「無限城の妖しく美しい世界観」劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来 虚無さんの映画レビュー(感想・評価)
無限城の妖しく美しい世界観
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星4つは甘いかなと思いつつも、無限城の美しさは印象深い。
おそらくはアニメ版のダイジェストになっているため、一編の映画としては非常にバランスが悪いのだけれど、なぜ戦うのか、なぜ鬼になったのかといったところをブレさせないのは好いと思います(それ故どうしてもワンパターンになってしまうのが残念ですが)。
今回もっとも面白いというか、際立って感じられたのが「(雷の)一族から鬼を出してしまったから(族長が)責任を取って腹を切る」の考え方。
日本人的には少々古臭いけれども「なるほどね〜」と納得できる。加えて同じ一族(兄弟弟子)の善逸が、鬼になってしまった身内を倒すのも頷ける。
しかし、これって海外(特に欧米)の方はどう捉えるんだろう?
いわゆる個人主義からはだいぶ遠いゆえ、逆に新しく感じるかもしれないな、と。
日本アニメが世界進出して久しいですが、鬼滅は何気にメッセージ性の強い物語なんですよね。
不条理に負けて鬼になった者はよく喋る。ーーそして首を斬られる。
憐憫の情が噴き出すのを押さえて「首を斬る!」と主人公に断言させるのは、なかなか勇気のいる表現の仕方です。
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