ACIDE アシッドのレビュー・感想・評価
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タイヤが先にやられちゃうでしょ。
パニック映画でもハリウッドのようにCGでダイナミックにデザスターを表現するタイプのものではなく、フランス映画らしく?有事の際にそれぞれがどういう行動をとるかを考えさせるヒューマンドラマになっており、酸性雨というのはあくまでもそれを見せるための手段に過ぎない。
スッキリしないラストというのはもそこが重要ではないからかと・・・。
「またヴィンセントは襲われる」も似た様なラストだったので最近のフレンチスリラーの常套手段とか?
複雑な家庭の思春期真っ只中の少女のめんどくささや、新しい奥さん?に会いに行きたくてしようがない執行猶予中の父親などリアルな問題を抱えるフランスの中流家庭目線なので、多くの人が自身と照らし合わせて見ることができる。(あくまでも欧州限定だけど)
生き延びるために助けてはもらうが、反対に命をかけてまでお返しをしなくてはいけないのか?など難しい選択を見せつつ、やはり身内の生命が最優先というのは至って普通なだけに意外性や驚きが見られなかったことが残念だった。
駄作!なぜ日本公開したのか?
久しぶりのフランス映画で、しかもフランス製パニック映画って初めて観る。ハリウッドとは一味違うものを期待したが、残念ながら70年代パニック映画ブームのダメな所をさらに強調した感じで、クライマックスではバカバカし過ぎて席を立ちたくなった。
ローランド・エメリッヒの作品が宝石に思えてくる。
酸性雨の恐怖を描いたパニック映画なのだか、酸性の世界は日本では青森の恐山が有名。草津温泉もそうだな。もうほんとに何も生きられない世界。ましてやこの映画のような硫酸の雨が降ったら、雨が止んでも大気中の酸性で生き物はバタバタ倒れていくはず。そこは映画なので水に触れなければ大丈夫とする。
でもこの映画の酸性は雨となって襲ってくる。逃げ場が無いのに、なぜか逃げる。大人しく屋内に居るのが一番安全なのに、しかも雨が降りやすい山を目指すのである。フランス人はバカなのか?当然雨で殺られる。もうこの時点でグダグダ。さらにクソつまらない人間ドラマを絡めるので、パニックの恐怖が弱まる。しかも電気のない屋内や夜間のシーンが多いので、スクリーンが暗くてよく分からずイライラもする。
酸性雨だから人類滅亡は避けられない展開なのに、中央機関だけはしっかりしているのが不思議で、そこで働いている人はどこかのほほんとした雰囲気。
なんじゃこりゃ?
パニック描写もイマイチで橋で母親が死ぬシーンが無かったら、☆一つにしていた。
Melt
酸性雨ムービーということで不謹慎ながらどれだけの人が溶けるんだろうという期待を胸に鑑賞したんですが人間ドラマに謎に重きを置いていたせいか盛り上がらずじまいの作品になっていました。
酸性雨で建物が壊れたり、顔や体がぐちゃぐちゃになっていたシーンだけは良かったと思います。これを全編に渡ってとは言わずとも定期的に挟んでくれたり、とんでもない人数がゾンビのようにやってくる様子とかを映してくれたらもっと良くなったのになと残念に思いました。
キャラクターに魅力が無さすぎるのが今作の致命的な部分で、直近のディザスタームービーである「ツイスターズ」の登場人物たちはめっちゃアクティブに行動するし、その行動にも興味が持てる部分があったりしていたのに対して今作はただ逃げるという見せ場の少なさに加えて娘と母がワガママ放題なもんですから観ていてツッコミが絶えませんでした。
酸性雨でパニックになるのは仕方ないですし、それによって行動が危険に近いものになるのもしゃーなしだとは思うんですが、それ以外の場面で喧嘩はしまくるわ、駄々はこねまくるわ、助けてくれた他の家族への態度は最悪だわで中々の胸糞案件に繋がっていくのもインディーズ系のディザスターものとしてはちと長めの今作ではストレスに繋がっていた気がしました。
終盤の娘の行動は本当にわけわかめ過ぎて頭の中が?で埋め尽くされていました。
なんで自分から危険に飛び込んでいってから父親に助けを求めているのかがさっぱり分からずで大変でした。
題材的にはもっと良くできそうなのになぁと思ってしまった作品でした。視点が良かっただけに残念です。
鑑賞日 8/30
鑑賞時間 18:30〜20:20
座席 L-3
めちゃ強い酸性雨
自分が助かるために、他人を見捨てるのに、自分が助かりたいために、他人に助けを求める。
よくわからない謎の展開も多いし理解が難しい…。要パンフレットか?
