「いい感動をいただきました。」野生の島のロズ ゴウさんの映画レビュー(感想・評価)
いい感動をいただきました。
久しぶりのドリームワークス作品。
最新鋭のアシストロボット(ロズ)が無人島に漂着。偶然電源が起動してしまうもののそこには人間はおらず、野生の動物のみが生息する世界。
仕事を指示してくれる者を探すロズであったが、周りの動物は警戒し近寄ってこない。
そんなロズの事を母親と思い込む産まれたばかり雁の雛を育てる事に・・・。
まず、非常に美しい映像と、生き生きとした動物達の描写に観入ってしまう。動物らしいリアルな動きでありながら、表情豊かであり、親しみが持てるキャラクター達に作り上げられています。
ロズについては、起動時から万能すぎた為、もっと機械的であった方が個人的には良かったかな。
ヴァイオレット・エヴァーガーデンっぽいというか、感情のないプログラムに従った動きや言葉でありながら、それでも人間臭い感じに見えてしまった。
でもその辺が気になった位で、そこからのストーリーは何度となく感動させられました。
鴈のキラリの成長と共にロズのプログラムに変化が見られ深まっていく絆。それに反して訪れる数々の困難。
これで終わりかな?と思っていたところからの見せ場が幾つもあって、あっという間の102分でした。
ロボットと動物という不思議な組み合わせですが、これは素晴らしいヒューマンドラマです。
初めこそ、この程度かなと思って観ていましたが、気付いたら世界観にドップリハマっていました。
子供から大人まで楽しめる素敵な作品だと思います✨