劇場公開日 2024年8月30日

ACIDE アシッドのレビュー・感想・評価

全48件中、1~20件目を表示

3.0じわじわと恐怖が込み上げ侵食していく

2024年8月31日
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鑑賞方法:試写会

フランスでこのような異常気象パニック&スリラー映画が製作されるとは驚きだ(同様のものをハリウッドで製作したら全く別物が生まれたはず)。つまるところ、本作は空から降り注ぐ強酸性雨があらゆるものを溶かしゆく様子を最初は静かに、やがて鬼気迫るタッチで描きつつ、さらには家庭内の人間模様にも焦点を当てる。そもそも物語の始まりにも、父親(彼はこの物語の主人公ともいえる)の性格を如実に炙り出す導入部が設けられており、こういった前提から語り口を徐々に広げていく手法もまたフランス映画らしところ。描かれているのは理想でも道徳的規範でもなく、あくまで個人としての人間なのだ。絶望状況を前に彼はどこへ向かうのか。その行動と心理が気象状況と並んで、いやそれ以上に、不穏な空気を作品に注ぎ込んでやまない。観賞後は小雨に触れることすら怖くなる。そしていざという時、自分がどんな人間性を発露させるのかについても考えさせられる。

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牛津厚信

3.0予告と本編のギャップ!

2024年9月9日
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鑑賞方法:映画館

観ました、アシッド。

予告の感じから勝手にディザスターパニックかと思ったらヒューマンホラー時々ゾンビムービー的仕上がりで、終わり方はなんとも欧州風な………

予想と違う展開、と既にご覧になられた方から聞いていたおかげで楽しめましたwwwその前フリ無かったらトレイラーとのギャップに「ナンヂャコリャ」となってスコア2点台付けてたかもしれなかった😅

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らまんば

3.0もう、逃げ場はない‼️

2024年9月8日
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鑑賞方法:映画館

高濃度の酸性雨が降る。
『ブレードランナー』(’82)のロサンゼルスに降っていた雨とは比較にならない強さの酸。
硝酸かそれ以上の強度であらゆるものを溶かしていく。
車の中も、家の中でさえも酸性雨は侵食してくるのだから安全な場所などない。
なんとも恐ろしい。

スマートフォン撮影と監視カメラの画像を繋いだような映像で、ある会社での労使間の騒動の様子を映し出して映画は始まる。その騒動は暴力沙汰にまで発展する。
暴力事件を起こした男の職場の同僚と思われる女性が労災事故にでも遭ったのか、入院している。二人は恋人同士のようだ。
男には別居している妻と娘がいる。
娘は、母親の兄の支援を受けて高校に通っている。学校で、傷害事件を起こした父親のことでイジメられている。
どうやら男は仮釈放中か執行猶予中らしく、足首にGPSアンクレットが巻かれている。
…といったことがなんとなく汲み取れる程度に説明を止めて、地味な人間模様がダラダラと描写される。
このあたりはハリウッド映画とは違い、悪く言えば緩慢で面白くないし、良く言えば登場人物の人間性をあぶり出している。

さて、酸性雨からの避難が始まると、父と娘のサバイバルが展開される。
襲いくる酸性雨から逃げ惑う人々。我先に逃げようと争う人間の行動には説得力がある。

男=父親(ギョーム・カネ)は、何に怒ったかは別として傷害事件を起こす気の粗さがある。娘のことは愛しているが、妻に対する気持ちは失せている。そして、他人に対してはまぁまぁ酷い。酸性雨に打たれて車に逃げ込んできた人を足蹴にしたりする。

娘(ペイシェンス・ミュンヘンバッハ)は、母親と伯父を嫌っているわけではないが、父親を慕っている。
だが、一緒に避難している中で父の人間性に疑問を持ち始める。疑いを持ってしまうと、何からなにまで怪しく見えるものだ。

クライマックスでは、自分たちを助けてくれた親子を見捨てた父親に反発した娘が窮地に陥る。
酸の水浸しの中、自分がどうなろうとも娘を救おうとする父親の姿には迫力がある。

彼らを一時的に助けた、人工透析が必要な幼い息子を持つ女性は、酸性雨によって腐蝕していく住まいの中で覚悟を決める。
この母の姿もにも、親の凄まじさを感じる。
雨水が浸水してくる恐怖から息子をかばうように抱きしめる…。

諦めない親と、絶望した親の姿…。

この映画はパニック映画に見られるような教訓などはない、ホラー映画だと受け止めるべきなのだろう。
物語は一旦終りを迎えるが、彼ら父娘にも、そして人類にも安息は約束されず、救いはないのだ。

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kazz

怖い映画でしたね

2024年9月6日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

難しい

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Barbie

2.5地球は病んでいく

2024年9月6日
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鑑賞方法:映画館

興奮

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月光仮面

1.0表現したいことは?矛盾も多すぎない?

