「小雪の芝居を始め、ひどい映画だった…」劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来 あさんの映画レビュー(感想・評価)
小雪の芝居を始め、ひどい映画だった…
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 この映画で一番大事な小雪の芝居が一番ひどかった。。
正直、漫画の方が泣けた。
無限列車のような完成度を期待していたのに見事にその期待を裏切られた。
■浅い芝居
考えてほしいが、何百年も凄惨な殺人を犯し続ける伴侶にようやく言葉が届いたのにあんなに弱々しい声で引き止めるだろうか。
この映画は泣ける箇所が本来なら何ヶ所もあるはずなのに、小雪が喋るたびに熱が冷めて泣けなくなっていた。
明らかに小雪が喋るたびにすすり泣く声が減っていっていた。これは同行した妻も同じことを言っていた。みんな無意識にか小雪の芝居が嘘で共感ができなくなっていたということだと思う。
終始、絵に引っ張られたような浅い芝居だった。
小雪は一体なんの病気だったのか?結核だったらもっと乾いた咳が出るはずだろうし、だからこそ似つかわしくない咳が出て同情を誘うのに、同情を誘うような弱々しい咳を出すということが目的になっていたような気がした。
何百年ぶりに猗窩座に声が届いたのか、何百年ぶりに猗窩座の手に触れたのか、何千回声をかけ続けていたのか…
そういった細かい設定とかが考えられておらず情緒を感じさせない浅い芝居でした。本当に残念です。
■テンポ
映画自体のテンポも悪かった。
最後の原作にないみっともない無惨セリフは入れるのに、童磨や獪岳などの順番は律儀に守って猗窩座へ続くテンポがあまりに悪かった。
結果として猗窩座に花を持たせてやれてないことにも残念だった。
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  ゆりりんさんのコメント
 2025年10月16日
 恋雪ちゃんは病気っていうか身体が弱くて風邪をひきやすいってだけな気がします。結核だったらあの時代だとほぼ確実に死ぬでしょうし。虚弱体質のほうがしっくりきます。
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