2度目のはなればなれのレビュー・感想・評価
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名優の演技で楽しめた
名優の演技で最後まで楽しめたが、戦争のトラウマや果たせなかった約束などの重たいテーマがある。五千を越える墓石のシーンは、戦争の悲惨さや不毛さを訴えているが、それでも世界から戦争は無くならない。 老夫婦の愛の深さを感じ、いつも何も言わずに映画に行かせてくれる妻に、チョコではなく、シュークリームを買って帰った。
忘れえぬ良作
とても良かったです。 まず、脚本がとても良かったです。 丁寧かつ緻密に作られており、台詞の良さだけでなく、語る事・語らない事の塩梅が素晴らしくて圧倒されました。 そして、それを演じた俳優たちの演技が全て良かったです。 生のみっともなさまでも愛らしく、エンドロールでは泣きながら全ての登場人物の幸せを願わずにはいられませんでした。 賞を沢山取るような目立つ作品ではないが、生涯忘れえぬ良作というものが稀にあります。 私にとっては、この作品はまさにそれでした。
壮大なラブストーリーだったなぁ
退役軍人の冒険めいた話かと思っていたが、長年連れ添った老夫婦の愛ある美しいストーリーだったなぁ。 終盤のシーン。 2人で散歩へ出掛けた帰路でバーニーが駐めている自転車のタイヤの空気を抜いたシーンはクスッとした。 マナーを知らない若造への天罰だな。 「お爺ちゃん、やるなぁ」
2人の偉大な俳優の最後の輝きが感慨深い
物語を引っ張るのは、90歳の主人公が、病気の妻を一人残し、老人ホームを「脱走」してまで、ノルマンディー上陸作戦70周年記念式典に参加しようとする「理由」である。
度々、挿入される上陸作戦時の回想シーンから、それが、ある戦車兵の死に起因していることが明らかになっていくのだが、その一方で、主人公と戦死者が特に親しい間柄だった訳ではなく、主人公のせいで戦車兵が死んだ訳でもない(と思える)ことには、やや釈然としないものを感じてしまった。
「自分が彼を死に追いやった」と思い込んでいる主人公が、「サバイバーズ・ギルト」と呼ばれる罪悪感に苛まれ、苦しんで来たことは理解できるし、実話をベースにした物語なので、過度な脚色も避けるべきなのだろうが、それでも、「史上最大の作戦」を舞台にしたエピソードにしては、ドラマチックさに欠けているように思えてならない。
そのせいか、敵地にいた兄を、自らの爆撃で殺してしまったのではないかと苦悩する元空軍兵と、主人公が、英軍兵士が眠る墓地を参拝するというクライマックスよりも、彼らが、カフェで、ドイツの退役軍人達と、相互に敬礼するシーンの方が、「かつて殺し合いをした者同士の70年ぶりの和解」が心に響いて、感動的に思えてしまった。
いずれにしても、映画を観て、最も心に残るのは、やはり、マイケル・ケインとグレンダ・ジャクソンの、人生の重みが感じられる存在感と、人間としての深みだろう。
特に、ジャクソンは、夫の悩みを察知して、彼を記念式典へと送り出し、夫が抱える戦争のトラウマを聞いて、「あなたのせいじゃない」と慰め、夫が生還したお陰で自分達が幸せな結婚生活を送れたことを彼に理解させ、さらに、「今度いなくなる時は、私も連れてって」と「とどめ」を刺すなど、まさに完璧な妻を完璧に演じていて、強い印象を残す。
ジャクソンは、この映画が遺作になったということだし、ケインも、これで俳優を引退するらしいのだが、2人の偉大な俳優の最後の輝きを見届けることができて、観ているこちらも幸せな気分になることができた。
退役軍人
主演のマイケル・ケイン引退作、妻役のグレンダ・ジャクソンの遺作である本作 主人公のマイケル・ケインがノルマンディー上陸作戦に従軍した英国の退役軍人であり、その70周年記念行事に参加するため、施設を抜け出しアレヤコレヤ… 老人が突然一念発起して旅に出る映画はここ最近の流行りなのか何作かありますが(今年も一本観た)戦争から帰還した退役軍人という背景があるので、心に何かしら傷があるわけです 私の父方の祖父も太平洋戦争に従軍した元日本兵 終戦後は酒に溺れ、決して孫の自分達には当時のことを語らず、小学生のとき病死しましたが、今考えてみると、祖父には語りたくても語れない記憶や辛さがあったのでしょう(子供だった自分達にとっては、ただの無口なアル◯爺さんでしかなかったのですが…) ノルマンディー上陸作戦といえば、スピルバーグの「プライベート・ライアン」の冒頭の壮絶シーンが有名ですが、その裏にはその戦いに参戦した連合軍、敵国のドイツ軍、敵味方関係無く壮絶な過去があるのだ、ということを痛感する作品になっております、オワリ
