劇場公開日 2024年11月8日

本心のレビュー・感想・評価

全157件中、41~60件目を表示

4.0

2024年11月15日
iPhoneアプリから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 4件)
ブレミン

4.5せつなさと苦しみと。いま生きてる世界は本物か

2024年11月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

知的

池松壮亮の30代での代表作になり得る。映画で彼を見たのは初めてだけど、そう確信。
終わった後久しぶりにフーッとなる映画。

途中いろんな人がアバターに見えた。まさか主人公の夢だったという安直な結末に落ち着くではないかと疑ったが、深い感動といやこれって作為的なもの?と思ったり。

最後の滝のシーンで田中裕子さんの声、表情が秀逸。

三吉彩花がなぜ本名の役名?監督の意図があるんでしょうか。

AIの声が声優さんかと思ったら窪田くんだったのが意外。自分を消していて素晴らしかった。

友人役の意図が理解し難く、人物像が中途半端に感じたのでマイナス0.5。

コメントする (0件)
共感した! 7件)
ハマー

3.0つまらなくはないけど。

2024年11月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

面白くもない。
題材はいいのに…いろいろ盛り込み過ぎた?

コメントする (0件)
共感した! 19件)
キチ

4.0朔也と彩花だけがリアル

2024年11月15日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

近未来、感情を持つ人間の生きる世界がこんな不条理になるなら、弱者でも感情はあるわけで、感情の持って行き場が無く希望が持てないけれど、

朔也と彩花の感情の動き「本心」が俳優の上手い演技でよく表現されていました。
真面目に向き合う2人のセッションのような心の動きがよく分かります。

原作が良かったので楽しみにしていた映画、原作とはまた違いましたが、不器用に真面目に生きる朔也と彩花を観ていて静かに応援したくなりました。

ただ、登場人物は男性多く、女性は少なく、彩花以外の女性はリアルな深みが無く、
シャワーシーンで彩花の上半身胸を映すのは、男性視聴者サービスでしょうか?
セックスワーカーのトラウマから身体接触に恐怖を感じている彩花なのに、カメラが裸体を撮って赤の他人の視聴者に晒してしまうのは、女性として嫌な感じがしました。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
ゲド

2.5嘘くさい

2024年11月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

何か色々雑じゃないっすかね
AIでも区別付かないくらい似てる人が職業も同じって無理ない?
アノ職業も何だかなぁ、設定が甘くないっすかね
アノ動画も誰が何の目的で編集したんだろ
世界観の説明がほとんど無いからかなぁ
なんだか全体的に現実味が無いというか嘘くさいと感じてしまったなぁ

コメントする (0件)
共感した! 1件)
みのまる

3.0面白くもなくつまらなくもなく。

2024年11月14日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

難しい

VFと仮想空間と。
内容があまり入ってこなかった。
感動も無ければ、一切何もなかった。
どっちつかずな内容。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
abebe

4.0映画の中の世界とは言えない近未来

2024年11月14日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

感動とかは特にありませんでしたが、ストーリーはなかなか面白かったです。
けして映画の中の世界とは言えない近未来の社会はとても興味深い。
主人公とお母さんの物語が軸にありますが、僕はむしろリアルアバターのバイト物語と主人公と三吉彩花&イフィーの物語の軸の方が面白かった。さらにAI時代や格差社会や尊厳死などへの問題提起の社会派映画としてではなく、人間ドラマとして観たほうが面白いかも。
妻夫木聡さんと綾野剛さんも出演していますが出番は少ないので、ふたり目当てで鑑賞の方はご注意を。窪田正孝さんはどこに出ていたかわからないレベル。

コメントする 5件)
共感した! 41件)
光陽

4.0予告編のせいで誤読されている作品

2024年11月14日
Androidアプリから投稿

生前の母の心をAIでとか、近未来社会のリアルアバターとか、いろいろ目新しいのでそこばかりに目が行く観客も多いようだが、それらはすべてテーマではなく、あくまでも設定。だからそれらの問題は必要以上に掘り下げられていない。
別にテーマが散漫になっているわけではない。

