劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来のレビュー・感想・評価
全1544件中、1481~1500件目を表示
絶対に映画館で観るのがオススメです!!
もちろん良作だが、どうしても回想で流れが止まるのが難点。
もちろん素晴らしかった。
作画、特にアクション面でとても迫力があり、
一度どころか何回でも見に行く価値は十分にある。
そのうえであえて気になった点をあげてみる。
原作、アニメは鑑賞済みのため
楽しめたこと、面白かった事はもちろんなのだが
アニメになった事でアクションシーンが流麗になった分、
その流れをキャラの回想が
都度止めてしまう点が悔やまれる。
今作は多数のキャラが入り乱れる話のため
どうしても各キャラの回想に
かなりの時間を割かなければならない。
そのため上映時間も150分以上。
長時間席座っている事で足や座り位置を都度調整する人や
トイレのためか、席をたつひとが一人や二人じゃ
なかったことも仕方ないと感じた。
マンガやアニメを一話ずつ見る分には気にならないが
こうして長時間の映画として一気に見ると
どうしても気になってしまう。
しかしもちろん原作をカットするぐらいなら
存分に回想してもらって構わない。
作品として素晴らしいものであることには違いないが、
『一本の映画』としては気になる点もあった。
しかし先にも書いたとおり、
映画館へ見に行く作品としては
十分な価値がある素晴らしい作品。
圧巻のクオリティと満足度
多くは語らない。
素晴らしい映像美。
期待を軽く超えてきた。
内容だけかい摘むと
前半は童磨戦のしのぶと獪岳戦、
後半はがっつり猗窩座戦。
原作屈指のエピソードだけあって
ハンカチ必須。
私は童磨戦のエピソードが1番好きなので、
このクオリティで描いてくれるとなったら
2章も期待しかない。
てっきり次の公開もざっくり予告が
あると思ったけど、それはまだのようだ。
やはり上映時間を長く取ったのは正解。
しっかり猗窩座のエピソードを
書き切ったところが良かった。
平日の10時、IMAX上映の最初に見たが、
座席はほぼ満席だった様子。
予想通りこの夏は鬼滅が
席巻するのではないだろうか。
強いて言うなら、
途中途中の回想が若干テンポが悪い。
しかし、鬼も含めたそれぞれのバックボーンが
鬼滅の真骨頂なので、これで良いと思う。
あと、いい年したおっさんやおばさんが
普段使いできそうなグッズもあると
ファンとしては嬉しかったな。
まあ、元々少年漫画だし子どものものなので
不満というわけではないけれど。
できたらIMAX鑑賞をお勧めする。
今度はノーマルスクリーンでも見ようかな。
強さの奥にあるものは、3つの戦いの中で徐々にブラッシュアップされていく
2025.7.18 イオンシネマ久御山
2025年の日本のアニメーション映画(155分、PG12)
原作は吾峠呼世晴の同名漫画
TVシリーズ「柱稽古編」の続編
無限城にて、上弦の鬼と相対する鬼殺隊の剣士を描いたアクション映画
総監督は近藤光
監督は外崎春雄
脚本は近藤光&ufotable
キャラクターデザインは松島晃
アニメーション制作はufotable
物語は、「柱稽古編」にてお館様(森川智之)の元に現れた鬼舞辻無残(関俊彦)が無限城を作り出して、鬼殺隊の剣士を落とし込むところから紡がれる
無限城に落ちた炭治郎(花江夏樹)たちは散り散りになってしまうのだが、炭次郎は辛うじて義勇(櫻井孝宏)と合流することができた
一方その頃、単独行動を余儀なくされたしのぶ(早見沙織)は姉・カナエ(芽野愛衣)の仇・童磨(宮野真守)と相対することになり、善逸(下野紘)もまた兄弟子から鬼になった獪岳(細谷佳正)と戦うことになった
しのぶは単独で上弦の弐と戦い、自身の弱さに直面する
善逸は兄弟子との交わらない想いを確信し、その強さを発揮する
公開直後なのでガッツリネタバレは避けるものの、それぞれの因果が絡む中で成長していく様子が描かれていく
その後、炭治郎と義勇は猗窩座(石田彰)と激突するのだが、本気を出した義勇と互角以上で、炭治郎が応戦しても敵わない
だが、炭治郎はこれまでの教えを想起し、その中で「父親(小山力也)が最期に見せてくれたもの」を思い出していく
そして、それが猗窩座を倒すための突破口へと繋がっていくのである
映画は、原作準拠だと思うのだが「いつもの回想録マシマシ」の展開を迎えていく
その度にテンポは悪くなるが、ほぼ必要な情報なので避けて通れないと思う
本作では、主要キャラの過去譚はだいたい既出で、新たな敵や柱たちの過去が掘り起こされていく
