破墓 パミョのレビュー・感想・評価
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キャラクターが際立つオカルトホラー
韓国ドラマの『トッケビ』でお馴染みキム・ゴウンちゃんの巫女姿がいいね〜日本語上手!
韓国には本当にああいう職業があるのかな、、、
最初から音楽が重々しい低音で良い味出してる。
映像の綺麗さはさすが!
墓を掘り返してから次々と起こる現象に、よくわからないが色々対処していくから置いてかれ感否めない。が、オカルト系ってそんなとこあるよね。かっこいい!
一族の呪いの原因かと思われた悪霊じいちゃん、実は重葬で下から縦に埋められた棺が!
縦に埋められてるあたりでキョンシー思い出したよ!縦に埋めるとね、キョンシーになっちゃうの。でもそんな展開にはならんかった!
ラスボスがまさかの日本の将軍!しかも鬼になって出てきたからたまげたよ!鮎は生でも美味しいですか将軍。
歴史には疎いけど、朝鮮半島と日本の関わりは切っても切れない。ムカデの兜の将軍、実際に歴史にいたような、、、てかあんなデカい将軍は鬼だから?
日本の鬼は近づくだけで殺される!って恐ろしや。
座敷童子みたいなホウキ童子は韓国の妖怪かな、、、
全編通して吐血含め嘔吐シーンが多いので恐怖症の方は用心です!キツイ!
てことで、韓国の妖怪と日本の妖怪で戦う『九尾狐伝1938』もおすすめ!ホラーではないが、こちらは日本が朝鮮を占拠していた時代が舞台。日本語はカタコトだけど、ストーリーはファンタジックで面白い。
『破墓』もシリーズ化しても良いくらいにキャラクターが良かったから、ぜひ続編作って欲しい!
設定が変
アマプラで視聴。
この内容で2時間14分は長い。味がしなくなったガムを延々と噛まされた気分。
聞くところによると監督が水木しげる御大のファンらしいが、それにしては日本の解像度があまりに荒過ぎる。日本の陰陽師だの大名だのが出てくる意味がわからなさ過ぎて内容が入ってこなかった。キツネの陰陽師とか何とか言い出した辺りから怒涛のツッコミどころで全然集中出来ない。後半は本当に苦行だった。韓国土着の怪異みたいなものじゃダメだったんだろうか。それなら一貫性があったのに。
CV小山力也の大名の鬼はかっこよかったがそれだけ。他に良かったところといえば、静かな山中に簡素な墓がポツンと建てられてる絵面の不気味さぐらいか。
ホラー映画とかではなく、不思議な世界観を感じる内容だった
妻がPrime Videoで、予告を見て面白そうな作品と感じた事と、好きな韓国女優・キム・ゴウンが出演していたこともあり、家族で夜の時間帯に鑑賞しました。
物語の内容としては、二人の巫堂(韓国で言うシャーマン)と風水師、葬儀師が、後継ぎが代々原因不明の病にかかってしまう家族から、高額な報酬を支払うので究明してほしいとの依頼を受け、原因が先祖の墓にあることを突き止め改葬を行ったが、不可解な出来事が彼らを襲うというもの。
日本のホラー映画の要素もあったので、呪い系なのかと思いながら見続けていると、後半になるほど日本人の陰陽師、武士、さらに鬼までが現れるなど、物語が進展するにつれて反日的な感じも若干あり複雑な心境になりました。
日本の陰陽師の影響もあるのか、韓国独特の世界観なのか、なんだか不思議な世界観を感じる内容の映画でした。
濡れた木…
名優で成立したけど、、日本との悲しい歴史、反日スパイスも相まったオカルトホラー。意外性もなく、退屈してしまった。あんなに占いや死に纏わる職業があるのだと、職種の違いが分からなかった。
呪術合戦
日帝支配と朝鮮出兵、朝鮮半島を分断する二重の呪い
土はどんな味なのだろう…
後半からは難業・苦行でございました。
跡取りの赤ん坊が泣き止まない難病に困る
大富豪の一家の依頼で、
先祖の墓を掘り起こしたら、大変な事態になるホラー映画。
風水師、
葬儀師、
巫堂(ムータン)
が100年前の墓を掘り起こすと、
その墓に封印された“何か”が!掘り起こされて・・・
一件落着かと思ったら、
墓の下に垂直に立つ更なる墓が、
あった!!