2024年9月5日
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Zorn

2.0国家レベルの大災害を描くには、制作規模不足

2024年9月4日
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殺人的酸性雨という国家レベルの大災害を扱うには、明らかに制作規模が足りない。
そのため、主役の一家中心に逃げ惑う人々を描くばかりで、災害全体を俯瞰するシーンがまったくないし、酸性雨のすさまじさも、突っ込みを入れたくなるところだらけの雑な加減。
登場人物に感情移入できないのも致命的。とくに、わがまま娘の勝手な言動にはいらいらさせられっぱなしで、主役級なのに、早く死んでくれないかなと願ってしまった。
酸性雨の雲が迫ってくるシーンだけは、不気味でよかった。

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ファランドル

1.5♪メ〜ルト〜 溶〜け〜て〜し〜ま〜え〜ばいい〜

2024年9月4日
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uz

2.0登場人物が、、、

2024年9月4日
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鑑賞方法:映画館

怖い

酸性雨の恐怖は感じられました。
ただパニック映画として、登場人物に魅力がまるで感じられないのがいまひとつ。それがリアルな人間の姿なのかもしれないけど。

・映像4点
・ストーリー展開1点
・登場人物1点
で平均☆2個になりました。

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光陽

2.0酸っぱい評価しかできないけど、「ASID」には辛辣なと言う意味があるのだよね

2024年9月4日
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単純

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Dr.Hawk

2.0いつかの現実‼️

2024年9月4日
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知的

先日鑑賞した作品‼️。
内容が面白そうだから鑑賞させていただきました。

冒頭から何かの暴動の映像があり、その後メインの家族に主人公は娘かな❓(この一家ではあるが主なメインはって事)、各地で濃度の濃い酸性雨が降ったニュースが時折り流れ、馬術の練習ができる学校にいるようで課外学習時から身近に酸性雨が降り始める。

酸性雨に当たってはいけないぐらい煙やら出てるからわかるんだけどその上は歩いて良いんかいな❓一応途中で靴をガードする描写はあったがイマイチ「❓」が浮かんでしまうぐらいの設定があいまいな気がする💧。
降り始めたら逃げなきゃではあるが雨なのでどこも降るから逃げようがない💦その恐怖演出は良かったかも☝️でももう少し家族の深掘りなり酸性雨の設定なりをしてくれたら良作だったかもな〜(笑)。
かつて「ウルトラマン」の作中で地中に潜った怪獣がいつどこへ出るかわからないから避難しようとする家族がいて、母は慌てて支度をしているがその中のんびり釣具の手入れをしている父。
父から言わせれば「怪獣なんだからいつどこへ出るかわからない、避難したって無駄だよ」っと確かに恐怖の対象が移動しているのだから逃げようがない💧、昔の作品しかもウルトラマンの作中でこんな考えがあろうとは円谷さんはすごいね👍。
だから自然現象も災害準備はできても避難は起こってからでないとできないねっと改めて思います😓。

酸性雨も確かに温暖化が続けば濃度が上がるのは現実味があるかも知れないから、今できる事やって少しでも環境を良くしましょう。
キライではないが残念な作品です。

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アスカシン

3.5予算に合わせたディザスター映画

2024年9月4日
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■予算面を踏まえたディザスタームービー
メインプロットは家族の物語を軸に、
サブプロットは酸性雨という社会的な問題を背景としたフランス映画だ。

冒頭の暴動シーンは、物語全体に漂う不穏な空気感を効果的に演出しており、ドラマへの引き込みを巧みに行っている。

主人公はキレやすい父親、とにかく問題を起こす、
が、
娘の為にはたとえ火の中雨の中・・・

■酸性雨という題材の扱い

酸性雨をメインテーマにしたディザスター映画として扱えるかどうかは、
議論の余地が残る。

確かに、酸性雨は物語の背景として描かれているが、
あくまで家族の物語を際立たせるための要素として機能していると言える。

世界的に見ても、酸性雨等、自然環境をメインプロットに敷ける、
最近だと竜巻を本格的に題材にした「ツイスターズ」のような大作はハリウッド以外では困難だろう。

■フランス映画ならではの規模感と予算

本作は、フランス映画らしい小規模な製作規模で、
無駄を削ぎ落とした質の高い作品に仕上がっている。

米国のインディペンデント映画と比較しても遜色ないクオリティでありながら、よりパーソナルな視点から物語が描かれていて、
予算も日本円で3億円前後と推測する。

ちなみに邦画では配給・宣伝費を除いて純粋に制作費で3億円を予算で計上可能な作品はどんどん減少している。

フランスのみならず、ニューヨークやLAのインディペンデント映画産業では、作品規模に応じた最低賃金が規定されており、
キャストやスタッフの最低限の待遇が保障されている。

そのため、本作のような小規模の作品でも、
一定水準以上のキャスト、スタッフの技術でクオリティが確保されていると言える。

■ホラーやB級映画との比較

高クオリティで低予算なら、
ホラーやB級映画のようなヒット作を狙いたい所だろうが、

その種の作品はスタッフの高い技術力も必要不可欠だが、

キャストの技術、存在感も不可欠だ。

雨つながりの人気作?

