「UFO tableのガチ本気!ただし…」劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来 hayamaruさんの映画レビュー(感想・評価)
UFO tableのガチ本気!ただし…
作画、ヴィジュアル、表現・・・1000/10
音響・・・・・・・・・・・・・8/10
シナリオ、展開・・・・・・・・7/10
まず圧倒的なヴィジュアルであり、とんでもない努力と研鑽の賜物であることは想像に難くない。日本人として、本作を最速で母国語のきちんと表現されたニュアンスで観られる事に心から感謝申し上げる。
<しのぶvs童磨>
圧巻の出来と言える。特に早見沙織さんの感情の乗せ方が素晴らしすぎて鳥肌が立った。また百足蛇腹の演出もとても格好良く、本当に素晴らしいとしか言いようがない。
<善逸vs獪岳>
本作公開よりかなり前にファンアニメがSNSを中心に広く出回っており、細部は置いておいて正直中々格好良い出来だった。だからこそUFOテーブルが公式としてどのような演出にしてくるのか、ファンアニメをどう超えてくるのか、実は最も本作の中で興味深い戦いだった。
結果、非常に格好良く描かれており満足ではあるものの、悪く言えば及第点、といった印象であった。首を切った時に流れているBGMは、善逸といえば!のBGMのアレンジverであるが、もう少しアレンジを弱めたほうがより「行け善逸!」感が強まって良かったのでは、と個人的には思う。
<炭治郎・義勇vs猗窩座>
さて各所で賛否両論が巻き起こっている部分だ。
否として言われる最たる部分は、「回想長すぎ問題」である。これは確かにその通り…と思うものの、それが無ければ鬼滅は鬼滅たりえないとも言えるので、致し方ないだろう。敵である鬼にもドラマがある、そこにきちんと光を当てる、それが鬼滅の刃だからだ。
個人的に、また少々強引に批判をするならば、ヒノカミ神楽をもう少し丁寧に扱って欲しかったという想いがある。
あのアニメ一期19話での、ヒノカミ神楽を始めて使ったときの「特別な技」感。
無限列車編で列車と同化した鬼「魘夢」の首を切った「ヒノカミ神楽・碧羅の天」の圧倒的ヴィジュアルとやはり「特別」感。
炭治郎がヒノカミ神楽を使うたび鳥肌が立ち「うわすげぇ…綺麗…かっこよ…」となっていたあの気持ち。
その後遊郭編、刀鍛冶の里編、柱稽古編と進んでいくにあたりヒノカミ神楽を当たり前のように使っていくようになるが、いわゆる「日の呼吸」の型であるヒノカミ神楽に関しては本来もっともっと特別視されるもの(≒とアニメ上で表現するべき)であると思う。
義勇が炭治郎の実力は柱に匹敵すると言及するシーンでも、もっと驚いて欲しいしヒノカミ神楽を特別視して欲しかった。(ただ原作通りなので仕方ない事は分かっているが…)
<総評>
上記最後に言及しているが、良くも悪くもシナリオに関しては「本当に原作通り」である。ヴィジュアル・演出に関してはもはや右に出るアニメはないであろう。
<蛇足>
ここからは多分に筆者の妄想が入るが、個人的にこの無限城編では「大勝負」をしてほしかった。原作における無限城での戦いの時系列をいじって、例えば猗窩座戦を無惨戦の直前に持ってくるなど猗窩座戦を特別に扱って欲しかったと思う。それくらい、無限列車編がとんでもなく素晴らしい作品であったし、杏寿郎との因縁ももっともっとこすって(笑)キッチリ昇華して欲しかった。
無限城第一部
善逸vs獪岳戦を前菜に、しのぶvs童磨からカナヲ・+αvs童磨をメインの戦いとして描く。
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無限城第二部
その他の戦い、???vs鳴女(鳴女の過去含)を前菜に上弦の一戦をメインの戦いとして描く。映画ラストで猗窩座が炭治郎たちの前に落ちてきて「猗窩座ァァァァァァァ!!!」で次作へ続く。
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無限城第三部
杏寿郎の半生、杏寿郎vs猗窩座戦を回想(ファンブックに載っている杏寿郎の過去編は時間に都合がつけば)、炭治郎や槇寿郎らの杏寿郎への想いを再確認した上で、炭治郎の瞳に映る杏寿郎が語りかける…
「心を燃やせ」
そして瞳に映る杏寿郎が猗窩座へと移り変わり…「猗窩座ァァァァァァァ!!!」から猗窩座戦開始。その後そのまま最終無惨戦へ突入。
自分は映画が三部作であると分かった時からこんな妄想をしていた。
当然原作のシナリオ時系列を改変しているので多分に矛盾があり修正が必要だが、それでも勝負する価値があったのではと勝手に思っている。(「原作改変とかふざけてんのか!」ととてつもない批判にさらされるでしょう(笑))
さぁ、第二部はいつになるかな。
物凄く共感しました。原作に忠実でさえあれば絶賛の嵐、というのも違うと思うんですよね。
主さんのように、時系列弄るくらいはあっても良かったと思います。無限列車編の影響で、原作以上にアニメでは、煉獄さんと猗窩座の地位が向上したと感じています。だからこそ、主さんの流れもあるだったと思います。まぁ原作忠実派からは大批判だったかもですけど。
善逸のBGMの件、激しく同感です。あのシーンでシンプルにあの曲であった方がよっぽど良かったと思います。何か物足りなさを感じてしまいました。善逸かっこよかったですけども。
大変共感しました。大勝負大歓迎です。
アニメでしか出来ない表現に挑戦して欲しかったと思ってます。それは改変ではないと思います(原作者が許可すれば、ですが)
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