歩女のレビュー・感想・評価
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靴に苦痛
2024年公開作品
初鑑賞
U-NEXTで鑑賞
監督と脚本は『血を吸う粘土』『血を吸う粘土 派生』『積むさおり』の梅沢壮一
粗筋
不動産屋で働く田村ユリはかつて被害にあった交通事故の後遺症で記憶障害を患っていた
さらには幻視を見るようになる
生きている靴の幻覚
導かれるように履いてみると恐ろしい記憶を思い出す
冒頭山奥
フードの被った黒い人
バラバラ死体を埋めている
生物的な靴が不気味
それの生活音もたまらない
梅沢監督の得意分野
監督の妻の黒沢あすかは今回役作りのためか教育ママ風のメガネをかけている
彼女が醸し出す独特の威圧感緊張感がそのアイテムによってだいぶ和らぎおじさんから見ると可愛いとさえ思えてしまう
宮内だけでなく誠ハウジングの人たちも全員射殺してしまうユリ
終盤謎展開
かなりシュール
そこそこ楽しめたが減点
しゃーない
妻が俳優業であまりやったことがないことを夫がやらせてあげたって感じかな
配役
不動産屋「誠ハウジング」で働く田村ユリに黒沢あすか
ユリの同僚で太めの嶋圭子に石澤美和
ユリの同僚で若めの佐藤璃子に川添野愛
ユリの上司の笠原学に橋津宏次郎
客の女のみかにもりゆうり
客の男のこういちにジャガモンド斉藤(斉藤正伸)
客の女のさとみに詩歩
客の男のまさひこに木村保
宮内の手下の加藤に清水守蔵
宮内の手下の村井に保田ヒロシ
宮内の手下の井崎に安保匠
璃子が好きで度々誠ハウジングに訪れる男にジャガモンド城戸(城戸勇一)
道を聞くため誠ハウジングに訪れその流れで客になった眼鏡をかけた中高年の宮内剛に三土幸敏
不気味こわかった
グロいのは大丈夫ですが、
先端恐怖症で霊がダメな私にはなかなか恐怖でした
何で開けるのクローゼット!!!みたいなね
内覧にきたカップルの男が、手の震えを変なものを見るような目で見ていたり、まだ挨拶もしてないのにタバコを吸い出すところ、途中のカップルは今度、女が興奮しやすいとこなどの脇役のダメさ、ゆりの部屋のオードリーヘップバーンの絵がなぜかすこし陰気くさく不気味に感じる点など、細かいシーンが私は好きでしたね
あとその手の震えを理由にクビを切る可能性を示唆するところがあとから怖かったです
監禁暴行殺害死体損壊遺棄とフルコースを
“パートしてたみたいだけどそっちは忘れちゃったの”
という不気味さ…
ラストシーンで整備する森林伐採したと思しき土地から何か出てこなかったのか不安に陥れるところなど、濡れた室内をひたひたと素足で歩く足裏の気持ち悪さのような感覚がずーっと漂っていて、黒沢あすからしい、ヤバい映画でした
舞台挨拶でご本人をみられたこと、嬉しかったです
美しかったー!
で、なんでその名前?
交通事故で記憶障害のある女性が、不思議な幻視をみる話。
ちょっと物騒なプロローグに始まって、不動産屋で働く女性をみせて行くけれど、記憶障害というのも、更にはそれが交通事故によるものと語るのもなんだか随分遅くない?
そしていよいよそれは靴?というなんだかおどろおどろしいものが登場する訳だけど…。
プロローグから感じていたけれど、一つ一つのシーンが妙に長くてまったりで、それが積み重なっていくからえらくテンポが悪い。
終盤の急な展開は、意外過ぎて面白くはあったけれど、わざわざ一人ずつもう一度みせるのとか、その後あらためてもう一度答え合わせみせるのとか何が言いたいの?
ある意味振り切っているのかも知れないけれど、単に突拍子もなく感じてしまい、これがサスペンス?という感じ。
かと言って、ホラーとしてみてもコメディとしてみてもなんだか中途半端に感じてしまい冗長だった。
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