「映画なので,「孤独のグルメ」とは思えない展開があって面白かった。」劇映画 孤独のグルメ マサヒロさんの映画レビュー(感想・評価)
映画なので,「孤独のグルメ」とは思えない展開があって面白かった。
予告編を見たとき、孤独のグルメでパリに行く必然性があるとは思えなくて思わず笑ってしまった。公開されたら絶対見に行こうと思った。もちろんパリへは出張だから必然性はある。
パリでは、エッフェル塔を背景にして言う「腹が減った」が面白い。そしてこの後,例によって「こいつはウマイ」とか言って、出された食事を美味しそうに食べる。
オニオングラタンスープがとても美味しそうだった。
松重 豊さん(188センチ),杏ちゃん(177センチ)、2人とも背が高いので、並んでパリを歩くとカッコいい。食べ物ではないが映える。
パリでは顧客からスープ探しを依頼され、ここから映画ならではの冒険の旅が始まる。
このあとの五島列島では、テレビドラマでは起こり得ない話となり興味がわく。
嵐に流されてどこかの浜辺に行き着くなんて、「孤独のグルメ」とは思えない命懸けの展開だよ (^^)。
貝とキノコなんてマジで即死するぞとは思いながらも、五郎さんが死ぬわけないので安心して見ていられる。
まあとにかく、このアトどこへ行こうが、「腹が減った」の定番セリフと、心の中で 「ああだこうだ」ブツブツ言いながらウマイウマイと食事を平らげて満足感に浸る流れに揺るぎはない。
「オジサンが,ただメシ食ってるの見てイッタイ何が面白いんだよ?」って言われちゃうと、その通りなので返答に困るのだが、
「まあとにかく、それが面白いんだよ ( `Д´)/」である。ウンウン。
僕は深夜にやってるのを,たまたま見る程度なので10回ぐらいしか見たことがないが、ドラマを見たことがある人も,見たことがない人も両方楽しめると思う。
今回1番驚いたのが、テレビがもう13年もやっているってこと。マジか (゚д゚)
それからテレビで松重豊さんが食べるのは撮影時が初めてで、取り直しなどしない一発勝負、しかもホントに1人で完食してるので少食の松重さんは大変らしい。
ただし、今回の映画は監督も兼ねたから2回目とのこと。