ここからはオカルトと言うか、
日本語を話す武将の霊が現れて・・・
豊臣秀吉の朝鮮出兵・・・
20世紀前半の日韓併合・・・やら、
日韓の耳の痛い歴史が蒸し返され、
「あー、いつまで経っても、恨まれてる」
「日本を傷めつければ、わーッと盛り上がるのね」
と辛くなるのでした。
親日で話しが割と通じると思えた大統領は、
今や韓国人の敵的な有り様だし、
韓国人にとってはホラー映画にしても、
日本は怨みの対象なのね。
「哭声/コクソン」の方が面白かったけれど、
やはりこちらも、國村隼は悪役だったもんね。
日韓に横たわる深い淵に暗い気持ちになった映画でした。
やっぱ悪いのは日本人
サバハ(2019)を見たとき「雰囲気がレベち」というタイトルでレビューした。レビューは『巧いなあと思います。冒頭からリアリティの佇まいが違います。』と書き出していた。
おなじ監督がつくった本作も始めからそれを感じた。上質な恐怖映画の雰囲気づくりと役者の作り込み。風水師役のイミンシク、シャーマン役のキムゴウンとその助手役のイドヒョン、葬儀屋役のユヘジン。みんなその道のプロパーにしか見えなかった。
しかし韓国映画には日本をディスる描写がつきもの。それが本作にもあった。
主人公らは日本の陰陽師が墓に封印した怨霊によって窮地に立たされる。
韓国映画では善良な韓国民に災いをもたらす悪い人は日本人と相場が決まっている。その設定は忌々しいが映画のクオリティは常に日本より高い。この現象に対する日本人の態度はそれぞれ。じぶんはポリティカルではないから韓国は嫌いだが韓国映画は好きという感じ。日本男児にあるまじきことだが女優も日本より韓国のほうがいいと思ったりする。ちょっと前まで韓国は整形大国と言われていたがいまの日本の芸能界を見ると整形の比率が逆転している。先般、40歳以上のおっさんがパーカー着るのはヘンだとのたまって炎商した女がいたがインフルエンサー界隈の女はほぼ全員あれと同じ整形顔をしている気がするんだが。Kpopがニュース記事にあがると、なんで韓国アイドルを紅白に出すんだ(怒)というヤフコメが殺到するが、個人的にはそれもどっちでもいい。日本人として保守的スタンスをもっているが、芸能などに関しては自由な態度をとる。
韓国ではドラマ・映画もKpopもプロパガンダ・外交のひとつである。高品質が反日描写をスポイルするから、韓ドラやKpopに夢中な若者は韓国が日本を罵倒しても彼らに敵愾心をもたない。それを戦略というのだが、ただし日本のホラー巨匠とされている中田秀夫だの清水崇だのの○○つまんない映画と、これを比べるのは酷な話である。プロパガンダだろうが何だろうが庶民は韓国コンテンツのほうがずっとおもしれえと思いながらネトフリ見てますよ──という話にすぎない。
ミンシク演じる風水師は、墓所に明堂を斡旋して遺族から金をもらう。明堂とは埋葬に適した立地のこと。ご先祖をいい場所に葬ると家が繁栄する。儒教の韓国ではそういう吉凶をすごく気にする。だが狭い韓国、いままで何百何千万と埋葬してきたんだから明堂なんてそうそう残ってはいない。ときには適当なところを紹介しながら葬儀屋役のユヘジンと組んでそれなりにやってきた。そんな時、シャーマンの友人が持ってきた儲け話。4人は破墓の禁忌にはまっていく・・・。
小泉八雲の耳なし芳一みたいだなと思ったところもあったが、将軍の霊は関ヶ原でやられたと言ったりもする。雰囲気をもっていて、役者もそろっているがストーリーは粗雑でごたまぜ感があった。言えるのは何が何でも悪いのは日本人だというところ。わら。
キムゴウンがカッコよかった。据わった目と、むいた卵みたいな肌質感。祈祷での狂乱ぶり。堂々たる演技力だった。
またユヘジンが上手。葬儀屋だが聖書を引用してアーメンと結ぶキリスト教徒でもあった。おっさん臭さを醸しながら、ふとしたとき笑いをとったりもする。
韓ドラ・映画でおそらくもっとも頻出のおばさん俳優キムソニョンも相変わらずうまかった。
