劇場公開日 2024年11月8日

本心のレビュー・感想・評価

全187件中、81~100件目を表示

3.0創られた「本心」を売るサービス

2024年11月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 11件)
LittleTitan

4.0本能か愛か

2024年11月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

難しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 8件)
え

5.0リアルアバター

2024年11月13日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

なんとも近未来的な怪作。十分に起こり得る現実感に寒気がする。親子、友人、周りとのコミニュケーションの全てが、変わりゆく近未来を予言しているのか?

コメントする (0件)
共感した! 11件)
DnaH

3.5本物以上は本物ではない、よね?

2024年11月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

本心以下や本心以上も本心ではない。

でもそこにピタリと測りきれないものを感じたり、あえて感じないふりにできるのが生身の人間関係の良さでもあると思う。
ならば、めざましい技術進化の華やかさの陰で代償のように溢れ落ちるものに目を向けたい。
そこにしかない温度や感触をどこかに置き去りにすることに慣れたくない。
今、その境界を超えて行くまえに。
そう願う人の心がここにある気がする。

光にかざした今を生きる自分の手。
本当に掴みたいものは何なのか。
彼は迷うたびにそうして立ち止まった。
そしてようやく気がついたその腕にそっと添えられたあるおもい。
それもきっとようやく辿り着いた本心だった。

今のあなたは何かに惑わされず自分の本心をみつめられるあなたですか。
その心にはやさしいぬくもりがありますか。

すぐに湧いてこなかった気持ち、1日経ちようやくじんわ〜り沁みてきて問い始めています。

修正済み

コメントする 3件)
共感した! 34件)
hum

5.0本心と分人

2024年11月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

全体にテクノロジーの進歩によるネガティブな側面にフォーカスされていて
要素として提示される様々な社会問題も回収(解決)されないので
主人公同様にちょっと混乱しつつ、複雑な気持ちで観ました。

亡くなった母の本心を追い求める過程で、
逆に自分自身の本心を見失っていく様を繊細に演じた池松さんや
その近しい登場人物の表情をクローズアップ気味に捉えた映像が印象的でした。

暗い調子の映画ですが、
ピアノのワルツが流れるレストランのシーン、
そして光を掴もうとするが如きシーンは、
変貌した近未来の世界において、接する肉体がなくなっても、
心を通わせることができる、という一縷の希望を表現しているようで救われました。

コメントする (0件)
共感した! 13件)
HK

4.5凄く希望が持てて、さりげないラストシーンで、とても感動しました。見事ヒューマンドラマに着地した石井監督の新境地と言えるでしょう。

2024年11月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

幸せ

 AI(人工知能)の普及で、増え続ける電力需要に応じるため、あの米スリーマイル島の原発を再稼働させるニュースが話題になっています。今この時を表現する映画でも、AIの影響は避けて通れない題材の一つ。母の死に向き合おうと、AIに頼る青年を描いた平野啓一郎の同名小説を、「月」「舟を編む」の石井裕也監督が池松壮亮を主演に迎え映画化しました。テクノロジーで人の心は作れるのか。人類の課題を鮮やかに先取りし、鋭く問いかけてきます。

●ストーリー
 ヒグラシが鳴き、風にカーテンが揺れる無人の教室の窓際に制服姿の女子高校生がポツンと座る。廊下から彼女を見つめる男子の瞳が一瞬陽光にくらむ。再び彼が目を開けても彼女はもうそこにいません…。それは主人公石川朔也(池松壮亮)の(おそらく何度も見てきた)回想混じりの夢でした。そこにいたはずの人がいきなり消えても不思議はないとも思うが、同じことが立て続けに起こるのです。

 工場で働くの朔也は、同居する母・秋子(田中裕子)から「大切な話をしたい」という電話を受けて帰宅を急ぎます、豪雨で氾濫する川べりに立つ母を助けようとしたものの
通りかかった自動車のライトに目がくらみ、川に落ちて昏睡状態に陥ってしまいます。
 1年後に目を覚ました彼は、母が“自由死”を選択して他界したことを知ります。勤務先の工場はロボット化の影響で閉鎖しており、朔也は激変した世界に戸惑いながらも、カメラを搭載したゴーグルを装着して遠く離れた依頼主の指示通りに動く「リアル・アバター」の仕事に就くのです。
 ある日、仮想空間上に任意の“人間”を再現する技術「VF(バーチャル・フィギュア)」の存在を知った朔也は、開発者の野崎將人(妻夫木聡)に母を作ってほしいと依頼します。生前、合法的な自死を選んだ母の選択に納得できないでいた朔也は、母の本心を探るためVFに頼ろうとしたのでした。けれども野崎が告げた「本物以上のお母様を作れます」という言葉に一抹の不安を覚えつつ、VF製作に欠かせないデータ収集のため、母の同僚で親友だった三好彩花(三吉彩花)に接触。こうして“母”は完成、朔也はVFゴーグルを装着すれば母親にいつでも会えるようになります。一方、三好が台風被害で避難所生活を送っていると知り、VFの母と三好の3人で奇妙な共同生活を始めるのです。他愛もない日常を取り戻していきます、VFは徐々に“知らない母の一面”をさらけ出していくのです…。