原作未読なので、映画についてのみ書かせていただく。

主人公は過去に罪を犯し、そんな自分自身に負い目を感じながら生きている男。それでも母一人子一人、ほそぼそと平凡な日常を送っているはずだった。
が、突然の母の死。助けようとした自分は1年後に目覚め、母は自死を考えていたと知る。自分は母とさえ上手くやれていなかったのか。母との日々も自分だけが抱いていた幻影だったのか。
自己肯定できない主人公は、その後も体臭が臭いと貶められ、何でも言うことを聞く虫けらのような存在として扱われる。
さらに、自分が人工授精児で、両親の愛に包まれて生まれた人間ではないことまで知らされる。

一方、それでも善い人でありたいと願う主人公は、母の知り合いの被災で家を無くした女性に一緒に住まないかと持ちかける。
彼女は人と触れ合うのが苦手で、そこに昔好きだった少女の幻影もかさなり、彼女の実体はボヤけている。
主人公は家庭内では彼女と「貧しいながらも穏やかな日々」を過ごしながら、でも彼女をリアルな存在として実感するすべはない。そもそも、自分にそんな彼女と対等でいる資格があるとも思えない。

そんな時、主人公が英雄視されるような出来事が起こる。ただ、それは編集されて作られた英雄であり、主人公には自分がその賞賛に値する人間という実感はない。
そのきっかけで出会ったパトロンは、車椅子の、肉体的には自分より明らかに弱者でありながら、才能があり、金もあり、社会的地位もある。主人公はここでも自分の無能さを実感せざるを得ない。
パトロンの彼は主人公に、彼女と付き合いたい、と打ち明ける。自己肯定感が最底辺にあり、さらに善い人であることを自分に課している主人公は…。

そんな話が、時系列的にはもう少し入り組んで展開するのがこの映画。
こうして整理すれば、本作がいかに無駄なくピースを散りばめた話になっているかがわかるだろう。

だから、AIの母が最後に語る言葉は、生前の母の本心かどうかなどと関係なく、そもそも主人公だってAI の言葉が本人の言葉だなどとは思ってもいないのに、しかもいわば定型文レベルの大した意外性もない言葉なのに、それでも感動的だ。
なぜならそれは、主人公が人から最も言って欲しかった言葉だからだ。
「あなたは心から望まれて、この世に生を受けたのよ。生まれて来てくれてありがとう。」
さらにこれまでバーチャルとリアルの狭間にいた彼女のリアルへの移動を予感させて、この映画は終わる。
とても優しい、救いのあるエンディング。

そんなわけで、この映画は「自己肯定できず苦しみ続けていた男の再生の物語」。
彼女と黒猫の関係も素敵だ。

コメントする 4件)
共感した! 8件)
noizume

4.0VFの母に心揺らぐ息子

2024年11月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

知的

難しい

平野さんの原作小説を読んだ後に
本作を鑑賞しましたが
じっくりと楽しむことができました。

印象的なのは、
田中さんの演じる母親の姿。
本人なのにVFに見えたり
VFなのに本人に見えたりするんですよね。

そして息子の方は、相手が
本人なのに本心が見えなくて焦る。
VFなのに心温まる言葉に癒される。
そんな心揺らぐ息子を演じる
池松さんの演技も特筆です。

コメントする (0件)
共感した! 7件)
saitall

4.0リアルな手ざわり

2024年11月13日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

文壇も認める稀代の才能、平野啓一郎。昨今の活字離れ等々、世情に鑑みて、“文学”を気取らずにやさしく書かれた小説の映画化。
本心とは皮肉なタイトルで、結局、人の心の裡など分かりはしないという身も蓋もない寓意なのか?
全編通して明るく清潔で小綺麗な日常は生活感がないが、その中で語られるキタナイ言葉が、ゆっくりと周囲を汚染してゆく描写は主人公朔也の内面の葛藤を上手く表現している。話が進むにつれ、母へのこだわりが薄らいで、彩花に目が向けられていく。やはり、主題の本心はアイロニーであるらしい。

実際、主人公が手にした確かなものは、300万のバーチャル母では無く、最後に戻ってきて、戸惑いながら彼の腕に触れた彩花の意思とその温もりだ。実体のない心とたしかな温もり。あなたは何を求めますか?