すこし長い気もしたが、しっかり魅せた。ハッピーエンドも好ましく感じた。映画は大成功し、韓国内で2024年の最高収入をあげた。世界的にもヒットし、ベトナムおよびインドネシアで最も興行収入をあげた韓国映画になったそうだ。日本人が悪になっているので日本ではそれほどではなかった。たとえば映画コムは(見た時点では)3.1で、抑えた点になっていた。
Imdb6.9、RottenTomatoes95%と87%。
水木しげるへの愛
まさに“怪作”と呼ぶにふさわしい作品。
水木しげるの大ファンであるジェヒョン監督が描き出すこの映画は、韓国史の暗部が徐々に浮き彫りになる怪談仕立ての物語。歴史の闇と怪異が重なり合う演出は独特の体験を提供します。
墓を掘り進めるたびに現れる「呪い」の正体が少しずつ明らかになる展開は、息を呑むようなスリルと知的好奇心を同時に刺激。ジェヒョン監督ならではのユニークな視点が光ります。
とはいえ、その呪いを「外来のもの」とする主張は、日本人としては少々引っかかる解釈ではありますが、それもまたこの映画が投げかける問いとして受け取ることができるでしょう。
唯一惜しいのは、後半でやや物語の勢いが失速し、134分という上映時間が少し長く感じられること。それでも、歴史と怪談を融合させた試みの斬新さは、映画ファンなら一見の価値があります。
寝た霊起こすな、寝てた鬼もっと起こすな
◉二段重ねの物語
物語はどんどん深みに入っていきましたが、展開がもたつかなかったので、心地良く筋書きに嵌まれました。
お墓の二段重ね…誠に不謹慎極まりないが、筋書きもキチンと二段重ねになっていたのが凄い。巫官、風水師、葬儀師のタッグが絡むホラーだが、風水的に悪い土地に埋葬された祖父の霊魂が悪霊になって、親族を地獄に引き込もうとする。巫官のファリムが復活した祖父の悪霊を感じていたため、霊魂を封じた棺を燃やして一瞬終幕かと錯覚したが、もちろんそんなはずはない。
その後が、墓掘りに関わった職人が祟りに憑かれたと言う分かりやすそうな展開。てっきり祖父の悪霊が想像を越えて強かった…と思わされた。ところが、人の霊魂のレベルでは済ましてくれない、人ならぬレベルに上がっていた。
◉起きた鬼の強いこと
現れた鬼は超合金ロボのような剛毅な存在で、敵を潰して勝利する。「精霊」なんてとんでもない。血を欲するドロドロした怪物。
ただし、鬼なるものの威力は、もっとストレートに伝わるものでよかったかも知れませんね。その精霊は秀吉の朝鮮出兵や関ヶ原の戦いで武威を振るった武将が韓国に来たりて、敵を滅ぼす怨念に取り憑かれていた。侵略者、戦国武将と旧日本軍…のような、日本と朝鮮の歴史的経緯を踏まえた話が、少しくどかったと感じました。
それを作品のテーマに掲げることのいい悪いではなくて、伝奇的に絞り込むなら、少し背景が多過ぎたように感じました。
◉見える者には見えている
しかし私にとって、あのお墓浄めの儀式はどこまでリアルかは分からなかったが、魅惑的で見入ってしまった。実はチラッとファリムとボンギルの坐官コンビのパフォーマンスは報酬目当てのものだと見ていたのだが、次第に高潮していく儀式を見ているうちに、私の胸中にファンタジーノワールの香りが漂ってきたのですね。やはり感じられる人は感じているし、見えている。そしてひょっとしたら臓腑を抉られる。そう信じました。
「シャーマニズム エンタメ映画」であることに気づけるかどうかが面白さの分かれ道。反日映画という層は映像作品や社会情勢に疎いのかも…
まずレビューをするにあたり先入観が生まれないよう、ここだけは強調したいのだが、この映画は全くの反日映画ではない。むしろ日本大好き映画だ。
確かに日本とのつながりが起こした悲劇のような描写があるにはあるが、むしろ前半の演出にはJホラーの様相が漂っているし、後半の将軍が出てくるシーンには中途半端な演出にならないよう日本の有名声優を使っている。また、監督の大好きな日本の要素を詰め込んだようなストーリー構成からしても、むしろ日本愛に溢れた映画だ。
韓国でこの映画がヒットしたのもストーリー云々が刺さっているというより、下地に根強い「日本ブーム」があると思われる。
この映画を見て反日・日本を悪者に描いているという層には是非Netflixドラマ「京城クリーチャー」を見て比較していただきたいものだ…