それらは「戦う理由」であったり、「攻略へヒント」なので、それによって次の展開を迎えるので苦にはならない
それよりも、相変わらず全てセリフで説明するんだなあというところも変わらず、ほぼオーディオブックなみのセリフ量になっていると思った
本作は3つの戦いが描かれるが、基本的に「強さの本質」について描かれていると思う
しのぶの戦いでは姉と比べる彼女が描かれ、足りないものへの渇望というものが示される
善逸の戦いでは本気になるために必要なことが描かれ、兄弟子を倒す決意の変遷をみせていく
そして、炭治郎の戦いでは、父親が残した強さの秘密に近づく様子が描かれ、強さに固執する猗窩座を打ちのめす流れが描かれていた
この一連の戦いすべてに連鎖的な意味があるので、3つの戦いは別の場所で行われていて、それぞれの戦いに対する思いは違うものの、一貫しているものがあると感じた
強さを追い求める先にある脱力というのは、奥義を超えたところにあり、猗窩座が相手を捉えるセンサーを無効にしていく
炭治郎をはじめとした剣士たちがどうして勝てるのかというところに説得力があるので、それが本シリーズの特徴であるように思えた
いずれにせよ、映画館はかなり込むので「当日に現場でチケット」はほぼ不可能に近いと思う
コンセッションの混雑も凄いが、当日の日中にネットで予約も回線が込み合うのでやめた方が良い
私はイオンシネマで鑑賞したが、最近新システムを導入した手前上、高齢者が対応できない例が続出し、チケット売り場は阿鼻叫喚という感じになっている
さらにネットで前売りを買っても、その電子チケットを表示させるのに時間が掛かってしまうので、色々と対策をしていった方が良い
とは言え、一番必要なのは「柱稽古編」の視聴なので、それが叶わなかった人は「本作に突入する前提条件」としての「無残をお館様が罠にハメて、それで無限城が出現して全面戦争に突入している」ということさえ頭に入れておけば良いだろう
そして、本作のメインは猗窩座との戦いなので、「遊郭編」「刀鍛冶編」「柱稽古編」よりは「無限列車編の後半の情報が必要」なので、そこだけでも頭に入れて臨めれば大丈夫だと思う
圧巻の無限城
あまりの興奮、あまりの哀しみに圧巻され続け、全身に鳥肌が立つ155分間。圧巻のアニメーションに息をするのも忘れるほど。
どれだけ努力をしても届かない残酷さ、どこまでも心を動かす人の想い、鬼滅の刃を鬼滅の刃たらしめているエモーショナルさが全開で描かれていると同時に、瞬きすら許されないほどの迫力で繰り広げられる究極の戦闘シーンの連続!
座って観ているだけなのに汗が止まらない!涙が止まらない!胸がほとばしる!
3部作のまだ1部なのにとてつもないクオリティとエネルギーで観る方の心がもっていかれる!
2時間半?
練り上げられた集中力で体感15分。一瞬でした。
受け止めきれない衝撃の内容に、2度3度劇場へ足をはこぶこと必至。
日本アニメの到達点。ビジネスも技術も。
今年の最高興収を狙う作品。なにせ日本記録の403億という数字を持つお化けコンテンツだ。ちなみに2位は317億の『千と千尋の神隠し』である。
さらに、今回はテレビ放映の総集編でなく、完全オリジナルの3部作のスタート。興行も気合が入りまくりで、物凄いスクリーン数が各シネコンで展開されている。スタートダッシュがどこまで行くのか興味津々だ。ともあれ、この手のモデル館となる新宿ピカデリーに潜入だ。
おそらく製作委員会では、3章で1000億興行とぶち上げるかもしれない。本音では500〜600億のストラクチャーかな。ともあれ、それに対応するだけの製作費がかかっていそうだ。155分間ほぼ新たに描かれた膨大な数のカットに驚愕する。しかも手を抜かず緻密な描写だ。凄まじいまでの情報量の塊。これがあと2本続くのか。日本アニメの技術力、表現力が到達できる極北なのではなかろうか。素晴らしい。
映画は神だったんだけどレビューにいる生ゴミどもが気になる
私は計二回見てきたのですが、正直神ですね。圧巻の映像美、迫力満点の火雷神だったり青銀乱残光だったり、強すぎるお父さん。右肩見る炭治郎、右肩見られる伊之助、至高の領域に入る炭治郎、いろいろボリューミー過ぎて無量空処食らいましたね。
さて、本題に入ります。レビューを見たところ、「回想が長い!もっとよくまとめろ!」「無限城ですごすぎて酔った」「長い」この三つに対して反論していきます。まず「酔った」については知るか。人によってちげぇんだよ。アニプレックスやユーフォーテーブルのせいじゃなくて酔いやすいお前のせい。酔ったのはお前だし、酔わせたくて作ってんじゃない。酔い止め飲んでろ。そして「長い」圧巻の映像美を約3時間見れるのってすんげぇありがたいことなんで、素直に喜べ。そして「回想」
