劇場公開日 2025年2月21日

ゆきてかへらぬのレビュー・感想・評価

全156件中、81~100件目を表示

4.0しっかりと作った映画

2025年2月25日
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鑑賞方法:映画館

よく練られた映画だと思いました。
他のレビューにもありますが、セットにしても風景にしても、作り込まれた大正時代の映像がイイ。そして役者の時代メイクもイイ。
主演広瀬すずは岩井俊二の「キリエのうた」あたりから演技が深くなったと感じていたけど、本作はさらに良くなった感が。
せっかくのブンガク作品なのだからも少しブンガク要素は欲しかった。
あと、ラストシーン。「第三の男」オマージュ?
イイよイイよ。
モノクロ版があれば是非観たい作品。
唯一残念は中原役が大根…😞

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radiokenji

3.0あ、駄目だ脈絡

2025年2月25日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

楽しい

無い・・出だしの柿(デカっ)、さっき迄ココで寝ていたのに。でも段々美しい画に気にならなくなる。番傘、ローラースケート、毛皮の喪服・・流石の画作り。
戦前の女優さん役だと、広瀬すずの台詞廻しも気にならない。メイン三人が際立つ美しい作品。

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トミー

3.0本作から香り立つ大正ロマンのリアリティは格別なものがありました。それには、撮影、美術、照明の力も大きいと思います。

2025年2月25日
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鑑賞方法:映画館

 ベテラン、根岸吉太郎監督の16年ぶりの新作となる本作は、大正時代の京都と東京を舞台に、実在した女優・長谷川泰子と詩人・中原中也、文芸評論家・小林秀雄という男女3人の愛と青春を描いたドラマ。根岸監督が描いたのは「若いがゆえのキリキリした生き方」というのです。

●ストーリー
 大正時代の京都。20歳のまだ芽の出ない新進女優・長谷川泰子(広瀬すず)は、17歳の学生・中原中也(木戸大聖)と出います。どこか虚勢を張る2人は互いにひかれあい、一緒に暮らしはじめます。価値観は違う。けれども、相手を尊重できる気っ風のよさが共通していたのです。
 やがて東京に引越した2人の家を、小林秀雄(岡田将生)がふいに訪れます。小林は詩人としての中也の才能を誰よりも認めており、中也も批評の達人である小林に一目置かれることを誇りに思っていました。
 中也と小林の仲むつまじい様子を目の当たりにした泰子は、才気あふれる創作者たる彼らに置いてけぼりにされたような寂しさを感じます。やがて小林も泰子の魅力と女優としての才能に気づき、後戻りできない複雑で歪な三角関係が始まるのです。それはアーティストたちの青春でもあったのです。

●解説
 監督、根岸吉太郎は、脚本家、田中陽造の台本に出逢ってしまった。大正時代、才能あふれる3人の若者たちの恋愛と青春、あるいはそのいずれでもない崇高ななにか。正三角形ではなく二等辺三角形。ありきたりのトライアングルではない、唯一無二の人間関係がそこには記されていました。
 『ツィゴイネルワイゼン』『セーラー服と機関銃』など日本映画史に残る脚本家のその作は、多くの監督たちが熱望しながら長い間実現することができなかった秘宝というべきものです。
 この幻の脚本が幻のままだったのは、永らく田中が描く中原中也に相応しい俳優が登場しなかったことが理由の一つと言われています。
 その扉を、『遠雷』『ウホッホ探検隊』『雪に願うこと』の名匠がついに開けました。根岸と田中が組んだ『ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜』以来、実に16年ぶり。根岸にとっても16年ぶりの新作となったのです。
 きっかけは、木戸大聖の登場にあります。彼は、Netflix「First Love 初恋」で佐藤健の若き日の姿を演じ鮮烈な印象を残すなど、今、旬の注目株。初々しく瑞々しい木戸の求心力は、映画·ドラマで描かれてきた畢生の天才詩人のイメージを大胆に塗り替えたのでした。木戸の起用が、本作を大きく動かしたのでした。
 そこに、泰子と中也の関係性をある意味、唯一無二のものにしたとも言えるキーパーソンとなる小林秀雄に名優、岡田将生が扮します。ある時は冷静に、ある時は情熱のままに、中也に惹かれ、泰子にも惹かれる小林の姿は、21世紀を生きるわたしたちにも訴求する現代性が豊かに波打っており、片時も目が離せなくなります。
 3人に共通するのは、詩や文学、映画といったカルチャーに対する情熱と各分野で発揮された才能。だから、彼らの結びつきは、肉体的でなく、精神的といえます。互いに羨望や嫉妬の感情を抱いても、それが渦を巻いてドラマがうねるというより、互いに距離を測りながら、つかず離れずするふうなのです。根岸監督の端正な演出によって、繊細な心のドラマが描出されました。