マイケル・ケイン、任務完了
【これだけ長期間、テレビで、映画館で、見続けられた俳優は、イーストウッドとマイケル・ケインの他にいるだろうか】 「マルセイユ特急」淀川長治の日曜洋画劇場だったとおぼろげに記憶している。 (前後で「リオの男」荻昌弘、「フレンチ・コネクション」水野晴朗だったような・・・) 劇場で「遠すぎた橋」「殺しのドレス」を鑑賞した時の衝撃は、 今も鮮明に記憶に残っている。 ヒッチコック「サイコ」のパーキンス変装キラーの恐ろしさは、 エンタメとしての怖さ、 デ・パルマ「殺しのドレス」のマイケル・ケイン変装キラーの気味悪さは、 振り返ったらそこにいそうな不気味さだった。 「勝利への脱出」「デストラップ」「ハンナとその姉妹」といった作品以降、 マイケル・ケインからは、 ローレンス・オリビエ、 アンソニー・ホプキンス、 ヒュー・グラント、 ジェレミー・アイアンズといったイギリス俳優特有の、 美しいイギリス英語と、 舞台で培われた特徴的なセリフ回しが際立っていた。 これらの要素は、 作品のテイストの影響もあり、 現代の俳優には日本ではなかなか見られない、 貴重なものになりつつある。 約半世紀にわたり、 新作映画を劇場で観ることができるという経験は、 感慨深いものがある。 本作では、 ノルマンディ上陸作戦というWWⅡの歴史的転換点の戦闘を舞台に、 歴史に翻弄され、 悲運を背負った老兵たちの、 心の傷跡を丹念に描き出し、 戦争の残酷さと人間の尊厳を、 若兵、老兵、ドイツ人も含めて対比させる。 作品の性質上、 回想のカットバック、シーンバックが多くならざるを得ない、 一般的には回想が増えるとストーリーにブレーキが掛かる、 が、 それらを感じさせないような若い人たちを配置するシナリオ、 その役割を的確に演じる芝居と演出の技術の高さは、 ケインやグレンダ・ジャクソンへの敬意の表れでもあるのだろう。 戦闘時の空、陸、海の悲劇、 ドイツ人の敬礼、フランス人の感謝など、 歴史から抜けられない出来事が丁寧に描かれている。 そして、ケインが任務完了、 タイヤの空気を抜いて、状況終了、 マイケル・ケイン、 グレンダ・ジャクソン、 そして 戦争という過酷な時代に生きた人々への、 贈り物のような作品だった。 【蛇足】 テレビで何度も観た、 「史上最大の作戦」→「The Longest Day」 「大脱走」→「The Great Escape」 本作は 「The Great Escaper」 ノルマンディ上陸作戦にかけて、 ではなく、 気持ちはマックィーンのヒルツ大尉なのかもしれない、 脱走17回・・・いや18回。 【蛇足の蛇足】 モーリス・ジャールの史上テーマと、 バースタインの大脱走テーマが、 口ずさんでると、 どちらかわからなくなる・・・ 「ひまわり」「犬神家の一族」 「ロング・グッドバイ」 テレサ・テン「つぐない」 あるある・・・
名優マイケル・ケイン引退作品。グレンダ・ジャクソンの遺作 。ノルマンディー上陸作戦に参戦した男とその妻の70年目の”一番長い日”。
名優マイケルケインの引退作品。
なのになんていうコピーか。
「笑顔で、泣ける!!」人情コメディか。
「ノーランに愛された男」ノーランにもケインにも失礼。
よほど売りにくい作品らしい。
しかも、パンフレットも無し。
数々の出演作品の一覧を見ながら、解説を読もうと思ってたのに。
さらに予告編のイメージも”夫婦愛”感動作としてしか語っていなかったが、実際に観たら、もう一つの大きなテーマ「ノルマンディー上陸作戦」にほとんど触れていなかった。
その70周年記念式典に出席するために、施設を脱走。
70年ぶりに再び海峡を渡るために、離れ離れになった夫婦の話。
どこかユーモラスなのは、夫婦役二人の役者の真摯な名演があってこそ。
二人の名演と言うより、やはり二人のこれまでの人生の重みが画面から伝わってくる。
グレンダ・ジャクソンはイギリス公開前に他界、遺作になったのは残念。
’60~'70年代に活躍した俳優たちの新作がもっと観たいです!!
