劇場公開日 2025年1月10日

「劇場版ならではの特別感と粗の多さ」劇映画 孤独のグルメ takashiさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5劇場版ならではの特別感と粗の多さ

2025年1月10日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

幸せ

映画にするような作品かと思いながら期待半分、不安半分で観賞。結論から言うと、どちらにも応えた映画だったと思う。
アニメにしろドラマにしろ日常を描く作品の劇場版は、メインストーリーを据えて壮大感を演出しようとする過程で、展開が強引だったり雰囲気が違うことは多いけど、本作もその例に漏れない。特に五郎の常識ある大人とは思えない行動に首を傾げるシーンがいくつかあった。まあ、ドラマでも空腹優先で仕事を放り出すことはあったが、遭難から帰国までの流れはかなり無理矢理ではあった。
とはいえ主軸の話は多くの人々を巻き込みつつ丸く収まっている。人情的なストーリーで雰囲気の違いはあるが、決して面白くないわけではなかった。
食事シーンはちゃんと美味しそうで、そこは孤独のグルメらしい。欲を言えば、もっと食事が見たかったし、中身にも言及してほしかったが時間との兼ね合いだろうか。

takashi