け作品と思えば気にならないとしても、メッセージ的には大人を泣かせたい感じに取れるので、そういう設定の適当さ、リアリティのなさがなんかモヤっとしました。
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