●感想
 彼女の自伝には夥しい数の大正時代の文化人の名が記されています。早くに父を亡くし、生家からの支援がない根無し草の女性が20代、東京で大正モダンを体現する存在となりました。
 何も持たない女性、長谷川泰子はなぜ、天才詩人、中原中也に生涯をもって愛情というだけでは語りつくせぬ執着を示されたのでしょうか。その中也から奪うように、まだ何者でもなかった小林秀雄はなぜ彼女との同棲生活に突入したのでしょうか。
 本作を見る限り、泰子の抱える潔癖症から生じる渇愛が、中也の本能的な感性と秀雄の論理的な振る舞うという性格の対称的な二人からの愛によってようやく満たされるという関係になっているように見えます。それ故に、本作の主人公は、2人の男の間を行き来する泰子といっていいでしょう。広瀬はギリギリの露出で濡れ場に挑戦するなど健闘しています。余りにもその切れ方が激しぎる余り、泰子の抱える複雑な内面がにじみでてきませんでした。広瀬は取材の折に見せた岡田の表情に喚起された解釈で演じたとインタビューで答えていました。これは中也の告別式での泰子応振る舞いは伝記とは違うのではとの質問に答えてのもの。なので決して台本を棒読みしていたわけではなく、雰囲気を大事に演じていたはずなので、広瀬オシとしては責められません。やはり根岸監督の過剰演出だったというべきでしょう(^^ゞ
 とにかく何で急に中原から小林に乗り換えてしまったのか、わかりませんでした。

 それでも本作から香り立つ大正ロマンのリアリティは格別なものがありました。それには、撮影、美術、照明の力も大きいと思います。中也と小林が泰子と暮らす、それぞれの家が主な舞台となりますが、そこに差す光の加減が素晴らしい効果をあげています。雨の中を歩く男女の姿など成瀬巳喜男監督の映画のような情緒を感じたのです。

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流山の小地蔵

2.5なんだったの?

2025年2月25日
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観賞する予定は全くなかったけど、なんとなく時間があったからというだけで観た映画
演技力も申し分無い俳優たちでしたが、終始なにも心が動かず「無」のまま映画館を出て、その後の余韻も全くなく…
総じて「私にはわからない」って感想です
時代の動きもわかりにくかったし、泰子・中原・小林の3人の気持ちもなにも掴めなかったです

印象的な場面をあえて選ぶとしたら、チョイ役の瀧内公美とトータス松本のシーンですね…心理的ダメージ大!!!
(なぜか吉原炎上のかたせ梨乃を思い出しました)

この作品については、このあと少しずつみなさんのレビューを拝見してお勉強したいと思います

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リカ

2.0中原中也に興味があるかどうか

2025年2月25日
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Kazu

3.5三位一体

2025年2月25日
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詩人でありながら自身の想いを上手に伝えるすべを教えられぬままにいる男
想いを言葉にするも、あるのか分からない真理みたいなものを追い続けることに必死な男
二人の天才を夢中にしながらも、息継ぎが上手にできないまま海に投げ出されたように彷徨う女性
そんな三人は、三人揃ったときに自分の居場所を得るようにいきいきと呼吸をはじめます。

一編の詩を詠むように聴かされた、それぞれのセリフのやり取りが、人の想いを追求することの不毛さを教えてくれたようでした。

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Eiji

2.5昔から変わらない恋愛

2025年2月25日
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知的

広瀬すずファンなので鑑賞、じゃなければ観ない。
面白いか面白くないかと言えば面白くない。
しかし広瀬すずさん今までに無い役で新たな一面を見せてくれました。
木戸さんが昔の藤原竜也さんぽくて魅力的な俳優、今観てるバニラな毎日と同じ俳優とは思えない役作りですね。
しかし恋愛とは時が違えどうまくいかないですね。
まあ中原中也の事はよく知らないが、泰子とはやっていけんでしょね。
鬼才を鬼才が受け止めきれません。
自己主張を全くせずに、超凡人しか務まらない。
いつの時代も、わかっちゃいるけど変な人を好きになったり、不幸になるのわかっていて自ら脚を突っ込む。
自分が幸せになるのが恋愛とは言えない、苦しむのが恋愛と言った方が過言では無い気がしますね。
まああまり深い映画では無いし、私が楽しんだのは映像ですね、雪が降ってるシーンと、遊園地が良かった。
光一つ一つが優しく灯っていました。

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capone

4.5根岸の吉ちゃん、いい映画をありがとう!

