ウィキッド ふたりの魔女のレビュー・感想・評価
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どこが"良いストーリー"なの?胸糞やん
音楽がいい?歌が上手い?衣装が可愛い?、、、で?
内容は?ひたすら集団いじめをして
それすら自覚してないグリンダ?
何に感化されたのかは知らないが急に仲良くなった?
なんで?きっかけは?改心するならまず謝ろうよ
なんで何事も無かった感じになってんの?全員
期待以上‼️
舞台版のファンで、今回の映画化を心待ちにしてきました
映画化だからこそできる世界観のスケールの壮大さにずっと目が離せませんでした
さらに舞台より時間かけているので登場人物の描写や心情がより分かりやすくなってました
舞台好きにも満足できる映画です
早く次回作が観たい🎵
前日譚
圧巻のミュージカルでした
オズの魔法使いを予習して映画鑑賞しました
冒頭から出てきます
YouTubeで未公開シーンがありました
エルファバとグリンダがなぜ心を通わせたか
エルファバとフィエロの会話
エルファバとボックの会話
ライオン、カカシ、ブリキ
なぜ勇気、脳、心がないのか
腑に落ちました
本当は怖いグリム童話を思い出し、いろいろと考えさせられました
劇団四季のイメージです
映像と歌の融合
まさにミュージカルの真骨頂
チャーリーとチョコレート工場のようなキラキラ、ワクワク感、ハリー・ポッターのような魔法の世界観
主役2人の圧巻の歌唱力
エルファバとグリンダの心を通わせるシーンで涙が溢れました
ラストに向けての力強い歌!
圧倒されました
アナ雪のエルサが自己解放するシーンと重なりました
性悪説と性善説
そんな事を考えました
まさにスター・ウォーズを彷彿させる
続編、早く見たいです
傑作の舞台を超える傑作中の傑作
数ある舞台の中でWICKEDが最も好きな舞台作品ですが、今回の映画はそれを超える傑作でした。
舞台の大ファンとしては、この素晴らしい作品をこれだけ素晴らしい美術とCGによる世界観で映画化してより多くの方に届けてくださって本当にありがとうございます、という気持ちです。
舞台と映画の差分でいうと、エルファバとグリンダが初めて友情を結ぶシーンがあれだけ泣けるシーンになるとは。表情の見せ方など、映画ならではだと思いました。
またDefying Gravity終盤、舞台ではグリンダがもう少し必然感と意志をもって残っていた記憶でしたが、映画はむしろエルファバと一緒にいくことを決断しきれなかったように見え、そちらの方がリアルな人間らしく共感できるもので、個人的には映画の演出のほうが好みでした。
グリンダに共感できないという感想をいくつか見かけましたが、自分の感想としては、ミーハー感、周りに流されてしまうところ、決めきれないところなど、これ以上ないくらいリアルな人間らしく感じ、心から共感しました。舞台人として、もし女に生まれていたらグリンダを演じてみたかったと思うほどです。
エルファバの意思の強さ、必要悪として全てを引き受ける覚悟の強さにはもちろん胸打たれますが、果たして現実の自分があれほど強くあれるのか、というのは自信がないのも事実です。だからこそリアルなグリンダに感情移入してしまいます。
とにかく舞台と映画、共通の読後感として、悪に見えるものは本当に悪なのか?コインの裏表でもあり、全ては相対的なものではないのか?正義とは、正しいとは何なのか?という問いがあり、その問いかけと一貫したテーマ性は改めて本当に素晴らしいと思いました。
個人的に好きな曲が前編に固まっているため後編はどうなるかな、、と思いますが、今回のように予想もしないところで感情を揺さぶってくれるのを楽しみに、後編を待ちたいと思います。
とりあえず前編をあと2回くらい劇場に観に行きます。
「オズの魔法使い」には、こんな前日譚があったんです!
先ずはアカデミー、衣装デザイン賞と美術賞の受賞、おめでとうございます。10部門ノミネートってのもすごかったんですけどね。
話は「オズの魔法使い」の前日譚ってことなんですが、この話自体をよく覚えてない。ドロシーがオズの国に行って、ライオンとカカシとブリキのロボットと出会うってのは、覚えてるけど、そこで何があったかはちんぷんかんぷん。悪い魔女なんて出てきたっけ?