ネタバレ注意⚠️
これから伊之助のお母さん、黒死牟の回想があります。恐らく長時間になるだろうし、まずそもそも回想が苦手なら見るのはやめておくのを推奨します。だって飽きるなら二千円払うなって訳。本当に見ない方がいいです。
結果、かなり神だったんですが、なんで善逸の、「滅」出さなかったんですかね?まぁ一回目気づかなかったので正直そんな気にしなくていいですね。そして生ゴミどもに一言。反対と批判は違うからな?以上です。
信者のコメント荒らしやレビューを信じるな
自分は人がいっぱい居るのが嫌なのである程度経ってから見る派なのでネタバレしない様にしながらレビュー等見たりしてから行くのだが鬼滅キッズが多すぎて本当に必要なレビューが埋もれ過ぎていて参考にならない
もう いい評価が信者によるものなのかちゃんとしたレビューなのかもわからない
いろんな感性を持った人がいてレビュー等見て見に行くか行かないか判断する人がいたり全体の評価を出したりする為のレビューなのに
少しでも批判的な事書くと
「なら見に来ないでください」だ
「あなたの理解力が残念です」だ
完全にそれはこっちが言いたい事です
少しでも自分と違う感性の人のコメント見たくないなら人のレビューみんなよ
そもそも見ねぇとどうなのか分かんねぇから見てんだろ!!
うだうだ感想でもない事書いてしまいましたがここからが感想です
【評価の低いコメントに批判してる人多いしちゃんと見に行って確認しようと思った自分を過去に戻って殴りたい】
自分もやはり他の方が書いている様に原作に忠実なのはいいが映像作品としては低評価です
戦闘回想回想回想戦闘回想回想回想みたいな
大げさではなく本当にテンポが悪いです
漫画でなら気にならなかったですがそのままを映像にするのは流石にナンセンスだと思いました
誰かが書いていた
「スマホ見ながらチラチラみる今時の子用の作品」
と言うのがものすごくしっくり来ました
自分で止めたり休憩入れたり出来る配信と違って映画館で見てると全部ノンストップで見るしかありません
刀鍛冶編をぎゅっと縮めて戦闘シーン減らして回想増やした物をに2時間半
と言えばいいでしょうか
アニメで少しでもなんかだれてるなぁと思った人はまじで配信来るまで見ないほうがいい作品だと思いました
せめて人気の理由の一つである和風?で独特な戦闘シーン位は長めにしたり工夫をして欲しかった
ほら 内容も読まずにコメント書いた
お金と時間を返して欲しい
期待度MAXで観ましたが、始まって早々、つまらないと感じ、途中寝てしまいました。映像は綺麗ですが、それだけ!です。描き方は最悪です。マジで金と時間返してほしい。
原作読んでないので、原作通りなのであれば、仕方ないですが、原作と少し違うのであれば、脚本の大ミスですね。
なんで、つまらなかったのか、帰宅して考えてみたのですが、結論は鬼が圧倒的に弱過ぎる、柱達が殺されるかもしれない、という恐怖感が全くないこと、と思いました。無限城で上弦などの鬼に囲まれ、鬼殺隊が全滅させられるかもしれないという緊迫感が全くない。仮面ライダー(主人公は絶対負けない)を観ているようでした。出てきた上弦も弱過ぎるわ。もう少し鬼を大量に書くとか、柱が闘いに苦戦している様子を書いて欲しかった。その点、遊郭編は良かった。ほんとに勝てるのか?と観てる側を思わせましたので。あとは他の方も書いてますが、お涙頂戴のシーンが酷い。お涙頂戴シーンがあることはいいですが、描き方がくどい。わざとらしい。ここまでやられると引きますね。
これは、興行収入伸びないんじゃないですかね。最近、Yahooとかで、やたら鬼滅の刃の記事が多いと思ったのは、評判があまりよくないため、それをかき消すためだったんですね。
5回見た
無限列車を4回みたけど、とうとう特典と4DX目的で5回めみてしまいました。
が、それ以上の価値があります。
とにかく「無限城ひろすぎぃ!」となる笑。
感想は長尺になるのでとりあえず5を付けておきます。低評価つける人の言うことは総じて、「長い」「回想シーン入りすぎw」「原作みてない」です。長いのはわかってるだろ、原作はとりあえず読めば?そして、『短いアクションスペクタクルエンタメものになんていくらでも出来るわボケ!スパイダーマン観とけ!それでも、監督が厳選して回想シーンを入れたのは、キャラの言動に意味を持たせるため。原作観てない勢にも、ああこのキャラがこんなにこの鬼に固執し生命かけるのはそういうことか。。と、説得力を持たせるため』少し考えりゃわかります。折角母国語で観られてるというのに、そんなのもわからないなら2度と鬼滅作品に触れないでもらいたい。バズってるから観ただけで、理解できないなら点数つけるなオタンコナス!