レビューを始めてちょうど3ヶ月、日本映画をこんなに多く観た年はなかったなあ。

コメントする 9件)
共感した! 44件)
オプンチア

2.5盛り込み過ぎ

2024年11月13日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

難しい

幸せ

「ある男」に続き、平野啓一郎原作の映画化。

余計なエピソードを入れすぎて逆にノイズ。

悪友岸谷のくだりはまずいらないし、イフィーだかゾフィーだかのとこもカットしても物語は成立する。

予告ではサスペンス風になっていたので期待したが、また騙された。
コレ原作はどうなってるのだろう?(未読)

とりあえずサクヤ、お前は自転車を使え!(笑)

ドラえもんの「アンケーター」の話を思い出したw

コメントする 11件)
共感した! 38件)
YOU

3.0創られた「本心」を売るサービス

2024年11月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 9件)
LittleTitan

4.0本能か愛か

2024年11月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

難しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 7件)
え

5.0リアルアバター

2024年11月13日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

なんとも近未来的な怪作。十分に起こり得る現実感に寒気がする。親子、友人、周りとのコミニュケーションの全てが、変わりゆく近未来を予言しているのか?

コメントする (0件)
共感した! 9件)
DnaH

3.5本物以上は本物ではない、よね?

2024年11月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

本心以下や本心以上も本心ではない。

でもそこにピタリと測りきれないものを感じたり、あえて感じないふりにできるのが生身の人間関係の良さでもあると思う。
ならば、めざましい技術進化の華やかさの陰で代償のように溢れ落ちるものに目を向けたい。
そこにしかない温度や感触をどこかに置き去りにすることに慣れたくない。
今、その境界を超えて行くまえに。
そう願う人の心がここにある気がする。

光にかざした今を生きる自分の手。
本当に掴みたいものは何なのか。
彼は迷うたびにそうして立ち止まった。
そしてようやく気がついたその腕にそっと添えられたあるおもい。
それもきっとようやく辿り着いた本心だった。

今のあなたは何かに惑わされず自分の本心をみつめられるあなたですか。
その心にはやさしいぬくもりがありますか。

すぐに湧いてこなかった気持ち、1日経ちようやくじんわ〜り沁みてきて問い始めています。

修正済み

コメントする 2件)
共感した! 30件)
hum

5.0本心と分人

2024年11月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

全体にテクノロジーの進歩によるネガティブな側面にフォーカスされていて
要素として提示される様々な社会問題も回収(解決)されないので
主人公同様にちょっと混乱しつつ、複雑な気持ちで観ました。

亡くなった母の本心を追い求める過程で、
逆に自分自身の本心を見失っていく様を繊細に演じた池松さんや
その近しい登場人物の表情をクローズアップ気味に捉えた映像が印象的でした。

暗い調子の映画ですが、
ピアノのワルツが流れるレストランのシーン、
そして光を掴もうとするが如きシーンは、
変貌した近未来の世界において、接する肉体がなくなっても、
心を通わせることができる、という一縷の希望を表現しているようで救われました。

コメントする (0件)
共感した! 9件)
HK

4.5凄く希望が持てて、さりげないラストシーンで、とても感動しました。見事ヒューマンドラマに着地した石井監督の新境地と言えるでしょう。

2024年11月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

幸せ

 AI(人工知能)の普及で、増え続ける電力需要に応じるため、あの米スリーマイル島の原発を再稼働させるニュースが話題になっています。今この時を表現する映画でも、AIの影響は避けて通れない題材の一つ。母の死に向き合おうと、AIに頼る青年を描いた平野啓一郎の同名小説を、「月」「舟を編む」の石井裕也監督が池松壮亮を主演に迎え映画化しました。テクノロジーで人の心は作れるのか。人類の課題を鮮やかに先取りし、鋭く問いかけてきます。