そんなだから本作品にも、それ程の興味はなかったんだけど、アカデミー賞で話題になってた事とアリアナ・グランデがメチャ可愛いってことで鑑賞に至りました。
【ネタバレ】
でも、この作品の中の彼女ってどうなんだろう。
確かに歌唱場面はメチャクチャ良かったんだけど、あの性格と言い、バカさ加減がちょっと・・・。可愛らしさよりも、高飛車な態度姑息な行動でイライラしちゃいました。
後半で若干持ち直して、良い人っぽくなったのは良かったけど。(冒頭で良い魔女として、出てくるけど、この時もちょっと抜けてる感じがしないでもない)
悪い魔女とされる緑のエルファバが、どう見ても良い人で・・・この人がなんで?って思ってたら、まさかの陰謀?
罪人として仕立て上げられ、追われるところで、パート1の終了。
本作品は、良い魔女グリンダ(アリアナ・グランデ)の回顧録みたいな形で進展します。
悪い魔女が倒されたところから、始まるんだけど、オズの国の人達の喜びようが半端ない。悪い魔女への憎しみが何故こんなに大きいのか?
今のエルファバからは、想像がつかないので、パート2でどんな風に展開するのかが楽しみになっちゃいました。
吹替も観たくなったほど良かった
舞台を観てから鑑賞しました!
正直舞台を観た時は話が分かりづらい部分がありました。また、約20年前が初演ということもあり、話の内容は今となっては真新しくは感じませんでした。
なので面白く感じるか少し不安だったのですが、舞台とは違い映像だと表情が分かりやすいのと、話が補足されているので舞台と比較するとストーリーがめちゃくちゃ分かりやすくなっていました!
舞台を観てる人と観ていない人で評価は変わりそうです。とくに次回作はオズの魔法使いの話を知っていると、より楽しめると思います。
舞台を観たことがない人にはこの映画は2時間40分の映画であること、今回の映画は舞台の第一幕の話であること、曲やストーリーなど舞台を再現している映画であること、ミュージカル映画なので歌唱部分が多いことを知った上で観てほしいと思いました。
あと、できれば字幕で観ていただきたいです
面白かった
傑作!軽い魔女と重い魔女
ブロードウェイミュージカルの傑作と言われる「ウィキッド」の実写映画化です。
元ネタ?の「オズの魔法使い」は、そういえば中学だか高校の英語のテキストであったなあ、けど結末は全く覚えてないや・・・というレベル。ウィキッド自体も初見となります。
まず、アリアナ・グランデさんが演じるグリンダの歌と演技とダンスに釘付けになりました!まるでいたずら好きの花の妖精の様な、奔放さと「軽さ」を体現されてます!
彼女は確か世界的な人気と実力を兼ね備えたシンガーだったからずば抜けた歌唱力があり、ダンスがお上手なのはまあ当然なんですけど、どこで覚えたんですかってくらい演技の質が高くて驚きました。髪をファサーってやるのも板に付いていて、童話の世界の生グリンダにしか見えません(笑)!
そしてグリンダと全く正反対の過酷な境遇に耐え特異な緑の肌を持つエルファバを演じるのはシンシア・エリヴォさんです。この方も超絶歌唱力を持つシンガーさんですね。安定感凄くて歌うま過ぎです!
グリンダが軽さを売りにするなら、エルファバはその重厚さで一目置かれる存在です。正義感溢れる優しい心をひた隠しにしつつ、グリンダに無い「重さ」やある種の闇を常に感じさせる、湿度のあるしっとりした演技がとても良かったです。
感情コントロールがまだ不完全で暴発的にしか自身の秘められた力を使えないところが欠点でもあり、また彼女の魅力なのかなと思いました。
軽さと重さ・・・相反する属性が、運命的に出会い、そして引かれ合い、時に翻弄され反発するストーリーは格別ですね!
パート2が待ちきれないので、ほんと、それだけはなんとかして今年中に上映してもらいたいです!
傑作です!
アリアナグランデが可愛い!!!
『オズの魔法使い』の小説を読み直してから鑑賞
舞台は未見。『オズの魔法使い』は子供の頃に小説を読んだきり。
念のため小説を読み直してから映画を観たところ、思わぬキャラへの感情も上乗せされてしまい苦しくなってしまった……
そのキャラがそうなるんですね……
もうパート2が早く観たいけれど観るのが怖い。
本作の前半は、あえてステレオタイプなキャラクター造形に差別と偏見の描写がいかにも社会の縮図で、じわじわとイライラが募りなかなかしんどいけれども、
中盤のあるシーンで、悔し涙が流れそうになるくらい胸がぎゅっとなるピーク!というところでまんまと温かい涙に変えられる展開があり、そこから一気に引き込まれてしまった。
結末は分かってるのに私もエルフィーの幸せを願わずにはいられない。
終盤の盛り上がりは気持ち良いので、大きいスクリーンで観た方がきっとより楽しめると思う。
歌も良かったのであとでサントラを聴き倒したい。
これからどうなる?
