劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来のレビュー・感想・評価
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出来栄えは素晴らしいが1本の映画の構成としては・・・
通序版を観た上で、IMAXで観てきました。
通常版事は中段の右端だった事もあり
中々没入感を感じられなかったのですが、
今回は最後尾列の真ん中を
ゲットし万全で臨みました。
正に地の果てまでも繋がる無限城の
スケール感と、作画の出来栄えの凄さや、
音楽や効果音もIMAXが
更にぶち上げてくる!
いやぁー本当に凄い出来栄えですねぇ!!
ただ初回鑑賞時にも感じたのですけども
話の肝的に構成を変えようがないので
致し方がないのたが、
やはり猗窩座が「あれ」されてからの
回想シーンが長過ぎてどうにも締まらない。
猗窩座編のみであれば長いということはなく
泣ける良い話なのだろうが、
1本の映画として俯瞰的にみると
バランスが良くないと感じざるを得ない。
無限城編だけで5本くらい映画作る訳にも
いかないし、仕方がないですね。
ufotableの悪い所ががっつり出ている映画だった。
ufotablの悪い所。
それは、物語の基本骨子のシナリオ構成能力が低い事。
以前から、映像化するなら、そのエピは切ったらダメだろな所をカットしたり、誰にも共感されないオリキャラ追加したりと、映像面はともかく、シナリオ面でシュールレアリスムを発揮して、キュビスム状のパッチワークシナリオに再構成して、微妙なシナリオに改変しまくるのが、ufotableの特徴だった。
だから、複雑な時間軸が同時展開する鬼滅の最終決戦の映像化をufotable大丈夫?と疑問では居た。
疑問では居たけど、まさか、週刊連載漫画の原作そのものなシナリオ構成で押し通して来るとは思わなかったw
週刊連載漫画では、細切れのパッチワークなシナリオで展開するしかない(パラパラ漫画状の表現限界)物語でも、映像化及び映画であれば、また別の『見せ方(魅せ方)』が既にあって、そこをちゃんとしないなら、うちの車を日本人が買わないのは日本政府のせいとか言い出したどこかの国の大統領さんレベルで、貴方、頭おかしいんじゃ無いですかbyしのぶさんレベルの、メディア商法や、表現媒体の違いのお話になってしまうのだけど。
何より、細切れのパッチワークなシナリオは、週間放送のアニメ放映には適用可(どちらも週間だから)でも、ぶっ通しで長時間見続ける映画には、不向きなシナリオ構成様式なのですよね。
何故なら、細切れ故に、視聴者の集中力が切れて続かないから。
こういう所が本当にヘタクソ。
元から3部作と聞いていたから、1.猗窩座2.童磨&黒死牟3.鳴女さんと無惨戦になるだろうとは、ざっくりと予想はしていた。
けど、ここまでがっつり原作まんまのパッチワークで来るなら、善逸vs獪岳&愈史郎関連エピは今回がっつり削って、猗窩座と童磨(回想シーンは削る物とする)戦の戦闘シーン(ufotableの得意な所)の尺を増やせば良いのに(伊之助乱入当たり迄)と思った。
あとは、恋雪に、上がった花火の名前連呼させるオリエピとか、追加すればよかったのにとも思う。
ufotableさんの持ち味発揮して。
そして、ここで削った善逸vs獪岳戦と鳴女さん&愈史郎関連エピで3部の冒頭初めて、目立った戦闘シーンが特に無い鳴女さんとvs無惨に繋げれば、2部で童磨(童磨回想in )&黒死牟戦に派手に決着させても、綺麗に繋がる(むしろ、この方が映画向け。一、炭治郎、二、伊之助、三、善逸という見せ場確保的にも←善逸、伊之助、炭治郎が制作陣の意図かもだが、原作のストーリー展開と映画3部作という状態を思えば、3部作でのカマボコ隊の見せ場は、導入部主人公、二vs童磨故に伊之助、三必然的に善逸が収まりよろしい。何故なら、無惨戦で善逸活躍全然しなくて炭治郎出ずっぱりだから)と。
素人の私でも分かるのに、本っ当に、こういう、シナリオ構成のノウハウ部分が苦手な様ですね。
いつも思いますけども。
あるいは、全鬼滅ファンへのファンサービスのつもりなのかもだけれど、タイトルに猗窩座が君臨してる以上、原作に沿えば、水と主人公にしかクローズアップされないのは自明の理。
欲をかいて漁夫の利狙っても、焦点とっ散らかってたら、失敗する上に、それなりにしか稼げないのに。
更には、今回、得意のデジタル映像面でもクオリティが大変低かった。