2025年2月25日
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興奮

知的

いやあ、自分の知らない時代だけど雰囲気のある作品でした。登場人物を実在した3人に絞ってたので群像劇のような散漫さがなく、友情のような愛情のような男女の関係がノスタルジックな空気の中で上手く醸し出されていて面白かった。脚本の良さからかセリフの言い回しによってどんどん映画に引き込まれていきました。そして、何故か「遠雷」を思い出しました。広瀬すずの一皮剥けた演技には驚いたが、一番注目してた中原中也役の私は知らない俳優の学芸会のような演技にはミスキャストとしか思えなくて、この映画で唯一のガッカリした部分でした。

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半休

3.5美しい世界を見られたが・・・

2025年2月25日
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最初に書いておくが、広瀬すずは俺の最大の“推し”。なので、本作の公開を誰よりも楽しみにしていたのだが、・・・

【物語】
舞台は大正時代。20歳の長谷川泰子(広瀬すず)は京都の撮影所で端役をもらいながらなんとか暮らしていた。あるとき、17歳の学生・中原中也(木戸大聖)と出会う。2人は互いに惹かれ合い、一緒に暮らし始める。その後東京に引っ越し、詩人として名が売れ始めた中也の下に友人であり批評家の小林秀雄(岡田将生)が訪ねて来る。小林は中也の才能を誰よりも認め、中也も批評家としての小林に認められることを誇りに思っていた。

そんな二人の関係に嫉妬さえ覚える泰子だったが、小林もまた泰子に惹かれていくのだった。

【感想】
最初に良かったことから書くと、映像として“大正”感はとても良く出ていて、“画”として惹かれるシーンがいくつも有った。特に京都の路地のシーンはハッとするほど美しい。 良く出来た撮影セットや音響効果も含めて映像化、作品の世界は良く作り込まれていると思う。

が、しかし・・・
ストーリー展開、演出には疑問が湧いた。 「泰子、中也、小林3人の不思議な関係性」が作品の軸にあることは今作製作のプレスリリースされたときから分かっていた。“泰子と中也”、“泰子と小林”、“中也と小林”、それぞれの関係性が観客にどのように見えるかが一番重要だと思うのだ。それが、それぞれその“特別さ”をどうにも感じ取れなかった。もちろん惹かれ合っていることが表面的には描かれているが、互いの存在をどれだけ大きく感じていたかというところが肌で感じられなかった。

“泰子と小林”はまだ良いのだが、 “泰子と中也”の関係性が作品的にはより重要なはずだが、俺にはそれを感じ取れなかったのが致命的だった。まず、冒頭に描かれる、出会いから惹かれ合うまでが???  そもそも最初から一緒に暮らしているように見えたのは俺だけ?
“出会い”だけでなく、中也が学生の分際でなぜあんな暮らしが出来ていたのかも一切説明が無く、冒頭から2人が惹かれ合うまでの部分は原作(元の脚本)から何か端折ったのではないかと疑うほど、納得感が無い。一緒に暮らし始めたという、結果だけが示された感じ。 さらに一緒に暮らし始めた後も、一瞬で別れてしまいそうな関係性に見えてしまった。 泰子は年上であるし、その後の行動を見てもやや冷めた感じに見えても良いと思うのだが、中也には並々ならぬ強い執着が有ったはず。だが、それを感じることができなかったから、その後の展開がイマイチしっくりこない。

“中也と小林”も描写不足では? 2人の関係性にある場面で説明的に「2人の仲は泰子が嫉妬するほど特別のもの」と描かれるのだが、どこで、どう仲良くなったのかは全然描かれていない。だから5歳も年上の小林を中也が呼び捨てにするのは非常に違和感が有った。現代よりも目上の人に対する態度をうるさく言われた時代だと思うので、20歳前後の若造が5歳も上の社会人を呼び捨てにするのはよっぽど親しい関係性だったはず。それを納得させる描写(エピソードみたいな)が欲しかった。