そして一言、この作品に5以外つける人は舌がバカ。至高の作品です!
鑑賞マナーの悪さ
先月、上映開始の2日後に家族4人で鑑賞。その時は昼の時間帯ってこともあり子供連れ多し。
まぁ私もその内の一人ですが。上映時間が長いのは知っていたのであらかじめ子供二人にはトイレに行ってくるように言い、何度もトイレ大丈夫か?と念押し。それでも満席のなかいざというときのため退出しやすい席にて鑑賞。不安だったトイレ退出もせずほっとした。しかし案の定びっくりするぐらいのトイレ退出の人の多さに少し萎えてしまう。子供には3時間は長いよな。
今度は一人で集中して見たくなりIMAXにて鑑賞。なるべく空いてる方がいいので平日に会社を有給で休み都内まで遠出して午前中の一番早い時間帯にて鑑賞。それでもほぼほぼ満席に近い。夏休み期間中なので子供はいるにはいたが、9割は大人なので集中して見れると期待に胸を膨らませる。
しかし、隣に大量のポップコーンと飲み物を持った大学生ぐらいの男三人組が。予告中ずっとバカしゃべりでガヤガヤとうるさく嫌な予感。上映開始しているのに途中入場が気になる。悲鳴嶼さんの墓のくだりから無惨と炭治郎の振り返りあたりまでは許せたが、aimerの主題歌が流れてIMAXの美しい映像美と音楽でこれから鬼滅の世界に没入する丁度盛り上がる時にもチラホラ途中入場者が。すいません、すいませんって言いながら席に着く阿保。カップルやファミリーもいた。せっかくの気分台無しだよ。何が見たかったってここの主題歌の導入シーンをもう一度集中して見たかったのに。映画館も本編始まったら途中入場禁止しろや。最悪、最前列のはじに座らせろ。予告中に席に着いとくのがマナーだろ。時間までこれないなら朝の早い時間なんか予約すんなや。トイレは生理現象だからまだ仕方ないけどこういうのは許せん。
恐らく何回も見てるリピータなのか回想シーンになると途中退出もチラホラ。子供じゃない大人ばかり。そんなにトイレに行くかなぁ?私は年間一度もないけど。。
物語はクライマックスになり猗窩座の回想シーンで涙ぐむ人もいる中、異音が。
なんとポップコーンをバリバリうるさく食ってた隣の輩が大いびきかいて爆睡中。寝ても文句言わんが大いびきかいたらダメだろ。友達も何故注意しない?何とか気にしないようにしてもいびきがうるさくかなり不快。極めつけに寝返りをうちポップコーンに腕があたり盛大にぶちまける音と足元がポップコーンまみれに。おかげさまで感動の涙も引いた。年間40回ぐらいは映画鑑賞するが、今回は史上最低のマナーの悪さ。琵琶女にベンって叩き出して欲しかった。
ついに猗窩座を倒す!
ほんとこの話を考えた作者は巧みだと思う。
最初はただの痣だったものが戦いが進むにつれて、炎のような形に鼻の辺りまで伸びてきて、刀も赤く燃え上がり、鬼斬りの刃となる。見事な伏線回収だなあ。義勇にもついに発現するね。
原作でも、生き残った柱達が体温をあげることでそれぞれに痣が発現する様が描かれる。という流れ。
すでに胡蝶しのぶは亡くなり(目的がある)、比肩できない強さのだった煉獄、天元(引退)もいないなか、今後原作通りなら何人も失うことになる。炭治郎も鬼と化す訳だが…
勝っても悲しい。
バトルは凄惨を極める。血の匂いがしてきそうだ。
鬼に最も効果的なのは「陽の光」だが、無限城内にはそれもない。
そんななか、四肢を失いながらも必死の思いで立ち向かう柱の姿に打たれる。
個人的には生き残った人たちのその後が、幸せになっているところをアニオリにして欲しいな。
映画の流れは前回に比べ、ワンピース的な同時進行バトルになり、初めてみる人には辛いかな?