●解説
 原作では2040年頃から始まる物語の時代背景を、現代により近づけました。本作のAI監修者によると、次世代サービスとして登場するVFに似た技術はすでに実装されているといいます。物語の未来像に現実が猛追する中、仮想とリアルの境界がますます曖昧になった世界を視覚的に表しました。また、私たちが生きる今と時間軸を接続させたことで、朔也の孤独や焦燥感が真に迫ってきます。
 朔也は依頼主の分身となって行動する「リアル・アバター」を仕事としています。横文字で聞こえはよくても、実態は使い走りです。モラルを欠いた依頼主に振り回され、心身を消耗させるのです。貧富の格差が広がり、固定化された社会。癒やしと安らぎの仮想世界と、肉体を酷使する持たざる者の現実を対比的に描がれました。
 原作小説のテーマの一つは「最愛の人の他者性」だった。ある一面を照らし出そうとすればするほど、自分とは切り離された他者である事実が浮かび上がる。よりどころをいちずに求める息子役の池松、そんな息子を見守りつつ、同時にどこか突き放したようなVFの母役の田中が、最も身近な他人である親子の機微を繊細に演じました。
 亡き母を復活させるという一見後ろ向きな朔也の行動は結果的に、三好やアバターデザイナーのイフィー(仲野太賀)など新たな人間関係につながっていきます。世の実相に背を向けて、母が待つ仮想世界に生き続けるのか。悲しみを克服し、現実に戻るのか。母の似姿であるVFは容易に 「答え」を出してくれません。だからこそ、悩み抜いた末、朔也が下した決断に希望を感じるのです。

 また本作は人の存在の「不確かさ」を冒頭から強調します。確かにその人を捉えていたはずの画面が、別のショットを短く挟むだけですぐさま無人になるのです。映画はこんなに簡単に人を消せるのです、と言わんばかりです。母親の場合、事態は深刻で、大切な話がある、と工場で働く息子に電話をかけていたことが、その後ずっと朔也の気持ちを揺り動かします。母は「自由死」~本作では自分の意思で「自由に」死を選択できると設定される~を選んだのか?と。その本心を知りたくて、朔也は母親をVFとして再生させるのです。今度は構図が逆転し、死んだはずの人がいともたやすく画面に姿を現すことに。しかし、それはむしろ朔也の本心をあらわにするための装置であったのです。私たちの予想はいい意味で裏切られ、映画はテクノロジーの進展で変貌する母子関係といったSF的主題から離れます。
 朔也がある女性に愛を告白する場面が痛切です。「私はあなたを愛していません。」そんなストレートな言葉でさえも本心なのかわからないのです。それはSFでもなんでもないだろう。ロボットの導入で工場から人影が消え、人が人として働く機会を奪われる。そんな世界において、今ここに生きる私たち一人ひとりの「(本)心」の 「不確かさ」があらためて浮き彫りになります。

●感想
 一見するとVFが日常生活で当たり前となる未来社会を描いたSF作品に見えるでしょうが、実は主人公と同居人のヒロインとの恋を描いた恋愛映画なのです。
 けれども朔也のじれったさには、見ていて腹が立ちました。生まれた時から父親を失っていた朔也は、人を愛することも愛されることにも自信がありませんでした。だから彩花に自分の本心を明かせないばかりか、自分自身の本心までも奥へ引っ込めてしまったのです。けれども彩花と同居する朔也の気持ちはバレバレでした。
 そんな朔也に雇い主のイフィーは、あえて彩花との仲を取り持つように懇願するのです。なんと朔也は快諾してしまいます。というのもイフィーの晩餐に招かれた朔也に付き添った彩花は、イフィーから握手の求めに応じたことで嫉妬心を募らせて、自棄になってしまったのです。セックスワーカーだった彩花は何度も怖い体験と遭遇し、すっかり人と接触することに恐怖感を抱くようになっていたのです。なのにイフィーには普通に握手してしまったのでした。
 彩花へプロポーズするつもりのイフィーのところへ、朔也は彩花に行くように勧めます。その言葉に急に不機嫌になる彩花。朔也への怒りから、彩花はイフィーのところへ向かってしまうのです。ふたりの気持ちがわかるだけに、本当にじれったいシーンでした。
 これまでの石井作品なら、ここでバッドエンドとなったことでしょう。どう違ったのか、それは内緒です。でも何というか、凄く希望が持てて、さりげないラストシーンで、とても感動しました。見事ヒューマンドラマに着地した石井監督の新境地と言えるでしょう。

コメントする (0件)
共感した! 8件)
流山の小地蔵

4.0斬新かつ、ずっと引き込まれるような作品

2024年11月12日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

楽しい

難しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 12件)
邦画野郎

3.5若手俳優陣がいい

2024年11月12日
iPhoneアプリから投稿

toho日比谷で鑑賞
平日ですが混んでました

石井裕也監督×池松壮亮なら
必見だろうと
最後まで楽しく見られました

原作は未読
ある男、空白を満たしなさい、の著者と知って
なるほどねと。作家性あると思います

池松壮亮はもう言わずもがな
危うい繊細な人物を演じさせたら間違いなし
水上恒司のベタベタした感じや、
仲野太賀のうさんくささもいい!