●ストーリー
 ヒグラシが鳴き、風にカーテンが揺れる無人の教室の窓際に制服姿の女子高校生がポツンと座る。廊下から彼女を見つめる男子の瞳が一瞬陽光にくらむ。再び彼が目を開けても彼女はもうそこにいません…。それは主人公石川朔也(池松壮亮)の(おそらく何度も見てきた)回想混じりの夢でした。そこにいたはずの人がいきなり消えても不思議はないとも思うが、同じことが立て続けに起こるのです。

 工場で働くの朔也は、同居する母・秋子(田中裕子)から「大切な話をしたい」という電話を受けて帰宅を急ぎます、豪雨で氾濫する川べりに立つ母を助けようとしたものの
通りかかった自動車のライトに目がくらみ、川に落ちて昏睡状態に陥ってしまいます。
 1年後に目を覚ました彼は、母が“自由死”を選択して他界したことを知ります。勤務先の工場はロボット化の影響で閉鎖しており、朔也は激変した世界に戸惑いながらも、カメラを搭載したゴーグルを装着して遠く離れた依頼主の指示通りに動く「リアル・アバター」の仕事に就くのです。
 ある日、仮想空間上に任意の“人間”を再現する技術「VF(バーチャル・フィギュア)」の存在を知った朔也は、開発者の野崎將人(妻夫木聡)に母を作ってほしいと依頼します。生前、合法的な自死を選んだ母の選択に納得できないでいた朔也は、母の本心を探るためVFに頼ろうとしたのでした。けれども野崎が告げた「本物以上のお母様を作れます」という言葉に一抹の不安を覚えつつ、VF製作に欠かせないデータ収集のため、母の同僚で親友だった三好彩花(三吉彩花)に接触。こうして“母”は完成、朔也はVFゴーグルを装着すれば母親にいつでも会えるようになります。一方、三好が台風被害で避難所生活を送っていると知り、VFの母と三好の3人で奇妙な共同生活を始めるのです。他愛もない日常を取り戻していきます、VFは徐々に“知らない母の一面”をさらけ出していくのです…。

●解説
 原作では2040年頃から始まる物語の時代背景を、現代により近づけました。本作のAI監修者によると、次世代サービスとして登場するVFに似た技術はすでに実装されているといいます。物語の未来像に現実が猛追する中、仮想とリアルの境界がますます曖昧になった世界を視覚的に表しました。また、私たちが生きる今と時間軸を接続させたことで、朔也の孤独や焦燥感が真に迫ってきます。
 朔也は依頼主の分身となって行動する「リアル・アバター」を仕事としています。横文字で聞こえはよくても、実態は使い走りです。モラルを欠いた依頼主に振り回され、心身を消耗させるのです。貧富の格差が広がり、固定化された社会。癒やしと安らぎの仮想世界と、肉体を酷使する持たざる者の現実を対比的に描がれました。
 原作小説のテーマの一つは「最愛の人の他者性」だった。ある一面を照らし出そうとすればするほど、自分とは切り離された他者である事実が浮かび上がる。よりどころをいちずに求める息子役の池松、そんな息子を見守りつつ、同時にどこか突き放したようなVFの母役の田中が、最も身近な他人である親子の機微を繊細に演じました。
 亡き母を復活させるという一見後ろ向きな朔也の行動は結果的に、三好やアバターデザイナーのイフィー(仲野太賀)など新たな人間関係につながっていきます。世の実相に背を向けて、母が待つ仮想世界に生き続けるのか。悲しみを克服し、現実に戻るのか。母の似姿であるVFは容易に 「答え」を出してくれません。だからこそ、悩み抜いた末、朔也が下した決断に希望を感じるのです。

