「映画作品としては評価できない」劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来 hogeさんの映画レビュー(感想・評価)
映画作品としては評価できない
前提を書く人が多いので(笑)自分も作品は大変好きです。細かく書くのは許して下さいと言ってるような感じが嫌なので書きません。なんせ期待大で早速観に行きました。
無限列車の場合は、話に流れがあり、起承転結もしっかりしていて、長い鬼滅の話の中で、1つの作品として成り立つ仕上がりになっていましたよね。
今回は、3部作という事を考慮したとしても、1つの映画作品になりきれていない。
他の方も多く感想述べていますが、TVアニメならとても良かったと思う。
原作をそのまま映画にしちゃったらそりゃこうなるよ。。賛否が怖かっただろうけどもっと大胆に展開を改変させて映画作品として成立させてほしかった。
(例えば、開始いきなりカナエのアニオリから始まるとか、ギリギリまで善逸の目を見せないとか、いきなりカナヲが扉開けて吸収からの戦いの回想とか、やり方は色々ある。)
以上はストーリー展開に対する不満でした。(いやもちろん原作の展開は好きです。映画として1つの作品にするのは疑問だという事です。)
次に映像に期待しすぎました。これまでの事があるから、目が飛び出るかと思うような神演出、顎が外れるかと思うような神作画。期待してましたよええ。
しかし、、今までのようなとんでもないシーンは特にありませんでした!
特に期待したのは花火の場面。とんでもない事してくれると思ってました。
善逸のシーンもごめんなさい普通です。蜘蛛と戦った時の方がかっこよかった。
凪も…ものすごく期待してたのですが…
これら、ほぼほぼ原作通りで消化不良でした。
それから良い映画の特徴として、特に長い映画は、開始10分以内、できるだけ早い時間に視聴者を驚かす大きな出来事がある事が重要と個人的に思っています。
この作品は特にそれがなかった。故に話がダラダラに感じ、2時間半ももたないんです。
オリジナル要素もあまり感じられず原作の流れに忠実すぎた結果かな。。
猗窩座の致命的な一撃を煉獄さんのツバが受け止めるとか炭治郎の後ろに煉獄さんの幻影を猗窩座が感じるとかの胸熱アニオリ欲しかったですごめんなさい。
追加。無限城の前半部分は、何が面白いって、絶望に一瞬で叩き落とされる演出が多いところだと思ってる。
・なんで毒効かないのよこいつのシーン
・腹切って死んだ!のシーン
・まさか毒殺されるとは思わんかったのシーン
ほぼ原作通りだったのだが、3つ共もっと盛り上げてからの思いっきり絶望に落として欲しかった。
猗窩座の毒殺のところは予想通り台詞だけでボソッと伝えられて良かった。あそこは変なことせずに淡々と台詞だけで絶望させてほしい。
ただ、それまでの幸せシーンをもっっと盛り上げて、ニッコニコで祝言期待してるとこから突き落としてくれ。
腹切って死んだ!で善逸が叫ぶとこは、むしろ戦闘シーンより濃く描いていいとこだ。
なんで毒効かないのよコイツのシーン。
ここもほぼ原作通りではあるんだが、やるとすれば主観に切り替えてゆっくり気持ち悪い笑顔の童磨が迫ってくるぐらいの吐き気を催すくらい大胆な事してほしかった。
好き勝手書いたが、お話の最後なんだ。2部3部はとんでもないやつ頼む。
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