「食事シーンは美味しそうだがストーリーは不味い」劇映画 孤独のグルメ かえるささんの映画レビュー(感想・評価)
食事シーンは美味しそうだがストーリーは不味い
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原作もドラマ版も好きで松重豊の脚本も期待していましたが、正直こんな五郎さんは見たくなかった。
ドラマ版の発明は五郎さんが独り言を言いながら実に美味しそうに食べる食事シーンをじっくりと見せる事で、その部分は今回も文句なく見ていて腹の減る演技でした。
でも、そこに至るストーリーが稚拙であまり愉快では無いのですよね。
個別の腹が減るまでのエピソードでは、多くが井之頭五郎自身の無謀で配慮のない行動や自業自得なアホ行動によって事態が悪くなるのに、その後でご都合主義な展開で人に親切にされて美味そうに飯食ってても、何故そんな状況で飯を呑気に食えるのと心がゾワゾワしてしまう。
ビザも取ってない不法入国状態で臨時イミグレーションを待ってる状況で、韓国ウォンを持ってたと思えないのに店入って注文するか?イミグレーション担当者待たせながら。
タンポポのオマージュも分かるけど、そもそもラーメン屋店主が立ち直る経緯も納得しがたいし。
全てがこんな感じでなんでそうなるの?と、展開とその演出が浅いんですよね。
井之頭五郎にアホ行動させなくても、不運なトラブルにひたすら巻き込まれるプロットであれば、その後の空腹に共感もできたはず。
もっと美味しいストーリーで、俺たちの腹を減らせてくれよ!
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WAIさんのコメント
2025年1月12日
マジレスですが
>ビザも取ってない
韓国は短期の観光等ならビザ免除だと思います。
>不法入国状態
これはそうですね。
>韓国ウォンを持ってたと思えない
クレジットカードを使う方法はありそうですwww