「ちからを ためている」カルキ 2898-AD 路傍立石さんの映画レビュー(感想・評価)
ちからを ためている
完結編へ向けて力を溜めている、という印象
壮大な物語を描くための前提情報や伏線をばら撒くための映画だったんだと思う
動き出しさえすればやり過ぎなくらいにハッタリが利いた派手なアクションは現時点でも見せてもらえているので、続編、完結編への期待感は十分高めてくれているんじゃないだろうか
ただ、この映画単独で見ると不完全燃焼、かつ、人物も要素も散らかりすぎているように見えてしまう
雰囲気もアクションも悪くはないのだけど、溜め込んだフラストレーションは解決できていない
この映画が“本気”を出してくるのは次作以降になるのだろう、と思う
それを十全に楽しむために必要な“溜め”の作品と思っておくことにする
とりあえず現時点では、アシュヴァッターマンかっこいい、ブッジかわいい、で満足しておこう
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