「素晴らしい。」野生の島のロズ ヘルスポーンさんの映画レビュー(感想・評価)
素晴らしい。
"プログラムを越えて"というのはロボットの話だけではなく、ロズの働きによって野生の島の動物達が遺伝子に組み込まれた生命のプログラムを越えて生き延びるというシーンがあります。
こういった他者を思いやる気持ちこそが様々な縛り・分断・憎しみを凌駕し、平穏をもたらすというテーマを伝えることが出来ている。アニメーションという表現でしか成し遂げることができなかっただろう。ディズニーアニメからジブリ、ピクサー、そしてスパイダーバースなどあらゆるアニメーション表現の集大成的な映像でもある本作。とても見応えがありました。
ストーリーが王道で直球すぎるのが若干既視感があり退屈になりそうだと思ったが、王道ストーリーでなければロボットと動物の話でこのテーマを伝えることできなかっただろう。
アカデミー賞は間違いないんじゃないか。
冒頭のコポレートロゴが出る際にシュレック、マダガスカル、ヒックとドラゴン、長靴を履いたネコの歴代のドリームワークスのキャラが登場するところはちょっと感動した。
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