「ロズだからこその愛情が尊い」野生の島のロズ 月子さんの映画レビュー(感想・評価)
ロズだからこその愛情が尊い
予告を見たときの印象があまりにもジブリのそうとしか思えず突っ込んでしまったが中身は疑似家族の愛のお話。
カモ科の雁は渡り鳥であるために冬には温かい場所へ移動しなければ生きていけない。そしてロズは“仕事”がなければ存在意義を無せない、雛鳥との出会いが救いになった。
ロズに心がないため見ているこちらが代わりに喜怒哀楽を担うストーリー展開でシビアな部分もありつつテンポがよく飽きない作りでした。
声優の綾瀬さん柄本さんを初めキャストの皆さん演技に違和感がなくキャラクターの個性を引き出していたのも良かったです。
そして何より映像美や音楽が躍動的で他の洋画アニメとは違った素晴らしさがありました。空の映え方も印象的でスクリーン映えしていたと思います。
コメントする