役者に関して言うと。
岡田将生演じる常に冷静な小林のキャラは納得感が有って良かったと思うが、木戸大聖は上述の泰子への思いの表現に不満を感じる。表現力というより役の解釈が浅いのでは?と思う。

目当ての広瀬すずに関して言うと、感情の爆発的演技は十分だったし、大正ファッションでも可憐な姿を度々見せてくれたのは嬉しかった。特にラストの佇まいはステキだった。ただ、(ファンでありながら)あえて難を言うと、感情のままに生きながらも2人の男を強烈に惹きつけたのは単純な外見だけではなかったはずで、「これ見せられたら中也も小林もやられちゃうよな」と思わせる“瞬間”が有ると、物語全体の納得感が増したと思う。例えば、2人だけのときに一瞬見せる表情や態度みたいなもの。

まとめると、宣伝用の長いダイジェスト版を見せられたかのような印象。美しい世界は見られたし流れは分かった。しかし、物語がどこか表面的で、そこに至った過程や3人の内面描写が不足しており、食い足りなく感じる。脚本の問題か、脚本解釈の問題か、演出の問題か、編集の問題か、はたまたこちらの観賞眼の問題なのか分からないけど。

実は初回鑑賞でちょっとガッカリしながらも翌日にもう1回観た。すると1回目に比べると監督が描こうとした世界が少し分かったような気もした。もう1回観ると、また違って来るのかな?

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泣き虫オヤジ

3.5この不思議な関係性が意外と、いい

2025年2月24日
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悲しい

なかなかの質で、時代背景とか絵的なところとか脚本的なところとか、結構いいのかも─と瞬間的には思えるのですが、いかんせん内容が暗くていけ好かないところも感じて、しかもしばらくは淡々と何を見せられているのか分からないような平坦な物語だったので、また高尚でつまらない作品が一つ・・・と思ったのですが、愛情とも友情とも思えるような、ないような、不思議な関係性にハマると意外と面白く味わい深い作品に感じられて、まさに喜怒哀楽をじんわり感じた作品となりました。とはいえ、正直、そんな楽しい内容ではないので、受け入れがたいところも・・・主要な3人が好きじゃないと楽しめないかも─

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SH

5.0モノクロ映画版も 観てみたい

2025年2月24日
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大正ロマンを感じる映画なので、観ました。

実在詩人中原中也氏は、この時代の文豪達によくある"田舎からでてきた 資産家ボンボン"であり、
甘やかされていた親元から離れ、いきなり箍(たが)が外れされた生活の中で、自分の存在さえも疑う生き方は、太宰治氏にも強い影響を与えてしまいます。

撮影技術は非常にすばらしく、影をも上手く使いこなし、構図も彩度もピントの加減もうまかった。<撮影賞>

広瀬すずさんの迫真迫る演技のひとつひとつが素晴らしかった。<主演賞>
岡田将生さんも良い演技でした。<助演賞>

セリフが文学調で、映画の世界観をよく表現できており、流石 田中陽造さんのシナリオだと感心しました <脚本賞>

この映画が好きならば、中原中也氏から刺激を受け、4に対する思い入れが 受け継がれた「津軽」のような太宰治氏の作品を読むといい。

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YAS!

4.0映像が良い

2025年2月24日
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ますくわーど

3.5シナリオとしては1人の女性が不器用ながら強く生きるという話なので、...

2025年2月24日
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シナリオとしては1人の女性が不器用ながら強く生きるという話なので、正直面白みはなかったが、広瀬すずさんが素敵過ぎて、飽きずに見れました。脚本も良かったとは思うけど、俳優のチカラがあってこそだとおもう作品だった。

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おれ

3.5ゆきてかへらぬは期待してただけに残念。

2025年2月24日
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悲しい

難しい

ゆきてかへらぬ確かに映像美はあったけどそれだけしか私には伝わって来なかったのが、残念。

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ナーコ

4.5中原中也とファム・ファタール

2025年2月24日
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愛に生きすぎた女と、人生を綱渡りで生きる男、そしてその2人に触れたかった男という印象。
破滅型の人間に惹かれるというのも分かる気がするが、故に小林と泰子はうまくいかなかったのかな。

