「再来はいいけど、スッキリしない」劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来 セッタさんの映画レビュー(感想・評価)
再来はいいけど、スッキリしない
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無限列車編で強烈な印象を残した猗窩座。
個人的にも、多くの方にとっても煉獄さんを殺したキャラとして、煉獄さんと炭治郎たちとの最期のやり取りの内容も伴い、それなりに長い期間記憶に留まっていることがありきでの猗窩座再来。
サブタイトル的にも引き寄せられる部分は確かなにあるが、映画としてあまりにウェイトを占め過ぎていると感じた。回想も戦闘演出も短くしてその分、カナヲの童磨倒しまで含んで一部作として欲しかったなと。
消化不良感が気持ち悪かった。
総合的に映像表現力はさすがと言わざるを得ない。躍動感、映像美麗、エグさも不気味な感触も申し分なく素晴らしいと思った。
しかし120分を越える長時間映画として全体構成のバランスはイマイチだと思うため、星3にしました。
一つの映画としてオススメしたいほどではなく、世の中的にもやや惰性と商業が絡んでる部分においてはうまくやったなとは思います。
個人的に、炭治郎の透き通る世界の覚醒によって首を切られ、それでも再生する過程で人間時代の過去が回想されるが、あまりに長い。その分の濃さでもない。同情の涙は誘うが。鬼それぞれにそれなり動機があることは分かってますから。と。
この辺りはもう少しさくっと終わらせて、今劇中、胡蝶を惨たらしく取り込んだ童磨をカナヲに倒して欲しかった…
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