もう病気で絶対に行けないのに、次は一緒に行くという妻と並んだ二人が、一瞬若い姿に戻るカットが今思い出しても泣ける。
自分の今後に重ね合わせ、涙ウルウル
とても良かったです!と共に、観る方たちの年代により受け止め方は様々かとも。 ワタシ自体戦争体験は無いし、戦争を知らない子供たちが流行った年代よりも少し後の世代ですから、肌感覚はありませんが、自分の意志とは関係なく駆り立てられた戦争での恐怖・罪悪感・痛みなどは十分わかっているつもりです。 そして、愛する人と離れ離れになる辛さ、戻って来れても来れなくても、行く方・見送る方、戻りたい方・ひたすら待つ方、どちらも胸が張り裂けそうな想いになるのも分かるつもりです。 今回描かれた退役軍人たちは、年代や国に関係なく心に何らかの傷を負いながら日々を過ごしているのを見るにつけ心も締め付けられます。 やはり戦争とは何も幸福をもたらさないものだと改めて思わされるのに、どうして至る所でいまだに戦争が起き、治まることが無いのでしょう。 それでも主人公夫婦は日々の暮らしをユーモアを交えながら茶目っ気たっぷりに過ごしていきます。 「無駄な時間は1秒も無かった」ただの日常、素晴らしい言葉でした。 パートナーと過ごす日々をより大切に、特別な普通の暮らしを大事にしたいと深く深く思わされる作品でした。
心の傷と夫婦の愛
マイケル・ケインとグレンダ・ジャクソンの演技がすごすぎて、泣けてしまった。 すごく地味な内容で、決して派手なアクションも大きなトラブルもない。 ともすれば、間延びして退屈に感じてしまうかもしれません。 しかし沁みる。 ・戦争の語り部の必要性、語り継ぐことの重要性 ・70年経ってもPTSDを抱えるほどの戦争のむなしさと怖さ ・70年以上にわたる夫婦の愛。 というテーマがガツンと前面に出ているのがひしひしと伝わってくる。 決して戦争を美化せず、愛国心と戦勝を祝うことをアピールすることもせず、むしろ主人公やフェリーで知り合った退役軍人たちの姿を通じて、戦争とはいかに「心の傷」を残すのかということを徹底的に描いていて、すごく大事だなと。 そして、その旅を経たことで、夫婦の間にお互いへの愛があふれ出す。 見た目はお互い老けたけど、心は新婚当時の20代から何一つ変わらない、いやもっと好きになってる。 ああ、なんかこういうお爺ちゃんお婆ちゃんになりたい! モデルになったご夫婦は7日差で亡くなったとのことで、ほぼ一緒に旅立ったようですが、マイケル・ケインは引退とグレンダ・ジャクソンは公開前に死去で、演じた二人も同時にはなればなれ、という現実がシンクロしてなんだかより沁みてしまいました。
マイケルケイン引退作品ですと!?
