「私は信仰を失った。」ザ・エクソシズム Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
私は信仰を失った。
酒と薬に溺れて落ち目だった俳優が、悪魔祓いの映画の神父役で再起をはかる中で不穏な事態に陥る話。
妻の病気を言い訳に、酒と薬に溺れること2年、抜け出す為にまた2年費やした頃、前任者が撮影現場て謎の死を遂げた映画のオーディションの話しがあり巻き起こっていくストーリー。
依存症を抱え処方薬を服用しつつ臨んだ撮影で、カトリックの性虐待事件を匂わせられて追い詰められる主人公が、夢遊病に苛まされたり、酒か悪魔憑きか情緒不安定な状況を拗らせていく。
監修みたいな扱いで、神父も登場するけれど、心理学を学んでいてオカルトは99%信じていないっていうのがなかなかゆにだし、主人公の個人的なメンタルの問題という感じで進んでいくのがなかなかユニーク。
そしていよいよ撮影現場で明らかにおかしなことが起きたのに、そこはスルー?
お薬ペッペッでもういいよと思い始めたら…急展開過ぎません?
なんだか最後は急に良くある形にまとめられてしまった感じで、あんまり説得力がないし、エピローグは良くわからないしでモヤッとだった。
カトリックの性虐待問題を知らない方は、映画「スポットライト」を是非。
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