そもそも、最初に無限城内を落下するわけだけど、分かってはいても、落下するって?となるね。理系のひっかかりです(笑)まあいいか。
PG12とはいえ、マンガに比べ残酷なシーンが続くので、小さいお子様には見せない方がいいのではと感じた。
フィクションを理解できる年齢になってからの鑑賞がお勧めでしょう。昔、風呂敷マントを背に空を飛ぼうとしたり、ライダーキックの真似事をしたりして怪我や死んだりした事を思い出したし、首や体の一部が斬り放されるシーンはトラウマ級だものなあ。
作画以外褒めるところはない
ただ戦っているだけの映画。なんの意味も感じない。
アカザの回想シーンをあんなに長々とやる必要はあったのか。
何百人と人を殺している鬼が、人間の頃は良い奴だったと知ったところで何になるのか。
本作はバトルものの作品である。勝負には必ず勝者と敗者が存在し、その勝敗を決する要因となるものがその作品のテーマとなる。その要因は戦闘の技量などでは決してなく、端的に言えば、善い奴が勝ち、悪い奴が負ける。何をもって善とし、何をもって悪とするかで作品のテーマが決まる。
アカザが首を斬られるシーンは炭治郎の技量がアカザを上回っただけのように描かれていた。それに、アカザが自傷するシーンでも、首を斬られたときに炭治郎が自分の技量を上回ったんだからもうやめよう、みたいな発言している。それではストーリーに何の意味もなくなってしまう。自傷するシーンではせめて、師や恋人を失い我を失ったときに道を違え、力に妄執してしまったことを理由にすべきだったと思う。そうすればアカザを悪とする本質的っぽい理由が成立するから(何百人も殺している時点で明白な悪なので本質もクソもない)。
あと大切な故人が目の前に召喚される演出は何回やるんだ?この映画だけで3回見たぞ。テレビシリーズでもあったし(ねづこの血鬼術覚醒シーンとか、たしか煉獄さんの死に際にも)。非常に陳腐かつ非現実的な演出で何も感動しない。こんなのやっても作品をとおして1回だけだろう。
私は基本的に作品を評価する際は、この作品をとおしてどういうテーマを伝えようとしているか(目的)、そしてその主張にどうやって説得力を持たせているか(手段)を評価の軸としている。この作品はただ鬼が悪い奴だからやっつけているだけでテーマ性は感じないし、そのうえ鬼って実は根は悪くないと言いたげな回想を入れる謎構成のせいで勧善懲悪すら薄れる始末。演出方法もかなり陳腐。ストーリー面で評価に値する箇所は何一つない。
音楽も、迫力あるBGMだったが、ずっとそんな感じのBGMで胸やけする。もっと映画としての構成を考えたBGMにしてほしい。
最後に、作画はマジで素晴らしい。戦闘シーンの迫力、無限城の表現は圧巻だった。
でも、それだけの映画。
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いくつかコメントをいただき、いくらか誤解されていたのとスルー出来ない幼さゆえに追記します。
・複数の方が挙げている「贖罪」についてですが、特に罪を償っている描写もないので、「懺悔」とかそういう言葉の間違いでしょうか。贖罪あるいは懺悔だとしても、本文にも書いてますが、個人的には何百人も殺しといて今更なんだよ、って思います。死んだ人は生き返ってはきませんから。
・「慈愛」については、物語の構成として同情的な回想が入っているから慈愛がテーマだというのは、かなりメタ的な読み方だと思います。その読み方を否定するつもりはありませんが、炭治郎をはじめとする鬼殺隊のモチベーションは明らかに鬼に対する憎悪であり、今作において鬼殺隊が鬼を斬る際に慈愛を見せている描写はなかったと思います。ゆえに、私としては慈愛をテーマだとは感じませんでした。
・「鬼と鬼殺隊の歴史、覚悟」は私はテーマとは思いません。鬼も鬼殺隊も現実には存在しませんので。いくらファンタジーでもテーマは現実に還元できるものでなければ意味がありません。
・バトルものすべてが勧善懲悪というテーマだとは書いてません。むしろコメント通り勧善懲悪というのは今更テーマとして据えるのも躊躇われるくらい普遍的で基本的な(=薄っぺらい)道徳概念だと思っています。
NARUTOというマンガを例にとると、あの作品では主人公の”根性”がキーになって戦いに勝ちますよね。そうすると読者は「根性って強いんだな」「根性ってかっこいいんだな」と気付きます。そうすることで「根性=善」というテーマが読者に伝わるわけです(詳しいわけではないのでかなり単純に書いてます)。