「魔鬼雨」でいうと、

アーネスト・ボーグナインのような、

このおじさんなら、ワンチャン、酸性雨を気合いで降らせそうとか、
作品の世界観を背負える俳優の存在感、演技力や説得力、
特殊効果の技術力など、

様々な要素が組み合わさって初めて、
観客を惹きつける作品が誕生するのは言うまでもない。

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蛇足軒妖瀬布

2.5がむしゃらに突き進むと失うものもある

2024年9月3日
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Mr.C.B.2

2.0もうちょっと振り切ってもらえれば

2024年9月3日
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2024年劇場鑑賞219本目。
通常の1000倍の強さの酸性雨が降ってくるので逃げ惑う話。主人公が解決する側ではないので宇宙戦争みたいに逃げるだけですね。この酸性雨、生物はまぁ死ぬくらいには溶かすのですが無機物が溶けるルールがよく分からず、雨の間だけ地下とか立体駐車場で大人しくしてればいい気もするのですが雨降っている中わざわざ外を車で逃げようとして無駄に死人出してる気がします。もう触れた瞬間人間が骨になったり建物が一瞬でドロドロになっていくくらい振り切ってくれればおバカ映画として面白かったのかもですが。

それより主人公が結構生き残るために他人を簡単に見捨てるタイプで、避難した民家の食べ物を好き勝手に食べるのはまだいいとして、残されたペットをああいう風にするのは厚かましいを通り越して人の心ないのかと思いました。パリオリンピック前ならこの家族だけかなとも思えたのですが、あんな不正なあからさまな誤審で勝って喜んでいる国民性を考えるとフランス人がそういう気質なのかなと思ってしまいました。

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ガゾーサ

2.5肩透かし感あり なんとなく全体的に中途半端だったり この感想も中途...

2024年9月2日
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肩透かし感あり

なんとなく全体的に中途半端だったり

この感想も中途半端な感じの文になった?

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jung

2.5感情最優先

2024年9月2日
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モ-ts

3.0行き場無し

2024年9月2日
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僕が酸性雨という言葉を知ったのは90年代の事だったと思う。
日本はもともと酸性土壌なのであまり影響がない、と聞いて安心しつつも、体が溶けてしまうような危険な雨になりはしないか?と言う想像もした。
そんな想像が具現化したみたいな映画だ。
と思って観に行ったらで冒頭は企業への抗議活動のような場面から始まり、フランスらしさを感じる。あれはどんな事があってああなったんだろう?結局語られることなく物語は終わってしまう。気になる。

主人公は娘を大事に思ってはいるようだが、恋人のほうがより大事なのだ。
親子関係が悪いわけでもないのにそんなに入れ込む?と腑に落ちない。
母親を亡くした娘にとっては唯一の肉親(叔父さんも生死は不明だ)なのに自分の都合を優先する主人公の自分勝手さは、この凶悪な酸性雨を招いた人類の自然に対する勝手なふるまいと重ね合わさって見える。

あの酸性雨が発生しているのは南米とフランスだけ、と言うことは当然ないだろう。そうなるともはや地球は人類の生存には適さない環境へと一直線だ。どこに逃げてもなんともならないと思うと、主人公の足掻きを肯定的に見られなくなってしまった。

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Ricka

0.5稀にみる残念な映画

2024年9月2日
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怖い

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A.Camelot

アメリカでは通らない企画

2024年9月2日
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鑑賞方法:映画館

興行リスクを重視するアメリカでは制作側に保険会社が付いているのが常。この尺でこの内容は絶対ダメ出しを喰らう、てか没!
むき出しの個人主義をリアルに見せるのは日本人には馴染まない。まあ父親はあんなものだろうが娘のキャラクター(ギャーギャーわめくだけ)に工夫がない。
全く盛り上がらないまま、尻切れトンボのプッツン終了という欧州スタイル。
予算もあって配給できてって、うらやましいぞ!フランス映画!

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オプンチア

3.5ただ逃げているだけ

2024年9月1日
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単純

昔は酸性雨と聞くと単純に何でも溶かす
イメージがあったのと映画館での予告から
面白そうだと思って鑑賞したが
始まり方も?で終わり方も?
消化不良のままで終わった感じ
父と娘が雨から逃げるだけの印象だった
また娘が自分勝手に行動して
困ると父に助けを求める繰り返し
映画としての面白さを感じなかった

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nobu