「グランメゾン・パリに比べると見やすい作品」劇映画 孤独のグルメ yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
グランメゾン・パリに比べると見やすい作品
今年4本目(合計1,546本目/今月(2025年1月度)4本目)。
…といっても、10日ほど違いなので、一概に言えるわけではないですが…。
ストーリーは個々個々違っても料理をテーマにするという趣旨では同じだし、ストーリーはかなり違いますが、共通項としての「料理」があるので、どちらかが好きならもう一方も、といったところですが、あえて選ぶならこちら、でしょうか。主人公はフランスをはじめとして韓国(後半はほぼ韓国パートとなる)等になりますが、根底にながれる日本料理の文化という点では変わっておらず、「グランメゾン~」と比べるとわかりやすいしおすすめといったところでしょうか。
元ネタはテレビドラマだそうですが、原作を知っていることを前提にしない展開であったのが良かったです。しいて言えば、長崎県(五島列島)の地理に詳しいとやや有利かな、といったところです。出てくる料理は多々色々ありますが、一部を除いて丁寧な説明と誘導がついているので「何の料理なの?」といった展開にもなりにくいです。
採点に関しては以下まで考慮しています。
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(減点0.3/飛行機でのフードサービスと不当利得)
飛行機の運賃には通常、特に海外運行の場合には料理代金が込みであることが普通なので、「理由のいかんを問わず」それを出さないと不当利得(703)の問題が発生します(不当利得は、他人の財産で利益をあげたこと、他人に損失を及ぼしたこと、この2つに因果関係があること、法的に根拠を持たない、の4つで成立します/不当利得の成立に不可抗力であることは免責事項とされていない)。
ただ、この映画で不当利得の問題を追及すると映画はヘンテコな方向になってしまうし、海外に行くパートなので、どこの法律が適用されるか怪しい(法の適用に関する通則法。原則と例外)ことまで考えて、指摘はしますがこの程度です。
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