「何をもって善とし、何をもって悪とするかで作品のテーマが決まる」と書いたのは、そういう意味です。物語として、炭治郎が勝ち、アカザが負けるということは、炭治郎に良い点がある、あるいはアカザに悪い点がある、あるいはその両方を示唆します。だから、私としてはただ戦闘の技量だけで勝敗が決まるとストーリーに何の意味もないと感じます。
そしてだからこそ、アカザが自傷するシーンでは、技量で負けたことよりも、コメントの言葉を借りれば「本当に殺したかった悪者=弱い自分」を理由として明言すべきだったと思います(本文にも同様のことを書いてます)。
・コメントで最も癇に障ったのは、私のレビューを「捻くれた受け取り方」とされたことです。私は私の評価基準に則ってこのレビューを書いているだけです。私以外の大勢の評価基準とは違うのかもしれませんが、私なりに明確に理由を示しながら感じたことを書いています。にもかかわらず理由も書かずに「捻くれた」と書かれるのは心外です。
さらに、今作で慈愛をテーマとして感じているのにも関わらず、「こんなにわかりやすくテーマを伝えてくれているのに」と攻撃性を示しながら自分と違う見方を許容できないのは、自ら今作の説得力の低さを露呈するようで滑稽です。
・次回作は見に行きませんので、1日に何度も上映される映画で自分の席がなくなるとご心配の方がもしいらっしゃれば、どうかご心配なく。
・これ以上はもう何も書きません。
小さなお子様でも安心してご覧いただけます
(追記:鬼滅ファンの熱いご要望にお応えしてオマケ-その3と4を付け加えました。)
この作品についての各種レビューを見てみましたが、批判している人の意見は大体共通しています。曰く「回想シーンが長過ぎる」「バトル➡回想➡バトル➡回想(以下繰り返し)で、回想シーンで話が止まってしまう」「映画としての構成になっていない」「上映時間が長過ぎてケツが痛いし、トイレに行きたくなって困った」等々。
なるほど、批判している皆さんはこれを「一本の映画」として観ていたという事ですね。それはひどい誤解ですよ。観ていて分かりませんでしたか?これは映画じゃありません。3~4年(?)後にTV放送される「鬼滅の刃 無限城編」というTVシリーズの「劇場先行上映版」です。TV用7本分ぐらいの映像からOP曲、アイキャッチ、ED曲、予告編を抜いて
繋げただけの代物です。あくまでファン向けのイベント上映であって、映画じゃないんだから「映画としての構成になっていない」のはそりゃ当たり前です。
「回想シーンが長過ぎる」と言われても、TVで観てたら20分ちょっとで次週に続くんだから全く問題ありません。人間の生理を無視して2時間35分も上映時間が有るのは「現在出来ている映像を、いち早く全てお見せしましょう!」というUFOTABLEの出血大サービスなのです。そこに文句を言ったら罰が当たりますよ。
勿論これだけ長ければ途中でトイレに行きたくなるのも当然の事。私が感心したのはその点についてもちゃんと配慮されていた事です。何しろ「回想シーン」という名のトイレ用休憩時間が劇中三回も入りますからね。「回想シーンになると話が止まってしまう」のは、トイレに行って戻ってきた人がその間に話が進んでストーリーが分からなくならない様にとの親切な心遣いからです。
小さなお子様がトイレに行きたくなって愚図っても、何回も休憩が入るのでお父さんお母さんも一安心。特に三回目の休憩時間は20分近く有りますから、どれだけトイレが込んでいても楽勝です。
素晴らしい!まさに至れり尽くせりの作品と申せましょう。
さて、私のこの作品についての評価ですが「これは映画ではない」ので星は一つも付きません。ゼロです。(だってここは映画についてのレビューの場ですからね。)
1月に劇場先行上映された「機動戦士ガンダムジークアクス」でも前半は戦争中・後半は戦後の話となる様最低限の編集はしていたというのに、この第一章はそういうのすら有りません。TVのまんまお見せしますという清々しいまでの割り切り様。映画館で上映するんだから映画として作ろう、などといった不純な考えがハナから無い。なんという潔さ!心が洗われる気がします。文句が有る奴は回想シーンで寝るなりトイレに行くなり勝手にしやがれ!という製作スタッフの心意気がヒシヒシと伝わって来ますね。天晴れとしか言いようが有りません。私は呆れてものが言えないほど感動しました!!
