劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来のレビュー・感想・評価
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猗窩座の独白
鬼滅で一番好きなキャラクター、猗窩座。漫画で猗窩座の過去〜最期まで読んだとき、嗚咽レベルで泣きました。なんともまぁ、惨めで、滑稽で、つまらない話だ。これを石田さんボイスで聞けるのか?!それはそれはもう、ずっと楽しみにしておりました。何度脳内再生したか分からない…。映画公開前から、果たしてどこまでやるのか?!猗窩座の過去やるのか?!とソワソワ…。結果、最高でした。漫画で猗窩座の独白を読んだとき、無駄な言葉がひとつもなく、すべての言葉が猗窩座を構成する重要な要素思ったので(作者様の言葉選びが天才、凄すぎる)、決して削ったりせず映像化してほしいというのが一番の願いだったのですが、心配無用でした。綺麗にきっちり全て映像化してくださって大大大満足です。漫画のイメージを決して壊さず、むしろそれ以上の独白でした。石田さん本当にありがとうございます。完璧以上の狛治でした。ずっと泣いてた。そして鍛錬のシーンやお手玉など、良いものを追加してくださりありがとうございます!
余談ですが、熊の回想のところでトイレ行く人多かったです。でも自分でもトイレ行くとしたらそこで行く気がする…勿論大切なシーンだけど、どこでトイレに行くか泣く泣く選ぶとしたらそこになってしまう。
映画館で観る価値のある1本!
映像もストーリーも、想像以上の迫力と深み!
まず、映像が素晴らしい!
あの「無限城」が、うようよと動く!動く!
原作を読んでいた時は
ここまでダイナミックに動くイメージはなかったので、
とても新鮮な驚きがありました。
これこそアニメーションならではの表現!
また、戦闘シーンは言わずもがな。
「どうやって描いてるの!?」と思うほど
激しい戦闘シーンが展開し、目が離せません。
鬼滅ファンの多くが
納得する仕上がりだったのではないでしょうか。
一方で、賛否が分かれているのが回想シーン。
確かに、アクションを観たい人にとっては
退屈に感じるかもしれません。
しかし、物語として
「なぜこのキャラクターは命懸けで戦っているのか?」
「なぜこんな言動を取るのか?」
を描くためには、
回想はある程度必要な要素だと思います。
それがないと、ストーリーやキャラに深みがなくなり、
ただのドンパチ映画になってしまう。
鬼滅の刃は、鬼殺隊だけでなく、
鬼になった者にも過去や人生があることを丁寧に描く作品。
無惨によって鬼にされた者たちにも、必ず回想シーンがあります。
それは、なぜ彼らが残酷な行動を取るのか、
その根源にある出来事や感情を語る大切なパートだから、
だと思って見ています。
原作では、猗窩座の最後はややあっけなく感じ、
「え?なんか都合よくない?」と思った記憶があるのですが、
しかし今回の映画では、猗窩座の葛藤が丁寧に描かれ、
めちゃくちゃ納得できました。
猗窩座が常に「弱い奴が嫌い」と叩き潰してきたのは
それは自分の中の“弱さ”を他者に投影して叩き潰してきたから。
ずっと「大切な人を守れない弱い自分」に囚われ、
それを“強さ”で塗りつぶすことで自分を保っていた。
けれど、弱さがあるのは他人じゃなくて
自分だったんだ、ということに気づき、
恋雪に謝った瞬間、自分の弱さを心から受け入れ、
そんな弱い自分への囚われから
脱皮する姿があの最後だったのかな~、
と映画を思い出しながら思いました。
そして映画で改めて気づかされたのは、
猗窩座は自分から鬼になったわけではない、ということ。
無惨によって突然鬼にされたのであって、
望んだことではなかった。
だからこそ、最期に鬼であることに執着しなかったのだな、
と、これもまた、
映画ならではの説得力ある描写でした。
回想シーンは確かに長かったかもしれません。
しかし、猗窩座という人物を語るためには
必要な時間だったんじゃないかと個人的には思います。
映像・演出・物語の厚み、すべてが高水準で、
映画館で観る価値がある一本でした!