どこかで見た対峙構図。
どこかで見た、クリーチャー様の絵。
AIが作った、パッチワーク映像のような静止画様のあれこれが多すぎて、大変つまりませんでした。
無論、努力が見える所も有りました。
無限に広がる無限城の映像化と、戦闘シーンは最たる例だった。
だけれども、そこにもちょびっと物申したい。
上下左右デタラメだって言ってるんだから、炭治郎(及び鬼殺隊士)達が走ってるor戦闘してるのは、実は何処かの天井だった、とか、壁面だったとかを、カラス視点のカメラワーク等を駆使して取り入れたらよかったのに。
しのぶさん戦闘シーンでは活用してたのだから。
力入れたポイントと、がっつり手抜きしたポイントがまるっと見え見えな出来栄えの映画でした。
だから、一度見たら、もう、良いかな。
念の為に、二回見たけど、これの良さは、映画館で大画面の大音量と共に鑑賞するからで、自宅で視聴するなら、急に面白みが無くなる出来だなと感じ取れてしまった。
猗窩座は好きキャラだけれども、一つの映画作品として評価する時、この出来栄えでは、ぶっちゃけ、映画として評価出来ないなと私は思った。
何故、これで良いと思った?と、逆に問いたいレベル。
構想10年規模の作品を時短で作ったと豪語しただけはある映画だな、と、納得もしました。
故に、導入の1作目がこの出来栄えなので、次回作に期待が持てる出来では全然ないです。
アニメのクオリティの高み
無限城の奥行、高低差、バトルのスピード感、どれもアニメで最高に演出されていて素晴らしかった。原作の面白さをアニメで何倍にも面白くしている作品。
何回も泣いたという触れ込みを見て期待していたが、私にはそれはなかったかな・・。
最後のバトル少ししつこく感じた。上弦下弦の鬼は毎回簡単に死なないからしょうがないんだけど、そのわりに上弦の陸はあっさり・・
鬼滅の刃ファンにとって最高の映像
実写かと思うほどの見事な映像の数々に圧巻
何度も鳥肌たった。
まんがやアニメでは描ききれない戦闘シーンの
数々、見応えあるでしょ、これ。何を文句言うの。
強いていえば、胡蝶と童磨のシーンが体感短いと
感じちゃったけど、第二章、カナヲに超期待しちゃう。
また猗窩座の人間だった頃の話しが好き。
支えてくれる人が、護るべき人がいたら
愛があれば人は変われると更生出来ると思わせてくれる。
155分、トイレ問題心配したけどそんな時間を
感じさせない作品だった。(かなり席離れる人いたけど)
鬼滅の刃初見の人には優しくないかも。
でもこれはやっぱり鬼滅の刃ファンにとって
最高のエンタメ、猗窩座は何億の男になるのかしら。
誰かの青春なのだと思う
圧巻の無限城。猗窩座戦も見応え抜群。ただ・・・
一応、鬼滅の原作は全巻見ていますしアニメも立志編から柱稽古編まで全て見ています。1人の意見として見てください。
まず、流石は天下のufotableです。圧巻としか言いようがない無限城、あれを大スクリーンで見れるだけで劇場で見るだけの価値があります。
そして、三部作第1章はやはり猗窩座。上弦ノ参なので、順当に行けば三部作のトップバッターになるとは予想していました。
猗窩座戦の見所の1つが、なんと言っても炭治郎と水柱・冨岡さんのタッグでの決戦。正直、冨岡さんの戦闘シーンは那田蜘蛛山の累や父鬼、あと柱稽古編の不死川さんとの手合わせ以外無かったので、冨岡さんが本格的に上弦と戦うところをアニメで見れるのを凄く楽しみにしてました。見た結果は文句ナシ。特に冨岡さんの【拾ノ型 生生流転】は鳥肌以外の何物でも無かったです。一方、猗窩座も煉獄さんを亡きものにした煉獄さんの仇ではあるんですが、当然彼にも悲しき過去が。ここ他のレビューでは【回想が長すぎる】だの【テンポ悪い】だの言われてましたが、別に自分はそんなに気にならなかったです。(遊郭編の堕姫妓夫太郎の回想よりは長いと感じましたがそれは原作の時点で「これ回想長くなりそう」と予想出来ましたし。あと小雪さんのCVが気になりすぎて。)と、とにかく猗窩座戦は期待以上のクオリティで正に大満足でした。獪岳戦も、善逸の【炎雷神】が見れて良かった。
ただ、ただですよ。猗窩座戦及び獪岳戦は大満足でしたが、童磨戦について少しモヤモヤが。
今回は完全に猗窩座戦オンリー(まぁあれば獪岳戦もかな)と思ってましたが、まさか童磨戦がこんなにガッツリと入ってくるとは思いませんでした。次回の第2章は童磨戦の続きからだと思いますが第1章でここまで見せていいのか?と思いましたね。とするなら第2章は今回より上映時間短くなるんですかね?
