「なげーよ!!!映画としてどうなの???」劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来 よんしんさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0 なげーよ!!!映画としてどうなの???

2025年7月23日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

155分と聞いて、テレビ6話分かあ、すごいなあと思ってました。
しかし、今までと違い背景の変化のない無限城で映画が成り立つのかなあ?と少し心配していました。

結果、とにかく長い!サブタイトルの猗窩座に会うまでが1時間。
もうね、完全に構成を間違えてる。
柱稽古編は短い原作を演出で伸ばして尺を埋めたようだったけど、本作では制作陣がやりたいこと詰め込んだ感じ。でもストーリー的には3体の強敵と戦うだけ。
ストーリー的な面白さでなく、とにかく戦いを延々と見せられる。
んで、今までよろしく突然鬼さんたちの過去の話が入るパターン。
鬼殺隊側も過去の話が出てきて、実は因縁の相手でした~。こいつだけは許せん!って感じ。

いや、猗窩座戦を中心に据えるなら、ほかの鬼との戦いをザッピングで見せてクライマックス感を出すとかさあ、無限城攻略のカギがこの戦いにかかっているとか、ストーリーの起伏や盛り上がりを作ってほしかったなあ。

155分あれば、のび太も地球の危機を救っておつりがくるし、ディズニーだったら少年少女が成長して危機を乗り越え大団円になってますよ。

どうも本作は「原作ファンのための鬼滅の映像化」というつくりになっているので、原作ファンの皆さんは涙涙なんでしょうけど、『鬼滅の刃』がどうこうとか、アニメとしてどうこうでなく、あくまで映画としての構成には疑問を感じざるを得ない内容で、後半は正直苦痛で早く終わってくれないかな~と思って見てました。
テレビで毎週放送だったらもっと楽しめたんじゃないかなあ・・・。

よんしん
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