良いところも多々あるけど…
オズの魔法使い関連の作品は未見の状態で鑑賞。
せめて1939年の「オズの魔法使」だけでも観た状態で鑑賞すべきだった。パロディやオマージュが好きな自分からしてみればすごく勿体無いことしたと後悔。
ストーリーはかなり王道。憧れの対象が実は忌むべき体制の生みの親だったみたいな展開は今まで散々描かれてきている題材だから少し退屈に思った。
悪役の背景を描く物語としては主人公エルファバに非がなさすぎるのも引っかかった。後編を観ないとなんとも言えないけど、ここまでエルファバを善として描いてしまっては、悪としての"西の悪い魔女"の概念そのものが揺らいでしまうんじゃないかと不安になる。
冒頭でオズの住民が西の悪い魔女の死を祝うシーンはかなり胸糞悪かったし、全編観終えた後で思い返してみると、グリンダはかなり最低なクズだと思った。
【追記】めっちゃ楽しかった!!字幕→吹替 清水さん!
【字幕3月10日鑑賞】
ミュージカル好きにはたまらない!
オープニングが面白い映画は最後までおもしろい!と思ってるのですが
オープニングから面白かった&ラストに繋がってるが故に最後までみたかった。
(本作がパート1なのは口コミで知ったおかげでショック受けずに済んだ)笑
2人のハーモニーを聴けるのと、
ソロの部分もつい拍手しちゃいそうになる程。
字幕で観る醍醐味。
思ってた以上にミュージカル感にのめり込めたのが良かった。
アリアナは歌しか知らなくて気強い感じだと思ってたんだけど「可愛い」という印象に。
声も可愛いんだけど、ところどころ見せる表情や仕草が演技なのか素なのかわからんが、
ユーモラスがあって彼女から目が離せなかった
(なぜか日本の松本まりかさんがよぎった)
3時間弱の上映時間だったけどのめり込み過ぎて1時間ぐらいの感覚で幕は閉じた。。あー、続きが観たいし、本作ももう一回観たい。
吹き替えだったらまた違った感覚でそれはそれで楽しいんだろなぁ。
映像に集中したいから吹替もすごく興味ある。
吹替の予告で「やっぱ行く」ってとこがあるけど、あのシーンは字幕より吹替のほうが個人的には好き。
観客の年齢層が結構高かったり50代ぐらいのおばさまが1人で鼻啜って泣いてたりもして
感じ方に差のある内容ではあるかなと。
私もおばさまと同じ泣きツボで「友情」を感じるシーンで何度か。(;_;)涙
男の子2人組はめっちゃ長かったわーと
笑ってました 笑
ミュージカル感は強めなので、ミュージカル系が好きかそうでないかで評価に差がつきそうです。
【吹替3月17日鑑賞】
日本版ミュージカル映画を堪能!って感じ!
字幕から1週間後の吹替鑑賞。
それまでにサントラきいたりしてたけど
吹替でも違和感なし☆
清水美依紗さんがグリンダ役にぴったりすぎて非常に楽しめました。
彼女はアリアナのファンであるいうことだけど、もうそれがドンピシャで当てはまっていて最高だった。
アリアナのグリンダとこんなにもリンクさせてくてれ、清水さんありがとう!って感じ
衣装もダンスも堪能できた。
全部可愛いけどポピュラーのときのアリアナは本当に魅力的。そしてスターダストに行く時のガリンダのお魚衣装可愛すぎる。
字幕→吹替で唯一言うなら
エルファバの声があと1トーン低いか、重いか、深いか、だともっと良かった。
でもラストの2人の歌唱&エルファバのソロは吹替でもとても良かった
本作は吹替観てから字幕でも
字幕観てから吹替でも
どっちでも楽しめそう!
そして。。もう一回字幕で観たくなったよ!
差別偏見や誤解に屈せず、自分を信じる力こそ本当の魔法
ブロードウェイの大ヒット・ミュージカル。
名作『オズの魔法使』の前日譚。
絶対に失敗出来ない二重のプレッシャーをはね除け、魔法が掛けられ、歌とダンスに彩られた、近年屈指の極上ミュージカル・ファンタジーとして見事成功した。
『オズの魔法使』も派生作品が多い。
以前にもサム・ライミ監督で(珍しいファンタジー!)前日譚『オズ はじまりの戦い』があり、あちらは後に“オズの魔法使い”になる男の話だったが、こちらは善と悪の二人の魔女にフォーカス。
オリジナルのブロードウェイ・ミュージカルは見た事ないが、タイトルは知っていた。
ブロードウェイ・ミュージカルの映画化も数あれど、異例の二部作で。並々ならぬ意気込みを感じる。
オズの魔法の国。
マンチキンランドの民たちは歓喜に沸いていた。邪悪な西の魔女が死んだ。
北の善い魔女グリンダは民にそう報告し、共に喜ぶ。
民から疑問や質問。西の悪い魔女は何者だったのか。グリンダ様は昔、西の悪い魔女と友達だったのですか…?