そんな悲しい触れ込みじゃあ観ないわけにはいかない で、面白かったかと言えば「う~ん」 設定も役者の演技も全く問題ないのだが どうしても全体が間延びしてしまっている つまり、退屈な時間が常に付きまとう感じ 夫婦の関係性、Ddayを絡めた悔恨と終活 老人たちの残された時間はそう多くはないのだが その流れる時間をまるで老人たちと同じ感覚で スローに観る者に味あわせることには賛否がありそう いい作品になりそうな要素満載だったんだけど なんだか残念 でも、マイケルケインが見れて満足です
魂が揺さぶられます!!
男には行かねばならない理由があった! 本作は涙ポロリというよりは 心の底の魂をズガガーンと揺さぶれるのです! 老いることの悲しさとか 不自由とか不憫さ、不条理、、 そういう目に見えている涙ではなくて 今日の幸せが 多くの先人の苦労や犠牲の上にあること 諸先輩たちの壮絶な人生の先に 私達がいるということ そんなことが言葉少なに、走馬灯のように押し寄せてくる2時間でした 主人公バーニーさんの記事はたぶん調べれば幾らでも出てくると思いますが、マイケルケインがハマり役すぎて、もうこの人でいいです!って感じです。ご本人の引退作に相応しすぎます。 2度目の〜という邦題も安っぽいな、、と思ってたのですが、セリフ中に出てきた時は「あーやっぱりしっくりくるわ〜」と思わされた戸田奈津子さんの名訳だったと思いました もっと公開館を広げて下さい!!
脚本も配役もキャラ設定も、みんな良かった 遺作と聞くと、余計心に残...
脚本も配役もキャラ設定も、みんな良かった 遺作と聞くと、余計心に残る これを遺作にした俳優はいるし、 ストーリーがストーリーだし、 マイケル・ケインがこれを最後に引退すると聞き、 その気持ちが想像できた 施設の職員とグレンダが抱きしめ合うシーンが、切なすぎた
これが事実
戦後70年、フランスでのDデイに参加するために、ノルマンディー上陸作戦を生き残った90歳の男がフランスへ旅立つ物語。 戦争での後悔やフラッシュバックを垣間見せながら、旅路の途中で出逢う人々との交流を通しバーニーの心にも変化が訪れ…。 戦争を題材にした作品をいくつ観ても思うのですが、やはり戦禍が残す傷跡は消えることはありませんね。それを70年も抱え続け…。 そんな中でも支え続けてくれたレネの存在は心強い。人生は一度きり。この旅を成し遂げたからこそ、この想いも生きているうちに…と、やっと思えたのかな。 終盤は泣けました。カフェで出逢った嘗ての敵。今は同じ苦しみを抱える同士ということか。 そしてバーニーもアーサーも、70年も苦しみを抱え続けながらも、どこかでその言葉をかけて欲しかったのかなと。最後のレネの言葉からのエンディングテロップ…これは泣きますって。 それでいて、ちゃっかり復讐を…(笑) 湿っぽくなりすぎないのも本作の魅力ですね。 とにかく、ワタクシのような平和ボケ人には当然、完全にその気持ちを理解することはできないのでしょうが、やはり平和であってほしいし、その中で生涯を寄り添える大切な人を見つけたい、そんなふうに思えた作品だった。
マイケル・ケイン引退
2度目のはなればなれ。マイケル・ケイン引退作。90歳の元海軍軍人が老人ホームを抜け出しノルマンディー70周年記念式典へ。妻、グレンダ・ジャクソンとの夫婦愛を絡め戦争の消えない傷痕、生き残った者の苦しみを描く戦争映画。マイケル・ケインの戦死を無駄死にと怒る姿。戦争映画にも多数、主演したマイケル・ケインだから説得力がある。 始まりから終わりまで彼の一挙手一投足の力強さから目が離せない!
