ACIDE アシッドのレビュー・感想・評価
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アメリカでは通らない企画
興行リスクを重視するアメリカでは制作側に保険会社が付いているのが常。この尺でこの内容は絶対ダメ出しを喰らう、てか没!
むき出しの個人主義をリアルに見せるのは日本人には馴染まない。まあ父親はあんなものだろうが娘のキャラクター(ギャーギャーわめくだけ)に工夫がない。
全く盛り上がらないまま、尻切れトンボのプッツン終了という欧州スタイル。
予算もあって配給できてって、うらやましいぞ!フランス映画!
ただ逃げているだけ
昔は酸性雨と聞くと単純に何でも溶かす
イメージがあったのと映画館での予告から
面白そうだと思って鑑賞したが
始まり方も?で終わり方も?
消化不良のままで終わった感じ
父と娘が雨から逃げるだけの印象だった
また娘が自分勝手に行動して
困ると父に助けを求める繰り返し
映画としての面白さを感じなかった
タイヤが先にやられちゃうでしょ。
パニック映画でもハリウッドのようにCGでダイナミックにデザスターを表現するタイプのものではなく、フランス映画らしく?有事の際にそれぞれがどういう行動をとるかを考えさせるヒューマンドラマになっており、酸性雨というのはあくまでもそれを見せるための手段に過ぎない。
スッキリしないラストというのはもそこが重要ではないからかと・・・。
「またヴィンセントは襲われる」も似た様なラストだったので最近のフレンチスリラーの常套手段とか?
複雑な家庭の思春期真っ只中の少女のめんどくささや、新しい奥さん?に会いに行きたくてしようがない執行猶予中の父親などリアルな問題を抱えるフランスの中流家庭目線なので、多くの人が自身と照らし合わせて見ることができる。(あくまでも欧州限定だけど)
生き延びるために助けてはもらうが、反対に命をかけてまでお返しをしなくてはいけないのか?など難しい選択を見せつつ、やはり身内の生命が最優先というのは至って普通なだけに意外性や驚きが見られなかったことが残念だった。
駄作!なぜ日本公開したのか?
久しぶりのフランス映画で、しかもフランス製パニック映画って初めて観る。ハリウッドとは一味違うものを期待したが、残念ながら70年代パニック映画ブームのダメな所をさらに強調した感じで、クライマックスではバカバカし過ぎて席を立ちたくなった。
ローランド・エメリッヒの作品が宝石に思えてくる。
酸性雨の恐怖を描いたパニック映画なのだか、酸性の世界は日本では青森の恐山が有名。草津温泉もそうだな。もうほんとに何も生きられない世界。ましてやこの映画のような硫酸の雨が降ったら、雨が止んでも大気中の酸性で生き物はバタバタ倒れていくはず。そこは映画なので水に触れなければ大丈夫とする。
でもこの映画の酸性は雨となって襲ってくる。逃げ場が無いのに、なぜか逃げる。大人しく屋内に居るのが一番安全なのに、しかも雨が降りやすい山を目指すのである。フランス人はバカなのか?当然雨で殺られる。もうこの時点でグダグダ。さらにクソつまらない人間ドラマを絡めるので、パニックの恐怖が弱まる。しかも電気のない屋内や夜間のシーンが多いので、スクリーンが暗くてよく分からずイライラもする。
酸性雨だから人類滅亡は避けられない展開なのに、中央機関だけはしっかりしているのが不思議で、そこで働いている人はどこかのほほんとした雰囲気。
なんじゃこりゃ?
パニック描写もイマイチで橋で母親が死ぬシーンが無かったら、☆一つにしていた。
Melt
酸性雨ムービーということで不謹慎ながらどれだけの人が溶けるんだろうという期待を胸に鑑賞したんですが人間ドラマに謎に重きを置いていたせいか盛り上がらずじまいの作品になっていました。
酸性雨で建物が壊れたり、顔や体がぐちゃぐちゃになっていたシーンだけは良かったと思います。これを全編に渡ってとは言わずとも定期的に挟んでくれたり、とんでもない人数がゾンビのようにやってくる様子とかを映してくれたらもっと良くなったのになと残念に思いました。
キャラクターに魅力が無さすぎるのが今作の致命的な部分で、直近のディザスタームービーである「ツイスターズ」の登場人物たちはめっちゃアクティブに行動するし、その行動にも興味が持てる部分があったりしていたのに対して今作はただ逃げるという見せ場の少なさに加えて娘と母がワガママ放題なもんですから観ていてツッコミが絶えませんでした。
酸性雨でパニックになるのは仕方ないですし、それによって行動が危険に近いものになるのもしゃーなしだとは思うんですが、それ以外の場面で喧嘩はしまくるわ、駄々はこねまくるわ、助けてくれた他の家族への態度は最悪だわで中々の胸糞案件に繋がっていくのもインディーズ系のディザスターものとしてはちと長めの今作ではストレスに繋がっていた気がしました。
終盤の娘の行動は本当にわけわかめ過ぎて頭の中が?で埋め尽くされていました。
なんで自分から危険に飛び込んでいってから父親に助けを求めているのかがさっぱり分からずで大変でした。
題材的にはもっと良くできそうなのになぁと思ってしまった作品でした。視点が良かっただけに残念です。
鑑賞日 8/30
鑑賞時間 18:30〜20:20
座席 L-3
めちゃ強い酸性雨
よくあるパニック映画。急げってシーンでは子供は転ぶし子供は余計なことをするし夫婦の意見の違いで言い合うし自分が助かるために人を犠牲にする。実にパニック映画らしい作品。
とにかく画面が暗いシーンがあって何をしているのか分かりにくいところがちょっと……。
冒頭のシーンが結局何だったのか理解できなかったのもうーーんポイント。
展開がワンパターンなのも……。
これがほんとの酸性雨。オススメしない。ただ逃げただけのフランス自己中暴力男のサバイバル映画。
これがほんとの酸性雨。魔鬼雨ではない。
何でも溶かす雨が突然降って来たので、家族で逃げたサバイバル映画。
冒頭、フランス名物の暴動である男が機動隊員を必要以上にボコボコに。
相手はただの警察官なのに、いやだなぁと観ていたら、彼が主人公!