素晴らしい編集はアニメでも成立する
冒頭の悲鳴嶼さんが墓場を歩くシーン。非常に目的が明瞭で、簡潔なカット。冒頭のあの数ショットで本作の格が伝わった。周りの捻くれた映画好きが嫌うような話題作でここまで洗練されたカットの映画は久しい。いや、初めてかもしれない。
さらに戦闘シーンの人物配置、敵味方の位置関係がわかりやすく、尚且つ美しい。ああいう人物配置を昔の実写はやっていた。時代劇の精神はアニメが受け継いだらしい。歌舞伎という舞踊を描くのに無駄にカットを割り、身体感覚の連続性をズタズタに切り裂いた同時期のあの作品とは違う。本作のカットは滑らかな動きを描きながら、動きの強弱の表現、映像ならではの時間操作(ストップやカットによる時間跳躍)も巧みに操作している。感服した。某実写映画は生身の人間を使っているのに身体感覚を殺してしまうのに対し、今作は人の手を動かして描かれた絵に身体性を与える正に"アニメーション"を達成してしまっている。当然宮崎駿のような天才のような息遣いは全くないが、同時期の大予算実写映画に比べれば100倍マシだった。
さらに注目すべきは物語。『鬼滅の刃』が多くの人に受け入れられる要素として敵が"利己精神"そのものであることだ。認められたい、気持ちよくなりたい、強くなりたい、死にたくない。それらの利己精神そのものが鬼であり、敵なのだ。よくできた寓話である。寓話は時代も場所も超越する。今作が国籍を超えて評価されるのも納得だ。おそらく後世の人間が観ても楽しむだろう。映画が求めるべきはこういう物語だと私は信じる。
ちなみに私は原作を既に読了しており、ファンというほどではないが、原作者の短編集及び原作全巻を購入している程度には好きだった。特に猗窩座のエピソードはお気に入りで、今作が『鬼滅の刃』のハイライトであり、次回作を観に行くは迷う。しかし、本作が面白かったのでもう一度観に行ってもいいかもしれない。
鬼滅に関わる制作陣の愛と情熱と覚悟が詰まってる!
少年が成長しながら鬼を倒す。
ひたすら倒す。
仲間との絆、不屈の精神で鬼退治するシンプルな物語のはずなのに!である。
なのに、なのに、どう説明すればよいのか。
面白かったでは足りなくて、すごかったでも足りなくて、もう見て、一度見て、できたらIMAXで!
激しい戦闘の合間に倒す側も、倒される側も命の消える間際の走馬灯を見る。
人間も鬼も背負ってきた過去の物語に何度も何度も涙が頬をつたう。
過去作でも、手鬼はなぜたくさんの手を持つようになったのか。
累が本当に欲しかった家族の絆は?その理由がわかるシーンはいつも泣いてしまう。
無限城はもう宇宙の広がり。
柱や炭治郎、善逸と上弦との闘いは凄まじく、ラストまであっという間でした。
ジャパンアニメーションの最高峰を見ました。
世界に誇れる作品です。
昼の部のIMAXは満席だったのでレイトショーのIMAX上映を見に行きました。夜遅い時間なのに座席はほぼ埋まっていました。
終電の駅には鬼滅帰りの人達がたくさんいて、口々に面白かった、時間が短かったと満足そうに話していました。
帰りの電車の中でこれを書いています。
日が改まりました。
面白かったの一言ではこの映画を語ることはできません。
原作の素晴らしさ、アニメーション技術の素晴らしさ、声優陣の素晴らしさ、音楽も素晴らしい!ぜひ見て、感じてほしい!
相変わらずのクオリティ
映画館にて鑑賞しました。原作は未読です。ここまで全てアニメで鑑賞済みです。
作画については期待を裏切らないクオリティですね。重箱の隅をつつくようなことをあえて言えば、鬼舞辻󠄀無惨が肉の球体(?)的なものになっているところのCGの違和感ぐらいでしょうか。と言っても、それも全体から見れば小さなことで、戦闘シーンの迫力、綺麗さは流石、としか言いようがありませんでした。
ストーリーや脚本については、鬼滅の刃だなぁという感じですね。これだけ言うと若干、評価を下げているような言い方になりますが、見ていて安心感のある鬼滅の刃だなぁ感です。柱にも鬼にもそれぞれにここに至るだけの背景があったよ、ということを丁寧に説明してくれるわけですが、個人的には無限列車編は越えてきませんでした。毎回回想が入る感じには慣れましたが、どうしても若干間が悪くなってしまう感を感じてしまうんですよね…。戦闘シーンのスピード感からの回想シーンのゆったり感、と言うのでしょうか。こればっかりは個人の感じ方の問題、かつ、鬼滅の刃という作品の構成上、致し方ないとは思っています。
ただ、猗窩座を見る目が良い方向に(?)変わったことは間違いなく、猗窩座のエピソードとしては好きなエピソードでした。
今回の作品で自分が一番感じたことは、声優さんスゲー!ということでした。特に自分は上弦の弐の童磨戦の宮野さんと早見さんの演技です。童磨を演じる宮野真守さんの演技は、個人的には「宮野さんだなぁ」と感じたまま、演じるキャラクターとしてより宮野さん感が残ってしまうことが多いのですが、今回に関しては「宮野さんだぁ」と感じた後に、徐々に童磨というキャラクターとして没頭して見ることができました。
胡蝶しのぶの早見沙織さんについても、流石としか言いようがなかったですね。絵の力に負けないどころか、しのぶの怒りをより沸々と感じさせてくれました。
あと2つの作品も楽しみにしています。
この作品には直接関係ないのですが、無限列車編の感想を上映当時に投稿したはずですが、なぜか残っていないですね…。
コンパクトなら文句なし
圧巻
早く続きが観たい
原作は最後まで、アニメも劇場版無限列車編も、何回も見てます♪
今回も原作どおりのストーリーで、先の展開はわかってるんだけど、やっぱり動く絵はすごいです!