あとその他細かい描写上げるなら、村田さんの水の呼吸のエフェクトが薄すぎたり、柱稽古編の序盤に出てきた女拉致のアニオリ鬼が廊下で一般隊士にやられていたり、ラストの無惨のセリフが【上弦1人殺ったくらいで調子に乗るな。鬼狩り共は必ず全員始末する!(次回の映画もよろしくぅ!)】と言っているように解釈出来たりと、見てて面白い箇所が沢山ありました。(無惨のセリフうろ覚えです、すみません)
次の第2章も楽しみにして待っています。童磨戦が出てきたことにびっくりしたため星4.5です。
やっぱり鬼滅は映画館で観るのがいい
演技力
丁寧に、あくまで丁寧に
作ることで、しっかり期待に応えた作品。
今さら説明する必要のない国民的アニメ、鬼滅の刃の映画としては第二弾。
テレビアニメでストーリーを展開しつつ、キモになるストーリーを映画化するスタイルで今回が映画としては二作目。
今回はテレビアニメの柱稽古編から、いよいよ鬼舞辻無惨の本拠地である無限城に踏み込み、最終決戦を挑むいわゆるクライマックスパートの第一部。原作の中でもかなり人気の高かった、猗窩座と炭治郎の激突がメイン。
序盤、炭治郎と柱達が無惨を探して無限城を走り回るシーンから、その絵作りの丁寧さが際立っている。原作漫画では表現しきれない奥行きとか立体感、圧倒的規模で広がる無限城の描かれ方、炭治郎始め鬼殺隊の心を折るほどに広大な無限城の世界がこれでもかと表現される。
ここだけでもう圧倒されてしまった。
その中で縦横無尽に戦闘を繰り広げる上弦の鬼と鬼殺隊の柱達、のみならずモブキャラの鬼と鬼殺隊員の闘いもスピーディかつダイナミック。時折目で追いきれないスピードで展開されるもののその一コマ一コマまで丁寧に描かれているので没入感が凄い。
声優さん達も渾身の演技で、あらためて声優を生業としている方達の声の演技の素晴らしさも再確認できた。
俳優さんがアニメの声優を担当されている映画もあるけど、やっぱり細かな声の表情を表現してくれる本職の皆さんの凄みだと思う。
誰が、とかではなく出演されている方全員が素晴らしかった。
ストーリーについては今さら言うに及ばず、といった感じの鬼滅定番のフォーマット。鬼殺隊の柱が何故若くして鬼殺隊に入隊したのか、鬼達が何故鬼にならざるを得なかったのか、それぞれ一人一人に物語があり、そこも映画化でありがちな尺合わせの端折りをすることなく丁寧に時間をかけて描いている。
ただ、私は恐らくこの作品を鑑賞する対象年齢より高いと思うので、ストーリーの中にもう少し深みを求めてしまう気持ちは否めなかった。ハッと思わされたり勝手に涙が出てくるというところにまでは至らなかった。
例えば猗窩座が何故あれほどまでに強さを求めるのか、絶望の淵に叩き落とされたのは、別に己の戦闘能力の低さではなかったはずなのに…などなど。
そこが星5個付けられなかった理由なんだけど、それは私自身の感覚なので人それぞれだと思う。
そう、この映画は気長に完成を待ちながら、出来上がった作り手全員の渾身の作品を映画館の大スクリーンで堪能する映画、なのだと思う。手抜きせず妥協せず丁寧に、あくまで丁寧に一つ一つを作り上げたものを楽しむ作品。
なので、時間はかかっても良いので次の作品も気の済むまで丁寧に作って欲しいと思う。
鑑賞する側は、それを楽しみに待っているのだから。
蟲の呼吸かっこいい
原作未読のアニメ勢です。
蟲の呼吸があんなにかっこいいなんて知らなかった。
童磨vs胡蝶しのぶ見たさで2回IMAXで鑑賞しました。
童磨もしのぶさんもどちらかというと苦手なキャラでしたが本作で好きになりました。
無音の中、しのぶさんの涙がポタポタ床に落ちる音だけが響くシーン...すき。
あとはやっぱり猗窩座...かわいかった。
そして義勇さん、かっこよすぎ...!