そして三吉彩花(役名がややこしい)
ほぼすっぴんのほうが美人に見えるという
メイク泣かせ

上映時間122分ですが、テンポがよくないのか
たっぷり演出なのか長く感じました
ストーリーは非常に意地悪
ラストの解釈もタイトル本心だしな…となって

最近の邦画には珍しくおっぱいが出てくるぞ
映画館で見たほうがいいよ

追加。朔也のショルダーバッグのダサさが絶妙。
あの秋葉原感。

コメントする (0件)
共感した! 8件)
ぼろんてーる2

4.0『母の身終い』の息子の母の死後の葛藤

2024年11月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

難しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 1件)
共感した! 12件)
てつ

3.5演技が光る作品

2024年11月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 4件)
田中

2.5汗は難問

2024年11月12日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

社会問題がいくつか入っているから、考えましょう的な役割な作品。

期待とは違ったかな、残念。

田中裕子さんが大好きだから涙は出ました。

コメントする (0件)
共感した! 6件)
映さん

2.5とにかくつまらなかった。AIストーリーに入れてるのも、途中アニメみ...

mさん
2024年11月12日
iPhoneアプリから投稿

とにかくつまらなかった。AIストーリーに入れてるのも、途中アニメみたいな映像になったのも安っぽくて、三吉彩花が脱いでるのも意味分からなすぎて。

池松壮亮が良い芝居すれば良い映画になると思ったら大間違い。

キャストが謎に豪華なのが無駄遣いすぎて酷い。久しぶりに鑑賞料金無駄にした気持ちになりました。

コメントする (0件)
共感した! 9件)
m

4.0その人の本心は...

2024年11月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

難しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 3件)
共感した! 19件)
usausako25

3.0依頼主(カスタマー)の人間性に戦慄を感じ、ギグワークの残酷さに寒気を覚える

2024年11月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

リアルアバターを雇用した依頼主が、ギグワーカーがどこまで要求に従うかを試すかのように下劣な指示をくだすシーンに戦慄を感じました。
評価を下げられると職を失うため、一線を越えて依頼主の指示に従おうとするギグワーカーと、そんな彼らをあざ笑うかのように低い評価を行う依頼主。
ギグワーカーの評価は依頼主からの一方通行で、映画で示されたシステムではワーカー側から顧客の評価を行うことはできないようでした。ウーバーなどのリアルシステムも同じなのかもしれませんが。
本来であれば双方向から評価を行い、契約するに値しない顧客は出禁にすべきと思うのですが…。
効率のみが支配する近未来の現実にゾッとしました。

映画のテーマである亡き母の「本心」については少々消化不足感が残りました。

コメントする 1件)
共感した! 9件)
さとうきび

4.0人の本心とは何なのか?生前聞けなかった母の「大切な話」とは何だったのか?

2024年11月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 3件)
共感した! 18件)
ITOYA

4.0自由死とは?虚と実の狭間の中で・・・

2024年11月12日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

知的

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 1件)
共感した! 19件)
ratien

2.0石井裕也作品は面白いけど苦手で好きになれない

2024年11月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ダメな作品とは思わないんですよ。
現代のさまざまな社会問題をうまく取り込んでるし、全体として見れば興味深い作品ではあるんです。
予告を見て、本作を見る気になったから見たのも事実です。ただし、これは原作のよさだけかもしれません。

石井裕也作品特有の最初から終わりまで「善」と「悪」の判断がキッチリ決まって、それが押し付けられる感覚はやはり気持ちよくないです。映像やストーリー的な余白はあっても価値観の余白がないんです。
加えて、これも同監督の作品でよくあるストーリー的には脈絡のない脇役として「醜悪なもの」を登場させ、それをことさら酷く描くことで、作品の主題を強化しようという独特の「手癖」は見ていて本当に不愉快なものがあります。

原作の平野啓一郎さんの政治的スタンスは好きではない部分もありますが、作家として作品にするときには、絶妙な匙加減である種の「党派性」を消して、打ち出したいテーマを表現しているので、その意味では非常に信頼できます。しかし、本作は石井裕也監督がその消したはずの党派性を、再度わかりやすく浮かび上がらせているため、ひとつの作品ではなく、ある種の単調でプロパガンダとして成立してしまっています。

現在の日本社会に多くの問題点があるのは事実ですし、テクノロジーがそれを加速させている側面は否定し難いです。ただ、それをそのまま作品として表現したものが一本の「映画」作品として素晴らしいかは完全に別物です。

このような理由から面白くなかったわけではないですが、まったくといっていいほど、満足できる作品ではありませんでした。

P.S. テクノロジー的な考察の面や社会的な問題の切り取り方でも雑な作品なので、石井裕也監督は脚本を第三者に任せるか、監修を付けた方がいいと思います。

コメントする (0件)
共感した! 19件)
よして

4.0殺伐とした近未来で人の心の尊厳を問う

2024年11月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 4件)
エロくそチキン2