でも評価は0点ですけどね。重ねて言うけど映画じゃないので。
いやあTVシリーズの放送が今から待ちきれませんね。
いつ始まるのかなあ「鬼滅の刃 無限城編」
オマケ-その1(今後の展開の予想)
A.第一章の興行成績が前作「無限列車編」の興収400億を大幅に下回った場合。
➡予定通り第二章、第三章の二本で完結(両方共2時間半以上の長尺)、その後TVシリーズに再編して放送。
B.第一章の興行成績が「無限列車編」と同程度もしくはそれを上回った場合。
➡まだまだデカい商売が狙えるので、三部作の予定を四部作に変更(四本目は完結編という事で)、毎年夏休みシーズンに公開。
残った原作の分量から5時間以上は必要と思われるので、一本の上映時間は1時間45分(最大で2時間)とする。
変更する理由は「一本で2時間半はさすがに長過ぎるという声が多かった」「映像の更なるクオリティ向上の為」とか、適当な事を言っておけばヨロシイ。
映画を一本増やす事のメリットは~製作側は映画一本分儲けるチャンスが生まれる。映画館は上映時間が短縮されるので1日の上映回数が増やせる、さらに確実なヒットが見込める作品をこの先3回は確保できる。鬼滅ファンは楽しみがもう一本分増えて大喜び、おまけにトイレが近い人もこれなら安心だ!
かように各方面にとってメリットが有りますので、こいつをやらない手は有りません。
さらに原作のアニメ化は終わっても、コミックスになっているスピンオフの漫画が有ります。(煉獄杏寿郎と義勇が主役のが各1本)ちょいとシナリオを膨らませれば1時間半の映画は作れますから、更に後二回は商売が続けられる訳です。
儲けが頭打ちになった時点で止めにしても良し、貢ぎたがってウズウズしてる鬼滅ファンを骨までしゃぶって食い物にするも良し。
「映画」としての出来栄えの如何に関わらず、作りさえすれば商売になる事は今回の第一章で証明されました。UFOTABLE並びに
関係各社の皆様にはご検討いただけましたら幸いです。
合言葉は〝夏は鬼滅!〟
オマケーその2(コメント用定型文の薦め)
各種レビューで作品を批判している人の意見は大体共通している旨は最初に述べました。そういったレビューに対して、義憤に燃えていちいち難癖をつけて廻っている熱心な鬼滅ファンが多数いらっしゃいます。
皆さん一から文章を打つのは面倒くさく有りませんか?不快なレビューを書く輩の言ってる事は毎度ほぼ同じなんですから、こちらも定型文でコメントを返してやれば手前が省けるんじゃないですかね。
そこでコメント欄で良く見かける物から、代表的なのを一行コメントとして並べてみました。コピペしてご使用下さい。こいつで愚劣な鬼滅アンチ共を叩きまくってやりましょう。正義は我に有り!GOGO!!
・この素晴らしい映画に対して批判的な事を抜かす不届き者に告ぐ、潔く腹を切れ!
・文句を言いたければお前がこれ以上の物を作ってからにしろ、この鬼滅アンチ!
・今後はコメントでネチっこく絡んでやるから思い知れ!
・映画が駄目なんじゃなくてお前が駄目なんだよ、原作を100回読み直してから出直してきやがれ。
・鬼滅のファンでない奴はレビューを書くな!まったく不愉快極まりない。
・こんな事を言う奴は日本人じゃない。日本人じゃない奴はこの国から出て行け!
・管理者は直ちにこのレビューを削除して下さい。
ウン、某政党の選挙演説みたいな文が並びましたね。これぞ鬼滅ファンの熱き想いの証明と言えるでしょう。ファンの皆さんのご両親もさぞやお喜びの事と思います。僕も見習おう(笑)
(以下追加で記入しました。)
オマケ-その3(低評価レビューへの対策案)
自分のお気に入りにケチを付けられれば腹が立ちますよね。でも自分から地雷を踏みに行く事は無いじゃないですか。⭐が二つ以下のレビューは酷評が書いて有るに決まってますよ。不愉快に決まっているレビューは読まなければ良いだけの話です。
それでも気になる、低評価を下す輩が存在する事が許せない!そんな貴方はレビューを読まないでコメントを送ってみてはいかがでしょう。例えばこんな感じでー
「レビューの内容は読んでいないけど、低評価のレビューは存在自体が不愉快なので直ちに削除して下さい!」
このコメントの最後に「四ネ!」とか「お前の母ちゃんデベソ!」とかの独創的な一言を付ければ完成です。
こうすれば不愉快なレビューを読まなくても済みますし、レビュー主にもこちらの主張は伝わります。更に第三者がそれを読めば「なるほど、鬼滅ファンのやる事は一味違う。普通(nomal)の人間には中々出来る事じゃない。ある意味凄いよ!なんてbrainがhotなんだ。」と思って貰える事請け合いです。
2025年の映画興収No.1確実の偉大な作品に低評価を下し、あまつさえそれにより観客動員数の足を引っ張ろうと企てる不届き千万な鬼滅アンチ共に伝えてやるのです。貴様らの書いた駄文など読むに値しないのだと!だから読まないのだと!決して漢字が読めないからじゃないんだと!