今年314本目(合計1,406本目/今月(2024年8月度)39本目)。
※ (前期)今年237本目(合計1,329本目/今月(2024年6月度)37本目)。
そういえば、いわゆる「映画泥棒の啓発CM」(頭がポップコーンの人が追いかけられるアレ)、従来は警告表示(罰せられます、等)が日本語、英語、韓国語、中国語だったのですが、そこにさらにポルトガル語、ベトナム語?等結構加わっています(ポルトガル語は確認済み。愛知静岡に多くの当事者の方がいることを想定していると思われます))
冒頭に何か隠し撮りしたであろう映像が流れます。どこかの悪徳企業が変な化学物質でもばらまいた…って設定ありましたっけ?
フランス国内で超酸性の雨が降るということで国内が大混乱に陥り、多くの人が海外に脱出したり、あるいはとどまったりを選択するというある種「原因がわからない」という意味ではホラーになるのでは…といったところです。
ただ映画内で「その原因」が何かが明確に示されず延々逃げているシーンばかりになるので(冒頭に出てくる何かの悪徳企業みたいなものは作内には出なかったはず)、何がなんだかよくわからない展開になります。および、フランス国内でのこうした脱走劇のため、出てくる地名が極端に幅広く、いくつかは高校世界史等から類推ができるものもありますが(高校世界史をみっちり高校でやっててよかった)、なかには厳しいんじゃないかなといった部分もあります。
…で、まぁそんな展開なのねと思ってみていたところ、主人公(たち)はある家にとめてもらえることになりますが、そこに登場するのは「ある内部疾患を治療するための機械」(日本では内科や専門医などで「この治療」を受けられますが、日本で「この治療具」(機械)を持っている方は少ない?)の話が出てくるところ、これも実はあんまり関係がなさそうで、色々ダミー描写が多くて理解が難しい(結局酸性雨の原因がよくわからない)というところに大半来てしまいます。
この点に関してはもうちょっと説明があってよかったのでは…といったところです。
採点に関しては以下まで考慮しています。
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(減点0.3) 映画の展開がわかりにくい
パンフレットを後で買うか読んでから見るか…といったところです。「なぜそういう展開になるの」の説明がほぼないので理解がかなり難しく多くの方が「これってずっと酸性雨から逃れ続けることだけを目的にする映画?」と解釈されても仕方がないところ、一方で「大切にする人と会うために多少の困難を乗り越える」ということもまたテーマの一つになっており、どういう筋で見るのかがかなり割れてしまう点があるのはこれはもう仕方がないように思います。
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唐突に終わるんだろうな~と、思いつつ、最後まで飽きずに鑑賞。 直情...
パニックムービーとしてもヒューマンドラマとしても弱い
逃げ場がないようであるようでないようで…
酸性雨
怖いし、意外と考えさせられる作品
予告編を観て気になって観たが、内容は怖いと言うよりも重いテーマ。
酸性雨は今の世界中で問題の地球温暖化など環境問題を考える上で以外と考えさせられたスリラー作品。
家族の絆も今回の作品は物凄く大事だと思い知らされた。観て良かった。
ただ、最初のシーンはドキュメント風だったがあれは何だったのだろうか?作品導入のためだったのだろうか?
騒ぐだけ。逃げるだけ。
地球温暖化の末路
躾がなってない。この親にして、、、
実際に起こると怖いお話
死の酸性雨が降り注ぐ世界で極限状態に追い込まれた人々の決死の脱出劇を描いたフランス製サバイバルスリラーなんだけど、雨が人間に襲い掛かり、人間に被害をもたらすと聞いたら、私世代は「魔鬼雨」を思い出す人が多いと思いますが、「魔鬼雨」は、カルト集団による内容でしたが、本作品は、環境破壊によるもので、現実的に起きても不思議ではない作品・・・
本作品、フランス映画なんですね。
正直、出だしが少々分かりづらいのと、どうして、こうなったのかの説明があまりにも簡単で・・・・酸性雨から逃げる人間の悲劇とか、家族愛に追った内容となっている・・・・
だから、サバイバル映画なんだけど、ホラーやスリラーと言う内容ではない・・・・
単に、ひたすら、淡々とお話が進むが、もう少しパニックの部分にメリハリがあるとみているこちらも緊張感が増すのかな・・・
淡々としているので、こちらも淡々としているだけでしかない・・・・
もう少し、メリハリがあるといいのかな・・・・ラストも自分の好みなのですが、淡々とお話があり、ラストで終ってしまうので、ちょっとがっかりな終わり方かな・・・ま、こう終るしかないのかもね。
パニックスリラーの秀作
すごい怖かった。100分間ずっと緊張しっぱなしです。ちょっとグロテスクな描写もありますが、血みどろとかでもなく、抑えめにしているようにも思えました。とにかくじわじわ、ぞくぞくと怖さが来ます。もう息もつかせぬというか。フランスらしく抑え目で渋い演出だけど怖さはすごい。人間は追い詰められたとき、こう非常にならなければならないのかとか、自分だったらどうだろうとか、入り込んでしまいました。
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