なんといっても広瀬すずさんが素晴らしい。魂を擦り減らし愛に生きる泰子の存在感たるや。
はっきりした顔立ちが、あの時代のファッションと合っててとても素敵だし、喪服すずは息を呑むような美しさ。

木戸大聖さんは、実写でははじめましてだけど、教科書に載ってた中原中也ってあんな感じだったはず。
根岸監督の16年ぶりの長編とのことだけど、『ヴィヨンの妻』から16年も経ってることの方に驚いた。

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コビトカバ

3.0スタイリングがとても良い

2025年2月24日
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この時代背景の映画はなかなか理解するのに時間かかったりはするんだけど、ストーリー展開がなかなか入り込めない時もあって自分には合わないかなぁと思いながら観てたりもしたけど、とにかくスタイリングが良い。広瀬すずのスタイリングがめちゃめちゃ良かった。衣装とかヘアセットとかそういうのがとにかく素敵で色合いとかも良かったしストーリーというよりもスタイリングが良くて楽しめたいうのもある。

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ゆちゃん

4.0純粋で、手に入らないもの

2025年2月24日
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知的

しみじみした気持ちが、鑑賞後の第一印象。愛って、危うくてもろくて自分勝手だね。

中也を演じた木戸大聖さんは熱演だったと思う。今後誰かが中也を演じるときは、彼を越えるためにかなりのデフォルメが必要だろう。それくらい自然だった。でももう少し、彼の狂気が表現されていてもよかった。おそらく、長谷川泰子たる広瀬すずさんがそれを担ったんだと思う。

広瀬すずって、こんなにいい役者さんなんだ。後半、ほんとに自然に長谷川泰子だった。まあ見たわけじゃないけどそう思った。そういう意味では小林秀雄を演じる岡田将生さんは難しいポジションだったね。常識人の狂気って、どうすりゃいいのって感じ。作品全体としては、詩壇における中也の立ち位置とかが分かればなおよかったのにね。

さらに言えば、のちの泰子の私生児を中也が猫可愛がりしたエピソードは完全割愛だったけど、あれこれが中也なんだけどなー。別れた恋人の私生児ですよ?愛する事に純粋無垢。普通じゃないよね。ずっと愛したらよかったのに。でもできなかった。彼のせい?彼女のせい?人って、みんな狂ってるから。

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umineko

3.0広瀬すずちゃん上手い

2025年2月24日
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あまりこうゆうゆったりした作品を観たことがなかったかもしれない。広瀬すずちゃんの美しさを楽しむ映画だなと思って見ていました。

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てけ

4.5その真ん中にはいつも詩が存在している。

2025年2月24日
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中原中也の詩が好きで若い頃夢中で読み漁った。医者の家に生まれ17才で駆け出しの女優と同棲し上京、詩を書くことに心血を注ぐが、病や溺愛した息子の死で神経をすり減らし30才の若さでこの世を去った。残された詩は約350。私の中で中原中也は神格化されている。だから美しくなくてはならない。木戸大聖の中原中也はとても美しかった。

文学的でほぼ3人だけで進む展開や台詞回しがまるで舞台を観ているかのよう。音楽、そして明治から昭和にかけてのノスタルジックな雰囲気、要所要所で降る雨が心地良い。出逢ってしまったという言葉が本当にしっくりきている。久々にパンフレットも購入して私のお気に入りの1本になりました。

中原中也の真ん中にはいつも詩が溢れていた。今作は飽くまで3人の関係を軸に描かれているけど、欲を言えば中也を中心にもっと詩を散りばめて欲しかった。たとえば逝く夏の歌。たとえば狐の革裘。

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はるたろう

4.0広瀬すずの新たな進化

2025年2月24日
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大正時代に実在した女優・長谷川泰子と詩人、文芸評論家の男女3人の愛の行く末を描いた恋愛ドラマ。大正ロマンというべきか、映像から滲み出る世界観の美しさに引き込まれた。
そして何と言っても主演・広瀬すずの演技が圧巻で自由奔放に生きる小悪魔的な新たな一面に魅了された。どんどん進化する広瀬すずの素晴らしさに脱帽でこの演技を観るだけでも価値のある作品です。

2025-30

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隣組