グリンダは西の悪い魔女との出会いを語り出す…。
『オズの魔法使』のハッピーエンドから始まり、過去に遡る。ニヤリとさせられる作りに掴みはバッチリ。
オズの国の魔法学校、ホグワ…じゃなくて、シズ大学。
入学してきたグリンダ(入学時は“ガリンダ”で後に“グリンダ”に改名するが、レビューでは“グリンダ”に統一します)。美しく、明るく、キラキラ輝き、入学早々皆の人気者で注目の的。
もう一人。別の意味で“注目”。
足の悪い車椅子の妹と入学してきたエルファバ。
緑色の肌に、ジロジロ、ヒソヒソ…。
グリンダが良かれと思って気遣うが、かえってそれが誤解に。
大学の学部長であるモリブル夫人に憧れているグリンダ。が、夫人は特別魔法の力を持たないグリンダを相手にせず。
ある時、周囲の偏見に耐えられなくなって、エルファバが思わぬ魔法の力を発揮。その力に特別さを感じ、夫人はエルファバに目を掛ける。
最悪の出会いとなった二人の若き魔女。さらに不運な事に、夫人の命令で相部屋する事に。
波乱の魔法学校生活のスタート…。
前日譚でキャラの若き日のあるあるとして、オリジナルのイメージとは別で正反対。本作も然り。
『オズの魔法使』での西の悪い魔女は、トンガリ帽子に黒いローブにマント、ホウキにまたがって印象的な笑い声。“THE魔女”。
本作では黒愛用だが、性格は真面目。と言うより自分の緑の見た目に引っ込み思案で、自信も持っていない。
生い立ちも暗い。緑の肌の赤ん坊に両親はショック。妹はそうならぬよう父親は母親に薬草を飲ませた結果、母親は死に、妹は足が不自由に…。
家族に愛されないのも周囲の偏見も、緑の肌で生まれた自分のせい。
西の悪い魔女の若き日は、薄幸の女性だった。
そんなネガティブに対し、超ポジティブ。
非の打ち所がない陽キャラだが、何だか自惚れ、自意識過剰、自分大好き、自分一番感がちらつく。…いやもう、それが溢れ出ている。
『インサイド・ヘッド』のヨロコビみたいな好かれキャラだけど、何処かちょっとウザくて面倒臭い。
それをノリノリハイテンション快演やキュートな魅力やさすがの歌とダンスで、アリアナ・グランデが見事自分のものに。
髪ゆらゆらや“緑の魔女を。プロデュース”などなど、愛嬌たっぷりで愉快。
殊に歌手が役者デビューするとコケる場合が多いが、もう主役と言っていいくらいの存在感。オスカーノミネートは当然。受賞しても良かったのでは…?(まだ『エミリア・ペレス』を見てないので現時点ではアリアナ推し)
最初はソリが合わなかった二人だが、次第に…。
相手をひと度知ると、本当の面が見えてくる。
見た目、周囲の思い込みや決め付け、差別偏見、誤解の何と愚かな事…。
『オズの魔法使』は白人の北の魔女が善で、緑の肌の西の魔女が悪という今思うと差別的な描写も感じられるが、『ウィキッド』はそれに対するアンチテーゼでもある。
それにしてもあの『オズの魔法使』からよくここまでアイデア膨らませたものだ。ブロードウェイ・ミュージカル時から人気なのも頷ける。
魔法と歌とダンスに彩られた世界。
二人の快演と友情。メッセージ性。
それらは申し分ないが、それだけで前編160分超え、しかも二部作はちょっとしんどい…。楽しいのは楽しいが、正直前半、ちょっと冗長さも感じてしまい…。
二人の関係性やエルファバがどう“悪い魔女”になったかだけじゃなく、後半はオズの国の秘密が明かされるドラマ展開もそつなく。
人間と人語を話す動物たちが暮らすオズの国。
しかしある日突然、喋れる動物たちが捕まる。
エルファバは必死に訴え。
その姿勢や強力な魔法が認められてか、エルファバは招待を受ける。
オズの国の首都、エメラルド・シティ。オズの国の偉大な魔法使いで陛下、オズから。
エルファバはグリンダも誘って、いざエメラルド・シティへ。
そこは魔法の大都会。
二人は偉大な魔法使いと謁見。威圧感と巨大な顔にビクビク…。
その“顔”から現れたのは、至って普通の初老の男。彼こそがオズ。
二人を親切にもてなしてくれて、打ち解ける。特にエルファバのピュアさや才能を気に入る。
そこへ祝福に現れた夫人。オズとは昵懇らしい。
この広間にある魔法の書、グリムリー。これを読めた者は真の魔法使い。
まだ時期尚早かもしれないが、エルファバが試してみたら…、誰も読めなかった魔法の書を読めた。
途端に、番兵の猿たちに異変。翼が生える。
これに喜んだのはオズと夫人。“スパイ”として使えると。
どういう事…?