本題の映画の内容だが、監督自身もインタビューで答えているとおり
この映画は「ホラー映画」ではない。「エンタメ映画」だ。
風水師サンドクを演じたチェ・ミンシクも、インタビューで本作を“スリラー版アベンジャーズ”と述べている。
映画の主軸を「呪い(ホラー)」と捉えて見ているとこの映画はつまらないものになってしまうのかもしれないが、この映画で見せたかったのはあくまで「韓国のシャーマン文化」であり、「シャーマニズムや呪いの根底にある人間の願いや欲望」である。
ここの認識の差が見た時の感想を左右するようには思った。
前半はピリッとした緊張感とスリルが光るスリラー要素が強い内容だが、グラデーションのように後半は多少の緊張感を踏襲しつつも人間ドラマに焦点を当てていくような描写になっている。
特にサンドクとファリムは前後半で言動が大きく変わり、先に述べた「シャーマニズムの根底にある人間の願いや欲望」を描く上で大きな役割を果たしている。
個人的には前情報なしで観たものの途中から認識を改める必要があることに気づき、面白く見ることができた。
それに役者陣の好演が素晴らしく、興味を途切れさせないようにしている監督のねらいも見えて上手い。
邦画のジャンルを見れば分かる通り、日本ではホラーが圧倒的人気でクリーチャー作品は人気がないため評価が分かれるのは致し方ないことだし、
日本の描写・解釈はお世辞にも正しいとはいえないのだが、
ぜひこれから観る方には、いろんな先入観やジャンル的要素を取っ払って「シャーマニズム」を軸にしたエンタメ映画として本作を捉えることをお勧めする。
(邦画「来る。」を観にいくような気持ちで構えてほしい)
「シャーマニズム」がなぜ生まれたのか、そして科学的な技術が発展した現代においてもなぜ存続しているのか、その意味を考えさせられるいい映画だったように思う。
恐怖の前兆と奇怪な事象が起きる前半、破墓の儀式、風習の様子など興味深く面白い。 後半、よくある三流化物映画になってしまって本当にがっかり。役者は良かったのに!
跡取りには代々謎の病気にかかるという大富豪一家。
その原因は、先祖の墓が原因だと疑われ、巫女、風水師、葬儀師らが集まり、お祓いと改葬を行うが、墓には恐ろしい秘密が隠されていた。
恐怖の前兆と奇怪な事象が起きる前半、そして破墓の儀式、風習の様子などが描かれており、興味深く面白い。
しかし後半、一転して、一段落したと思ったら、また墓に戻って、話が振りだしに???
今度は、モンスターが復活。
三流化物映画になってしまってがっかり。
メインの4人の俳優がいいだけに、本当に残念。
オカルトには慣れてないので結構怖かった
ホラーとしては高評価。話の結末などは微妙
カメラワークや映像についてはとても質の高いホラーだと思います。テンポもいいし、登場人物のキャラが立っておりとても釘付けになる物語の序盤です。夕暮れ近くの山の上の墓の様子や何気なく映す空模様、急に雨が降ってくる様子などは陰湿で不気味そのものでこれから何が起こるのかという怖さで心拍数が上がります。
ただ、最初のエピソード(アメリカにいる韓国の富豪の家に代々続く跡取りの男子に起こる奇病にまつわる話)はすんなり理解できたのだけれども、最終的な結末につながるエピソード(重葬にまつわる話)と、どえしてもすんなり繋げることが出来ずちょっと戸惑いました。これらの流れは日本人にはなかなか理解しがたいことであり、韓国で、生まれ育って風潮や、空気感を肌で感じる人だけが共感、理解出きるものだと思います。映画解説YouTuberで日本人が原爆に対して持つ共通の認識みたいなものと解釈している方がいましたが私もまさにそれだと思いました。韓国での観客動員数1位になったのも韓国ではなるほどとうなずけます。
しかし、後半の展開はホラーゲームのような怖さ、気持ち悪さがあり歴史認識などを除外すれば単純にホラーとしては優秀だと思いました。
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