「完成したCGアニメの作品とAIが進化した未来の話」野生の島のロズ ごまさんの映画レビュー(感想・評価)
完成したCGアニメの作品とAIが進化した未来の話
先日鑑賞した「ライオンキングムファサ」とは同じCGアニメ。しかし、見せるべき方向性は違うかなと感じました。
「ライオンキング」は、実写により近づけるという方向。CGで表現するのが難しい描写も、問題なくこなし、実写の撮影では不可能な物語を、CGで作成できるというのを示したのだと思います。
一方こちらの「野生の島のロズ」は、実写ではなく、アニメらしさを残したCG、すなわちデフォルメするところはデフォルメして、かわいらしい動物や、ロボットに感情移入できるようにした作品です。
どちらが好きかは、個人の感じ方によるかと思いますが、私は、こちらの作品のCGの描き方
とにかくスムーズに動いているように見える方が、好きでした。
CGアニメは、だいぶ進化しましたが、両作品を見比べることによって、進化の方向も違うことがわかりますので、ぜひ両作品を観てください。
さて、肝心のストーリーですが、なんかもったいないというのが正直な感想です。
日本のアニメ作品であれば、こういうシーンなどは絶対に出てこないという、いわゆる、「アメリカ人大好き」的なシーンが後半にたくさんでてきます。
派手さではなく、ストーリー自体で魅せるという選択肢は、なかったのかな、と残念に思います。
とは言え、AIを搭載したアンドロイドの未来、それはきっとこの物語のような世界なのだろうなと思いました。
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