自分は謝花兄妹のファンだったので、前作で推しが召されたのですが、しのぶさんと義勇さん好きになりました。
OSTが自分としては盛り上がりに欠ける感じがして、それが残念でした。
回想について
原作読了、アニメはすべて観ています。
回想が長いことがマイナス点に上がってるレビューが多くて結構驚き。鬼滅は全体を通して回想ありき、回想が話の骨子なので「回想長くて無理」なら観るのは苦痛でしかなく、原作ではこの先第二章、第三章と回想場面がたくさん出て来ます。製作サイドが端折らない限り(端折ることはほぼ無いと思いますが)、丁寧に作り込まれた回想を観ることが多いに予想されます(多分ですが)。
決戦突入の章らしく、戦闘に次ぐ戦闘の展開、超絶美麗なアニメーションに酔いしれた、あっという間の2時間半でした。
もうひとつ、鬼滅の良いところは徹頭徹尾プロの声優さんで通しているところですね。
映画好きなので他のアニメも時々観ますが声優さんではない芸能人が声を当てていて、何とも言えない違和感を覚えること、ひどいと興醒めすることが多いんですよね(洋画の吹き替えも然り)。鬼滅を通してプロの声優さんの凄さをいつも再認識しています。
迫力あるけれど、会話と回想が多めで疲れる部分も
ほぼ3時間の中で、内容は主に3つのバトルと多めの会話や回想シーンで構成されていて、それ以外のストーリーはあまりなかった印象。
バトルの最中に長めの会話や回想シーンがたくさん挟まることで、自分にはテンポがあまり合わなかった。また、「せっかくダメージが入ったのに、なぜすぐ追撃せずに回復を待ってるの?」と思う場面もかなりあって、演出と脚本の意図を考えながら観る必要があった。
後半からは戦いが一気に盛り上がり、アクションシーンの迫力はさすがでしたが、その分回想シーンも長めになり、炭治郎が「ゾーン」に入るための説明だけで回想シーンが二つも続くのは、さすがに長いよ!と感じた。やっと全部終わったときにはかなり疲労感が残っていた。そして思った以上に映像表現が生々しく、「鬼滅の刃ってこんなにグロい作品だったか?」と驚いたところもあった。
一方で、アニメーションのクオリティは相変わらず本当に素晴らしく、独特の演出やビジュアルはやはりこのアニメの特徴であり魅力だと思う。ただ、自分のようにシリーズのファンではなく、純粋に映画として楽しみに来た観客には、入り込みづらい内容でした。無限列車の時は前知識なくても面白く泣ける話でしたが、今回はもっとシリーズファン向けの内容になっていると感じた。
個人的には神作品。ただ、批判も分かる。が、それでも見るべき圧巻の作品
原作、アニメ履修済です。
大前提として、1つ。
鬼滅の刃無限城編は、原作はともかくアニメ未視聴者は、見るのをオススメしません。これはあくまでアニメの続きであり、鬼滅の刃では起承転結の結。ラスボス前ダンジョン攻略戦です。それなのに話題だからといってアニメも劇場版も原作も知らないまま見ても意味がない。時間の無駄です。まずは、それを知ってから映画館へ向かってもらいたいです。
では、以下内容について。
先ず、作画、演出。これがほんとうに凄いです。開始1分画面端の雪が舞い落ちる描写だけで一気に没入感に浸ります。無限城の作画演出は圧巻の一言。やりすぎじゃね? と、なるのも分かりますが、映画を意識した迫力、臨場感ある背景、演出だなと感じました。
ストーリーについては確かに回想が長く、テンポが途切れがちではあります。ただ、これは鬼滅の刃の重要なテーマとして仕方ないと思います。
回想が多いのも「鬼は悲しい生き物」「人間だった頃の大切な人との絆、別れ、贖罪」を描いてると思うので。その為には、お父さんの願いも、師範との出会いと学びも、恋雪ちゃんとの甘酸っぱい恋と守り続ける覚悟。そして奪われた理不尽へのどうしようもない怒り。これら全て欠けてはならない要素です。回想が長くなるのは当然だと思います。ここでもお手玉を投げる様子等で、然りげ無くオリジナル補完されており、原作を知ってても尚楽しめる要素もありますし、声優の演技力、作画の美麗さでしっかり泣かせてきます。
退屈さを感じさせるとしたら恐らく淡々とモノローグを語っていくからでしょうか。
ですが、これは、鬼が人間だった頃の自分を、俯瞰的に他人事として見ているからこうなってるのかな。と、思いました。だからこそ後半の自身への怒りや絶望、そして再会の流れでの感情の演出が際立って、原作より泣きまくっちゃうんだなーと。
