「家族で見るには十分な作品」野生の島のロズ クロイワツクツクさんの映画レビュー(感想・評価)
家族で見るには十分な作品
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特に事前に情報を仕入れずに見に行った。冒頭のロズと島の動物たちとの不毛なやり取りはスラップスティックなSFコメディと言った感じで、それはそれで面白かった。動物の言語を理解、というか、動物が擬人化されてからは、まあ、よくあるお話になった感じ。
キラリとガンの群れが、都市に入り込んだシーンとか、ロズを回収にきたロボットとか、やたらと暴力的なのは、そういう派手な戦闘シーンを入れたいからなのか、と、あまり必然性は感じなかった。ビーバーが切り倒した木で川をせき止めて火事を消すとか、なんだか予定調和的にも見えてしまうのは、創作物を見慣れてきたおっさんだからだろう。
映像はとても美しいし、3DCGの動きも滑らかで、流石ドリームワークス、という出来。
大人には新味のない映画と映るかもしれないが、子供が見ると面白いと感じる作品にはなっているだろうと思う。
ファミリーレストランの定番商品みたいな映画だが、そういった需要の方が多いだろうし、奇をてらったところも無いのは、それはそれで好感が持てるアニメ映画ではあった。
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