「食事がおまけか、物語がおまけか」劇映画 孤独のグルメ フクメンさんの映画レビュー(感想・評価)
食事がおまけか、物語がおまけか
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いつもどおりの食事シーンと、やや無茶な設定のある依頼解決のため奔走する井之頭五郎と、ある意味贅沢なキャストが繋ぐ2時間でした。
数回挟み込まれるいつもの『腹が、減った…』シーンが唐突も良いところだけど、今回は劇映画ということで、正直食事シーンがおまけ的な所もあるのでそこは御愛嬌。年末に公開された某三ツ星レストラン映画と被るような料理の映し方も有ったりして、なんとも不思議な感覚で観ていました。
材料が同じだとしても『いっちゃん汁』と『あのラーメン』のスープがほぼ同じ味になるところに、何故?とのツッコミは無粋かなとは思いますが、それなりに強引な着地でしょう。あとダニエルの存在が謎すぎてむしろ笑うしかないという。
ラストシーンで『庄助(第1シーズン第1話の店舗)』が出てきた時は、思わず『そう来たか(笑)』と声にして呟いてしまったほどにやられました。あれはいいアイデアだと思います。
途中で劇中劇が展開されて、五郎ならぬ六郎が出てきましたが、松重さんにはまだしばらく井之頭五郎を演じてもらいたいなと素直に思いました。
そういえば久住さんはどこにも出てこなかったか?
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