「主役は猗窩座」劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来 ひでちゃぴんさんの映画レビュー(感想・評価)
主役は猗窩座
オープニングへの入り方から期待感&テンション高く鑑賞することができた。
オープニング、めちゃめちゃかっこいい。
しばらくはバトル、上限の弍 童磨、獪岳、上弦の参 猗窩座。
特に童磨戦は気が滅入る。
強さが圧倒的すぎることと、私のお気に入りキャラがやられてしまうのは見るに耐えない。
獪岳と善逸とのバトルシーンも秀逸で、シリアス善逸が見どころ。
とまあ、ここまではバトル中心なのだが、バトルも勝負の付け方がロジカルで説得力がある。
ジャンプ漫画だが友情と努力だけでは勝っていない。ちゃんと勝利を裏付ける根拠があるのも鬼滅らしさだろう。
そして、何といっても猗窩座戦における、猗窩座の掘り下げが素晴らしかった。
もはや後半1時間は猗窩座が主役だといって過言ではない。
したがい、猗窩座を単に悪役だとは見れなくなるし、感情移入する観客も多かろうと思う。
恐ろしく強い、悲しい、せつないキャラクターであった。
狛治としての最期は感涙ものである。
ストーリーの紡ぎあげ方もさることながら、ビジュアルも圧巻であり、無限城をよくぞここまで
再現できたものだと思う。やはり原作よりもアニメーションでここまで再現してもらえると
臨場感が半端ない。映像にした価値のある作品であると思う。
本作は3部作の1作目だが、残る2作もこれから楽しみだし、私が生きている間に完結編が観たいと切に思う。
それにしても、コナンをもはるかに凌駕する圧倒的な集客力にはあらためて畏れいった。
その集客力を裏付ける作品のクオリティにも納得。
私は原作を読了しているから楽しめたが、いちげんさんには理解するのは難しいと思うので、
できれば原作やアニメシリーズに触れてからの鑑賞が望ましい。
155分の作品だが、長いとは全く感じない。それほど没入できること間違いなしである。
共感ありがとうございます!
本作は初手から戦闘シーン全回でしたが、余計な言葉を使わず映像の力で細かいところまで観客に理解させる演出には舌を巻きました。第二章の上映が今から楽しみです。
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