 また本作は人の存在の「不確かさ」を冒頭から強調します。確かにその人を捉えていたはずの画面が、別のショットを短く挟むだけですぐさま無人になるのです。映画はこんなに簡単に人を消せるのです、と言わんばかりです。母親の場合、事態は深刻で、大切な話がある、と工場で働く息子に電話をかけていたことが、その後ずっと朔也の気持ちを揺り動かします。母は「自由死」~本作では自分の意思で「自由に」死を選択できると設定される~を選んだのか?と。その本心を知りたくて、朔也は母親をVFとして再生させるのです。今度は構図が逆転し、死んだはずの人がいともたやすく画面に姿を現すことに。しかし、それはむしろ朔也の本心をあらわにするための装置であったのです。私たちの予想はいい意味で裏切られ、映画はテクノロジーの進展で変貌する母子関係といったSF的主題から離れます。
 朔也がある女性に愛を告白する場面が痛切です。「私はあなたを愛していません。」そんなストレートな言葉でさえも本心なのかわからないのです。それはSFでもなんでもないだろう。ロボットの導入で工場から人影が消え、人が人として働く機会を奪われる。そんな世界において、今ここに生きる私たち一人ひとりの「(本)心」の 「不確かさ」があらためて浮き彫りになります。

●感想
 一見するとVFが日常生活で当たり前となる未来社会を描いたSF作品に見えるでしょうが、実は主人公と同居人のヒロインとの恋を描いた恋愛映画なのです。
 けれども朔也のじれったさには、見ていて腹が立ちました。生まれた時から父親を失っていた朔也は、人を愛することも愛されることにも自信がありませんでした。だから彩花に自分の本心を明かせないばかりか、自分自身の本心までも奥へ引っ込めてしまったのです。けれども彩花と同居する朔也の気持ちはバレバレでした。
 そんな朔也に雇い主のイフィーは、あえて彩花との仲を取り持つように懇願するのです。なんと朔也は快諾してしまいます。というのもイフィーの晩餐に招かれた朔也に付き添った彩花は、イフィーから握手の求めに応じたことで嫉妬心を募らせて、自棄になってしまったのです。セックスワーカーだった彩花は何度も怖い体験と遭遇し、すっかり人と接触することに恐怖感を抱くようになっていたのです。なのにイフィーには普通に握手してしまったのでした。
 彩花へプロポーズするつもりのイフィーのところへ、朔也は彩花に行くように勧めます。その言葉に急に不機嫌になる彩花。朔也への怒りから、彩花はイフィーのところへ向かってしまうのです。ふたりの気持ちがわかるだけに、本当にじれったいシーンでした。
 これまでの石井作品なら、ここでバッドエンドとなったことでしょう。どう違ったのか、それは内緒です。でも何というか、凄く希望が持てて、さりげないラストシーンで、とても感動しました。見事ヒューマンドラマに着地した石井監督の新境地と言えるでしょう。

コメントする (0件)
共感した! 7件)
流山の小地蔵

4.0斬新かつ、ずっと引き込まれるような作品

2024年11月12日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

楽しい

難しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 10件)
邦画野郎

3.5若手俳優陣がいい

2024年11月12日
iPhoneアプリから投稿

toho日比谷で鑑賞
平日ですが混んでました

石井裕也監督×池松壮亮なら
必見だろうと
最後まで楽しく見られました

原作は未読
ある男、空白を満たしなさい、の著者と知って
なるほどねと。作家性あると思います

池松壮亮はもう言わずもがな
危うい繊細な人物を演じさせたら間違いなし
水上恒司のベタベタした感じや、
仲野太賀のうさんくささもいい!

そして三吉彩花(役名がややこしい)
ほぼすっぴんのほうが美人に見えるという
メイク泣かせ

上映時間122分ですが、テンポがよくないのか
たっぷり演出なのか長く感じました
ストーリーは非常に意地悪
ラストの解釈もタイトル本心だしな…となって

最近の邦画には珍しくおっぱいが出てくるぞ
映画館で見たほうがいいよ

追加。朔也のショルダーバッグのダサさが絶妙。
あの秋葉原感。

コメントする (0件)
共感した! 7件)
ぼろんてーる2

4.0『母の身終い』の息子の母の死後の葛藤

2024年11月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

難しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 1件)
共感した! 10件)
てつ