奥行きとか色とか、もう、すごかったです!
AimerさんLiSAさんの歌も場面と合ってて最高でした♪
あっという間の155分でした(*ˊᗜˋ*)
第二章、第三章も絶対観たいです♪
今回は上映時間が長くてお尻が痛くなると思ったので、IMAXレーザーのプレミアシートで観ました。
義勇さんを見ると猗窩座が見えないとか、無限城が広すぎるとか、見たい情報量が多すぎてスクリーンが大きすぎるのも問題だなと思いました。
もっと後ろの座席でもうちょっと遠目から観たほうがいいのかな、え、私はテレビぐらいの画面のほうがいいのかな…
でもでも、鎹烏の鳴き声で思わず後ろを振り返ったら、後ろの座席の方も振り返っていて、そういうのは映画館ならではだなーと思いました( *´艸`)
鬼滅好きな方は、テレビ放送を待つ前に劇場で観る価値、あると思います♪
日本のアニメーション、素晴らしいね。
私は基本、アニメは映画であんまり見ません。
でも周りの人があまりにも良かったというので
見に行ってみました。
前段階として動画はもう一度全部見て、
復習した上で見ましたが…とにかくきれい。
爆発の煙、無限城の建物内。
鬼滅って割ときれいな動画だと思うんですが
それが3D?になっててとてもきれいでした。
あと、音。
刀を床に置いた時の重さを感じる音、歩く音、
画面の向こうから人の声がする距離感のある音。
攻撃音。どれをとってもすごかった。
もちろん映画館の音響設備もあると思いますけど
素晴らしかった。
猗窩座だけのストーリーではなく、
鬼滅を見ていない人でも楽しめる内容だったと思います。
猗窩座の最後だけはちょっと納得いかない気がする…
そこだけは残念。
あれ?そうなるの?うーん…ってなったけど…そのほかは良かった。
情報量がとても多いので鬼滅全部見るとよいと思います。
義勇さんかっこよかった!泣けた〜
恋雪vs無惨の壮絶バトル!
2回観た結果改め、3回観た結果
2→3回目観ました
1回目 ★★☆☆☆
観たのは並映画館です
回想シーンが長く横の中学生が飽きて喋りだす始末
こちらも結構苦痛でした
2回目 ★★★★★
観たのはIMAXレーザー
印象が全く変わりました
画質の良さはアニメなのでそれほど出てきません
予告映画(アバター)のヌメヌメ感で画質差が分かります
違いが顕著なのは音ですね
音圧と5.1ch?が凄い
回想シーンの長さも全く気になりません
正直映画が良いのかIMAXが良いのか相乗効果で良いのか分かりません
なので★5ですけどマイナス0.5です笑
IMAXで観なければDVDかテレビ放送で良いと思いますが是非映画館(IMAX)でどうぞ
評価が低い人はIMAXで観てないのでは?と思ったり…
追記です
回想の声と無限城での声では響きが違いますが並映画館ではあまり分かりません
結構細部までこだわってますね
更に追記です
3回目 ★★★★★
3回目はDOLBY CINEMAです
映像は相変わらずそれ程差がありません
音はIMAXより幅があり優れていますがそこまで大きな違いがありません
(しかし今回は胡蝶しのぶの肺ゴロゴロ音がしっかり聞こえます)
音圧もIMAXと比べても遜色無い感じです
と、言う事はIMAXは+700円に対して、DOLBY ATOMSは+200円(DOLBY CINEMAは+700円)
結果として鬼滅の刃はコスパが良いためDOLBY ATOMSでの鑑賞がオススメです
ちなみにスクリーンのサイズ感は座席を選べば気になりません
次作はDOLBY ATOMSで観ると思います
あと、今回分かったんですが席の前が通路になってる席はやめた方が良いです
遅れてくる人、放映時間が長い為途中でトイレに行く人が結構いて前を横切るので全集中できなくなります
4DXも観ますかね…
もう一度みたい
本誌やコミックで何度も読み、先の展開を知っていたはずなのに、それでも胸が高鳴りっぱなしの時間でした。キャラクターたちの生き様が、動きでより鮮明に表現され声が加わることで感情がさらに深まる――改めて声優さんの凄さを実感しました。不評と言われることもある回想パートも、個人的にはとても楽しめました。むしろ少しカットされてしまった部分(義勇さんのくだり?)があったのが惜しいほどです