素晴らしい!身にしみるストーリー
予告篇を観ると今年公開のハロルドフライまさかの旅立ちに雰囲気が似ていると 思ったが、ノルマンデイ上陸記念式典に仲間と参加するために老人ホームから抜け出し まさか90歳で一人でフランスへ行くとは驚いた。これが実話だという。バーニーの熱い思いが、老人ホーム職員、レネに響く。胸にしみた。特にセリフは文句なし。一言セリフを 言うたびに胸がしむる。また、日本語翻訳があの戸田奈津子なのも◎。名優マイケル・ケイン、見事。素晴らしい引退作だった。
シビルウォーと好対照な
先週シビルウォーを見たので、2週連続で戦争をテーマの映画を見たことになります。アプローチは全く異なりますが、どちらも戦争の重さ、虚しさを描いた見応えのある作品でした。 この映画では戦争で生き残った、幸運な人たちにも残る心の傷をとても丁寧に描いていると思いました。 老夫婦のお互いへの思いやり、美しい風景も相まって、とても観賞後の気持ちの良い映画でした。 悲惨な上陸作戦で、敵も味方もどれだけの命が失われたか、そのことに思いを馳せたいとも思いました。
言葉の重さ
146本目。 最後に近づくにつれ、言葉の重さを感じる。 若僧が言うのと、あの年で言うのとでは、言葉の重さが違う。 でも重いって感じないのは、時折でるジョークのお陰。 これも、あの年で言うから面白い。 ちょうどいい、緩衝材かな。
クリストファー・ノーラン監督に問いたい
「ダンケルク」の後日譚を思わせるノルマンデー上陸作戦以降70年後も消えることのない各種の後遺症・トラウマをベースにした戦争災禍と戦火を離れた安穏な日常の美しさを老優が見事に回想して行く。 人生の最期まで断捨離しても捨てられない物、それに纏わる記憶が70年も連れ添った夫婦でもそれぞれに違い捨て切れない。 形は取るに足らないつまらない物でも、詩歌、音楽、日の出、イヌバラの押花、プードル…は、 心の奥から、鮮やかに時にその記憶は甦り、消し去ることが出来ない。 そんな記憶を捨て去る勇気出して戦友の墓参のためドーバー海峡を越え、90歳1人旅として、世間では老人ホーム大脱走と騒ぎ出す。 戦争の傷は、 死期直前となり70年前の戦時を超えても戦禍の恐怖をひた隠しする戦争経験者には、被曝敗戦国の日本だけのことではなく、 戦勝国でも英国にもあることが知れ、なおの事、戦争の罪の深さを思い知らされる。 実際、原爆投下国合衆国ではどうなのか? 「オッペンハイマー」では、そんな謙虚さを感じ取れないのはやはり私たちが東洋人だったからか? この辺をノーラン監督に聞いてみたい。 先日、ノーベル平和賞に日本被団協=日本原水爆被害者団体協議会の受賞したから余計にそう思うのか? この映画は、本国イギリスでは2023年10月に公開され、 妻役のグレンダ・ジャクソンは同年6月に他界し、これが長編映画の遺作となった。 この映画にて、彼女とは、永遠のはなれ離れになったのだ。合掌 久々に笑いのある紳士な大人の良い映画だった。 ( ◠‿◠ ) 2度目のはなればなれ 劇場公開日:2024年10月11日 96分 それぞれ2度のオスカー受賞経験を持つイギリスの名優マイケル・ケインとグレンダ・ジャクソンが、「愛と哀しみのエリザベス」以来50年ぶりに共演し、 89歳の退役軍人がノルマンディー上陸作戦70年記念式典に参加するため老人ホームを抜け出した実話を基に描いたヒューマンドラマ。 2014年、夏。 イギリス、ブライトンの老人ホームで暮らす老夫婦バーナード(バーニー)とレネは、互いに寄り添いながら人生最期の日々を過ごしていた。 ある日、バーナードはフランスのノルマンディーへ向かってひとり旅立つが、彼が行方不明だという警察のSNS投稿をきっかけに、世界中で大きなニュースとなってしまう。 バーナードとレネが離ればなれになるのは、今回が人生で2度目だった。 決して離れないと誓っていたバーナードがレネを置いて旅に出たのには、ある理由があった。 監督は「シンクロ・ダンディーズ!」「理想の結婚」のオリバー・パーカー。 本国イギリスでは2023年10月に公開された。 妻役のグレンダ・ジャクソンは同年6月に他界し、これが長編映画の遺作となった。 2度目のはなればなれ 劇場公開日:2024年10月11日 96分
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