劇場公開日 2024年10月18日

「見終わった後、一緒に見た人と語り合いたい作品」ジョイランド わたしの願い ぬう太郎さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0見終わった後、一緒に見た人と語り合いたい作品

2024年10月12日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

悲しい

トランスジェンダーのダンサーが登場するが、多様性の映画ではない。一つ屋根の下、二家族三世代のパキスタンの中流家庭が舞台。性別、立場、境遇の異なる老若男女、どこかで自由を求めるが家族における葛藤に揺れる心情が繊細に描かれている。上映時間127分の中にある様々なシーンをテーマに別の映画が描けるほど要素は豊富だが、それらが発散することなく、シーンのつながりがよく無駄な映像、音楽がまったくない素晴らしい映画。見る人によって様々な意見がありそうで、見終わった後に感想や意見を交わし合いたい作品だと思った。

ぬう太郎