オズの国の秘密。オズと夫人がある陰謀を企てていた…!
偉大な魔法使いとされるオズだが、実は彼は魔法の力など持ってないペテン師である事は『オズの魔法使』を見てれば周知。
でなくとも、オズや夫人やこのオズの魔法の国そのものに何処か胡散臭さが…。
オズと夫人の企みは、オズの国を“人間ファースト”にする事。
それには“敵”が必要。喋る動物たちがその矛先に。
強力な魔法も必要。そこで夫人が目を掛けたエルファバに白羽の矢が当たった訳だが、それはつまり、“利用”。
オズと夫人と国の真の姿にショックを受け、反発するエルファバだが、グリンダはそっち寄り。
友情育まれた二人に、亀裂が…。
こんな事は許されないと、エルファバは魔法の書を持って逃走。夫人によって“邪悪な魔女”に仕立て上げられる。
緑の肌は邪悪さと醜さが表れたもの。
そうオズの国中に伝える夫人だが、その差別と偏見こそ邪悪さと醜さに他ならない。
『オズの魔法使』の悪い魔女の真実。差別や偏見や誤解によって仕立て上げられた“悲運の魔女”であった…。
かなりの大胆解釈だが、何故かしっくり来るから不思議。これも作品の持つ魔法か…?
開幕から画面いっぱいに広がるファンタジーの世界。美術や衣装でのオスカー受賞はこりゃ当然。
実はオリジナルのブロードウェイ・ミュージカルの楽曲は知らないが、どれも魅力。
特に印象に残ったのは、グリンダがエルファバをプロデュースするシーンのノリノリの曲、エルファバがフィエロへの片想いを歌う切ない曲。そしてクライマックス。エルファバがホウキにまたがって空高く舞い上がる力強い曲。最高のカタルシスであり、本作の締めと次作への高揚感満点の橋渡し。
CGも魔法のように効果的に用い、物語も映像面も技術面も楽曲もアンサンブル演技も素晴らしい。
『イン・ザ・ハイツ』でもミュージカルを手掛けたが、さらに進化。ジョン・M・チュウがスクリーンに魔法を掛けた。
袂を分かつ運命になったエルファバとグリンダ。
その別れ際、グリンダはエルファバに黒いマントを。
ホウキにまたがり、トンガリ帽子、黒いローブとマント。我々がよく知る『オズの魔法使』の西の魔女の姿に、ゾクゾク。
自分を信じる。例え国中が敵になり、悪に仕立て上げられても、私は私の信じる道を行く。
力強い歌声。我々も一緒に体感しているような飛翔感。
それを堂々体現したシンシア・エリヴォの熱演。
前半こそアリアナに押され気味だったが、徐々に魅せる主役の存在感が巧みで見事。
後編が待ち遠しい。
虹の彼方に思いを馳せて、待望。
アリアナ・グランデ
変わってなくない?
2時間40分、でも前編だった
ムカシの仕事仲間で劇団四季のウィキッドを何公演も見に行ってる人がいて、どんな話かずっと気になってたので。
タイトルが出た時に「part1」って書いてあったような気がしたけど…
案の定「to be continued」で終わった。
予告も含めて3時間弱だったのに、まさか前編とは…
リサーチ不足とは言え、かなりビックリ。
圧巻の映像美と歌声だけど…part2はどうしようかな。
なんかオズの魔法使いの北の魔女(グリッター)って「ネバーエンディングストーリー」の象牙の塔の王女?みたいにピュアなイメージだったから、登場してすぐアレ?って思っちゃったし、彼が何度も本を踏むシーンでけっこう興醒めしちゃったんだよね。
アリアナ・グランデも名前だけは知ってる程度だから…この映画で顔と名前が一致した人からはマイナス評価になりそうでちょっと心配(笑)
まぁ、それだけ演技がうまいともとれるけど。
全538件中、381~400件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
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