案の定この後も怒り爆発で物にあたる暴力男。
フランスでは今でもこんな野蛮な男が受けるらしい。
これは感情移入できない。
ニュースで、南方で高濃度の酸性雨で溶けた動物の映像が流れたと思ったら、
あっというまに、フランスでも降るという。(他の国はどうなの?)
一応温暖化の影響らしい。
娘を連れ戻すため、元?夫婦は娘のいる寄宿舎へ。
雨が降り出して、そこから先は家族3人のサバイバル。
ただ逃げるだけの話になる。
途中、助ける義理も無い他人の母子に、命を助けられたのに、ほとんど礼もしない父親。
しかも、その家屋の崩壊から母子を助け出さずに、車だけ拝借して見殺しにする展開が許せない。
これでは、父娘に車を提供するためだけに、そして犠牲になって泣かせるためだけに出て来たみたいだ。
もっと、観客が納得できる筋立ても考えられたはず。
その後、車からわざわざ降りて自分からピンチになる娘。
命がけで助けてくれた父親のおかげで娘は傷一つなく、救助されたのでした。
主人公が両足を失ったことと、その恋人が足の手術をしていたのは何か関係あるのか?特に説明はない。
恋人も叔父さんも死んだらしい?
何とも救われないまま終わってしまい、あー予想通り観なくていいヤツだった。
これがフランス流か。
ただ、強酸の雨が降りだしたので逃げた家族の話。
話に広がりも深みも希望も何も無い。
どうせなら、母親が気象学者か天気予報士か自然保護活動のNPO勤務で、温暖化による異常気象を訴えていたとか、
父親も冒頭の暴動が環境破壊企業に対するデモに巻き込まれたとか、
娘も、動物が好きで動物学者を志し、特に馬が好きで、逃げる教師たちをしり目に、一人馬を駆り(あのかわいがっていた馬)、降り出した雨から馬たちを助け出すとか、
叔父さんが金持ちなのは、自然破壊もいとわない悪徳営利企業のCEOだからだとか、
両足手術の恋人の足の病気?怪我?の原因も、そういう企業のせいだったとか、
そういうのが必要でしょうが。
蛇足-
こんなラストを妄想してた。
フランス空軍機編隊によるアルカリ中和剤の散布により、空には七色の飛行機雲が。
中和された無害な雨が、荒んだフランスの街並みと人々に降り注ぎ、悲劇のあとを洗い流す。
こんな悲劇があっても、娘は、人々は、復興のため明日に向かって歩き出すのであった。
・・・というベタな感じで。
酸性雨の怖さ
地球温暖化が招くリスクを題材にしたフランス製のサバイバル・スリラー作品。
度重なる環境汚染により、南米では酸性雨が降り家畜に被害が出ているというニュースを他人事のように見ていたがやがてフランスにも酸性雨が降り始めるようになる。
二年前に勤務先の工場で過激な労働争議を引き起こし、駆け付けた警察官への暴行で逮捕されたミシャルは妻エリーズとも離婚し、仮釈放中の身ではあるが今も足にGPS監視装置の装着が義務付けられている。孤独なミシャルを支え続けたのは元同僚で足が不自由なためにベルギーで入院中のカリンの存在でミシャルはカリンとの新しい生活を夢見ていた。
エリーズを不慮の事故で亡くし、母の日を目の当たりにした娘のセルマは自暴自棄になりながらも避難生活を送る。一方のミシャルはカリンのもとへはやく会いたいとしか考えていない。
想定外のアクシデントが起きたときに人間の本性が露わになるとは云うが、ミシャルは自分の求めることだけしか考えられず、セルマにもカリンに会いたいからと言い聞かせ、助けてもらったデボラ一家にも恩を仇で返すような事を言ったりと、自分勝手で自己中心的な考え方だから、案の定セルマを助けようとした際に酸性雨の水溜りに足が浸かってしまったことにより命は助かるも両足を失ってしまう。
ラストのセルマに対してミシャルが"すまない、ひどく疲れた"のセリフには自分の都合で振り回したりして申し訳ないにも聞こえた。
慌てず冷静に見極めることの大事さを学んだね。
自分が助かるために、他人を見捨てるのに、自分が助かりたいために、他人に助けを求める。
日本映画なら、感動押し付け映画に、
アメリカ映画なら、最後は酸性を無効にする薬品を投入とかの展開にするだろうけど、
あくまでドライに、人の浅はかさを見せつける。
そこが怖い作品だった。
やはり、感情のままに行動するとろくな事はない。
よくわからない謎の展開も多いし理解が難しい…。要パンフレットか?
