「【実質★4.7】必見!歴史的傑作」劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来 AAAAAさんの映画レビュー(感想・評価)
【実質★4.7】必見!歴史的傑作
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◎圧倒的な完成度
圧倒的な映像美、緻密に作り込まれ全てが新しい扉を開いた歴史的傑作。なかでも猗窩座=狛治の過去編は涙を誘う名エピソードであり4.7と評価し★4.5にしました。
▲マイナス0.3点の3つの理由
1. 首なし猗窩座戦での違和感
無限城での首なし猗窩座戦では、過去に似た状況(妓夫太郎戦)を経験済みの炭治郎が、あの時だけ「隙の糸」(赤い糸)を使わず首が切られても動いて驚くことに強い違和感があった。どこに核があるか透き通る世界との併用や、核探知としての糸描写(やろうとしたけど探知できなくてもOK)があれば、戦闘のリアリティと成長の一貫性がさらに際立ったと思います。
2. 狛治を最初から用心棒としての誓いがあればさらに深まった
花火のシーンの「守る約束」は感動的ながら、もし序盤から狛治を看病はサブでメインは用心棒として召し抱え、慶蔵が「小雪を守れなかったら恥と知れ!」と誓わせるような設定があれば、狛治の使命感と誇り、鬼になって強さを求める動機がより鮮明になったと思います。
3. 母親の描写
母親は自殺ではなく同じ病で寝込む設定にすれば家族愛もより深く描け物語全体の温かみが更に増したはずです。苦労すれば命を絶つのも仕方ない、という無意識の肯定になってしまう危険がある。鬼滅は基本的に「どんなに苦しくても生きる意味がある」というテーマが通底しているので、この描写は世界観的にもやや異質。
<総評>
この「惜しさ」すらも「もっと見たかった」という愛ゆえの感想であり、総じて心に深く刻まれる歴史に残る名作です。
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