また、起承転結と言われる方いますが、これ、前提として書いた通り、鬼滅の刃では最終章に当たるところですよ。ラスボス一歩手前のダンジョンとそのボス攻略戦です。ほぼ結に向かって、戦闘に次ぐ戦闘を繰り広げてるんです。
そこに、鬼滅の刃のテーマとして鬼の回想と贖罪、ヒノカミ神楽について、キャラの関係性、因縁、そして鬼殺隊の決死の攻防、覚悟。これらをドラマにして深みを与えてるんです。特に一章は鬼3名。回想がなければその分ドラマは薄まってしまうと、私は思います。
戦闘でいうと、猗窩座戦での戦闘シーンも凄かったです。義勇さんがずっと戦ってて、炭治郎が隙を見て打ち込む。柱の強さを再認識すると共に、その後の透き通る世界の炭治郎のシーンヤバかったですね。
猗窩座を相手にする絶望感半端なかったですし、活躍する2人の食らいつきようも凄くワクワクドキドキハラハラでした。
それにこの辺りの戦闘や回想を、下手に大幅オリジナル演出で改変をしてしまうと、他のシーンが大幅にカットされてしまうと思いました。
善逸と獪岳、しのぶさんと童磨。この2つの戦闘も一章での重要な場面だと思います。どれもほぼ削らずにいてくれたのは嬉しかったです。
善逸と獪岳については、動きが生まれただけでなく、鍔迫り合いや壱の型を何度も出しては止められるといった苦戦している様子ががっつり分かりやすく伝わってきたので、原作より獪岳が強いキャラに見えてワクワクハラハラしました。獪岳の怯えや生への執着、言動一つ一つへの感情が声優さんの演技や絵一つ一つで伝わってきたのも良かったです。善逸とじいちゃんのシーンもがっつり泣きました。
しのぶさんと童磨に関してはまさに圧巻です。ここまで絶望を感じられるとは思ってなかったです。猗窩座とは違って虚しさの残る絶望感でした。
童磨のキャラが声優さんの演技でより空々しく軽くて、得体のしれなさを感じましたし、しのぶさんのずっと怒ってる様子と、絶望の演技力が素晴らしかったです。またしのぶさんの呼吸のエフェクトが確実に殺りにいってて、殺意と怒りに満ち溢れてました。
他にも、村田さんのうっっすい水車や、他モブの戦闘、おばみつの手を取り合うシーン、村田さんと愈史郎のどこか気の抜けたやり取り、実弥の怒りと悲しみ、隠や産屋敷の必死な無惨探し等々。原作を変えずにオリジナル補完をしていく。TVシリーズと同じような構成で、原作へのリスペクトを感じました。
開始1分の親方様で泣き、しのぶさんの訃報で泣き、善逸で泣き、猗窩座のシーンはずっと泣き、感情が溢れてたまらなかったです。
回想の長さや上映時間の長さは確かに他の方々は気にするだろうなーと思いますが、それはそれと割り切って、素直に楽しむのが一番かと思います。
やはり期待通り、それ以上でした。
一言でいうならば、流石の信頼と実績あるアニメ制作会社であるufotable様だなと思い知らされました。
背景の作り込みや迫力の映像のオンパレードに長時間上映にも関わらず苦も無く堪能出来ました。
これは映画館で観るべき作品じゃないかと。
実は原作未読勢ですが、無限列車編を観て以降かなり触発されて色々調べていく内に原作や考察によってネタバレをかなりくらっているので殆どは把握済みです。
初上映時に観に行く前にもこちらの批判レビューを見てしまい残念に感じました。
見たレビュー内容は回想が多すぎる等の内容だった気がしますが、確かに気持ちは分からなくもないですけど、私自身調べてるだけでも原作自体が回想のコマが多いみたいですし
キャラクターの背景や過去を知るのも世界観を理解するには大事な事ですので話が長い無限城編の第一章として完結ではないのは決まっていますから構成上、仕方ない点だとは思います。
私がもし厳しい観点で意見するならば、多分これはufotableというアニメーション会社が制作していなければこの様な人気にはなっていなかったかもしれないと感じました。
今は時期のせいか劇場内では人が多く、話が難しい、理解が出来ない、流行ってるから仕方なく、長時間座るのが耐えらないという人が目立っており、そういう人達がマナー守らなかったり批判したりしてるのかなとも思えました。
それらを考慮した上で星5ではなく4.5にしましたけど映画のクオリティとしては間違いなくトップクラスであり見どころ満載でまた何回か映画館で堪能したいです。
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