「情熱と優しさに溢れた最高傑作」劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来 コユキさんの映画レビュー(感想・評価)
情熱と優しさに溢れた最高傑作
先日鑑賞してきました。この映画はハッキリ言って狂ってます。もちろんいい意味です。
まず映像美。これは鬼滅の刃を観てきた人はわかると思いますが、毎度毎度前作を超えて進化し続けていますし、戦闘も常にド派手で一瞬も気が抜けません。本当に製作陣の本気と情熱が、もういいという程伝わってきます。
次に本当に分かりやすい。私も原作、アニメと全て見てきましたが、ほとんど原作に沿って丁寧に描かれています。アニオリもありますがほぼ違和感なく、本当に漫画が動いたらこんな感じなんだろうなと思います。
そして感動!!鬼滅の刃は鬼の方にもちゃんと物語があります。今回の主役の鬼「猗窩座」にも、本当に悲しい過去があったんです。これは涙なくして見れません。全て知ってる私も、声は抑えましたが涙と鼻水がヤバかったです。
最後に、よく見る批判の声について少し言いたいです。
確かに今回の映画、激しい戦闘の後に回想シーンが入り、しかもそれが繰り返されるので、テンポが悪いとか、テンション下がる、もっと分かりやすく割愛できないのか?などの批判の声が多いのもわかります。
ただ私はこう考えます。今回の映画は、原作やアニメを全部見た人達のために作られたものではありませんよね?小さい子供から、おじいちゃん、おばあちゃん、今回鬼滅の刃を初めて見る人もきっとたくさんいるでしょう。そんな全ての人達にできるだけ分かりやすく、そして原作にも忠実に、映像にも迫力を、そんな想いの結晶が今回の映画の仕上がりになったのだと思っています。
私はここまで丁寧に、かっこよく、そして感動的に作ってくれた製作陣と声優の皆さん、そして何より生みの親、吾峠呼世晴先生に心から感謝したいです。
長くなりましたが、どんな名作映画でも賛否両論は付きものです。批判の声がたくさんあるから観るのやめようではなく、気になっているのなら映画館でぜひ見て欲しい映画です。
そしてアニメ勢の皆さん、「猗窩座」という1人の鬼を、どうか見届けて下さい。
おっしゃる通り。すごく丁寧で圧巻の臨場感でしたね! 本当に原作に添いつつ、分かりやすく伝わりやすいオリジナル補完もあって、すごく満足でした。個人的には善逸の戦闘シーンが原作より盛られているように感じましたね。苦戦してる様子が描かれたのが良かったです。
しのぶさん役の早見さんの演技が個人的には本当に最高でした。あんなに怒りと悔しさとやるせなさに満ちてた声。もう涙が止まりませんでした。
回想シーンの長さについては確かなに賛否両論ですが、仕方ないと思います。だって無限城編は、最終章手前です。そして鬼滅の刃のテーマは、「鬼は哀しい生き物」ということ。鬼の回想伝えつつ、回想や、キャラの関係性、鬼殺隊の決死の覚悟、鬼の最期の贖罪でドラマを持たせ物語に深みを与えた。そう考えるべきではないでしょうか。
私としては、下手な構成にしなかったことで、そのドラマや各キャラの活躍を削るどころか補完してくれた名作だと感じますね。
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