冒頭、お墓のシーンの美しさにまず驚かされ、その後の無限城編の描写は圧巻の一言。酔うかもと不安でしたがそんなことは全くなく、ただ落ちて走っているだけの場面でさえ全員がとにかくかっこよく、開始直後からテンションは最高潮。伊黒さんと蜜璃ちゃんの手つなぎには、キュンキュンしながらも先を思うと涙が出てしまう。
しのぶ&童磨、獪岳&善逸、猗窩座&義勇・炭治郎の戦闘が絶妙なテンポで交互に描かれ、今回メインの戦いがない柱や隊士たち。輝利哉様達や鎹鴉・隠などキャラ達のそれぞれの戦闘・思いも差し込まれ、息をつく暇もなく引き込まれていきます。皆が「無惨を絶対に倒す」という決意を胸に挑む姿は、悲痛さと同時に力強さを感じさせました。
しのぶさんの戦闘は、カナエさんの演技をしていた彼女ではなく本来の彼女の素顔――怒りや弱さ、覚悟があらわになる重要な場面。最初の羽織に覚えはないかの問い。舌打ちや弱音、肺がゴロゴロといって苦しい中で技を放とうとする姿、「ずーーっと怒ってますよ」の台詞まで、声優さんの演技が圧倒的で、彼女本来の人間味と激情が鮮烈に伝わってきました。百足蛇腹の迫力は鳥肌もの。童磨の始終しのぶさんを小馬鹿にした態度が本当に憎たらしいけれど、魅力的な悪役であることも否めません。彼女の思いを受け継ぐカナヲと伊之助の戦いが今から楽しみです。
獪岳戦はスピード感抜群で、覚悟が決まってる善逸は本当にただただかっこいい。兄貴!と叫ぶシーン、火雷神はしのぶさんの技と同じく鳥肌が立つほど格好良かったです。獪岳も羽織を受け取った時の一瞬の嬉しそうな顔から、彼もまた誰かに特別に見てほしかったのだと感じ、ただの悪役ではない鬼滅キャラらしい奥行きを思いました。
そして心待ちにしていた恋雪ちゃんと猗窩座(狛治)の過去エピソード。猗窩座は名やキャラデザ、技や言動すべてが彼の思い出や・後悔・懺悔・罪で丁寧に造形されていてとても魅力的なキャラだと改めて思います。
狛治さんが恋雪ちゃんに当たり前に未来を語り泣かれて困ってしまうシーンや、病人の方が辛いのになんであやまるんだ?等狛治さんの当たり前の優しさが見えるシーン。師範が道場を継いでほしいといったときの狛治さんと恋雪ちゃんの二人の顔が赤くなるシーンににやけつつも、この二人に幸せな未来がないことを知っているからこそ胸が締め付けられました。師範は始終笑みを絶やしませんが「守るものがいないとダメなんだろうなぁ」といった台詞や恋雪ちゃんが諦めてるといったセリフの端々や声優さんの演技から、彼もまた奥さんを失った時点で限界だったことが滲み3人は出会えて本当によかったなぁと。お手玉のアニオリ演出は素晴らしく、三人が家族になっていく・家族のような時間が描かれていて、未来を見始めた矢先のあの結末がより一層辛く感じられました。猗窩座の最期はわかっていてもとても綺麗で泣いてしまいました。
義勇さん・炭治郎の猗窩座戦は迫力満点で、いい歳でありながら呼吸を真似したくなるような子供心を揺さぶる戦いで。義勇さんの圧倒的な強さを改めて感じ、何度でも観たくなります。炭治郎の正々堂々の戦いっぷりに猗窩座も救われたんだなぁと。
村田さんの薄い…水車も見れました。健闘ぶりにほっこりしつつ義勇さんの立派な水車との対比に思わず笑ってしまいました。
あと猗窩座を頑張って説得するも恋雪ちゃんに普通に負ける無惨様。最後元気いっぱいマイクパフォーマンスする無惨様…何故か面白く感じてしまう。最終戦においてことごとく上手くいかない無惨様は愛され系のラスボスで大好きです。
全編を通して、何度観ても鳥肌が立つ熱量と迫力。トイレを我慢してでも、もう一度劇場で体感したい――そう思わせてくれる作品でした。早く次が見たくなってしまうのだけが難点!
息をのむ映像美
面白かったが…
全1595件中、441~460件目を表示
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