低評価レビューには嫌がらせコメントをいちいち送りつけて溜飲を下げている皆さん!今後はこの手でいきましょう。レビューの内容は読まずに悪意の込もったコメントを送りつけ、邪悪な鬼滅アンチに鉄鎚を!正義は我に有り!GOGO!!(笑)
オマケーその4(マジメな話)
「鬼滅の刃 第一章」の観客動員数は二週間で1千万人越え、興収も170億円に届いたーとの事ですが、まさかこの状態に安堵している鬼滅ファンはいないでしょうね?
まだ前作「無限列車編」の興収記録400億円強の半分にも届いていないと捉えて危機感を持つべきなのです。
前作の興収に届かなければ世間の人がどう思うかは察しが付くでしょうよ。
「鬼滅の人気は落ち目なんだね」「オワコンだな」「もう観に行かなくてもいいか」~と思われるに決まってるじゃないですか。興収400億というのも達成目標じゃなくて最低ラインですからね。それ以上ヒットしなければオワコン認定は確定だと思っていただきたい。
三部作で製作と発表されたから後二本は確実に観られると考えるのは甘過ぎです。映画の興行は一回コケたらハイそれまでよ、という世界なんです。三部作や四部作の予定で始まったけど、最後まで作られなかったシリーズなんか世の中にゴロゴロしていますよ。(ナルニア国物語とかライラの冒険とか。)
今回UFOTABLEは思いっ切り原作ファン目線で、原作に忠実な映像化をしてくれました。
その事の是非は申しませんが、映画の興行的には大きな問題が有る事は確かです。
前作の興収400億越えは、鬼滅のファンだけでは達成不可能な数字です。普段はアニメを観ない所謂一般層、小学生及びそれ以下の若
年層、原作もTVアニメシリーズも観ていない
人まで老若男女を問わず動員できたからこそ達成できた訳です。
では今回の「第一章」は何が問題なのか?
・若年層お断りである。
(上映時間が子供の集中力が続かない長さの為、子供には明らかに不向き。)
・一見さんお断りである。
(シリーズ物で話の途中だから、というのは理由にならない。それまでのストーリーの流れ、設定、登場キャラクターの紹介~は有って当然だ、客商売なんだから。劇場版の名探偵コナンでもスターウォーズでも頭に最低限の説明が有る。京都の老舗じゃあるまいし、一見さんをお断りしていては興収400億には届かない。予備知識なしで第一章を観た一見さんが次の映画を観に来ると思いますか?)
・一本の映画としての構成になっていないので、映画ファンもお断りである。
(原作をそのまんまやるという方針だからこういう構成になっている~というのは分かるがそれじゃあ映画にならんでしょうよ。これはTVシリーズの構成です。TVシリーズだったら問題ないけど、一本の映画としてみると起伏に乏しくて同じ様な展開を三回繰り返してるだけに思えてしまう。原作ファンでない奴は観るなと言っているのと同じですね。)
以上の点から一般層の取り込みには不向きな作品です。ファンでない人がリピーターになったり次作を観に行く可能性は限りなく低いですよ。ではどうすれば前作を越える興収を達成する事が出来るのか?答えは一つです。
映画として興行する以上、本来ならば最重要視すべき一般層を捨ててでも原作ファンファーストでUFOTABLEは作品を作ってくれたんです。一般層の分までファンが補填すればいいんですよ!
こんな所で他人の書いたレビューをチェックしてる暇が有ったら、映画館へ金を貢ぎに行きなさい。
上映期間が終わるまで毎日最低一回は観に行こう!休日は四回だね。当然上映が続く限りは残業なんか拒否だ。上司が何を言おうと映画館へGO!行く度にパンフやグッズも買うとしたら、ひと月に二十万は貢げるよな。勿論これは最低ラインだよ、貢ぐ額が多い程UFOTABLE様はお喜びだ。お前の信仰心の深さを金額によって示すんだ!
尚これを実行する事により離職しても、家族に白い目で見られても、当局は一切関知しないのでそのつもりで。諸君の健闘を祈る!
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