今年314本目(合計1,406本目/今月(2024年8月度)39本目)。
※ (前期)今年237本目(合計1,329本目/今月(2024年6月度)37本目)。
そういえば、いわゆる「映画泥棒の啓発CM」(頭がポップコーンの人が追いかけられるアレ)、従来は警告表示(罰せられます、等)が日本語、英語、韓国語、中国語だったのですが、そこにさらにポルトガル語、ベトナム語?等結構加わっています(ポルトガル語は確認済み。愛知静岡に多くの当事者の方がいることを想定していると思われます))
冒頭に何か隠し撮りしたであろう映像が流れます。どこかの悪徳企業が変な化学物質でもばらまいた…って設定ありましたっけ?
フランス国内で超酸性の雨が降るということで国内が大混乱に陥り、多くの人が海外に脱出したり、あるいはとどまったりを選択するというある種「原因がわからない」という意味ではホラーになるのでは…といったところです。
ただ映画内で「その原因」が何かが明確に示されず延々逃げているシーンばかりになるので(冒頭に出てくる何かの悪徳企業みたいなものは作内には出なかったはず)、何がなんだかよくわからない展開になります。および、フランス国内でのこうした脱走劇のため、出てくる地名が極端に幅広く、いくつかは高校世界史等から類推ができるものもありますが(高校世界史をみっちり高校でやっててよかった)、なかには厳しいんじゃないかなといった部分もあります。
…で、まぁそんな展開なのねと思ってみていたところ、主人公(たち)はある家にとめてもらえることになりますが、そこに登場するのは「ある内部疾患を治療するための機械」(日本では内科や専門医などで「この治療」を受けられますが、日本で「この治療具」(機械)を持っている方は少ない?)の話が出てくるところ、これも実はあんまり関係がなさそうで、色々ダミー描写が多くて理解が難しい(結局酸性雨の原因がよくわからない)というところに大半来てしまいます。
この点に関してはもうちょっと説明があってよかったのでは…といったところです。
採点に関しては以下まで考慮しています。
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(減点0.3) 映画の展開がわかりにくい
パンフレットを後で買うか読んでから見るか…といったところです。「なぜそういう展開になるの」の説明がほぼないので理解がかなり難しく多くの方が「これってずっと酸性雨から逃れ続けることだけを目的にする映画?」と解釈されても仕方がないところ、一方で「大切にする人と会うために多少の困難を乗り越える」ということもまたテーマの一つになっており、どういう筋で見るのかがかなり割れてしまう点があるのはこれはもう仕方がないように思います。
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怖い
よく考えると、これ程の酸性雨が降ると壊滅的ですよね。飲み水ダメ、農作物ダメ、工作物ダメ…と結局人類はなす術なく命を落とすことになりそうですもんね。でも、実際に無いとは言えなそうだから、怖いです。
唐突に終わるんだろうな~と、思いつつ、最後まで飽きずに鑑賞。 直情...
唐突に終わるんだろうな~と、思いつつ、最後まで飽きずに鑑賞。
直情的で自分勝手、守るものには命がけだけど、それ以外には情さえ抱かない。
父性そのものみたいな男が主人公。
弱アルカリ性を保てなければ、いつだって家庭は大災害。
男って哀しいねって物語。
パニックムービーとしてもヒューマンドラマとしても弱い
ディザスター系パニックホラームービーとして作りたかったならもっと人が溶けて犠牲になる様をテンション高めで描写した方がいいと思うし
ヒューマンドラマにしたいならプロローグ含めて人間関係をもっとしっかり描くべき
そもそも主人公一家が全員自己中心的でわがままだし
わざわざ自分達で悪い方向に行くから
応援したくならない
映像のクオリティ的には悪くは無いけど
コントラスト強めの暗いシーンが多くて
そこはちょっと気になった
逃げ場がないようであるようでないようで…
人物関係が非常に掴みづらい展開で始まり、丸っきり共感出来ない人たちばかりが出てきて、いまいちメリハリがない逃亡劇が繰り広げられ…
結局最後まで盛り上がりがないまま終わっちゃった感じです。
フランス映画らしいといえばらしい、かも。
酸性雨
酸性雨が降りはじめた世界、パニックになる人々…
酸性雨って聞くと『ブレードランナー』を思い出すけど、あの映画より濃度の高い、強濃度の酸性雨です。
最初30分ぐらいは思ってたのと違うヒューマン系で心配してたら、30分過ぎたぐらいから思わくどおり切羽つまってきます。
思ってたより良くなかったかも…
まあまあ…
65~70点ぐらい。
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