「温かい気持ちになり、腹が減った」劇映画 孤独のグルメ WKBさんの映画レビュー(感想・評価)
温かい気持ちになり、腹が減った
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原作未読、ドラマは全部ではないがそこそこ視聴、テレ東ファン。
期待以上に、かなり笑って、一部はうるうるきて、全体的に温かい気持ちになって、やっぱり腹が減り、結局帰りにラーメンを食べました。
歳のせいか、こういう温かい気持ちになる映画がいいんだよなあ。最近のだと、侍タイムスリッパーとかアイミタガイとか。
モノづくり(食事や作物や番組やこの映画自体等)をする人々の熱意や愛情をとても感じつつも、品質が最高のものが最高にいいものとも限らない場合もあるという、世の中や人間の奥深さも感じる場面があり、個人的にグッときました。
一流のプロとかではないが、身近なその人が作ったその感じが美味しいんだよなあ、というものもあると思います。時に雑に作ったものだとしても、その雑な感じが美味しい、とかも。
劇中劇にエンケンさんが出てきた時は吹き出しました、劇場内でも一番笑いが起きてたかもしれません。
終盤、フランスのお二人と五郎さんがビデオ通話のようなものでやりとりするシーンがありましたが、五郎さんのいた場所の窓の外の景色が、(自分の記憶違いかもしれませんが)映画ルックバックのあのシーンの窓の外の景色と同じに見えて、自分の中で2つの作品がつながりました。
違う景色だったとしても、モノづくりへの熱意という点で自分の中ではつながりました。
ドラマとは違う路線なのかも知れませんが、様々な年代の五郎さんファンの方に、劇場で観ることをお勧めしたいと思います。
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